吉良八宏は神殺しの魔王である。
戦場という血湧き肉躍る荒野を駆け抜け、愉悦に喘ぎ、苦痛を聴き、苦悩を嗅ぎ、死を見た。
彼は戦場に躍る魔王である。

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戦場の王、三相に喘ぐ

 

 

 空が燃える。

 大地が焼ける。

 

 耳を澄ませてみれば、生きながら焼けていく無辜の民草の悲鳴が聴こえる。

 耳を澄ませてみれば、死んでもなお消えぬ責め苦に喘ぐ無辜の民草の絶望が聴こえる。

 耳を澄ませてみれば、善悪の分別なく等しく生命が焼かれていく音が聴こえる。

 

 匂いを嗅いでみれば、食す為ではないあってはならぬ生命が焼けていく匂いがする。

 臭いを嗅いでみれば、霊長などと思い上がった傲慢な人類が積み上げてきた業を煮詰めた臭いがする。

 香りを嗅いでみれば、突如として訪れた地獄でなお神に縋ろうとする苦悩煩悶が香る。

 

 目を見開いてみれば、誰も彼もが己自身を大事として逃げ惑う恐怖が広がっている。

 目を見開いてみれば、溢れかえり生命を貪らんとする異形のモノどもが跋扈している。

 目を見開いてみれば、そこには逃げようとも逃げずとも善も悪も神すらもいない死ばかりがある。

 

 

 そこには苦痛があった。

 そこには苦悩があった。

 そこには死があった。

 突如として噴き上がる大火が生命を生きながら焼き払い死んでもなお苦痛を与え続け、人類が積み上げてきた文明社会は彼らの業の様に悪臭と苦悩が満ちる火葬場と相成り、まるでSF映画に出てくるエイリアンの大量孵化か何かのように際限なく湧き出てくる異形が逃れようとする生命を貪り喰らい死が満ちていく。

 此処は地獄か?

 否、地獄ならざる現世なれば、すなわち

 

───地獄の釜の蓋が開かれたのだ

 

 

 天地鳴動、活火山は唸りを上げて一個の巨龍へと変生し、生命を生きながら焼き殺し続ける苦痛の火蛇がのたうち回り、流し続けた血より這い出でる衆多の異形の群れは死を喘がせ、積み上げてきた栄華は悪臭極まる苦悩の瓦礫へと変わり果てた。

 此処は開け放たれた地獄に呑まれた巷であれば、四千年前の異界領域が現世を侵食していく。

 なんたる地獄か。

 此処の何処にも救いなどありはしないのだ。

 それでもなお、足掻くのか?

 

 地獄の釜底で蠢く怪物が問いかけた。

 真に信仰厚く、純潔にして清廉潔白なる乙女が目にすれば途端にその精神を狂わし壊さんとする程におぞましき暗色の外皮、混沌たる末世であろうとも全てを睥睨する血よりもなお鮮やかな紅玉の如き瞳、生命が築き上げた文明社会を瞬く間に退廃す風をはばたく竜翼が、世界を呑む軋る顎。

 すなわちは、

 神より祝福を賜り人の身から、世界を焼き尽くさんとする魔王へと成り果てた三頭三口六眼の有翼の竜蛇がとぐろをまいて、自らの眼前に立つ者へと語る。

 

 何をもって勝利とするのか。

 何をもって善とするのか。

 互いに言葉を交わす。刃ではなく、殺意でもなく、彼らは言葉を交わしていく。

 

 

 

 果てにあるのは、竜蛇討滅の儀であり、悪血後継の儀であり、魔王新生の大儀式。

 厄災の箱の女が新たなる神殺しの子の新生を祝い、討たれし竜蛇が嗤う。自らの悪血を継ぎ魔王となる後継を言祝ぐ、そこに自らを討った不遜な人間への嘲りも怒りも憎悪もありはしない。悪となろうと善となろうと、悪を背負う神の一柱としてその成しうる全てを保証すると謳うのだ。

 

 

