【◇月¥日】
さて、無事に『大マゼラン銀河』には到着したということで……ここからどうするかだ。
沖田艦長の作戦通り、バラン星の爆縮で亜空間ゲートを破壊することには成功したものの、ガミラスの艦隊全てをあそこに置き去りにすることはできなかった。
いくつかの艦はゲートが壊れる前にそこを通って、同じようにここに来たようだ。
となると、ガミラスの本星にもそのこと……僕らがこの『大マゼラン銀河』に来たことは知れ渡っているとみていい。
そして、僕らはあくまでイスカンダルに『コスモリバース』を受け取りに行くだけなんだが……ガミラスからしたら、そうは見えないだろう。
何せ、今、地球とガミラスは戦争してる状態なんだ。しかも、地球は劣勢。
そんな時に、僕らのような、それまでとは比べ物にならない戦力が結集して、しかもガミラスの本星のある『大マゼラン銀河』にやってきたとなれば……一点突破、乾坤一擲の攻撃に打って出たと、ガミラスの本星が狙いだという風にみられるだろう。
『僕ら悪い艦隊じゃないよ?(意訳)』って言ってわかってもらえるわけもない。
ならば、極力その辺は無視してさっさとイスカンダルにたどり着き、目的を果たしたいところだが……ミレーネルの情報から、イスカンダルとガミラスは、隣り合う『双子星』だっていうこともわかってる。そうなると……難しいだろうな……。
さっき言った通り、ガミラスの軍勢の大部分は置き去りにしたと思うけど、まだこっちにも全くいないってことはない。
現にここ数日ですでに2回、ガミラスの……さほど規模は大きくなかったものの、艦隊と戦った。
1つは、通常の軍よりも錬度の高い……それこそ、ドメル上級大将が率いていたものに負けずとも劣らないレベルのそれだった艦隊。
そしてもう1つは……通常は緑色のはずの艦隊のカラーを青色に染めた艦隊。
メルダやミレーネルの情報からすると、青い機体は、ガミラスの総統直属の『親衛隊』の船なのだという。
……これはもしかして、ドメル上級大将の『ドメル軍団』とやらや、その『親衛隊』とやらは、あの場にはいなくてこっちに残ってた……的なパターンか?
だとしたら、ここから先の戦いは、物量はともかく、敵の強さないし錬度は今まで以上のものがくる……とみていた方がいいかもしれないな。あー、前途多難だ。
そしてこれを踏まえた上で、沖田艦長達の会議で方針が決まった。
そしてやってきましたルート分岐。
今回はそれぞれ、ヤマトとナデシコを中心に部隊を2つに分け、『互いが互いの陽動として動く』という作戦で行くらしい。
それじゃ互いの戦力が小さくなって、各個撃破される危険が高まるんじゃないか、とも思ったが、戦力に関しては敵も、今現在に限ってはさほど大きいものは残されていない。
加えて、ガミラスのみならず、ガーディムや……もしかしたらだが、他の勢力による攻撃が起こることも想定される。
敵の、物量という意味での『数』は現状さほどいないが、種類という意味での『数』が多いのだ。そして、『質』も馬鹿にできない。
ゆえに、それらの狙いが分散することや、あわよくばつぶし合ってくれることを期待しつつ動く、ということらしい。
以前の戦いの中での様子を見る限り、ガミラスとガーディムはどうやら、敵対に近い関係にいるようだし……本拠地近くに突如武装勢力が現れたとなれば、それが『地球艦隊・天駆』とは別系統であっても、連中はそれを野放しにはしないだろうから。
そんなわけで、分岐だが……ここでちょっと押さえておくべき前提条件が1つ。
