スライムですが、なにか? 作:転生したい人A
黒い虫を食べ続けて何日経っただろうか。
漸く腐食耐性が腐食無効にまで上がった。
魔力操作も食料の確保にかける時間が無いため、練習する時間がかなりあったことで魔力操作のスキルを獲得してレベルまで上げられた。
魔力操作のレベルは問題なく上がってくれている。
問題なのは影魔法だ。
全くもって使えないじゃん!?
もっと戦闘向きな魔法無いの!?
まあ、影魔法も使い続けたからそろそろレベルが10になりそうだし、進化先のスキルに期待するしかないな。
しかし、いいこともあった!?
食料の確保に出かける時とMPが空っぽの時に鑑定を使い続けたこともあってレベルが8になった。
《スモールスライム LV4 名前なし(蓮見葵)
ステータス
HP:108/108(緑)
MP:453/453(青)
SP:94/94(黄)
:92/92(赤)
平均攻撃能力:567
平均防御能力:73
平均魔法能力:451
平均抵抗能力:118
平均速度能力:102
スキル
『HP自動回復LV4』『MP自動回復LV4』『SP回復速度LV1』『SP消費緩和LV1』『集中LV10』『猛毒耐性LV2』『酸大耐性LV2』『外道無効』『腐食無効』『打撃耐性LV8』『斬撃耐性LV8』『破壊耐性LV8』『苦痛耐性LV6』『酸攻撃LV6』『影魔法LV8』『魔力操作LV9』『高速演算LV3』『並列意思LV1』『思考加速LV6』『隠密LV8』『視覚領域拡張LV2』『回避LV3』『投擲LV5』『命中LV3』『鑑定LV8』『予見LV9』『暗視LV10』『視覚強化LV8』『聴覚強化LV8』『嗅覚強化LV7』『味覚強化LV5』『触覚強化LV6』『堅牢LV1』『剛毅LV2』『天魔LV2』『天道LV2』『神性領域拡張LV3』『悟り』『n%I=W』
スキルポイント:250》
気づかないうちに結構なスキルを取ってるな。
けど、分からないのが二つだけあるんだよねぇ。
『悟り』『n%I=W』
この二つが本当に分からない。
『n%I=W:鑑定不能』
『悟り:神へと至らんとするn%の力。自身の持つ神性領域を拡張する。取得する経験値と熟練度、各能力成長値が大幅に上昇し、他の支配者スキルが取得不可能になる。また、Wのシステムを凌駕し、MA領域への干渉権を得る。』
『n%I=W』はともかくとして、ステータスやスキルの成長が早かったのは『悟り』のスキルがあったからなんだ。
取得したって言われた覚えがないから、最初から持ってたスキルなんだろうけど・・・・・・
まあ、転生特典って考えておこう。
けど、最初から持ってたスキルで取れないスキルがあるのはどうなんだろう。
そもそも私、前世も今世も悟りなんて開いた覚えないんだけどなぁ。
ステータス画面を見ながら少し考えて思考を切り替える。
あんまり考えても仕方ない。
今は戦闘に使えるスキルの獲得が重要かな。
取得可能なスキル一覧を見ながら考えよう。
スキルポイントが少ないから表示されるスキルの数も少ない。
スキルの取得で何度も失敗したから慎重に選ばないといけないしなぁ。
ん~、取得できるスキルで戦闘に使えそうなのは蜘蛛糸くらいかなぁ。
攻撃力はあるわけだし、動きさえ止めれば大体の魔物は倒せるようになると思うのよねぇ。
よし、取ろう。
今回も失敗したらそこらへんに居る雑魚へ八つ当たりしよう。
《『蜘蛛糸』を獲得しました。残りスキルポイントは0です。》
さあ、使えるかのテストだ!?
えっと、どうやって出せばいいんだ?
取り合えず、手から出すイメージで、出ろぉ!?
手?から白い蜘蛛糸が出て手?を向けていた先の岩に当たった。
おお!?出た出た!?
これを使いこなせば大体の敵は倒せる。
そうと決まれば早速レベル上げと魔物狩りだぁ!?
安全地帯を出て雑魚の魔物を狩りレベルとスキル上げを続ける。
レベル上げを続けているある日、魔物を狩りに出ると猿の大群が大移動しているのを見かけた。
どうしたんだろう?
この先に何かあるのかな?
バレないようについていってみよっと。
隠密を使用して猿の群れについて行く。
猿について行くと、天井付近に巣を張った蜘蛛を狙ってここまで来たようだ。
あの蜘蛛そんなに強いのか?
鑑定っと。
《スモールタラテクト LV4 名前 なし
ステータス
HP:40/40(緑)
MP:40/40(青)
SP:40/40(黄)
:40/40(赤)
平均攻撃能力:22
平均防御能力:22
平均魔法能力:20
平均抵抗能力:20
平均速度能力:390
スキル
『HP自動回復LV2』『毒牙LV8』『毒合成LV1』『蜘蛛糸LV8』『斬糸LV3』『操糸LV6』『投擲LV2』『集中LV2』『命中LV2』『回避LV1』『鑑定LV7』『探知LV4』『隠密LV5』『外道魔法LV2』『影魔法LV1』『毒魔法LV1』『過食LV3』『暗視LV10』『視覚領域拡張LV1』『毒耐性LV7』『麻痺耐性LV3』『石化耐性LV2』『酸耐性LV3』『腐蝕耐性LV3』『恐怖耐性LV5』『苦痛無効』『痛覚軽減LV5』『強力LV2』『堅固LV2』『韋駄天LV2』『禁忌LV2』『n%I=W』》
え?弱くない?
