クシャーン王国はデカい
そりゃあもうめちゃくちゃデカい、いやもうバチボコ大っきすぎて地図見るのも嫌になる程だ
ちなみに俺はとっくに地図を見るのを諦めている
諦めた時俺は思いついた
これバカ正直に国王派潰して回らなくていいんじゃないか?ってな!
「知らねーぞガンビーノ、アンタが短気なのはまぁ知ってたけど後で絶対困るからな」
あっても大雑把にしか分からん地図だぞ?予備もあるし困りゃしねーよ
「おいガンビーノ、さっき使者が書簡を持ってきてな。男爵領は降伏するそうだぞ」
「そうか…思ったより早かったな」
「なぁガンビーノよ」
「なんだァ?」
「地図はどうした?ここにさっきまであったよな」
「ん」
「ん?」
ほれ、と顎で指し示す先には篝火が地図を食っている最中
唖然とするアドンにアチャー顔のロシーヌ達
バカでけぇ国土に敵味方が入り交じってんだぞ?色付けたらモザイク模様間違いなしだ
ここは何処で敵はコレで──なんて頭の悪い事に付き合うほど俺は気が長くねぇ
「地図がなくったって困りゃしねぇよ。国王がふんぞり返ってる玉座まで真っ直ぐに突き進むだけだからなあ」
「そんな事してみろ、後方を絶たれて包囲させるでは無いか。そうでなくとも補給線を守る事が難しくなってしまう」
「アホぉ!そうなる前に王様んトコに踏み込むんだろうが!それに遅れてガニシュカの部隊も来るんだぞ。後方はそっちに任せて俺達は進むのが仕事だろうが」
「う…ぬぅ」
ったくアドンのアホめ、相手は俺達とは違う国王って生きモンなんだぞ
テメェの懐に武器持った敵が踏み入ってきたらまず逃げる、そんで守りを固めるまでがワンセットの人間だ
だから敵を一々プチプチと駆逐する必要なんざねぇ
此処から王都まで線を引いて、敵地は攻め滅ぼして味方は道路に、残りは現国王ぶっ殺してガニシュカを即位させた後に掃討するだけっつう簡単な作業で片がつく
国王派だって旗印の王様が死ねば降伏したがる奴も出てくる
電撃戦だ
短期決戦
幸いベルファ家の手厚い支援で補給に心配はない
「アドン、お前はキュリアスとエルドリオそれと車両歩兵を3000連れて次の子爵領を攻め落とせ。できるな?」
「あぁ…出来るが」
「よし、俺は残りの連中を連れて子爵領を迂回する。んで味方陣営の伯爵領を通って国王派の公爵領を攻める。素早く行けよ?相手に対応する時間を与えんな」
「うむ。ひとまず作戦は理解したが…ダイバ将軍との連携はどうするのだ?」
「俺達が公爵領を落としたタイミングで海寄りの山で狼煙を上げる。そしたら
この日のために用意した大型鳥艦
タンカー型に飛行甲板を取り付けたガレー船、怪鳥とはいえ鳥は狭い所に押し込めるわけにいかないらしいから仕方ない
伝書鳩と何が違っうってんだろうな
「嗚呼…自走砲5門分の金が溶けたあの船か」
「ああ…」
嫌な…出来事だったな
「ロシーヌ今夜は早く寝るんだ、明日は早朝に発つからな」
「はーい」
「お前達も下がって明日に備えろ」
「うむ。ではな」
「「はっ!」」
さて俺も今日はシスの所で寝るとするかな。
「ロシーヌおいで、今日は皆で寝よう」
「ホント?やった!久しぶりの "川の字" だね」
「ああそうだな」
まだ子供らしいロシーヌの手を握ってシスの天幕へと向かう。
川の字と喜んでるロシーヌだが、シスがロシーヌを猫可愛がりしてるから俺が入る余地なんてない。
なんせシスがロシーヌを抱きしめたまま朝を迎えるなんて事は日常茶飯事らしいからな。
羨ま…微笑ましい。
「明日の朝もお前はきっとシスに捕まってるんだろうなァ」
「ふふふ、かなぁ?どっちが先に抱きしめるか競走だね♪」
「そうなるとシスごと抱きしめちまえば俺の勝ちだな」
「あー!それはズルだよ」
「ハハハハハッそうかァずるいかあw」
大人は大概ずるいものさ
ガンビーノの部下としてこれまで登場したキャラ、これから出てくるキャラの役職(階級)的なのの一覧は書きまとめといた方がいい?
-
欲しい
-
要らない