まちカド心儀 〜心儀のもう一つの物語〜   作:strawberrycake

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まちカド心儀2丁目 ミニアニメ⑦

心儀「ひっ!? ナニコレェ!!? 意志で勝手に尻尾が動くー?!!」(尻尾ピコピコ)

しおん「無事移植成功〜♪ 可愛らしく動いているねぇ♪」

心儀「全然可愛くねぇーよ!!(アセアセ) というか、これやってて楽しいのアナタだけだよねぇ!?」(プンプン尻尾)

しおん「ピンポーン♪」

心儀「当たっちゃったよ!(汗) というかコレ、視聴者への萌え(?)サービスだけでやってる訳ないよね? 本当の目的が分からないよ…」(悩み事のぐるぐる尻尾)

しおん「なんとなくの勘なんだけど、将来この実験が何かの役に立つような気がするんだ〜」

しおん「その為に、もう少し実験させてもらってもいいかな〜?」

心儀「もしここでダメって言ったらどうする?」(マイクのように尻尾が立ち)

しおん「ん〜、それでも続けるかな〜?」

心儀「デスヨネー…(汗)」(気が乗らない尻尾)

しおん「次は頭にツノを作るね〜」

心儀「あー、はいはいもう好きにしてください(棒)」(投げやり諦めブンブン尻尾)


そんなこんなでこの後も強制的にしおんちゃんの実験に付き合わされる羽目になったが、その続きはまたいずれ機会があったら話そう…

しおんちゃん推しでも相当キツかったから、他の人だと間違いなく気が狂っていただろう…

(おしまい)


——————————————————


8月はまぞく休載月という事で、9月末までのまぞく成分補給も兼ねた勢いでかき上げまぞく!

いづも先生の体調が心配ではありますが、どうか無理のない程度に連載を続けて欲しいと願っています。


わずかな時間を見つけて短時間で書いたので、今回はちょっと短め(※当社比)です。

(執筆意欲は上がっているくせに某合作の運営業務とかの動画制作等で執筆時間を確保できずに、短めとはいえ結局いつの間にか1ヶ月経ってたとは言えない…/汗)


そして、9/28はシャミ子ちゃんの誕生日!!

シャミ子ちゃん、誕生日おめでとう!!!



前置きが長くなりましたが、それでは本編をご覧ください!




第20話 まぞく覚醒! 自らの道を切り開け!

 

 

在宅勤務が当たり前になりつつある生活や、多魔市と現代を行き来する生活にも慣れてきた2020年6月。

 

今思えば、多魔市に飛ばされてすぐの向こうの月も6月だったな…

 

 

そして引き続き時系列の順番通りに多魔市に降り立つ事ができるのなら、今回の旅は優子ちゃんが自分の夢に潜っていく回となるのか…

 

恐らくいくら魔力を供給しているとはいえ先祖繋がりのない私が夢の中へトリップなどできるはずもないから、今まで見たことのない現実sideの場面を見つつ色々と手伝いする流れになりそうだな。

 

 

世界がグルンってなる対象に巻き込まれた物体以外の現代のモノは瞬きするだけの時間しか経過しない、私のみに(?)託された不思議な超常現象…

 

証拠があまり残らない故に親戚にも会社の同僚にも打ち明けた事のない秘密のトリップが、今週(今月?)も始まる…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ポワーンといつも通りばんだ壮前に出現)

 

心儀「…グルンの感覚にすっかり慣れてきた自分が怖いな…(苦笑)」

 

 

さて、いつも通り203号室へ向かいますか。

 

とはいえ、ここ最近は私がこの世界に深く関わりすぎてしまった感があるから、補助するのは出来るだけ最小限に留めたい。

(※なお今更)

 

とりあえず、もうすぐ203号室に着くとて、外からこっそり中の様子を音で聞くとするk…

 

(ガチャッ)

 

シャミ子「本当にやってきてました!?」

 

桃「待ってたよ、ケーキさん」

 

心儀「ふぁっ!? 何故来てるのが分かった!!?」

 

桃「リリスさんが教えてくれたからね。 まあ私もなんとなくで気配は感じていたけど」

 

 

もはや、こっちの世界に来た瞬間に察知されるシステム!?

