まちカド心儀 〜心儀のもう一つの物語〜   作:strawberrycake

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\ 今日は月曜日!/

だったのに約1時間半、間に合いませんでした‥


少し遅くなりましたが、まちカドまぞく原作連載10周年おめでとうございます!!

という事で、前回で消化しきれなかった分の第22話を執筆しました!

今回で原作3巻までの内容が完了しました。


そして最近、ナレーションことヨシュアさんの声優であった梅津秀行さんがご逝去されました。

梅津秀行さんのご冥福をお祈りします。

これを受け、今回は約半分ほどオリジナル展開があります。



それでは、第22話をご覧ください!





第22話 夕日の誓い! まぞくたちの進む道

 

 

(………ん…?)

 

???『…た……殺…要はない……』

 

(この感覚はなんだろう…?)

 

(夢……? にしては妙にリアルのような…)

 

???『…組織は崩壊した。もう自殺する必要はない!』(※実際にはどこかの外国語)

 

(そしてよく分からない言語の筈なのに、何故か言語の意味が分かる…!??)

 

(そしてここはどこだろう…??)

 

 

モゾッ

 

(!? 急に視界が明るくなった…!?)

 

(そしてあれは……メタ…!?)

 

「生き残ったのは…私だけです」

 

(!? く、口が勝手に…!!?)

 

「私は……降伏します………」

 

(なぜ敵にいとも簡単に…)

 

(ここで降伏したら……この街を守れない!)

 

(まだ負ける訳には………ハートフルピーチモーフィングステッ…)

 

 

 

 

 

桃(キッ!!)

 

シャミ子「ご先祖ー!!」

 

シャミ子「どうして自らの喉に手刀を?」

 

リリス「か…体が勝手に…」

 

桃「……おはよう…」

 

ミカン「桃、あなた顔色悪くないかしら…?」

 

シャミ子「桃、何かあったんですか?」

 

心儀「桃さん…大丈夫…?(汗)」

 

桃「あ…うん…なんか変な夢を見てた気がする……」

 

ミカン「夢…桃もなの…?」

 

心儀「もしや、夢に潜った人全員が意味深な夢を見た…?」

 

シャミ子「そういえば私と心儀さんもでした!」

 

心儀「とはいっても私たちが見た夢は現実世界のラボの様子が投影されていただけだったけどね」

 

桃「気がついたら見知らぬ雪原に倒れていて…敵の呼びかけに対して降伏するという夢だった」

 

心儀「雪原…?」

 

シャミ子「雪原!!? 桃大丈夫でしたか!?」

 

桃「でもやっぱりいとも簡単に降伏したくはなかったから、抵抗するかのように変身しようとした所で目が覚めたよ」

 

ミカン「桃…」

 

桃「それで驚きだったのが、私に呼びかけていたのは…」

 

しおん「突然話は戻るけど、今回は行く場所が夢の中だったから精神だけ闇堕ちさせればよかったんだよ」

 

心儀「ちょっ、しおんちゃん!? 空気読んで空気!!(滝汗)」

 

桃「闇堕ち…思い出した、今夢の話をしている場合じゃなかった」

 

桃「私の闇堕ち状態はずっと保つことはできない」

 

桃「コアが闇にのまれると、徐々にエーテル体も闇に変換されていく…」

 

心儀「……」

 

桃「とにかく時間がない。ミカン!」

 

ミカン「分かったわ」

 

シャミ子「えっ? ミ…ミカンさん?」

 

ミカン「シャミ子! 心儀さん! 桃から離れて」

 

心儀「分かった」(離れて)

 

(そして無言で離れるシャミ子)

 

しおん「これから真夏のワクワク大実験祭…」

 

しおん「じゃなかった。『千代田さんを光に引っ張り戻せ大作戦!』を始めるよ」

 

シャミ子「実験!?」

 

しおん「過去の伝承によれば闇堕ちを止めたい時は友情パワー的なやつを一発ぶち込むのがオススメなんだって」

 

シャミ子「どこの伝承です!?」

 

しおん「名作達よ~」

 

心儀「流石、暗記の天才なしおんちゃんだ…(苦笑)」

 

しおん「褒めても何もでないよ〜♪」

 

ミカン「今から桃に魔力的なショックを与えて、光側に引っ張り戻す」

 

ミカン「魔力の矢だから肉体には傷をつけないわ」

 

シャミ子「でも絵面がすっごく怖いです!」

 

