Fate/Viridian of Vampire   作:一般フェアリー

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第二節《ソールズベリー》
自由の町


「―――それっぽい所に着いたけど、ここが例の町で間違いないのよね?」

 

森を抜け、中原に出てからかれこれ二時間ほど歩いたところでバーヴァンシーら一行は目的の場所に辿り着く。

 

「はい、ここがかつてハロバロミアさん、そしてまだ前の名前を覚えていた頃の私が住んでいた街…ソールズベリーです」

 

「ええ。ホープくんの言う通り、この街が私と彼女が元居た故郷と言える場所だ。…ああ、あの方は今どうしておられるのだろうか……」

 

「オレはここに来た記憶はねぇな、地元(オックスフォード)の事しか覚えちゃいねぇ」

 

一行の前にあるソレは周りを四角に強固な壁で守られ、正門には一筋の噴水道があり奥に聳える教会の様な巨大な建築物へと真っ直ぐに続いている。

その周りには赤銅色の屋根が特徴の西洋建築の家や店が此処彼処に並び建っており、良く見ると妖精のみならず人間も普通に出歩き行き交っていた。

 

此処こそが妖精と人間の格差がある妖精國ブリテンで唯一人間の正当な独立権が認められている、通称“自由の町”――――『ソールズベリー』である。

 

「へぇー、ここがホープとハロバロミアの…。ところでハロバロミア、“あの方”とは一体誰なのかしら?」

 

バーヴァン・シーは先ほどのハロバロミアの呟きに含まれていた単語が気になり彼に問いかける。

 

「ああそういえばバーヴァン・シーくんには教えてなかったね。私が今言ったあの方とは、このソールズベリーの領主にして我ら風の氏族の長である『オーロラ様』の事だよ」

 

風の氏族長オーロラ。ハロバロミアが嘗て仕えていた主であり、数千年も前から生きているブリテンの古株だ。

彼女はその麗しき外見や気品溢れる立ち振舞い、そして思わず聞き惚れてしまいそうな柔和な声色から妖精國で最も美しい妖精と称えられている。

 

「オーロラ様は童話から出てきたかと思わんばかりの聖女なので、私の知る限りこの町であの方に支持しない、靡かない妖精はいないと言っていいね」

 

「それどころかブリテンの誰もが彼女の美しさを認めているので、もはや美しい妖精といえばオーロラ様が一般的な常識となっています」

 

「そういやオレら牙んとこの長も確かオーロラ様に惚れてる節があった気がするんだよなぁ」

 

「ふーん…風の氏族の長とやらでブリテンの誰もが認める美しい妖精、ねぇ……」

 

些か想像しにくいな、とバーヴァン・シーは思った。

妖精とは本来は目的に忠実で価値観も考え方も千差万別、老若男女で違うもの。

勿論バーヴァン・シーらの様に他者を認め支え合うこともあるが価値観や考え方が違うということは即ち美的感覚も当然違うわけで、ブリテン中から美しいと称えられているのは違和感があった。

 

(ま、そんなに理想的な感じならそれはそれでどんなものか興味が沸かないこともないわね。せいぜい拝めるなら拝んでやろうじゃないの)

 

「取り敢えずそのオーロラって妖精が貴方たちが言うほど綺麗なのかは後々確認するとして、まずは情報収集といきたいんだけどよろしくて?」

 

バーヴァン・シーの言葉に頷いて同意する三翅。

三翅としても今までずっと外から隔離された環境にいたので現在のブリテンがどういう世情になっているか程度は知っておきたかった。

 

「異論は無いみたいね。じゃあ、入っていこうじゃないの」

 

(ソールズベリー…これまた聞き慣れた単語ね。昨日から薄々考えていたけどやっぱりこれって…)

 

 

 

そして一行は中へと足を踏み入れた。

 

 

 

◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈

 

 

 

 

町中に入ると、まず目についたのは奥にある巨大な建物だった。

外からでも十分見えてはいたが、こうして目の当たりにするとより明確に神秘的な雰囲気が感じられた。

 

「ねぇ、目の前に堂々とそびえてるアレは何なの?」

 

「あぁ、あれはこの町の象徴にしてブリテンの名所でもある大聖堂だよ。確かオーロラ様はあそこの上の階に住まわれてたはずだ」

 

大聖堂、ここもまたブリテンで有数のスポットでありオーロラが会議や祭事などを行う場所である。

過去には女王モルガンの戴冠式を挙げた事もあり、こと重要な行事の際には必ずと言って良いほど此処で執り行うので、妖精國において無くてはならない重要な施設である。

他にも奥に大きな鐘がぶら下がっている『鐘撞き堂』と呼ばれている部屋もある。

 