 

 

 

 

─────:

 

 

 

 

 

 

「───火を燃やせ 我ら拝火にとぐろう者なれば

 

 朗々たる言霊が戦場に走る。

 何処までも広がる地平線ばかりの荒野にて、巨大な湖をすぐ隣に置いた大地には木よりも高く、森よりも密した、幾多もの巨大な人型が群をなして前進していく。

 それらはどれもかれも、人型ではあれどもおおよそ人間とは異なる姿をしていた。例えば、それは山羊にも似た頭を持ち、もしくは牛ないし馬といった偶蹄目の類の頭を持つ巨人たち、例えば、もはや真っ当な人型とは言えぬ単眼であり隻腕でありそして一本足などという妖怪ですらもう少しどれか二つはあるだろうと思える様な奇怪きわまる風貌の巨人の一種。

 そんな異形と巨人が群をなして、進んでいく。

 

 

 一騎駆けるは我に在り。

 

万の騎馬を引き連れて 我らは荒野を征く

 

 雷鳴を響かせながら二頭の山羊が戦車を牽きながら、巨人の群へと疾走する。

 雷鳴と共に、空を疾駆するその姿は正しく神秘を包した存在であるのは誰の目にも明らかであるがしかし、その二頭の山羊も牽かれている戦場も殆ど通常のソレと変わらない。精々山羊が大型の熊に近いサイズであり、戦場もまたそれに準じるサイズではあるがしかし、巨人たちに比べればそんなものサイズは殆ど大した変化ではないだろう。

 そして、戦車に搭乗しているのは二人の人間。一人は手綱を持つこともなく、ましてや手摺を掴むことすらなく、腕を広げて高らかに言霊を紡いでいく黒髪の青年。もう一人はそんな彼の傍らで手摺にしがみつきながら、距離が近づいていく巨人の群勢に眼を見開き雷鳴の中で何度も青年へと叫んでいる青と黒の縦縞のケープが特徴的な銀髪の少女。

 

逆巻く悪霊は言祝ぎ この身に苦痛と苦悩が双肩穿つ蛇となれば

 

「王!我が王!!一度ッ、一度ッ止まってくださいッッ!!??」

 

 自らを王と奉じる少女の言葉など何処吹く風か、言霊を青年が紡いでいく度に黒い光の球がさながら、蛍火の様に周囲に生じていく。

 巨人の群勢と戦車の距離が詰まり近づいていく。

 

我が業はその二相となりて、第三の相へと変生するだろうよ この身は幾多もの術を手にする魔王なれば

 

 距離があと数百メートルもない、巨人の歩幅と戦車の速度があれば数秒もかからずに縮まる距離にて───

 

暗き釜底で 悪を為せ

 

 【苦痛の凶相(ペイヴァルアスプ)

 刹那、虚空より、大地より、彼の戦車に率いられるように万もの異形の群れが巨人の群勢へと顕れ激突した。そのサイズと姿形は実に多種多様、巨人に近い風貌のそれもいれば四足獣の姿もあり、中には巨大な怪鳥の如きそれもいる。巨人よりもやや大きさは劣るものの、巨人の群勢とぶつかった彼らは巨人たちを殺していき、同時に巨人たちもまた異形たちを殺していく。

 そんな戦場を、二頭の山羊に牽かれた戦車は目の前にまで迫っていた馬頭の巨人の上顎をごと雷で吹き飛ばしながら、青年は嗤い、少女は顔を青ざめながら青年へと文句を言う。

 

「わ、我が王……眷属を、召喚するなら……ハァ、ハァ、わざわざ突撃しないで、ください……」

 

「ハハッ!悪いな、リリアナ。俺は基本的に戦場の魔王だからな、紳士的な振る舞いはあまり期待しないでくれ」

 

 戦車へと手を伸ばす巨人の手を、雷で消し飛ばして、戦車は一度巨人らの手が届かぬ高さまで登っていく。

 そうして、ある程度速度も落とした為か、少女、リリアナは何とか手摺から身体を起こして自身の王を改めて見る。『戦場の魔王』、そう自称した彼はなるほど確かに、一切の飾り気というものがない。