心儀「多分そういう儀式だと思うから仕方ないと思うけど…」

 

シャミ子「あの…桃の闇堕ちってそんな無理して戻さなくちゃダメですか?」

 

シャミ子「桃が弱くなる分私が頑張るので!」

 

シャミ子「大きい石とか持ち上げられるよう筋トレするので!」

 

シャミ子「朝からフルマラソンもします!」

 

桃「おお…」

 

ミカン「それはちょっと難しいんじゃないかしら」

 

心儀「優子ちゃん、無理しないで…(汗)」

 

桃「シャミ子、今は多少無理してでも元に戻った方がいい」

 

桃「このまま放置すると本当に取り返しのつかないことになりそうだから」

 

シャミ子「分かりました…ぐぬ…」(渋々心儀の居る場所へ再び移動)

 

ミカン「やったことないから一か八かの賭けだけど…」

 

ミカン「他でもない桃の頼みだもの。成功してみせるわ」

 

ミカン「大丈夫…大丈夫…」

 

ミカン「戻ってきなさい桃! 10年前にあなたからもらった気持ち今返すわ!」

 

シャミ子「もも…!!」(祈り)

 

心儀「きっと大丈夫…!!」

 

桃「うっ…!!」(ミカンからの弓パワー受け)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミカン「な…何とかなったかしら?」

 

桃「うん…戻ったっぽい」

 

シャミ子「も、戻ったんですか? よ、よかった…!」

 

心儀「よかった…(ホッ)」

 

桃「ミカン、嫌な役目させてごめん」

 

ミカン「いいってことよ…偉大なるミカンちゃんの友情パワーに感謝しなさい」

 

シャミ子「友情…」

 

ミカン「それはそうと、壮絶な緊張を強いられたのでもう呪いがダメです…」

 

心儀「ま、まさか…」

 

シャミ子「えっ!?」

 

心儀「マズイ、みんな今すぐラボの外に逃げて!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミカン「ううぅ…またやってしまったわ」

 

桃「ラボ壊しちゃってごめん」

 

しおん「気にしないで。学校の設備だし」

 

桃「むしろそこが一番ダメなポイントなんだけど」

 

心儀「桃さん、しおんちゃんに倫理は通用しないから…」

 

桃「…それもそうか」(諦め)

 

しおん「それよりその呪いの力調べた~い♪」

 

しおん「それはそれとして、この前の薬も役に立ったみたいだし満足!」

 

しおん「また楽しい実験をさせてね」

 

シャミ子「薬?」

 

桃「ああ…前に小倉さんからもらった怪しい薬、全部飲みきったよ」

 

桃「夢の中では弱った魔力をこれで補って…」

 

桃「うっ…ダメだ。エーテル体と胃が反乱を…」

 

桃「あれは人類が口に入れていいものじゃない…」

 

シャミ子「桃~」

 

シャミ子「桃~!」

 

心儀「桃さ〜ん!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

(ばんだ壮戻る途中で)

 

心儀「あっ、優子ちゃん、ちょっといいかな?」

 

シャミ子「? なんでしょうか?」

 

心儀「ちょっと寄りたいとこがあるから、先にばんだ壮に行っててもらってもいいかな?」

 

シャミ子「どこに行くんですか?」

 

心儀「商店街にちょっと買い物をね。用事済ませたらすぐに戻るから!」

 

シャミ子「わ、分かりました!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんとか1人になる事ができたな。

 

今回はいつもよりも長い多魔市の冒険だったな…特に夢の中は色々と壮絶すぎて正直怖かった…

 

正直なところ、今回ばかりは優子ちゃんがド◯◯エの技を何故か使いこなしていたから助かった感はあるな…下手すれば3次元チックな私の体でも容赦なくこの世界の状態異常にかかっていてもおかしくはなかった。

 

 

それはさておき、私がこの多魔市で活動するようになった事で確実に伏線が揺れ動き始めているのは確実だな…

 

優子ちゃんがハイになる前に私が聞き出した事で喫茶あすらにおけるイベントを1つ消してしまった他、しおんちゃんが密かに原作よりも活発になっていたり、桜さんから意味深な情報を聞けたり…

 

目覚める直前に私も優子ちゃんと同じ光景を見たのは魔力共有によるものだろうから当然ではあるけど、桃さんが原作では語ってなかった意味深な夢を見たのも気にはなる。

 

原作にない大きなオリ展が来たら自分自身でも対応し切れなくなる可能性もあるし、かといって先の展開を知っていても原作ブレイカーになりかねないから下手に打ち明けることもできない…

 

あれっ、私ってもしかしてただの足手纏いでは?

