GODEATER~破壊の龍は不浄を殲ぼす~   作:JAIL

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1週間で8件早いなw


新たな大地に龍は立つ

ピチャン─────

 

顔に水滴が落ちて、目が覚めた。

ムクリと起き上がり辺りを見回す。

点々と透明なものが規則正しく並んでいる巨大で四角い何かが傾いて地面に突き刺さっていたり、長い棒から細長い線が伸び、ちぎれて地面に落ちていたり、先程の傾いた四角い何かに繋がっていたりと様々なものがある。

 

 

────ここは…?

 

 

新大陸では無い事は明白だ。

だがなぜ自分がいつの間にこんな所にいるのか?そこまでは把握出来ない。

地面の匂いを嗅ぐにも先程まで闘っていたハンターの匂いは跡形も無く消えている。

ふと視線の隅に白い生き物が見えた。

前足は無く、鬼の顔の形のような尻尾を生やし、腹部以外真っ白な甲冑のようなものを見に纏った生き物、オウガテイルがこちらに近付いて自身の縄張りを主張するかのように威嚇している。

だがこのオウガテイル、生き物では無く、荒ぶる神々”アラガミ”と呼ばれ、”オラクル細胞”という細胞が集まって生まれているアラガミの一種だ。

だが、姿からして相手をする必要も無いと思ったのか、ネルギガンテは歩き出す。

無視されたオウガテイルの方は戦意剥き出しで尻尾を振り回してネルギガンテの後ろ足を攻撃したり、飛び掛ったり等をしている。

少し煩わしく思ったのか振り返って威嚇する。

それでも尚、逃げ出さないオウガテイルに対して苛立ったのか、ついにネルギガンテは棘が生えきった右腕を高々と上げてオウガテイルの頭目掛けて叩き付ける。

 

ゴキン──────!!!!!!!!

 

骨が折れ、砕ける音が響く。

叩き付けられた右手はオウガテイルの首に直撃し、そのままオウガテイルを地面に押し付ける形となった。

そしてその衝撃はそのままオウガテイルの首に届き、たった一撃で頑丈なアラガミの骨を砕き折った。

二、三度痙攣し、動かなくなったオウガテイルを見て死んだと確信したのかネルギガンテは再び歩き始めた。

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

一台のカーゴが荒れた街並みの中を走っている。

この車は神機使いが乗っている車で一般的な車よりも頑丈な作りをしていた。

 

「にしてもよかったんですかね?」

「何がだ?」

 

運転をしているのは神機の整備士であるザック・ホーヌと呼ばれる黒髪の男性で、助手席で端末を弄っていた男性の第二世代神機使いのリーチェに話し掛ける。

 

「二人は神機使いだからともかく、俺は整備士ですよ?なら中国支部に残ってた方が良かったんじゃ…?」

「いいんじゃない?極東支部で招集があったんだから。それにあっち(中国支部)だってまだ整備士いるし、私達の神機はザックしか直せないんでしょ?なら大掛かりな作戦を立ててる極東支部の整備士の人口を増やして少しでも早く神機を直せるんならそれでいいじゃない」

 

深く考え過ぎよ。と後部座席にいたこの三人の隊長を務めるフォーツ・エンジェが納得させる。

現在、この三人は中国支部から極東支部に招集が掛けられ、極東支部に合流する為にカーゴを走らせていた。

 

キキッ!

 

数刻前までネルギガンテが一方的にオウガテイルを殺害した所に一台のカーゴが走ってきて停車する。

先程アラガミのいる反応をザックの端末が捉え、リーチェがそれを確認していた。

走行の妨げになるので掃討しようとしているのだ。

ドアが開き、中から右腕に赤をメインカラーとし、黒のラインが入った腕輪をして、その手には”神機”と呼ばれ、剣、銃、盾が組み合わされ、変形機構が搭載された”第二世代型神機”を持つリーチェとフォーツが降りてきた。

この腕輪をした二人は”ゴッドイーター”、別名”神機使い”と呼ばれる者達でオウガテイルのような”アラガミ”を倒せる唯一の存在だ。

だが目の前にいたオウガテイルはすでに息絶えていて消滅する寸前である。

 

「あれ?オウガテイル死んでるじゃん。ザック。ここで反応あったんだよな?」

『ええ、そうですけど…?』

「そのオウガテイル…もう死んでるぞ?」

『え?そんなまさか…』

 

ザックが車の中で何かを調べてる間にリーチェが消えかかっているオウガテイルを調べている。

 

(胴体、尻尾に損傷は無い…けど首が折られてる…頭に関しては原型を留めてない程めちゃくちゃだ…)

 

一体何が…?と考え込んでる中、リーチェのインカムに通信が入る。

 

『リーチェさん』

「どうした?」

『辺りのオラクル反応を調べたんですが先程まであった反応がほぼ九割が消えてます』

 

ザックの言葉に、は?と理解不能だと言いたげにするリーチェ。

その声を聞いたのか辺りを歩いていた神機使いのフォーツが駆け寄ってくる。

 

「フォーツ、そっちもいない?」

「ダメ。既に倒されてる。…というか任務中は隊長って言うようにってほぼ毎回言ってるんだけど?」

「そんな事よりもう少し何か手掛かりが無いか調べようや」

 

そんなに隊長って言いたくないの!?とグズるフォーツをよそに調べ回るリーチェ。

消えていくアラガミを見てある事に気付いた。

 

(なんだこの棘…全然消滅しない…)

 

リーチェが気になって拾い上げたのはアラガミの至る所に刺さっている棘だ。

仮にこのオウガテイル達を襲撃したのがアラガミならオラクル細胞の分散により跡形も無くなっているはず。

だがリーチェが持っている棘は消えない。

新種のアラガミか…?と考え始める。

それでも気になったのは──────

 

(周囲のアラガミを殲滅出来る程の強力な新種って訳か…?)

 

そんなアラガミがここに…?と考えていたが埒が明かないと思い、車に戻ろうとした時だった。

ジャリッ…と瓦礫の山の奥で何かが地面を踏む音がした。

フォーツ、リーチェが共に気付いたのかお互いに持っていた神機を握り締める。

念の為、ザックに何かあった時の為に車のエンジンを付けておくように言って一歩、また一歩と近付いていく。

そして、その主はそこにいた──────




こ…この3人は一体…!?ww(神機使いと整備士です)
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