 

それを説明するには、どうやら少し時を戻す必要があるようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(心儀が現れる数分前のばんだ壮 203号室)

 

 

桃「シャミ子。何か思い出せた?」

 

シャミ子「すみません、今朝の夢以外は思い出せません…」

 

リリス『まだその事を言っているのかシャミ子は』

 

桃「まだって…今朝に何かあったんですか?」

 

リリス『うむ、なんか夢の住民から色々と技を教えてもらったと言っててな…』

 

シャミ子「そして魔物と戦ううちにどんどんレベルアップしまくる夢でした」

 

シャミ子「つよつよまぞくになった事が現実じゃなくて残念でした…」

 

桃「なるほど…でも現実はそんなに甘くないよ」

 

シャミ子「ですよね…」

 

桃「今では当たり前に筋トレしているけど、最初は私も大変だった…私が強くならないと大切なものを守れないと思ったから」

 

シャミ子「桃…」

 

ミカン「とはいえ、いつまでも夢の話をしていても仕方ないと思うわ」

 

ミカン「そうだ、眠気覚ましに酸っぱいものを食べるのはどうかしら? 脳が活性化して何か思い出すかもしれないわ!」

 

シャミ子「えっと、夢の内容を覚えているだけで目覚めているので結構です(汗) 本当に思い出せないだけですから!」

 

ミカン「モノは試しよ! ほら遠慮せず!」(半ば無理矢理シャミ子に食べさせ)

 

シャミ子「酸っぱ~!」

 

ミカン「まさにその酸っぱさが脳にいいのよ! 何か思い出せそうかしら?」

 

シャミ子「酸っぱいだけで何も思い出せません!(アセアセ)」

 

桃「やはりこれ以上は無理があるか…」

 

リリス『10年前の体調が悪かった頃の記憶だしな。普通には思い出せんだろう』

 

リリス『ここはシャミ子の力を使うといいかもしれん!』

 

桃「シャミ子の力?」

 

リリス『でもこれ魔族的には部外秘だから桃とミカンの前では説明したくな~い』

 

桃「よりしろチケットのおかわりがあるとしたら?」

 

リリス『詳しく説明しよう!』

 

シャミ子「よりしろチケットって何ですか?」

 

リリス「洗濯物がいつもより白くなるチケットのことだー」

 

シャミ子「すごいです」

 

桃「それウソでーす」

 

ミカン「ところでシャミ子の力って何かしら?」

 

リリス「仕方がない。こうなったら説明せざるを得ないであろう」

 

リリス「とその前に、急に外から魔力の気配を感じるようになったのだが…」

 

シャミ子「魔力!?」

 

リリス「この魔力の流れ…恐らくケーキか?」

 

ミカン「言われてみれば、何かがこの部屋に近づいてくる気配はするわね」

 

桃「気配については私も。 シャミ子、玄関を開けて外を見てみよう」

 

シャミ子「は、はい…!」

 

(ガチャッ)

 

シャミ子「本当にやってきてました!?」

 

桃「待ってたよ、ケーキさん」

 

心儀「ふぁっ!? 何故来てるのが分かった!!?」

 

 

そんなわけで、いつも私の魔力を調べてくれていたリリスさんによって、魔力の動きと気配ですぐに私と分かったようでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

203号室に入った私は、本家と同じく優子ちゃんの能力について話すリリスさんに、私も耳を傾けることとなった。

 

 

リリス「シャミ子の力は夢に潜る力と言ったな。あれは実はおぬし向けにすごく噛み砕いた説明なのだ」

 

リリス「おぬしは多分ちゃんと説明してもついてこられないからな」

 

シャミ子「そんなことないです!私頑張ります!」

 