アロンの杖の能力を私も使う事ができることから頼られて再びこの世界に来るようになったけど、実際再び来たところで原作の流れを維持する事になれば使う場面はなさそうだし、かえって私のせいでバタフライ効果を与えて迷惑になっているような気もする…

 

せめて、桃さんの意味深な夢の意味が分かればなぁ…

 

 

多魔市…もといまちカドまぞくの世界故に新たに発生した現象も立派な伏線へとなりゆるから1つ1つの出来事を大事にしたいところではあるが、肝心な事を桃さんが言いかけたところでリコちゃん並みに空気読めないしおんちゃんによって中断されてしまった事が本当に惜しいし悔しい……

 

「ウチがどうかしたん、ケーキはん?」

 

「!!!?? リコちゃんいつの間に!?」

 

 

しかもなんか、自分の考えが丸聞こえだったような話しかけをしてなかったか今!!?

 

いや、ヒトの数十倍でも流石にそれはないか…いや、たまたま偶然でそれはないと信じよう…まさかね(滝汗)

 

 

リコ「なんか険しい顔して歩いてはるから、何考えとるのか心配になって話しかけたんよ」

 

心儀「な、なるほど…心配かけてごめん。 でも、たいした事ではないから大丈夫だよ。 私自身だけの悩みでもあるし…」

 

リコ「うそゆーたら困るなぁ…」

 

心儀「えっ!?」

 

 

うそやないの?とかじゃなくて嘘だとハッキリ見抜いている!!?

 

 

リコ「他は騙せても、ウチの前では誤魔化し不可能や。 前にもゆーたかもしれへんけど、ウチらには人とは違う感覚器があるから、魔力の流れとか見ればなんとなくやけど分かるの」

 

心儀「…リコちゃんにはお見通しなんだね」

 

リコ「あたり前○のク○ッ○ーってもんよ。んで何に悩んどるん? 可能な限り力になったるで?」

 

心儀「それは…」

 

 

 

リコちゃんが私の悩みを聞いてくれるという事になったので、私にとって多魔市は物語上の世界だという関連の事実だけは伏せた上で悩み事を思い切ってリコちゃんに打ち明けた。

 

 

 

リコ「なるほどなぁー…でもウチからすれば、そう悩む事ではなかろうと思うで?」

 

心儀「悩む事ではない、ですか…?」

 

リコ「優子はんに魔力共有しとる時点で存在意義はあると思うし、そのアロンの杖っていうのをケーキはんが使えるのならどんどん使って優子はんのサポートをしてけばいいだけの話や思うわ」

 

心儀「どんどん使う…か……」

 

 

つまり、オリ展はオリ展でしっかり受け入れて、使えるものはドンドン惜しみなく使っていっちゃおう!という事か…

 

この世界に現れたアイテムを使うも壊すも無視するもキャラクター次第…い○も先生もそんな様な事をインタビューで答えてたな。

 

 

リコ「せや! マスターにも相談してみりゃ、もっと有益な情報が得られるかもしれへんで!」

 

心儀「店長さんに!? 今さっきのリコちゃんのアドバイスでも充分タメになりそうだし、わざわざ申し訳ないよ(汗)」

 

リコ「ものは試しや! そうと決まれば早速あすらへ行くで!!」

 

心儀「ちょ、ちょっと…!?///」

 

 

リコちゃん!? ナチュラルに私の手を引っ張ってグイグイ進んでいく!!?///

 

桜さんの握手以来の不思議な感覚…魔力をある程度放出している為なのかリコちゃんの手がとても居心地良く温かい/////

 

 

リコ「どうしたん、ケーキはん? そんなに顔真っ赤になるような事でもあったん?」(3次元チックの心儀の手を握ったまま)

 

心儀「ごめん、こんなに積極的に女子と手なんか繋いだ事ないからつい…/////」(2次元アニメ絵のリコちゃんの手をしっかりと握って)

 

 

あなたのせいですよと言ってもリコちゃんは分からないと思うから上手く誤魔化したが…無自覚なところも可愛いぞっ!///

(この物語を万が一にも見ているかもしれない閲覧者に切り○されなければいいが…/滝汗)

 

 

リコ「そんな異性やからとか気を使わんでええよ? ウチからすればまぞくは性別関係なく皆仲間やと思ってはるから!」

 

