ベルセルク/ガンビーノ転生!?   作:霧桜ルー

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祝!お気に入り1000人突破!!"(ノ*>∀<)ノ

この2時作の投稿時の目標人数は30〜40人だったんですよ。
ばちぼこ驚きながら嬉しさ余って布団の上で打ち上げられた魚の如くモダモダして歓喜してました!( ꒪Д꒪)マジです

初投稿時から応援してくれてる方、最近知って気に入ってくれた方々に感謝してますぞ!
コメントや評価もありがとうですぞ(*´罒`*)

投下!(〃・ω・)ノ ・:*:・。➰◇



男2人の出会い

 

失敗した…。

よもやあの小僧があれ程に強いとは!

しかしマズイ、これ程の事を隠し通すなどできるわけが無い…逃げた兵から既に話が伝わってるやもしれん。

痛っ、くそっ!傷のせいで表情を変える度に痛むわ。

 

「何たるザマか、アドン!!」

 

「うッ!!」

 

突如聞こえた恐ろしい声に肩が震える。

誰が聞き違えようチューダー軍最強の男、ボスコーン将軍の怒気をはらんだ声だ。

軍規を破ってまで私怨を優先した以上よくて投獄、そのまま手打ちもありえる。

 

い…いかん!私の命が!!

 

「いや、コレは違うのです!まさかあの小僧が─」

 

「黙れアドン!独断で兵を連れ出し受けた被害は甚大、そして弟のサムソンまで討たれたにも関わらず仇を打つどころか手柄もなし、よくもそのツラ下げて戻れたものよ!」

 

「ぐぅ…いや……ですがッ!」

 

まずい、これはマズイ。

最悪斬られかねん!!

ああっ!戦斧に手を……!!

 

「終わった…」

 

死を悟った直後、鼻先スレスレで戦斧の刃が止まり風圧が吹き出た冷や汗を飛ばした。

 

───ッ!?

生きてる?私は生きてるのか?

 

「…貴様の処遇は戦の後に決める。ガンビーノと共に城の守りにつけ、地下牢にぶち込まれぬだけでもありがたく思え!」

 

「は、ははァ!!」

 

立ち去るボスコーン将軍の足音に安堵を覚える。

 

助かった!あぁ…腰が抜けたわ。

ん、ガンビーノだと?確か元ミッドランドの傭兵じゃなかったか?城を預けるということは正式に組み込まれたのか?

むむぅ…私は聞いてないんだがな。

 

「おやぁ?そこで腰砕けてんのはもしやアドン殿か?」

 

「な!なんだお前は!?」

 

不意に話しかけられたせいで少しどもったがすぐに立ち上がった。腰砕けだと?そんなわけあるか!

 

「あ〜?何度か会ってんだけどなぁ…んん、俺は影薄いのかぁ?」

 

「き、貴様っガンビーノ!」

 

思い出したぞ、少し前に寝返った傭兵団の長ではないか!むう。なんたる悪党ヅラ…確かに裏切りそうだ。

 

「まぁ共に城に籠るんだ。仲良くしようじゃねーか」

 

スっと手を差し出してくるあたりわきまえておらぬらしい。貴族が平民の手など握るものか!

どちらが上か分からせてやるわ!

 

「ふんっ!ガンビーノとやら、おのが身分をわきまえるのだな!誰が貴様の手など──

「アドン殿?」

 

突然ドスをきかせた声で呼ばれ、思わず言葉を止めてしまった。いや、ビビってなどおらぬ!貴族たるもの下の者の言葉も聞いてやらねば─

 

「その傷、()()()()()にやられたのでは?」

 

「な、なぜ知っている」

 

ボスコーン将軍から聞いたのか?いや敗走兵からか?

 

「そりゃまあ、で。強かったでしょう?」

 

「はっ、何を言うか!これ以上無いほどにボコボコにして痛めつけてやったわ!痛っ!?」

 

ガシッと手を捕まれかなり近距離でガンビーノの顔を見た。やはり間近で見る面ではない。殺気を感じる顔だ。

いや、それ以上に握られた手が痛い。凄い力で締め付けてくるのだ。

 

「俺ァ下手な冗談が嫌いなんだよ…強かったろ?俺の息子は

 

「離せっ!私は負けてなど──息子?」

 

「テメーの傭兵百人殺ったのも、弟殺ったのも俺の息子だ。名前は "ガッツ" ってんだ。いい名だろ?親不孝な出来息子なんだよ…」

 

「ひぃ!!」

 

人の目ではない!人間が出来る表情では無いわ!

巣窟だ…。この城は化け物の巣窟になったのだ!!

 

「おいおい、俺はなんも怒っちゃいねぇ。むしろ感謝してんだぜ?息子の手柄になってくれたアンタらによォ」

 

「……ぅ」

 

いったい何を言っているのだ、この男は。

今どきのミッドランドの平民はこんなにもイカれているのか!?

 

「ま、戦い方は間違っちゃいねぇよ、相手が悪かったってだけだ。嫌いじゃねーぜあんたみてぇな奴」

 

すれ違いざまにポンッと肩を叩かれた。

馬鹿な、この私が震えているだと?

 

いや、駄目だ。この男はボスコーン将軍の次に敵にしてはいかん!

 

「…仲良くしよーや」

 

ガンビーノの言葉を背に受けながら思った。

断ったら死ぬやもしれん…と。

 

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