「へぇ、あそこが…因みに入ろうと思えば入れるものだったりする?」

 

「オーロラ様の許可があればだけどね。あ、ただその従者にコーラルさんという方がおられるのだが規律に凄く厳しいから許可があってもおいそれとは行かないだろうね…」

 

ハロバロミアの言うようにオーロラには数々の従者がいるが、それらを仕切っている右腕と言うべき者にコーラルという妖精がいる。

彼女は常に自分を律し、部下に対しても風の氏族の長に仕える者としてあるべき姿でいる様に日々厳しく躾ており、他の妖精たちみたいに仕事を怠けることは一切無い。

立場としては汎人類史で言う中間管理職が近い為、ソールズベリーの内情や住民たちの意見の整理・対応などに日々追われている。

 

「はい、私も思い出せる範囲だとコーラルさんはハロバロミアさんの言う通りの方だった…と思います」

 

「ふーん、なるほどコーラルね。ならその妖精もオーロラの従者である以上は大聖堂に入れば嫌でも会えるでしょうし、まずはさっきも言ったけどこのまま町の住人に聞き込みして情報を集めましょう」

 

「だな。正直コーラルとかいう奴のこと今話されてもオレがついていけねぇし、バーヴァンシーの言う通り情報収集といこうぜ」

 

そして一行は町の住民たちに此処ソールズベリーはどんな文化や特徴があるか、今のブリテンはどういう世情なのかなどを聞き込んだ。

特に文字通り異邦の地から来た故にコーンウォール以外の知識ほぼゼロのバーヴァン・シーにとっては、殆どがこの地で過ごす上で貴重な情報なので他の三翅よりも徹底的に調べあげた。

 

「…よし、まぁまぁここらで頃合いでしょう。一旦集めた情報を整理したいのだけど、都合のいい場所はあるかしら?」

 

「それなら確か彼方に酒場があったはずだから、そこで話すとしようか」

 

ハロバロミアが指した方角に大きな酒場があるらしいので、一行はそちらへ赴くことに。

 

ただ、この時バーヴァン・シーの中でまた一つの疑問が生じていた。

 

(…聞き込みする際になぜか妖精も人間も私の顔を見た途端に内心酷く怯えてたのよね。顔にも声にもそれが若干出てたし、あれは何だったの…?)

 

頭の中に浮かぶ謎。それもそのはず、この妖精國ブリテンで彼女を見て怯えない妖精は殆ど存在しない。

 

なぜならこの国には約70年前から彼女と同じ顔、同じ声、そして偽名(ギフト)で秘されてこそいるが同じ名前の妖精が悪逆・暴虐・残虐の限りを今なお尽くしているのだから―――――。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「―――ほら、鳴けよカス」

 

「ぎひぃいぃイいぃ!!?」

 

殺伐とした空間の中で、恐怖と絶望の悲鳴が木霊する。

今しがた左足を糸で切断され()()()()()()()()妖精は、這う這うの体で全身に迸る激痛によがり狂う。

 

 

それを見て嗤い、見下すは鮮血が如く赤い一翅の妖精。

 

 

「アッハ♡惨めに無様に必死こいてもがきやがるその姿!まるで芋虫みたいで滑稽だなぁっ!?」

 

「お"…ぉねがひ、しま、ひゅ……もぅ、や"め、てぇぇ…」

 

上から容赦なく浴びせられる罵倒を前に、痛みで呂律が中途半端になりながらも許しを乞う妖精。

彼女は元々グロスターの高貴な上級住民で、ある日競売に参加し正当に競売品を勝ち取ったのだが、それが彼女の運の尽きだった。

 

理由は二つ、一つはその競売品が市場でも滅多に出回らないほどの貴重な靴だったこと。

もう一つはあろうことか、或いは当然と言うべきか、“彼女”がその競売に参加していたことだ。

 

そして競売に勝った結果“彼女”の怒りと不満も買ってしまい、競売品の靴ごと国立殺戮劇場(彼女の庭)に連れてこられて今に至っている。

 

「あ?テメェなに口聞いてんだよ」

 

「い"っ…!?」

 

当然の様に自らに許しを求めた“芋虫”の肉を削ぎ落とす。

取り敢えず心から謝れば許してくださるだろう、などと言った卑しく生意気な考えと態度を徹底的に潰すべく、そこから更に責め苦を与える。

 

「ほらほらほら、これでも今みたいに誠心誠意持って私に謝罪できるかぁ!?」

 

「あ、あ、あ"、ぇ"、ぃあ、ぎ、ぁが、お"っ―――」

 

腹を、背を、尻を、胸を、手足の断面を、肩を、首を、頭を、目を、玩具を解体するが如く削いでいく。

 

「ぉ……ぉ……っ…」

 