心儀「わ、分かった…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで、リコちゃんに連れられて喫茶あすらに到着した。

 

到着まで終始リコちゃんに手を引っ張られ続けたが、いざ終わるとなると少し寂しい…という事は断じて思ってないからな!///

 

街中で手を繋いでいる恋人らしき男女を見かけるとつい目がいってしまいがちで、いざその立場に立つと周りの視線が気にはなったが、流石スルー系の人が多い多魔市といったところか案外こっちを見てくる人はいなかった。

 

 

(準備休憩中のあすら店内にはいる心儀とリコ)

 

心儀「こ、こんにちはー…」

 

白澤店長「おやケーキくん、今日は何か用事があるのかい?」

 

リコ「マスター、ケーキはんがマスターに占って欲しいゆーてたから連れてきたの」

 

心儀「店長さんが占いが得意だから占ってもらったらとリコちゃんに勧められたので…もし差し支えなければ占って頂いてもいいでしょうか?」

 

白澤店長「うむ、ぼくは構わないが…リコくん、まさか強引に連れてきたとかではないだろうね?」

 

リコ「強引ではないでー? 一度マスターに占ってもらった方がいいと思うて連れてきただけやの」

 

白澤店長「リコくうぅん!!(汗)」

 

心儀「あ、あくまでも無理にとは言いませんので…(汗)」

 

 

白澤さん、苦労が絶えないな…(苦笑)

 

 

白澤店長「まあ経緯はどうであれ、確かに僕も詳しく見た方が良さそうな感じはしそうな気はしなくもない」

 

リコ「やはりウチの感覚器に間違いはなかったの」

 

白澤店長「リコくぅん! だからといってホイホイ連れてくるのは考えたまえ!」

 

白澤店長「またリコくんが君を振り回したりしてたら申し訳ない…こう見えてリコくんは親切心で行動しているつもりだとは思うから許して欲しい」

 

心儀「そ、そこは大丈夫です」

 

白澤店長「それで念のためにもう一度聞くが、君の悩みについて僕に詳しく占って欲しいという事で問題ないかね?」

 

心儀「はい、問題ないです。 よろしくお願いします」

 

 

4巻冒頭のカラーコマで優子ちゃんの性格やタイプを当てたから、信頼はできそうだ…!!

 

 

白澤店長「では始めよう」

 

白澤店長「この世界における自分自身の立場について悩んでいる」

 

心儀「はい、そうです」

 

白澤店長「その悩みについては自分一人の問題ではないとも思っている」

 

心儀「それも当たってます」

 

白澤店長「そして……この世界で今後何が起きるのかを、おおよそで約2ヵ月先まで知っている」

 

心儀「!!!??」

 

 

え、ちょっと待って!!?(アセアセ)

 

ヤバいヤバいヤバい色々待って!!?(滝汗)

これにYesと答えたら原作ブレイカー確定だぞ!!!??(滝滝汗)

 

 

リコ「それウチはさっき聞いてなかったで!!? その焦り方を見るに図星のようやね」

 

心儀「の、ノーコメントとします…!!(アセアセ)」

 

 

あかん、汗が止まらへん!!(Help!!)

 

 

白澤店長「そんなに焦る必要はない。 僕の能力がまだ衰えてなかった、ただそれだけの事だ」

 

心儀「えっ…驚かないんですか!? 場合によってはこの世界の運命を大きく動かす事ができる能力を私は持っているんですよ?」

 

白澤店長「確かに事前準備次第でほぼ確実にどうにでも事を動かせるというのは非常に協力だと僕も思う」

 

白澤店長「ただ、一つだけ大きな欠点もある…それは君が一番理解している事ではないだろうか?」

 

心儀「私が一番理解している欠点…もしかして、未来が大きく変わった場合に意味を為さなくなる、という事でしょうか?」

 

白澤店長「うむ、それ故に知っているはずの未来から大きく軸がズレないように、周りにはこの秘密を打ち明けずに自分の中だけでうまくやっていこうとしている。という事だね?」

 

心儀「…やはり店長さんにはお見通しなんですね」

 

白澤店長「でも安心したまえ、僕たちが今回知り得た事は同じまぞくとして秘密は必ず守る」

 

リコ「ウチも、仲間の秘密はいとも簡単に喋ったりせえへんから無問題よー」

 

心儀「店長さん、リコちゃん…! ありがとうございます…!!」

 