この大マゼラン銀河に関して、地図的に知識を持っているのは、『地球艦隊・天駆』には2人しかいない。
1人は、イスカンダルのユリーシャさん。もう1人は、元ガミラス軍人であるミレーネルだ。
部隊を2つに分ける際、この2人を別々の組に編成すれば、それぞれが別ルートでイスカンダルを目指すこともできるわけだ。
あるいは、イスカンダルじゃなくても、あらかじめ『ここで集合ね』って集合場所を決めておいて、そこに向かって別々に進む、ということもできると思う。
また、万が一を考えて、それぞれの部隊に、技術者の面々が協力して作っていた新装備を搭載していくことになった。
その名も、『ボソントランスミッター』と『ボソンレシーバー』。
通常、ボソンジャンプはA級ジャンパーによるナビゲートがなければ、生命体は跳躍できない。
しかし、こんなだだっ広い宇宙で、しかも『大マゼラン銀河』なんていう土地勘も何もない場所で、そんなナビゲートができるはずもない。
そこでこれらの装置の出番。
簡単に言えば、『トランスミッター』は発信機、『レシーバー』が受信機の役割を果たす。
『トランスミッター』側の位置を『レシーバー』が知ることができるので、そのナビゲートに従ってボソンジャンプすれば、イメージなしでも跳躍可能、というものだ。
以上の事情を踏まえ、部隊を2つに分けて移動することになった。
まず、ヤマトを中心に、ラー・カイラム、ネェル・アーガマ、プトレマイオス、エターナルという編成のチーム。さっき言った通り、こちらが『ボソントランスミッター』を持つ。
そしてもう1つは、ナデシコを中心に、トゥアハー・デ・ダナン、真ゲッタードラゴン、ソーラーストレーガーという編成のチームだ。こちらが『ボソンレシーバー』を持つ。
集合場所としては、イスカンダル(そしてガミラス本星)にほど近い『惑星エスコール』という星で落ち合うことに決定。
ただし、何かあった場合は、『トランスミッター』と『レシーバー』を使って、ナデシコチームがヤマトチームのところまで直接跳んで合流する……というわけだ。
なお、総司さん達はそのままヤマトに乗って一緒に行くことになったので、ここでしばしのお別れである。
互いに武運を祈りつつ、それぞれ違うルートで僕達は進みだした。
……しかし、『エスコール』って……どこかで聞いたことがある気がするんだけど……気のせいかな?
【◇月@日】
こちらの存在がガミラス側に知れ渡っている、という推測は正しかったようだ。
すでに何度か、小規模ながら艦隊に遭遇して襲われている。こちらもちょうど部隊を分けたところで、数が減っているからいける、と思われたのかも。
まあ、当然返り討ちにしたわけですが。
しかし、今日もまた襲撃があったわけだが……今日襲ってきたのは、ガミラスではなかった。
現れたのは、なんと地球で……それも、ミスルギ皇国で、あのアンジュの処刑騒ぎの時に現れた変なロックミュージシャン。パープル、とかいう奴だった。
いや、さすがに意味が分からないんですけど!? なんでミュージシャンが宇宙に現れて、しかも僕らに攻撃を仕掛けてくるわけ!? あまりに脈絡がなさ過ぎて唖然とするしかない。
しかしよくよく見てみれば、そいつが引き連れている機動兵器達は……DG同盟の、特にウォルフガング一味が使ってきた機体と、何かよく似ている。
……ひょっとしてこいつ、DG同盟の仲間というか……あのエグゼブの部下か何かだったの?