リリス「そうか。じゃあ説明するぞ」

 

シャミ子「お願いします」

 

リリス「余達の能力を正確に表現すると人・動物・無生物あらゆる有情非情の無意識に侵入する能力だ」

 

シャミ子「うじょーひじょーのむいしきにしんにゅー」

 

シャミ子「つまりうじょーひじょーという生き物がいて、それを使って戦う!」

 

リリス「よーしついてこれてないな!」

 

 

展開知ってても混乱しすぎなシャミ子ちゃんに笑いそうになったが、真面目な話の途中だから我慢しないと…(汗)

 

 

リリス「無意識っていうのは人間でいうと個々の心の中のすっごく深いところで、記憶とか先天性知識とかが蓄積されている場所だ」

 

リリス「余達一族はそこに入り込んで勝手に覗き見したり改竄したりできるわけだ。夢っていうのは無意識領域の入り口みたいなものだから、余達のことを夢魔と呼ぶ奴等もいるぞ」

 

リリス「つまりシャミ子の力をシャミ子自身に使えば、10年前の記憶を見ることができるかもしれない」

 

シャミ子「すみません。うじょーひじょーの辺りからもう一度説明してください」

 

リリス「まだそのポイントで引っかかっているのか!」

 

シャミ子(キリッ)

 

心儀「そこ、カッコつけるとこ?(苦笑)」

 

ミカン「じゃないわね(汗)」

 

シャミ子「何をぉ〜!←」

 

桃「シャミ子が話について来れてないのはさておき、夢の中って私達がついて行くことはできる?」

 

リリス「ダメだな。はじかれる。余がシャミ子の夢にホイホイ入れるのは余がシャミ子の魂の身内だからだ」

 

リリス「ケーキなら、シャミ子と似た魔力の流れを持っている上にシャミ子と魔力を共有している事もあるから、呼び出せるかも知れないけどな…」

 

心儀「えっ、できるの!?」

 

リリス「実績はないから、やってみないと分からぬがな」

 

シャミ子「桃…私、自分の夢に潜る事、やってみたいです」

 

ミカン「シャミ子、本当に大丈夫?」

 

シャミ子「はい! 私、小さい頃の記憶があまりないので、見てみたいです」

 

桃「分かった。とはいえ、もしもの事を考えたら、ケーキさんを夢の中へ同行させた方がいいかもしれない」

 

ミカン「それは私も同意見ね」

 

心儀「これ私も夢に潜るフラグ!?」

 

桃「夢の中にケーキさんを呼び出すことば出来ればの話だけど…」

 

リリス「今までケーキには現実世界からシャミ子に魔力を送ってもらってはいたけどな…これを機にやってみる価値はあるかもしれないな」

 

リリス「よし、それなら試してみることにするぞ」

 

心儀「頼りになれるか不安ですけど、が、頑張ります…!」

 

リリス「さて話を戻すが、一言で言うなら夢魔は習うより慣れろだ!」

 

リリス「おぬしの記憶からコアの情報をサルベージしてみせよ!」

 

シャミ子「頑張ります!」

 

シャミ子「そこで私の勇姿を見ているがいい!」

 

シャミ子「おやすみなさい。 ふしゅ~」

 

心儀「寝るの早っ!!」

 

桃「う~ん」

 

ミカン「シャミ子お昼寝女子にしか見えないわ!」

 

リリス「夢に呼び出すには、ケーキも寝る必要があるぞ?」

 

心儀「あっ、そっか!(汗) 寝る場所は、やっぱり優子ちゃんの近くの方がいいよね?」

 

リリス「近い方が魔力の供給がスムーズになるな」

 

心儀「ソファは1人でもういっぱいだからなぁ…」

 

桃「布団でよければソファの下に1人分は用意はできるけど…」

 

心儀「よ、よろしくお願いします…!」

 

 

そんなわけで、魔力の特徴的に特例で私も夢に呼び出せる故に、私も優子ちゃんと共に夢の中に潜る事になりました…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