 着慣れているのだろうワイシャツにスラックス、社会人と言われればなるほど会社員のような服装であるが、まあそれは良い。整った顔立ちに似合った服装であるし、リリアナからしても特に気になることは無い。

 一つ問題点をあげるとすれば、こうして嬉々と戦いを楽しむ節がある所だろうか。もちろん、こうして戦車に乗って突撃をかまして自分を危険な目に合わせた、などとはリリアナも口にはしない。そもそも後方待機で良いと言われたのにも関わらず、戦車に同乗したのリリアナの意思なのだから。

 だが、せめて一言欲しいと思うのは仕方ないことだろう。

 

 そんな彼女を余所に青年はその眼を細めて、高所より巨人の群勢の奥を睥睨する。

 

「リリアナ」

 

「ですから、我が王ももう少し……本当に出来れば、出来れば、私にも気を配っ……どうなさいましたか?」

 

 リリアナへと声をかければ、一瞬遅れて反応しリリアナは青年の指し示す視線の先を見る。

 獣頭の巨人、単眼の巨人、それらの群勢の最奥に明らかに他のそれらとは異なる姿をした巨人が、二体いた。いや、魔女であるリリアナにはその内の片方が巨人ではないと看破した。

 片方はまだ、巨人に近い姿をしていた。

 十を容易く超える数の脚を生やして一本の腕、そして頭が四つという群勢の中にいる単眼の巨人をベースに腕以外のパーツを増やし過ぎたそんな異形の姿の巨人。

 そして、もう一体。それは本当に巨人と言って良いのだろうか?

 

「───うちの国の漫画でも、アレを巨人とは呼ばねぇわなぁ」

 

 それは巨大な肉塊だ。

 恐らく手足が無いのだろうか、肥大化した肉塊は殆ど首がなく頭部と思わしきモノは肉塊に沈んでおり、そして巨大な眼帯か何かの様なモノが巻かれており、それを四体の巨人が持ち上げようと腰を下ろして眼帯を掴んでいるのが見える。

 そして、何よりもその肉塊からは周囲の巨人たちとは違うおぞましい呪力を垂れ流す怪物。

 それが何なのかを、リリアナは知っている。それが何者なのか、青年はよく知っている。

 

「まつろわぬ神、どうしてあんな成りなのかは知らんが、アイルランドに巨人どもに、そしてあのあからさまな眼帯────一柱しかいねぇわな」

 

「魔眼、巨人の将軍、老いた神、有害なる悪しき太陽、……疫病?…………その名はまつろわぬ、バロール……!」

 

 人の紡いだ神話に背き、自侭に流離いながら、人々の世に災禍を齎す、神話・伝承よりまろびでた存在。

 それがまつろわぬ神。

 その中でも、このアイルランドの異界化したスライゴの一角にフォモール族と呼ばれる巨人の群勢を率いれ顕現したまつろわぬ神こそ、あの肉塊の姿をした存在。すなわちは、魔眼の巨人王バロール神。

 存外、ビッグネームが出た、と笑みを浮かべながら青年───吉良八宏は戦意を滾らせる。

 

 

 吉良八宏は神殺しの魔王である。

 数ヶ月前、イランにて顕現したまつろわぬ神を殺逆せしめ、七人目として魔王の末席にその名を連ねた新進気鋭の魔王。

 自らの従者であるリリアナを余所に、八宏は既に自らの手札でどう殺すか、思考を回し始めている。彼は神話マニアとは言わずとも、メジャーな神々について、知っている。

 だからこそ、バロールの眼帯、それが開かれる前に殺さねばならぬと理解している。

 

「見るに、直接的な攻撃は出来ないのかは分からないが、開く為の時間稼ぎでフォモール族の群勢というわけか」

 