残念ながらどこまで考えても答えは出ないので、適当に相手をしつつ、ボソンジャンプでその場は撤退することになった。
蹴散らしてもよかったんだけど、一部の機体や戦艦には、こないだのバラン星での戦いの時のダメージがまだ残っていたため、無理はしない方がいい、という結論に達した。
まだまだ元気というか、全然無事な『ソーラーストレーガー』が殿を務めてけん制し、その間にナデシコがボソンジャンプの準備を整えて、跳躍。撤退には成功した。
その後は、ワープ先である『惑星フェルディナ』に到着。
ここは、人間とかの的生命体は特に住んではいないが、環境が地球に近く、酸素もあるので、宇宙服なしでも人間が過ごすことができる。水も飲んでも問題ない成分だそうで……むしろ割と快適に過ごせそうな惑星だ。
加えてガミラスの勢力圏にないため、すぐには見つからないだろうという見込みらしい。
なので、じっくりと腰を据えて休息をとり、さっき言った、バラン星から引きずってる各機のダメージの修復もここで行うそうだ。
段取り八割、備えあれば患いなし……うん、できる時にきちんと準備しておくことは大事だね。
まあ、ひょっとしたら予想が外れてガミラスが来るかもしれないし、はたまたあのパープルとかいうよくわかんないのが来る可能性もあるが……その時はその時だ。
【◇月;日】
来るかも、とはおもってたけど、マジで来やがった件。
こないだも来た『パープル』である。
今度は自前の軍団だけでなく、『DG同盟』の連中も引き連れて、この惑星フェルディナに押しかけて襲い掛かってきた。
……DG同盟の連中もかわいそうに。雇い主(と、その部下)に思い切り振り回されて、並行世界どころか別の銀河まで引っ張ってこられて……
半ばやけくそみたいな感じで襲ってきたものの……まあ、今更相手になるわけもなく。
修繕自体はまだ未完成だったものの、普通に蹴散らすことができた。今回は、それぞれのボス達が乗っていた機体も完全に破壊したから、これでもう襲ってくることはないと思いたいけど……
しかしその後、今度は真打登場とばかりに、空中要塞に乗ったパープルが、お供のロボット達とともに襲来。
しかもそいつら、数自体はそこまで多くない……いやむしろ、さっきのDG同盟よりも少ないくらいだったんだけど……妙な能力を持っていた。
こっちの攻撃で破損させても、破壊しても……たちまちビデオの逆回しみたいに回復というか、復活してしまうのだ。
そのせいで、壊しても壊しても復活して襲ってきて、きりがないという状態になった。
パープル曰く『魔のオーラ』とかいうそれの力であるらしく……再生能力だけじゃなく、機体そのものの攻撃力や防御力もかなり上がっているようで、見た目よりも相当厄介な相手だったのだ。
何せ、マジンガーやゲッターの攻撃で、大破って言っていいくらいに完膚なきまでに、バラバラになるまで破壊しても再生するんだから。
ぶっちゃけ、パイロットも確実に死んでると思うような状態でも再生していた。おかしくない?
これには味方一同驚かされたけども……動揺はそこまでのものじゃなかった。
というのも、僕らの一部は、これと似たような現象をすでに見たことがあったからだ。
以前に、西暦世界で……『アルゼナル』の防衛戦の時に。
エンブリヲが率いてきた無人機やラグナメイルが、攻撃しても攻撃しても自動的に回復していく……という、あの時と同じことが起こっている。そう、あの時の戦いに参加していた面々は、すぐに気づくことができた。
最もあの時は、完全に破壊すれば再生はしなかったけど……今回はあの時以上、か。
それで、もしかしてと思って観測してみれば……やっぱり検出できたよ、『次元力』。
エンブリヲに続いて、今度はパープル……というか、エグゼブ陣営がこれを使ってくるとは……一体どういうことなんだか……。
……いや、少し違うな。というか、妙だ。
確かにこれは『次元力』だけど……パープル達がこれを使っている様子はなかったからだ。
確かに次元力を使えば、バラバラになった状態からでも復活することはできる。
けど、それは次元力制御において相当にレベルの高い領域の技だ。そして、そのレベルのことを実行できていると仮に考えると……それにしては今度は、パープル達は弱すぎる。
そして、この点については……あの時のエンブリヲ達も同じだったな。
やってることの難易度と、それ以前の基本的な能力のレベルが、というか順番が滅茶苦茶だ。なんだこの、取ってつけたような……ちぐはぐな状態?