心儀「………………ん…?」

 

心儀「あれっ……ここは………」

 

リリス『どうやらうまく呼び出せたみたいだな』

 

心儀「呼び出せた…という事はここは優子ちゃんの深い記憶の中!?」

 

リリス『そういうことだ。初めての試みでうまくいくか半信半疑ではあったが、魔力の流れがシャミ子にそっくり故に難なく呼び出せたな』

 

リリス『余が何度か間違えてお主の夢に入ってしまっただけの事はある。魔力共有の仕組みを利用して引っ張れたというのもあるがな』

 

心儀「奇跡ってあるものなんだなぁ…(苦笑)」

 

心儀「そして優子ちゃんは…って、寝てる!?」

 

リリス『先にシャミ子を呼び出しておいてから、ケーキを呼び出すまでそのままであったな…今から呼びかけて起こそう』

 

 

 

リリス『シャ~ミ子や~い』

 

シャミ子「ん~…」

 

リリス『無事にシャミ子とケーキを同時に呼び出す事に成功したぞ。そこはおぬしの10年前の記憶の扉だ』

 

シャミ子「10年前! ずっと廊下…別の夢で見たダンジョンみたいです」

 

リリス『幼い頃の記憶は入り組んでることが多いのだ。探索してコアと会った時の光景を探すぞ』

 

シャミ子「分かりました!」

 

リリス『ケーキも、シャミ子の後に続いて進むのだ!』

 

心儀「ら、ラジャー…!」

 

 

夢に見た夢魔的な体験が出来ているのは嬉しいけど、それよりも本当に私が優子ちゃんの為に全力を尽くせるかどうかの不安が勝っている…

 

とはいえ、まちカドまぞくの登場人物たちに信頼されていて、尚且つ誰よりも早くリアリティレベルでアニメ化2期の映像を体感できる特典があるのだから、ここは私も頑張らなくては…!!

 

 

リリス『初心者が深部から帰るのは大変だからな。2人とも余が見失わないようなるべくゆっくり行動してくれ』

 

シャミ子「万一迷子になったらどうしたらいいですか?」

 

リリス『涙の数だけ魔族は強くなれる。気合いと根性で帰ってくるのだ!』

 

シャミ子「なるほど。気持ちで乗り越える…」

 

心儀「夢魔としての優子ちゃんの腕の見せ所だね」

 

シャミ子「は、はい…!」

 

シャミ子「あっ、曲がり角に着きました!」

 

心儀「何か居るかもしないから、覗き見でそっと様子を見てみようか」

 

シャミ子「はい!」

 

シャミ子(ソローォ…)「はっ!」

 

シャミ子「ご先祖。何だか動くものが見えます。コアですか?」

 

リリス『あれは違うな。お主の嫌な思い出が変出したものだ』

 

シャミ子「私の心にそんなものがいるんですか? ご飯も毎日おいしいのに」

 

リリス『嫌な思い出なんて記憶を掘れば誰にでもある』

 

リリス『むしろああいうのをちゃんと埋め立てて笑顔で過ごせているのは、おぬしと周辺の心が健やかな証だ』

 

シャミ子「なるほど」

 

リリス『余も基本負けた記憶は即座に埋めてるぞ。おかげでいつも尻尾ピンピンだ!』

 

シャミ子「なるほど。さすがご先祖です!」

 

リリス『一番ダメなのは嫌な記憶を何度も心の中で反芻しちゃう奴だ。そういう奴の夢はな、ドロドロで動きづらい』

 

シャミ子「ドロドロ…」

 

心儀「ぅ…」

 

 

本家通りの台詞ではあるが、実際にリリスさんの声で聞くとグサッとくるものがあるな…

 

どうしようもない嫌悪感やパニックに襲われた時に嫌な記憶まで一緒に思い出して暫く自己嫌悪に陥る事が多いからなぁ…(苦笑)

 

 

嫌な思い出「コロン…」

 

