この度新しい小説が完成しましたので投稿させて頂きます!
それではどうぞ!
ドッ────!!!!
ハンターの持つ太刀の一撃が目の前のモンスターの腕に入り、腕を覆うように生えていた棘が折れて地面に散らばる。
だがそのモンスターはお構い無しにそのモンスターはまだ棘の残る左前脚を地面に叩き付ける。
お互いに牽制しているその間に、少しづつ右腕の棘が再生して元の大きさに戻り、まるで斬られてなかったかのようにその棘達は腕全体に鎮座している。
はたから見てもすぐに分かる程の脅威的な再生速度だ。
悪魔のように頭から伸びる太く大きな双角、近付く事も許さないと言わんばかりに生えた全身の棘。
そして例えその棘が壊されても瞬く間に生え変わり、より堅くさせる再生力を持つ龍。
その名は【
通称────ネルギガンテ
新大陸での至る所で地殻変動が起こっていて、ハンター達はその原因を探っている時に繋がっている大陸のその先に元凶がある事が判明。
その大元へ近付いた際に現れた
古龍を襲う古龍である。
基本古龍は手を出さなければ一部を除いてハンターや竜を襲う事は無い。
自身と周りとでは実力が逸脱している事が分かるからだ。
それでもこの古龍、滅尽龍ネルギガンテは見境無くあらゆる竜や古龍を襲い続けている。
それこそが滅尽龍ネルギガンテだ。
このモンスターもこの新大陸で起きている異変に感付き、偶然にも新大陸の地殻変動を調べているハンター達と同じ場所に遭遇していた。
なぜここにいるのか、妨害を企てているのか、それとも─────。
だが今は一刻も早くこの地殻変動を収めないといけない。
故にその妨害をするのならこのモンスターも倒さなければならない。
次で決めると言わんばかりにハンターは太刀を鞘に収め、居合の構えを取る。
ネルギガンテも早く終わらせたいのか翼を広げて天高く飛び上がり、ハンターに急接近する。
──────まだだ、まだ抜くな。
──────この一撃で終わらせる。
手に、足に、自分の身体の全てに意識を集中させ力を溜める。
──────刀を抜く瞬間を間違うな。
急接近するネルギガンテの腕に生える棘がハンターに突き刺さるその瞬間。
ハンターが消えた。
いや、消えた訳では無い。
力を溜めるに溜めていたハンターが思い切り抜刀し、既にネルギガンテの真後ろに刀を振り抜いた状態で立っていた。
そしてネルギガンテも気付いた。
自分の喉が既に斬られている事に。
──────!!!!
ネルギガンテは悲鳴のような咆哮を上げながら地に伏し、動かなくなった。
すると地響きが起き、地面が割れる。
体重の重さからか倒されたばかりのネルギガンテは割れた地面にめり込むように落ちていき、姿を消した。
…古龍同士って喧嘩しないよね…?ね?