……まるで、そう……次元力による超再生能力や機体の強化……という力を、他の誰かから与えられている、みたいな感じだ。
思い返せば、パープルは自分達のことを『魔のオーラの洗礼を受けた、洗礼ロボ軍団』だと名乗っていた。ということは、その『洗礼』を授けた何者かがいる、ということでもある。
パープル達自身がやばいんじゃなくて、その、与えている別な誰かがやばいんだ。
となると、こいつの飼い主であるエグゼブか、あるいは、それより先にこの力を使っていたエンブリヲか……
考えてもわからないが……『次元力』が絡んでいるとわかれば、やることは1つである。
その、次元力による強化、ないし干渉を、引っぺがしてやればいい。
苦戦する僕らを前に……特に、何やら色々と言われて怯んでいる?様子の舞人に対して、声高に色々くっちゃべっているパープル。
得意げになっているところ申し訳ないが、さっさと終わらせるために動かせてもらった。
今まで出番というか、使う機会が来なかった、『ソーラーストレーガー』の真骨頂を使う。
もしかしたら前にちらっと言ったかもしれないが、かつてZ世界……もとい『多元世界』には、『ソーラリアン』という名の戦艦が存在した。
これは、その世界の地球にいた研究者達が総力を結集して作り上げた、『天獄戦争』を勝利に導いた立役者とも呼べる存在なのだが……その戦艦は、実は戦闘能力は大したことはなかった。
というかそもそも、戦闘のために作られた艦ですらなかった。
厳密には『ソーラリアン』は、次元力を操って襲ってくる敵組織に対抗するために作られた、純地球製の『次元制御ユニット』の名だ。それを戦場で運用するために、戦艦としての機能を『後付け』する形でくっつけて、最低限の自衛能力を持たせていた……という艦なのである。
これも以前言ったと思うが、『次元力』の真骨頂は『事象制御』。
扱いを極めれば、ガチで何でもできる。味方を強化することも、敵を弱体化させることも、長距離を一瞬にして転移させることも、破損や消耗を直すことも……その他もろもろ。
その『何でもありパワー』を高度にコントロールし、部隊を支援したり、敵を封印したりするための力が『ソーラリアン』だった。実際、『天獄戦争』終盤では、シリーズ屈指の某ぶっ壊れ強化を味方部隊にもたらし、ラスボスを封印一歩手前までもっていくことすらやってのけた。
そして……それらと同様の能力を……この『ソーラーストレーガー』も持っている。
現時点では、それにも色々と制限はある。
事象制御の精度は、本家本元の『ソーラリアン』には及ばないうえ、『ソーラーストレーガー』単体ではこの機能は発動できず、ヘリオースをコアユニットとして接続する必要がある。
また、ある理由からその『ぶっ壊れ強化』などの一部の機能は使えない。
しかし、今のこの状況を好転させるくらいの働きならば……余裕で可能だ。
『ヘリオース』の次元力に加えて、『ソーラーストレーガー』に搭載されている次元制御システムも並列して稼働させ……範囲指定した『事象制御』を発動。
ここら一体に『界』を張る。
それによって、パープルの乗る空中要塞や、『洗礼ロボ』達にかけられていた、しかし自分達では全然制御も何もできていなかった『次元力』による強化を引っぺがし、再生能力も完全に奪い取ることに成功。
それだけでなく、その際に解析した『魔のオーラ(笑)』の仕組みをちょっと参考にさせてもらって、即興でシステムをくみ上げ、逆に味方機全体を強化することにすら成功した。
いきなり『魔のオーラ』が破られてしまったことに動揺していたパープルだったが、敵の動揺なんぞ知ったこっちゃないわけで。
そこからはもう『よくもまあ好き放題言ってくれた&やってくれたな』とばかりに、怒涛の反撃である。
あっという間に洗礼ロボは全滅し、パープルの空中要塞も、グレートマイトガインが放ったパーフェクトキャノンで粉々に粉砕されて消し飛んだ。
もとからとんでもない威力だったのに加えて、僕の方の次元力による強化でさらに威力が上がってたみたいで……本当に跡形もなく、何も残さず消し飛んだ。これはすごいな。