シャミ子「はっ!」

 

リリス『接触するとノイズが出そうだな。隠れつつ行けるか?』

 

心儀「気づかれたら終了パターンなのか…(棒)」

 

シャミ子「分かりました。なんとかうまくやり過ごします!」

 

シャミ子「危機管理~!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

という事で、数年ぶりに生で優子ちゃんの変身バンクを見る事ができたが…

(※まあまちカドまぞくを知ってからは初生だったから嬉しかったけどね)

 

 

心儀「わざわざ変身する必要って、あったのかな?(汗)」

 

シャミ子「別の夢ではこの方が魔力を出しやすいって分かったんです…(苦笑)」

 

心儀「な、なるほど…←」

 

リリス『とにかく嫌な思い出たちにバレさえしなければ無問題だ!』

 

シャミ子「バレないようにする、そんな時はえっと…」

 

シャミ子「レムオルの杖ー!!!」

 

(杖が光ってシャミ子と心儀が透明になる)

 

心儀「ひゃっ!? と、ととと、透明になってる!!?」

 

シャミ子「何とかうまくいきました…!」

 

 

ま、まさか外見三次元の私にもSFチックな技が通用するとは…!!

 

めっちゃ興奮したくなる気持ちに駆られているが、なんとか落ち着かないとな…(苦笑)

 

 

リリス『これは凄いな…シャミ子とケーキの姿が見えないぞ!』

 

心儀「ド○○エ系の技が普通に使えるのは控えめに言って凄すぎるよ…!」

 

シャミ子「頑張りました!♪」

 

リリス『それにしても、あまりにも数が多いな…もしかしてシャミ子、この頃のおぬしは結構大変だった?』

 

シャミ子「必死に生きていたような覚えはあります。 なので大変だったのかと…」

 

心儀「まさに波瀾万丈の幼少期か…!(棒)」

 

リリス『ところでさっきからシャミ子とケーキの声が全く聞こえないのだが、声まで消えているのか?』

 

心儀・シャミ子「えっ!?」

 

心儀「なんか、効果めっちゃ強くないか?」

 

シャミ子「完全に透明にする事を考えたからかもしれません…コントロール難しいです(汗)」

 

リリス『でもまあバレないに越した事はない』

 

リリス『暫くは余からの一方的な報告になりそうではあるが、なんだか急に春の訪れが来るような予感や気配を感じるようになったぞ!』

 

シャミ子「春の気配!?」

 

心儀「春…春といえば桜…もしかして桜さんが近くに居るのではないか?(少し棒気味)」

 

シャミ子「桜さんが近くに!? もし桜さんに会えたらお使い大成功です!! 連れて帰れば桃と桜さんを再会させられます!!!」

 

リリス『なんか急に少しずつお主らの声が…って、シャミ子、現に透明の効果が切れそうだ!!』

 

心儀「いつの間に半透明になってきてる!?」

 

シャミ子「こ、このままではバレそうです!(汗)」

 

リリス『いかん、2人とも一旦逃げるぞ!!』

 

シャミ子「これ、捕まったらどうなりますか!?」

 

リリス『自分の記憶なら死ぬことはない。だが2人とも数日悪夢にうなされて寝込むことになるので体に悪いぞ!』

 

シャミ子「そういう情報は先にください!どげんすればよかですか!」

 

 

まあ私は知ってたけど、物語のバランスを保つためにも『この先の展開知ってる』なんて到底言えないからなぁ…(汗)

 

 

リリス『頑張れ! なんとか頑張れ! 超頑張れ! 頑張って頑張って頑張るのだ!!』

 

シャミ子「わ、分かりました! 何とかします!」

 

リリス『いかんノイズが…捕捉できん…』

 

シャミ子「えっ? ご先祖!? ご先祖~!!」

 

シャミ子「は…はぐれちゃいました…どうやって探索しよう…いやむしろどうやって帰ろう…」

 

心儀「とりあえずただちにまたレムオルするか別の技を…」

 