 セオリーで言えば、ルーの槍もしくはタスラムかな?そう、呟きながら、軽く手を振れば戦車のすぐ隣に二体の異形が飛来する。どちらも巨大な怪鳥で人の二人や三人は余裕で乗れるような大きさだ。

 

「リリアナ、戦車は下げる。こっちに」

 

「わ、分かりました」

 

 リリアナに手を差し伸べた八宏は彼女の手を掴みそのまま抱き寄せて戦車から怪鳥の背へと飛び移る。

 家族や同じ結社の仲間以外の男性といきなりこうも距離が縮められれば、流石のリリアナも少し驚きが強いのか一瞬硬直するが、直ぐに八宏から離れていく。

 権能は同時に併用するのは、消耗が激しい。

 第一の権能【積み上がる三相の業(ダマーヴァンド・クワルナフ)】の一、二段階目の権能と、第二の権能の一端である戦車であれば、併用して使用するにはなんら問題は無い。

 だが、そこに第二の本領発揮を加えるとなれば消耗は激しくなるし、むしろ戦車は邪魔になるとしか言えない。

 故に、八宏は早々に戦車を消して怪鳥の上からまつろわぬバロールを睥睨する。

 

「確か、バルカン半島の先達がバロールの権能を持ってるんだったか?」

 

「は、はい……恐らく、バロール由来の邪眼かと……効果としては塩の柱に変わるというもので」

 

「……塩、ねぇ……まあ、確かに。極論、死んでるわな。ちと、違う気もするが……まあ、それはその時として。リリアナ、バロールについて簡潔に確認したい」

 

 そう真剣な表情でリリアナを一瞥すれば、彼女は既に一人の騎士として平静を取り戻し、粛々とバロールの来歴を簡潔に説明していく。

 

「はっ、バロールはアイルランドの先住民族フォモール族の王の一人です。バロールはあらゆる武器を通さぬ不死身の身体を持ち、最大の武器はあの邪眼です。しかし、予言により孫に殺されると知ったバロールは娘を幽閉し、生まれた3人の子供を海へと投げ捨てさせました」

 

「───が、ルーは生き残り、その槍の投擲ないし、投石で予言は成就された、と」

 

「はい。しかし、恐らくはあのバロールは単体ではなく、別のモノも混じっています」

 

 そこまで聞いて、八宏は目を細めてリリアナを止める。ここまでの情報があれば問題ない。

 何より、相手はバロール。邪眼が開く前に殺す必要があるのだから

 

「突貫する。リリアナはキミは待機」

 

「御意。それと、我が王────」

 

 リリアナへと待機を命令した八宏は、リリアナに呼ばれそちらへと顔を向けたと思えば、柔らかな感触を唇に感じて離れながらも紅潮している彼女を思わず見てしまう。

 そんな八宏に対して、リリアナは

 

「ご、ご武運を」

 

 

 

 

「ハ、ハハッ」

 

 リリアナと唇を交わすのは初めてではない。

 だが、一度目は実質事故のようなモノで、今度はなるほどこうして武運を祈る為に貰ってしまった。

 

「ハハハッ、ハハハハハッ!!」

 

 嗤う。嗤う。嗤う。

 これで滾らない奴は男じゃねえ、と八宏は嗤い嗤って、もう一体の怪鳥へと飛び移り、凶相を浮かべた。

 吉良八宏は戦場の魔王である。

 

 剣の王にあらず。

 悪名高い狼王にあらず。

 武王におらず。

 守護聖人に在らず。

 女王にあらず。

 黒王子にあらず。

 

 初めて殺したのは戦場を駆け抜け、術を修め、悪となった王である。

 次に殺したのは激怒する戦神である。

 吉良八宏はどうしようもなく、戦場の魔王である。そんな男が乙女に武運を祈られたのならば、滾らぬ筈がない。

 

「───迸れ雷鳴よ 黄昏を撃ち砕き彼方へ迎え

 ああ 頭が痛む 傷む この痛みは何なのか

 