やがて文字通りの血達磨と化し、声もあげられなくなった芋虫を見た彼女は心底失望する。

 

「ハッ、もうギブアップなのかよ。ったくゴミとはいえ情けねぇったらありゃしねぇ、テメェの謝罪の気持ちなんてその程度だったんだな。―――ま、こうなんのはわかってたけどね?」

 

尚も罵声を浴びせながら彼女はうつ伏せに倒れている芋虫の首に妖弦の糸を絡め、そのまま後ろに引っ張りはじめる。

 

「ぉ……ぁ…ぁ…」

 

「ちょっとオークションに勝ったくらいで猿みてぇに喜んでんじゃねぇよ、情けなく怯えて私に差し出せてればまだ助かったかもしれなかったのによ。…ま、そもそも」

 

 

 

―――――私に不快に思われちまった時点でもうオシマイなんだけどな☆

 

 

 

そして糸に力を掛け、何の躊躇も慈悲もなくその首を切り飛ばした。

 

清々しいまでの悪辣外道、傍若無人。彼女の前では如何なる命乞いも謝罪も誠意も言い訳も意味を成さない。

 

彼女はこの國を統べる冬の女王の唯一の愛娘。

異邦の騎士の名を授かり、以降は己が儘に数多の命を玩び悪戯に奪い続け、付いた忌み名は『妖精殺し』『血の踵のトリスタン』。

彼女は―――――

 

 

 

「はぁーやだやだ。やっぱこんなクズじゃ一時のストレス発散にもなりゃしないわね。さっさと帰ってお母様にこの靴自慢しよっと!」

 

 

 

名を妖精騎士トリスタン。秘されし真名はバーヴァン・シー。

 

女王モルガンの後継ぎを約束されている次期女王である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈◈

 

 

 

 

「…まとめると。要するに今のブリテンは2000年前と変わらずモルガンが女王として君臨していて、更に170年くらい前から妖精騎士とかいう重鎮幹部が出てきたからますます誰も逆らえずに圧政を受けていると」

 

一方、こちらのバーヴァン・シーはホープたちと酒場の二階部屋で集めた情報を共有し合っていた。

 

「はい、現在就任している妖精騎士はトリスタン、ガウェイン、ランスロットの三騎士みたいですね」

 

「中でもトリスタンは相当なイカれっぷりらしいな。なんでも70年前に就任してからもう30万近くもの妖精や人間の命を奪ってるらしいじゃねぇか」

 

「他にもランスロットは総合的な実力では妖精騎士どころかモルガン陛下を除いた妖精國最強の戦士だとか。ガウェインも牙の中では彼の排熱大公を凌ぐのではと一部で噂されていますし、全員が揃いも揃ってワケのわからない強さですね…」

 

「その内ランスロットさんはここソールズベリーの、もっと言うならオーロラ様の護衛も務めているらしいですね」

 

各々が話す中、ホープの発言にハロバロミアが反応する。

 

「そう、それが気になるのだホープくん。私が知り得ている中でオーロラ様の名のある従者は側近であるコーラルさんと、さっきは言及しなかったがメリュジーヌ殿しか知らないんだ。だからてっきりその方が護衛されているかと思ったのだが、ランスロットというのは何者なんだろうか?」

 

「ど、どうなんでしょう…?私は妖精騎士というのが出てくる時にはまだコーンウォールに居たのでちょっと、というかほぼわからないですね…あくまで存在自体は知っていたって程度です」

 

「うーん、それも大聖堂に行けばわかるんじゃないの?オーロラの守護をやってるということはそれ即ちオーロラが大聖堂に居る時はその妖精も居るわけだし、それこそモルガンの呼び出しを受けてない限り居ないことは無いでしょう」

 

そこにバーヴァン・シーが意見を挟む。

どちらにしろ正体を確かめるには本人にあった方が一番手っ取り早い上に、そもそも大聖堂にも後々足を運ぶ予定なので行かない手は無かった。

 

(それにオーロラやコーラルだけでなくランスロットと繋がりを持つのも悪くはないわ。顔を覚えられるのはデメリットが大きいけどメリットも大きいからね)

 

ここで風の氏族長のみならず、妖精騎士という一大精鋭の一角とパイプを繋げられるかもしれないのはバーヴァン・シーにとって非常に良い機会である。

 

何故ならそうした重要な立場にある者とパイプを繋げることで顔が広まっていき、その内モルガンの耳に入るかもしれないからだ。

これまでの情報でわかっている通り、この國はモルガンが支配し誰も彼女に逆らえないでいる。

 

しかしそれは言い方を変えればモルガンと良好な関係を結べさえすれば妖精國最強の後ろ楯が得られることを意味するわけでもあり、他の勢力やその他脅威からの被害を受けると言った災難を極力減らせるかもしれないのだ。