シャミ子「あっ…こんにちは…」

 

(※再透明化が間に合わず嫌な思い出に遭遇してしまった2人)

 

シャミ子「ぎゃー! ご先祖いない帰れない! オバケ大盛り! どうしようどうすれば!?」(逃走中)

 

心儀「いや、今までの中で何か手掛かりになるものはあるはず!! 思い出そう!!!」(同じく逃走中)

 

シャミ子「焦っていて思い出せません!!」

 

 

いや、絶対何かあるはず…元々まちカドまぞくは伏線回収が気持ちいいと言わんばかりに伏線があちこちに転がっている物語だ…!!

 

ん、待てよ……確かあの時………

 

 

 

桃『ケーキさんとシャミ子は魔力を共有していたような…?』

 

桃『つまり、ケーキさんがシャミ子の方に棒状のイメージを送れば、その通りに変形できるかもしれない…!!』

 

 

シャミ子『わわっ、何もしてないのに勝手に変化しました…!!』

 

心儀『本当に上手くいっちゃった!?(汗)』

 

 

桃『ここまで正確に、しかもシャミ子に合わせたイメージができるなら、今後きっと強力な戦力となる…!!』

 

 

 

うん、もしかするといけるかもしれない…!!

 

ダメ元にかけてみよう…!!!

 

 

 

心儀「優子ちゃん、私が叫べって言ったら『ボミオスの杖』って叫んで!!」

 

シャミ子「急にどうしたんですか!!?」

 

心儀「理由は後! 走る体力尽きる前に試したいからお願い!!」

 

シャミ子「わ、分かりました!」

 

 

よし、久々だけどイメージを送る感覚は覚えている。 やってみよう!

 

逃げながらも焦らず落ち着いて………相手全体の行動をとにかく遅くするイメージを固めて………優子ちゃんにイメージを………飛ばす!!

 

 

心儀「優子ちゃん叫べ! 『ボミオスの杖』!!」

 

シャミ子「ぼ、ボミオスの杖ーー!!!」

 

 

(杖が光って嫌な思い出たちの動きがかなり遅くなる)

 

 

心儀「うまくいったぁ………この遅さなら優子ちゃんでも判断できるはず…!! さあ次はどうする!!!」(※安心感から急に来た恐怖のあまり少し壊れた)

 

シャミ子「全フリですか!!? こ、こんな時はえっと……ええっと………」

 

シャミ子「はっ!!」

 

シャミ子「か、かなしばりの杖ー!!!」

 

 

(杖が光って痺れたようなエフェクトを出しながら嫌な思い出たちが動けなくなり)

 

 

心儀「す、凄…!!!」

 

シャミ子「な…なんとかなりました……でもすっごく疲れました………」

 

心儀「な、なんか無理させちゃったみたいでごめん!(汗)」

 

シャミ子「いえ…私がまだへっぽこなまぞくな……だけで………(フラフラ)」

 

心儀「優子ちゃん!?(汗)」

 

シャミ子「今だとリオの大爆発も出来そうにありません…(苦しそうに)」

 

心儀「それもしかしてイオのことかな…?(苦笑)」

 

?『すっごいじゃーん!! 私の見てないところでそんなにも成長してたんだね!』

 

シャミ子「だ、誰ですか…!?」

 

心儀「その声はもしかして…廃工場で優子ちゃんに一瞬だけ呼びかけた……←」

 

?『あったりー! よく覚えていたね!』

 

?『あの時は奇跡的に波長があって意思を伝えられたよ!』

 

シャミ子(あの声…幻覚じゃなかったんだ)

 

心儀「あの時はなんとかの…いえ、アロンの杖の在処を教えてくれてありがとうございました」

 

?『こちらこそ、杖を見つけてくれて感謝感謝だよー!』

 

?『そして、君たちが見つけたその杖であいつらをやっつけちゃおうよ!』

 

シャミ子「ど、どうやって…?」

 