ただ、ちょっと強化幅が予想以上だったので、何も考えずに全力で攻撃とか戦闘すると、この惑星フェルディナの地形とか自然とかがむしろ大変なことになりそうで、『皆うまく加減してね!!』ってあわてて叫ぶ羽目になったけど。
なお、それが結果的にパープルに対する挑発みたいになって、なめられてると思ってめっちゃ苛立ってたようだったけど、知らん。
実際に負けてんだろうが。疾く死ねい。
そんなわけで、パープル軍団は壊滅。あとついでにDG同盟も壊滅。
こちらは、舞人が色々と迷いを捨てて吹っ切ることができたり、色々あってアキトさんと舞人の友情が深まったり、思いがけず部隊全体を強化する術が手に入ったりと、結果的に見ればいいことずくめな終わりを迎えることができた。禍を転じて福と為す、ってやつだな。
追記
戦いの最中……僕が『次元力』による『界』の準備をしていた時のことなんだが、
精神攻撃なのか本当にそう思っているのかは知らないが、なんかパープルが舞人に話しかけて、よくわかんないことを言っていた一幕があった。
なんか、悪が生まれるのは舞人という正義がいるからだとかなんとか。
光がある限り影が生まれるのと同じように、正義があるから悪が生まれるとか……舞人という正義がいたからこそ、ジョーは悪の道に落ちたのがその証拠だとか……
思わず『それはひょっとしてギャグで言ってるのか?』とか言いそうになってしまった。
いや、だってあまりにも訳が分からないんだもの。
妙に難しい、ややこしい言い方で言ってるから、それっぽく聞こえる気がしなくもないけど……よく聞いて考えてみれば、色々と理論的に破綻してるし。
しかも、舞人の方はそれで何か、思い詰めて悩んじゃうし……。
そんなもん真に受けんでも……というか、あんな奴の言うことなんて真面目に聞いてたところで百害あって一利なしなんだから、『言いたいことはそれだけか』とでも言って鼻で笑っておけばいいだろうに……なまじ真面目だから、悩まなくてもいいことで悩んじゃうのかな?
いや、それが舞人の良さだっていうのはもちろんわかってるんだが……もっと肩の力を抜いて、必要に応じて雑に接する、あるいは、相手にしないってことを覚えた方がいいと思うんだが……。
腹が立ったので言い返したい気分だったけど、それすらめんどくさかったので、きりのいい所でさっさと『界』を使い……その後は、既に書いたとおりである。
それにその時、アキトさんや他の皆の励ましで、舞人も無事に迷いを振り切って、一層やる気を出していたようだし……うん、もう気にしなくていいな、全然、何も。
しかし、ホントによくわからない……万丈の言う通り、まさに物語の中の『悪』としか言えないような連中だな……?
色々な欲望のために悪事を働くDG同盟とは、また違う、『悪いことをすることが目的』としか、現状見えてこない集団……ホント、何を考えてるんだか?
追記その2
前述のとおり、『界』を張ることによって相手の次元力を無力化することに成功したんだが……その直前に、ちょっと奇妙なことが起きたのを観測できていたので、これも書いておく。
『界』を使う前に、ほんのわずかだが、既に相手の『魔のオーラ』が揺らいでいたのだ。
その時ちょうど、パープルからの攻撃からマイトガインをかばって、アキトさんのブラックサレナが被弾する一幕があった。
まともに食らえば撃墜確定じゃないかと思われたほどの威力だったんだが、今言った通り、わずかに『魔のオーラ』がゆらいでいたおかげで、アキトさんはどうにか耐えることに成功していたのだ。
それでもかなりのダメージだったから、そのあと発動した『界』の方の力で念入りにフォローさせてもらったけど。
そして、その原因なんだが……なんか、ソーラーストレーガーの方から、何やら独特のエネルギーの波長みたいなのが検出できていたようで……
次元力ではもちろんないみたいだけど、一体何だろう? 誰の仕業だ?
残念ながら、ほんのわずかな間のことだったために、その原因ないし犯人までは特定できなかったので……今もって不明である。むう……気になるな。