GODEATER~破壊の龍は不浄を殲ぼす~   作:JAIL

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1週間経つのはっやw
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洗礼受けし者

その主はそこにいた。

 

「「…っ」」

 

フォーツ、リーチェ共にその光景に息を飲んだ。

小さい山のように積まれた様々なアラガミの上に立ち、ここ一帯を自身の縄張りと言わんばかりに佇む一体の生き物。

地面を力強く踏み付ける四肢、背中から生えた翼、悪魔を連想させるかのように太く伸び、捻れた双角。

その何処を見てもあるのは白い棘ばかりで痛々しい姿を見せている。

滅尽龍ネルギガンテだ。

だが彼等はネルギガンテの事を知らないが、その様子を見れば分かる。

 

 

まだ自分達では歯が立たない。

 

 

リーチェは横にいたフォーツに手信号で『あれは危険。直ちに帰還』と知らせ、フォーツもさすがに無理だと分かるのか首を縦に振り、帰ろうと振り返った時だった。

いつ現れたのかは不明だがそこにいたのは白い一体のオウガテイル。

 

(いつの間に…!?)

 

すぐにスタングレネードを使おうとした時だった。

焦りからかリーチェの手からスタングレネードが零れ落ちる。

 

コォン…

 

金属と地面がぶつかり、低く鈍い音が響き渡る。

ネルギガンテもそれに気付き、四肢を使って駆け寄り、二人を見付けた。

そして出て行けと言わんばかりに威嚇の咆哮を上げる。

鼓膜が破れんばかりの咆哮にたまらず二人は耳を塞ぎながら乗っていた車へと走り出す。

 

「なんだよあれ!?」

「私が分かる訳ないでしょ!?」

 

とにかく走れ!とネルギガンテから遠ざかる。

だがネルギガンテの方が早く、二人の目の前に回り込んだ。

 

「…っ…逃がさないってか…!?」

 

いつでもシールドを展開出来るように構えながらゆっくりと再び回り込む。

フォーツもリーチェとは真逆から回り込み、少しでも敵視を分散させる。

フォーツは持っていた神機を銃モードのスナイパーに可変させ、銃弾を二発放つ。

その一発がネルギガンテの腕の棘を掠めて折れた。

 

「だからお前はスナイパーなんだからアラガミから離れて遠くから撃てって!てかお前が自分で『私が撃つからリーチェはアラガミの注意引いてね?』って言ってたじゃねぇか!」

「そんな事言ってる場合じゃ無いでしょ!」

 

リーチェは無作為に突っ込んだフォーツをカバーする為にフォーツの方に視線を向けたネルギガンテへ神機の長剣を振り下ろす。

剣先はネルギガンテの翼に当たり、棘が折れる。

あっさりと折れた事に、見掛け倒しか?と思っていたがフォーツは有り得ない光景を見た。

急激に腕の棘が地肌が見えなくなる程に伸びたのだ。

 

(何…!?この棘の成長速度…!?)

 

そして感じる嫌な予感。

フォーツは咄嗟に持っていたスタングレネードを取り出してピンを抜く。

 

「こっち!」

 

自分に意識を向ける為に声を出した。

案の定フォーツに意識が向いたネルギガンテだが、それよりも先にフォーツがスタングレネードを投げ、ネルギガンテの目の前で発光した。

 

「リーチェ今の内に!!!!」

「分かってる!!!!」

 

スタングレネードの発光に足止めを食らったネルギガンテの横をリーチェも走る。

すぐに目が慣れたのかネルギガンテも吠えて棘が生えきった右腕を振りかざし攻撃しようとした。

 

ゴシャッ────!!!!!!!!

 

リーチェとフォーツの間を通り、ネルギガンテにザックが乗っていた車が体当たりする。

衝撃に耐えかねたネルギガンテは後ろに仰け反った。

 

「リーチェさん!フォーツさん!早く乗って!!!!」

「ったくとんでもねぇ無茶しやがる!!!!」

 

運転席から早く乗るように二人に呼び掛け、急いで二人は車に乗って離脱し始める。

体勢を立て直したネルギガンテは四肢を使ってその車を追い掛けている。

 

「ザック!もっとスピード出して!!!!」

「これ以上は無理です!!!!」

 

既に車のギアは最高速度の六になっていた。

その最高速度の車を追い掛けるネルギガンテにリーチェが違和感を持った。

 

(待て…?あいつの腕の棘あんなに黒かったか…?)

 

そう…リーチェは気付いた。

今まで白かったネルギガンテの腕の棘が黒く染まっている事に。

そしてその状態は避けねばならなかった。

 

 

 

何故なら────その黒い棘こそ、このネルギガンテにとっての最高強度を誇る棘なのだから。

 

 

 

突然翼を広げて飛び上がるネルギガンテ。

だがその目は諦めた様子では無い。

まるで─────トドメを刺すかのような目だ。

その目を見て寒気を感じたリーチェとフォーツ。

 

「ザック!蛇行で直撃を───!!!!」

 

避けろ。と言おうとした時だった。

 

 

リーチェの世界が反転した。

 

 

そして腹部に刺さる先程の黒い棘。

 

 

ネルギガンテは急接近し、車ごと三人を瓦礫の壁に叩き込んだ。

ネルギガンテが使う最強の技の一つ

 

破棘滅尽旋・天だ。

 

爆発し、燃える車。

宙を舞うリーチェとフォーツ。

 

「うっ…フォーツ…ザック…」

 

瓦礫の上に倒れ、腕が垂れ下がり、血を下へと流しているフォーツ。

横転し、燃える車の中で額から血を流すザック。

ネルギガンテは興味を無くしたのか、何処かへと行ってしまった。

意識を取り戻したのかリーチェは持っていた無線を使い、とある支部に救援信号を送り、そこで意識を手放した。




はい、第一発見者兼第一被害sもとい、洗礼を受けた人達でしたw
ここで3人のプロフィール紹介といきます。

フォーツ・エンジェ
性別:女性
中国支部第一部隊隊長。
作戦立案はするが本人がそれを忘れたかのように突っ込む癖があり、「隊長(仮)」等と裏で呼ばれているとか…?
極東支部で近々行われる大規模アラガミ狩猟作戦に呼ばれ、ザックホーヌの運転で極東支部に向かっている途中でネルギガンテに遭遇した
神機:第二世代型神機
刀身:ショートソード
銃身:スナイパー
盾:バックラー

リーチェ
性別:男性
中国支部第一部隊副隊長。
作戦立案はするが暴走するフォーツのフォロー役と修正が殆どで「裏隊長」と裏で呼ばれているとか…?
神機:第二世代型神機
刀身:ロングソード
銃身:アサルト
盾:シールド

ザック・ホーヌ
性別:男性
2人の神機を取り扱う整備士だがオペレーターとしての才能や運転免許もあり、隠れた有能者。
とある理由から2人の神機はザックでしか直せないが2人の無茶振りに頭を悩ましている。
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