ドノバンによる「アーーッ♂」な展開を阻止して数日が経った。あの日以来ドノバンは当然と言えば当然だが、明らかに俺を避けている。
俺が怒る事くらい予想出来なかったのか?やっぱり発情した男はケダモノ。はっきりわかんだね
まぁガッツが可愛くてそのプリケツをウホッなドノバンが欲しくなっちゃうのは仕方ない。
納得いくけど許早苗。
さてさて本日の仕事は残党狩り。
貴族や領主からしたら面倒な後始末でも俺達傭兵からすればこれ以上ないボーナスステージだ。
当然の如く部下を総動員して退却する敵さんの帰路で待ち伏せる。
待ち伏せ?凸らないのかよチキン!だと?分かってねぇな素人め。敵は腐っても正規軍、兵数は1傭兵団よりは多い。
ナメてかかって押し返された暁には目も当てれねぇだろうが。
ここ最近は攻城戦が多かったのもあって新兵はおろか古参兵共もイラついて空気がピリピリしてた。無能な騎士だの将軍だのに付き合わされてたんだから無理もない。
こんな時くらいは手網を離してやるもんだ。
「いいかテメーら、相手の数は俺達より多いが負けて士気はガタガタだ。手向かう奴だけ殺せ。分かってるだろうが取ったもん勝ちだからな、思いっきりやれ」
獲物を目にしたら最後、飢えた狼みたいな勢いで襲いかかるのがコイツらだからな。銅貨1枚すら残らない気がする。
「突撃ィーーーッ!!」
剣を引き抜いて馬を駆る。
慌てて体勢を整えようとしてた敵騎士の首をすれ違いざまに斬りとばす。
指揮官を失くした部隊ってのは驚く程にもろい、それは敗軍だろうとなかろうと変わらない。案の定、潰走をはじめた。
ちなみにガッツはお留守番中。
まだ立ち直るには時間がいると思って連れて来てない。今頃はシスか誰かと一緒に居るんじゃないかな?
戦闘も終盤、俺は素晴らしい物を見つけた。いや見てしまったって言うべきか。
ドノバンが逃げる敵兵を追って森の中へ駆け込んで行く姿だ。
あの日、俺はその場でドノバンを始末したかったが "仲間殺しは縛り首" って規則のせいで手が出せなかった。
とは言え "やり方" はあって、今がその絶好のタイミングって訳。
アタックチャ〜ンス☆
ドノバンの後を追うように単騎で森に入る。
逃げ惑う敵兵相手にヒャッハーしてるドノバン、その背中を狙うクロスボウに気付く気配はない。
最後の1人の頭を砕いた瞬間、短い風切り音と共にドノバンの肺を貫いた矢。
「……ぇあ"?」
状況が飲み込みきれてないドノバンは矢が放たれたであろう場所に視線を向ける。
肺に血が流れ込んだんだろうか、息苦しそうだ。
「カッ…ガ、ガンビーノ…?」
ドノバンと目が合う。
クロスボウを放り捨ててドノバンに近付く。近付きながら代わりに剣を抜く。
「ようドノバン、最近つれねぇじゃねーか」
「カハッ…ま"待ってくれガンビーノ、ガッツの件だよな…?あれは俺が悪かった。あ"あの時のおえ"はどうかしちまってたんだよ。な?ハッ…だか…グガッ」
言いながらバランスを崩して落馬したドノバン。仕方なく俺も馬をおりて目の前に立つ。
苦しそうに喘ぎながら尚も命乞いを続けてくる。
「だのむ…殺ざないでぐれ……」
「なぁドノバン、俺はお前の性的嗜好にとやかく言うつもりはねぇ、何処のガキのケツ掘ろうが舐めようがどうだっていい。だがな…ガッツに手ぇ出したのだけは許せねぇ。分かるよなあ?」
ドノバンを立たせて木に寄りかからせる。こうでもしないと声がよく聞こえないからな。
ボソボソ言うんじゃねえよドノバン。
「な"仲間殺しは、縛りk「安心しろドノバン、テメーは戦死したんだからよ」
「え"…ッ!!」
浅い笑顔を浮かべながらその腹を斬った。
驚愕から苦痛と絶望の表情に変えながら崩れ落ちるドノバン。
「あ"…ア"ア"ァ"ァ"ァァーーーッ!!」
「…チッ、うるせえよ」
誰かに聞こえちゃうだろうが。
ちょうど跪く姿勢だったドノバンの首に剣を振り下ろす。これでいい、これでいいんだ。やっと全てが片付いた。
ったく、手間かけさせやがって…。
一息ついた後、もと来た道を引き返した。
ドノバンが出した銀貨20枚のネタバレするって言ったな。あれは嘘だ( -ω- `)フッ
あっ、ごめんなさい!違うんですヾ(・ω・`;)ノ話の流れ的に合わなくて削っちゃったんです。許してクダチャイ
いつも読んでくれてありがとうですぞ!