白澤店長「だがしかし…占いの続きを述べてもいいかね?」

 

心儀「構いません。 しかし…?」

 

白澤店長「残念ながら、これからはケーキくんが知っているはずの未来とは少し違う未来がやってくると思われる」

 

心儀「そう…ですか……やはり周りの人にバレるのも時間の問題ですよね」

 

白澤店長「いや、それとは違う問題…一言で言うならばバタフライ効果の問題だ」

 

心儀「!!!!!」

 

白澤店長「ケーキくんも勘付いているとは思うが、あくまでも知っている未来というのはケーキくんが不在だった場合の未来である。違うかね?」

 

心儀「はい、私自身が本来ならば別世界から第三者視点で知り得た未来でした。 やはり、私という不純物が影響しない訳ないですよね…」

 

白澤店長「だがしかし、恐る事は何もない」

 

心儀「本当ですか…?」

 

白澤店長「大筋的にはケーキくんが知っている未来のシナリオで進む。その中で少しだけ違ったシチュエーションが発生する事もあるが、そんな時はケーキくんの他にも未来予知ができる者が少なからず居る」

 

心儀「もしや…リリスさん!?」

 

白澤店長「その時はその者がケーキくんを助けてくれるという占いが出ている。だから何も気にせず引き続き皆んなで協力して乗り越えていけば問題ないと僕は思う」

 

心儀「わ、分かりました…!」

 

白澤店長「時には知っている未来とは大きく事が動く事があるかもしれないが、既にケーキくんが知っている未来、そして今までの出来事を応用すれば問題はないとある」

 

白澤店長「足りないパーツは皆んなが用意してくれる。だから何も悩む必要はなく、目の前の事について皆と話し合って解決していけばいい、ただそれだけだ」

 

心儀「な、なるほどです…!」

 

白澤店長「さて、僕の占いの力はこんなものだけど、役には立てたかい?」

 

心儀「とてもタメになりました! 白澤店長さんって、本当に凄いバクさんなんですね」

 

リコ「ほれ、ウチのゆー通りだったやろ? マスターにかかれば、何人もの悩みを解消させる事ができるんや」

 

心儀「店長さん。リコちゃんも本当にありがとう…!」

 

心儀「なんだか怖いものは無くなって心が軽くなった気がします!」

 

白澤店長「僕が役に立てたようで何よりだ」

 

リコ「今後もウチらに隠し事はめーよ?」

 

心儀「分かりました! では、優子ちゃんの元へ行ってきます!」(カランカラン)

 

 

リコ「ケーキはんの役に立てて良かったわ〜♪」

 

白澤店長「リコくん、次からは僕の都合も考えてくれたまえ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やっぱり私、考え過ぎだったんだ。

 

そうだよね、先の展開など知らなかった原作1巻の時代から既に優子ちゃんの魔力アップの副産物としてリリスさんとテレパシー通信できる様になっていたし、原作3巻スタート後もなんだかんだで優子ちゃんのサポートをしてきたから今更だよね。

 

別に原作通りにしないといけない訳ではないんだ。

この世界の多魔市は本来本家のまちカドまぞくとは平行世界で干渉しない事が分かっているから、例え何が起きたとしても本家のコンテンツそのものを破壊する恐れはない。

 

かといって原作リスペクトを無視して好き勝手にやり放題になるのはやってはいけない事だけど、まちカドまぞくとしての価値・コンテンツを大きくぶっ壊さない限りは私なりの考える通りにこの世界の多魔市の人々を支えていけばいいんだ。

 

ちょうど今頃、優桃達もお互いに自分なりにお互いと街を守っていけばいいんだと思っている頃合いか、私が合流してからその話になるはず。

 

今までは私一人で抱え込むしかなかったけど、いざという時にはあすら組の2頭にも相談できるという安心材料が出来たから、あすら組と皆んなの力を信じて、私なりのまちカドまぞくを創っていこう…!!

 

『腹を割って話せる相手は、あすら組だけではないぞ?』

 

えっ…??

 

『今はもう…もとい、まだ君たちの前に姿を現す事はできないけれど、僕も微かな魔力を頼りに陰ながら君たちの活躍をずっと見続けているぞ!』

 

ん…???

 

『頑張れ心儀さん 君は1人じゃない、君を頼りにしている仲間が沢山いるぞ』

 

なんだ?????