 

無論、相手はあの大魔女モルガンなのでそんな都合良く事が運べるとはとても想像しにくい。

加えてそれ以前にまず妖精騎士と良好な関係が築けるかが第一の問題だ。

 

「ふむ、それならやはり大聖堂に赴く必要がますますあるな。次に我々が取るべき行動が決まったね」

 

「ええ、そうね。じゃ、もうしばらく休憩したら行ってみましょう。幸いこっちには追い出された身とはいえ元従者がいるしね」

 

「うっ…は、はっきり言ってくれるね…」

 

容赦ない発言に動揺するハロバロミアに全員が微笑む中、バーヴァン・シーはある二つの不安を抱いていた。

 

一つは仮にランスロットに自分たちの顔と人となり知られてそのランスロットがモルガンに報告する場合、どう伝えるかだった。

 

絵本の騎士みたいな誠実な人柄なら見たまま感じたままに伝えてくれるだろうが、これがもし悪どく腹黒い性格だったらあらぬ捏造して伝えてしまうかもしれない。

 

尤も()()()()()()()()()妖精眼を持っているみたいなので虚偽は出来ないだろうから、この可能性はそこまで懸念するに値しないと思われる。

 

もう一つは妖精騎士トリスタン。ニュー・ダーリントン、またの名を国立殺戮劇場の領主でありブリテン中にその悪名、悪行が知れ渡っている残虐非道な妖精殺し。

であるならば、その名を聞いて恐れない妖精など基本的にはいないだろう。

 

(…そういえば、さっきの聞き込みも私の顔を見た誰もが怯えていたわよね)

 

なんだろうか。本当に嫌な予想が浮かんでしまうが、偶々似ていたとかだろう。要は他人の空似という奴で思い違い、勘違いの筈だ。というかそうであってくれと彼女が必死に祈っていると―――。

 

 

コンコン

 

 

「――失礼します」

 

 

突然、ノックの後に声が聞こえたので一番手前にいたハロバロミアがドアを開ける。

 

「はーい、どちら様で……っ!?」

 

彼は驚きのあまり一瞬硬直した。無理もない。

目の前に長らく会っていなかった顔馴染みがいたのだから。

 

「あ、あなたは…!」

 

「なんですかハロバロミア。追放された身といえど、オーロラ様に仕えた者でありながら上司にあった程度でそんなに露骨に狼狽えるのはどうかと思いますよ」

 

現れたのは、翅も髪も瞳も全てが薄い桃色で彩られた桜花の如き妖精。

 

「それよりも…なるほど。住人からの情報を聞いた時はまさかと思いましたが、私としても驚きが隠せませんね。そして確信しました」

 

その妖精は、部屋に入るなりバーヴァン・シーを凝視し納得の行った様子を見せた。

 

「えっと…貴方誰よ?いや、今の会話から察するにもしかして貴方が――」

 

「ああ、その見た目のみならず、今しがた発した声の感じでより確信が持てました。貴方―――違う世界のブリテンから漂流物として流れ着いて来たのでしょう?」

 

自分の質問を遮り、彼女が発した答えに驚愕を覚えるバーヴァン・シー。

これまでの情報から彼女は『自分が今いるこの地は実は元居たブリテンとは違う、所謂平行世界的なものなのではないか?』と薄々ながら予想を立てていた。

 

そんな自分が考察していた可能性を事実であるかの如く―――否、事実を告げているつもりで彼女は発言した。

 

「あ、貴方私を見るなりいきなり何を…いや、やっぱりそうだったの!?漂流物という呼び方は知らなかったけど…」

 

「ええ、その辺りも含めて説明しようと思っていますのですぐに大聖堂の方へ来てください。…ああそういえば自己紹介が遅れましたね」

 

 

そして桜色の妖精は綺麗なお辞儀を披露した後、己が名を告げる。

 

 

 

「私はコーラル、偉大なるオーロラ様の側近を務めさせていただいている者です。というわけで改めて申しますが、今すぐ大聖堂へ来ていただきますよ―――異邦の“トリスタン”さん?」

 

 

 

異聞帯ブリテン島における南部最大の町、大聖堂ソールズベリーに着いて半日。

 

 

 

「…あ、はい。ま、まぁこっちとしても?後でここの皆と行くつもりだったし?寧ろドンと来いと言ったところね!おほほほほ!」

 

 

 

(は、はは…そうか、トリスタンかぁ。思い返せば聞き込みしてる時も内心でその名が何度か出てきてたし、嫌な予想ほどホントに当たるなぁ………くそったれめぇ…)

 

 

 

早くも風のNo.2に目を付けられてしまった汎人類史の吸血鬼であった。

 

 

 

 


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