?『この空間は君のフィールドなんだし、おとーさんの杖をいい感じに変形できると思うよ』

 

?『もうなんでも倒せそうな完璧で究極のチート武器を想像してみて? 君にならきっとできるよ!』

 

心儀「優子ちゃん、できそう…?」

 

シャミ子「なんとか頑張ってみます…!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

桃「見失った!?」

 

リリス「ノイズが…本人も忘れていた嫌な記憶が大量に出てきたのだ。想定外だった」

 

ミカン「シャミ子たちはどうなるの?」

 

リリス「自らの心の深部でしばらく迷子になり数日眠ることになる」

 

ミカン「その間ずっと嫌な記憶に追われるってこと?」

 

リリス「初心者の夢魔にはよくある失敗なのだ」

 

ミカン「そんなのダメよ! 何とかして起こしてあげないと!」(無理矢理レモン攻撃)

 

リリス「刺激で起きるほど浅い眠りじゃないぞ。 夢の中が酸っぱくなるだけだ!」

 

桃「やっぱりやらせるべきじゃなかった。 迎えに行く方法を考えよう」

 

リリス「数日で自然に起きるのだぞ? 余だって助けたいのだ! だが捜索の手間とコストを考えると…」

 

桃「だとしても! 断固助けに行きたい!!」

 

ミカン「桃…」(シャミ子に追いレモン)

 

桃「実は今まで黙っていたんだけど…私、夢の中で一度シャミ子に助けてもらったことがあるんだ」

 

ミカン「えっ、シャミ子に!?」

 

桃「あの時の悪夢は今でも忘れられない…悪夢で片付けられないような、あのままだったら一生消えないような心の闇に物理的に飲みこまれてしまっていたような気さえする悪夢だった…」

 

桃「そして、そこに現れたのがシャミ子だったよ」

 

桃「正確には夢を見ている時にはなんとなく優しいまぞくっていう印象しかなかったけど、この夢の話をする度にケーキさんもシャミ子も焦った表情をするから、間違いないと見ていいと思う」

 

リリス「……おぬし、まさか最初から気がついていて敢えて黙っていたのか……?」(実はバレてたと確信して青ざめ)

 

桃「うん、気づいてたけど、今までワザと気がつかないフリをしてたよ←」

 

リリス「ぐぬぬ…」

 

ミカン「桃…(汗)」

 

桃「話は逸れたけど、あの時シャミ子としては何か良からぬ事を考えて私の夢に潜ってきたのだとは思う」

 

桃「血液を渡せという魔法少女の生命に関わる暗示をしてくるなんて…魔法少女特有のバリアがなかったら完全にアウトだった」

 

 

リリス(←無言で項垂れてる)

 

ミカン(←呆れた目でリリスを見ている)

 

 

桃「とはいえ実はあの時、現実世界にも響きそうな絶体絶命のピンチを、結果的にシャミ子が救ってくれたんだ」

 

桃「つまり、何が言いたいかというと、そんな命の恩人でもあるシャミ子が悪夢の中を彷徨っている姿を黙って見ているなんて、私には出来ない」

 

桃「だから効率が悪くても根拠が希薄でも、あの子をこの状況で放っておきたくない!」

 

桃「何とかしてリリスさん!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

(次回に続く)

 

 

 







今回も最後まで読んでくれてありがとうございます。


全然短くないやんと思ったそこの読者様………正直スマンカッタ…!!

よしっ! 今回は短めでいこう!

そう思っても気がついたら勝手にキャラが動いて収集つかなく事が多いんですホンマなんですぅ〜!!(アセアセ)

…まあこれも、いづも先生の理想とする描写スタイルに近づけていて喜ばしい(?)事だと思う事にしましょうか…(苦笑)




という事で、今回はここまで!



1ヶ月明けて再びまちカドまぞくの続きが載ったキャラットも発売当日に入手したので、時間を見つけて読んで不足しているまぞく成分を補給しようと思います…!



それでは次回もお楽しみに!


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