スキルと速度は高いけど、それ以外だと猿の方が普通に強い気がするんだが・・・・・・
こいつらあんなに弱い蜘蛛をこの数で殺しに来たの!?
意味わかんないんだけど、あの蜘蛛に何かあるの?
蜘蛛のステータスをもう一度見てみるが、やっぱり弱い。
スキルの量は多いけど、強いとは思えないよねぇ。
ん?
『n%I=W』
これって私も持ってる謎スキルだ。
何体も魔物を鑑定して来たけど、一匹も持って無かったし効果も不明。
私が転生者だから持ってるスキルかと思ったんだけど、違うのかな?
いや、私の転生前の最後の記憶は古文の授業中だった。
もしかして、私と同じ転生者?
だとしたら、クラスメイトの誰かかもしれない。
意識を蜘蛛と猿に戻すと、蜘蛛が壁に大量に張り付いた猿を蜘蛛の糸で無理矢理引きはがして地面に落としていた。
ん~、知能的にもそこらへんの雑魚と比べてかなり高いよねぇ。
転生者ぽいよねぇ。
そんなことを考えていると、猿の上位種が三匹ほど新たにやって来た。
どこからどう見ても普通の猿より強い。
つまり、あの蜘蛛よりはるかに格上だろう。
助けた方がいいのかなぁ。
ん~、死なれたら確認できないし、助けよう。
助けることを決めて私は大きい猿が投げた岩より大きい岩に糸を大量に巻き付ける。
糸を巻き付けて糸が千切れないように強度を出来るだけ上げる。
よし、準備OK。
今助けるからもう少し待って、え!?もう大きい猿一体倒したの!?
急がないと、助ける前に戦い終わりそう。
岩を持ち上げて二体目を毒で倒した蜘蛛を背後から襲おうとしている大きい猿目掛けて投げつける。
大きい猿に大ダメージを与えた後は、岩に巻き付けた糸を引いて振り回し下にいる猿どもにぶつけて倒していく。
猿を大量に倒したことでレベルが10になって進化可能になったが、今は置いておこう。
辺りを見渡して動ける猿がいないことを確認すると、蜘蛛に視線を向ける。
蜘蛛はかなり警戒しているようで隠密で隠れてしまった。
探知があるから無駄なんだけどなぁ。
話しかけようにも声でないし、どうしようかなぁ。
・・・・・・そうだ!?
思いついたことを実践するために私はそこらに転がっている猿の死体を端の方に放り投げる。
スペースを確保して糸を使って文字を書いていく。
書き終えたら気づいてもらうために岩で地面を数回叩く。
けど、転生者じゃなかったらどうしよう?
まあ、殺せばいいよね。
蜘蛛子視点
何なのあいつ!?
《スモールスライム LV10 名前なし(蓮見葵)
ステータス
HP:120/120(緑)
MP:598/598(青)
SP:105/105(黄)
:104/104(赤)
平均攻撃能力:667
平均防御能力:90
平均魔法能力:610
平均抵抗能力:130
平均速度能力:121
スキル
『HP自動回復LV5』『MP自動回復LV5』『SP回復速度LV2』『SP消費緩和LV2』『集中LV10』『猛毒耐性LV2』『酸大耐性LV2』『外道無効』『腐食無効』『打撃耐性LV9』『斬撃耐性LV9』『破壊耐性LV9』『苦痛耐性LV6』『酸攻撃LV7』『影魔法LV10』『闇魔法LV4』『魔力操作LV9』『高速演算LV3』『並列意思LV1』『思考加速LV6』『隠密LV8』『視覚領域拡張LV2』『鑑定LV8』『回避LV3』『投擲LV5』『命中LV3』『予見LV9』『暗視LV10』『視覚強化LV8』『聴覚強化LV8』『嗅覚強化LV7』『味覚強化LV5』『触覚強化LV6』『堅牢LV2』『剛毅LV2』『天魔LV2』『天道LV2』『神性領域拡張LV3』『悟り』『n%I=W』》
何なのよ!?
全体的にステータス高いくせに、攻撃と魔法が極端に高すぎない!?
名前無いのか蓮見葵なのかはっきりしてよ!?
一生懸命に気づかれないように隠れていると、岩を地面に叩きつける音が何度か聞こえてきた。
ゆっくりと顔を出して下の様子を見てみると、地面に糸で何か文字が書かれてた。
『あなたも転生者?はい、なら降りてきて』
!?
あなたもってことはもしかしてあいつも!?
降りたら殺されるなんてことはない、よね?
ど、どうしよう・・・・・・転生者だし、降りた方がいいのかな?
あれ?なんかさっき振り回してた岩を持ち上げ始めた。
ちょ、ちょっと待って!?今降りるから、待って!?
慌てて降りていくと、岩を下ろしてくれた。
私が降りるとまた何か糸で書きだした。
『転生者同士協力しない?』
おお、ここで一人で生きていくのは大変だし、こんなに強い人?スライム?が仲間になってくれるのはとてもありがたい。
喋れないので全力で頷いておこう。
反応をしなかったら殺されそうだし。
私が頷いたのを見てスライムが近づいてきて手?を差し出してくる。
私も手を出して握手をすると、また糸で何か書き始めた。
『まずは、念話の取得を目指そうか』
まあ、協力するならコミュニケーションは必要だしねぇ。
・・・・・・大丈夫かな、私?