 怪鳥が魔王の意思を感じ取り、巨人の群勢へと急降下を始めていく。

 

燧石が火花を散らす 頭蓋の中で憤怒の種火を灯すのだ

 ドヴェルクどもよ さあ鎚をこの手に渡すがいい

 イーヴァルディすら越える宝物を

 

 頭蓋に罅が入り、頭皮が裂けて血が吹きあがっていく。右腕が赤くなり、焼けて黒く焦げ付いていく。

 

見るがいい これこそ鏖殺の万雷

───巨人を 黄昏を 万物一切粉砕する

 

 右腕より金色の稲妻が迸り始め、遂に怪鳥は巨人の群勢の中へと入り込み─────

 

「【鏖殺万雷(ソール・ドンナー)】」

 

 巨人を殺す為の轟雷がバロールへ向けて一直線に進撃する。自分の肉体そのものを雷の武器として、敢えて真正面から巨人の群勢を突き進んでいく。

 巨人を殺すだけならば、第一権能によって呼び出した眷属たちをぶつければいい。

 だが、敢えて、魔王は巨人たちを雷で滅ぼしながら、群勢の最奥にいるまつろわぬバロール目掛けて突き進む。

 その際に、雷は自らの眷属である怪鳥の身体を焼き焦がしていくが、魔王の右腕同様に焼き焦がれ炭化すると同時に即時再生していく。

 そうして、どれほど経ったろうか。数秒も経たなかったか、それとも一分かかったのか、それ以上だったか、群勢を抜けた魔王が目にしたのは半ば開きかけているまつろわぬバロールの眼帯と、魔王へと襲いかかる百足の巨人。

 

『オオォォォォオオオオッッ!!!』

 

 叫び声を上げてその百足による蹴りつけ、踏み潰さんと迫るがしかし、

 

「起きろ、金剛杵」

 

 空間より引き摺り出した金剛杵を一振りの黄金の槍へと魔術による改造をしたのと同時に万雷を槍へと収束させる。

 

「巨人殺しに神話の再現だ────ついでに疫病祓いもだ、受け取れや」

 

 まつろわぬバロールはまつろわぬバロールではない。

 主体となっているのはまつろわぬバロールであるのは間違いない、しかしリリアナの霊視、そしてまつろわぬバロールのおよそ巨人とは思えぬ手足のない肉塊の如き身体、そこから魔王はその正体を理解した。

 フォモール族に疫病。

 

「フォモール族はアイルランドに住んでいたが、ある時やってきたバルホーロン族によって敗れ北の湖に追いやられた。だが、そんなバルホーロン族は翌日から流行った病によって王子一人残して滅び去った。

 疫病を流行らせたんだよ、手足無き巨人王キッホル、てめぇが」

 

 まつろわぬバロールと混じるもう一体の巨人王を看破し、放たれる万雷の黄金槍。それは今にも踏み潰そうとしていた百足の巨人の下半身を消し飛ばしながら半ば開きかけていたまつろわぬバロールの魔眼を撃ち抜いた────

 

 

 

 

 

 

─────:

 

 

 

 

 

 

【青銅黒十字所属リリアナ・クラニチャールによる新たなカンピオーネである日本人についての報告書より抜粋】

 

 彼の魔王、吉良八宏は三ヶ月前にイランに顕現したまつろわぬザッハークを殺害し王となった青年です。

 彼の神はペルシアの叙事詩『シャー・ナメー』などに登場する両肩に蛇を生やした暴君であり、父王マルダースは善王でありましたが、その息子であるザッハークは剛勇ではありますが無思慮の男であったそうです。ザッハークは悪霊によって唆され父王を殺した事で王となり、その後悪霊の呪いによりその両肩に蛇を生やされた事でその蛇が死ぬまで悪霊の言葉により国民二人の脳を食べさせる事になります。

 また、ザッハークはバビロンの生まれで数多の魔術を修得していく内に、魔術の師である悪魔から父親を殺す様に唆された事でやはり、父親を殺しています。

 

 

 



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