 

『そして、君たちがいつか封印を解いてくれると僕は信じてる』

 

『その日がやってくるまで、これからも裏で見守り応援し続けているぞ! 頑張れ、頑張れまぞくコンビ!』

 

 

 

…なんだかナレーションことヨシュアさんに励まされた気がするが、気のせい……じゃないな。

 

ちょっとメタっぽい気分ではあるが、思った以上に勇気をもらえた気がする。

 

こうして優子ちゃんはここまで乗り越えてきたと思うと、私も皆んなの為に頑張らなくっちゃ…!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

(河原付近にて)

 

とはいえ、店長さんに話を聞いてもらっているうちにすっかり日が暮れちゃったな…もしかすると私不在のまま話が進んだ可能性が微レ存か…?

 

 

桃「あっ、ケーキさん」

 

心儀「あっ、桃さん…って優子ちゃん泣いてる!?(棒)」

 

 

あ、これは確実に物語進んだパターンやな…桃さんが買い物袋を持ってるし。

 

 

シャミ子「これは涙じゃない目汁だっ!」

 

心儀「何かあったんだね?(苦笑/棒)」

 

桃「詳しくは河原に座って話すよ」

 

 

そして優桃と合流できたところで、私も2人と一緒に河原に座って話を聞く事にした。

 

 

心儀「なるほど…そんな事が(棒じゃない演技)」

 

シャミ子「魔法少女一人眷属にできないのに…町を守るなんて……できる気がしないです…」

 

桃「でもシャミ子、以前言ってたよね」

 

桃「『私は1人じゃ戦い抜けないから、一緒に戦って』って」

 

桃「私も手伝うし…これから人を集めればいいんじゃない?」

 

桃「シャドウミストレスなんだし、ワンオペで戦う方がおかしい!」

 

シャミ子「あっ! それ先生にも言われた気がします!」

 

シャミ子「桃が手伝ってくれるならやれるだけやってみます!」

 

桃「うん。じゃあ魔力的な意味での眷属契約はまだ難しいけど…」

 

桃「共に死線をくぐるべく…我ら2人、属性は違えど義理の眷属!」

 

桃「はい。ぽっきんアイスの誓い」

 

シャミ子「…へっ?」

 

心儀「簡単にいうなら、形式じゃない仮の眷属に桃さんがなってくれるって事らしい」

 

シャミ子「えっ、いいんですか!!?(ぱあぁ!!)」

 

桃「いや、やっぱり今のは忘れて」

 

桃「受け取ってから忘れて」

 

シャミ子「念のためにもう一回言って! お願いしますもう一回言って!!」

 

桃「アイスが溶けるから早く食べて!!」

 

シャミ子「仮とはいえ眷属になってくれるんですよね!!(キラキラ)」

 

桃「…そうだから今は食べる事に集中して」

 

シャミ子「やりました!! まぞくやりました!!!♪♪」

 

『頑張れまぞくたち! 仲間と共に切磋琢磨し強くなっていくんだ!!』

 

 

こんな感じでこれからもみんなを支えていけばいけばいいのかな…?

 

 






という事で、これからも天国でシャミ子ちゃんたちまぞく達を見守っていくであろうという事を想像して心儀さんに呼びかけてもらう展開にしました。

偶然にも、最後の『頑張れまぞくたち! 仲間と共に切磋琢磨し強くなっていくんだ!!』という台詞にも、個人的に感慨深いものがありますね。

一応こちらはアニメ・原作通りのセリフとなります。


また、当初のオリ展としてはあすら組に加えてマルマ精肉店で働く杏里ちゃんにもばったり遭遇し、どちらとも軽く励ましてもらうだけの予定でした。

あくまでも追悼を兼ねた少し長めの「頑張れ〜」をヨシュアさんに言って頂く展開に持っていくためのキッカケに過ぎなかった感じです。

しかしいざ書いてみたらマスターこと白澤店長がこちらの想定以上に本格的に占ってアドバイスするという大きな展開にキャラが動いたので、最終的に杏里ちゃんと原作コマタイトル「武器にしたい魚類No.1」からの心儀合流がカットとなりました。(杏里ちゃん、そしてシャミ桃の2人ごめんね?)


一旦キリがついたという事で、この先の展開の順番をどうするかの整理もしつつ別枠のまぞく二次創作も更新を進める関係で暫くまたこちらの更新が滞るかもしれませんが、本家の原作まちカドまぞくのように気長に待って頂ければ幸いです。



今回はここまで。

次回もお楽しみに!


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