GODEATER~破壊の龍は不浄を殲ぼす~   作:JAIL

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基本的な身体能力を比較したら神機使いとハンターどっちが上なんだろうと気になり始めた…


姿見えぬ破壊の主

ネルギガンテの仮名が決まり、クレイドルとブラッド隊がネルギガンテを捜索する中、フォーツ、リーチェも現場復帰出来るようになりクレイドルとブラッド隊に分かれて捜索を行い、整備士であるザックも楠リッカと共に神機の整備を行っていた。

だがいくら探してもネルギガンテの姿どころか痕跡しか見付からない上そこからも追えず、ただイタズラに時間だけが過ぎていく。

そんな中、極東支部にとある報告が入る。

というよりかはフェンリル全支部に同じ報告があった。

それこそが"現場に残る棘の残骸"だ。

神機使いの中にはアラガミを探索する中、ハンニバル、スサノオ、コンゴウといった多種類なアラガミの身体に痛々しく棘が刺さった死体が何十体と転がっている死屍累々の現場を見て恐怖する神機使いも多数見受けられた。

恐らくネルギガンテは各地に飛び回ってアラガミを見境無しに殺して回っているのだろう。

そして何時からかその目に見えないがアラガミのみを殺す為────

 

 

アラガミを殺すアラガミ

 

 

として古龍ながらもネルギガンテは一部の人類からは「自分達を守ってくれる守護神」としてネルギガンテ支持派はネルギガンテを崇め、逆に「アラガミを凌駕する得体の知れない何か」として一部には目に見えぬ何かとして恐れられる事となった。

そんな中大規模アラガミ討伐作戦の当日が迫っていく。

フェンリル極東支部にも少しづつ多くの神機使いが集まってきた。

極東支部も当日の作戦に支障が無いように親睦会を開く中、その会話の殆どが目に見えぬ何か…言わばネルギガンテの話題が殆どだった。

中には魔除けならぬアラガミ除けとして現地で取ったネルギガンテの棘をストラップサイズに加工して穴を付け、紐を通し、御守りとして持つ者もいる程だ。

フェンリル本部の有権者にもそのような者は点々といて、その棘の力強さや色艶に魅了され、神機使い達に高い報酬を払ってネルギガンテの棘を回収してきて欲しいと懇願し、アクセサリーにしようとする者もいる。

神機使い達は面倒ながらも対応する者や、強いアラガミの集まる極東支部ならそのネルギガンテに遭遇し、棘を取れるのではないか?と、その棘欲しさに参加する者等がチラホラいた。

 

そんな中、大規模アラガミ討伐作戦は始まった。

 

作戦の内容はこうだ。

まず、特定のアラガミを集められ、神機使いには害の無い偏食場パルス発生装置を輸送ヘリを用いて空から一定の距離を置いて設置、ある程度集まったら近接型第一世代型神機使い達と可変式の第二世代型神機使いを乗せた複数の輸送ヘリを送り、神機使い達を降ろし、別の輸送ヘリから銃型第一世代型神機使いにアラガミを狙撃させる。

そしてアラガミ達が怯んだ所を地上で待機していた神機使い達でプレデターフォームを使ってコアを回収するという流れだ。

今回の作戦は大規模故、長丁場になる可能性が高くなるとされ、楠リッカ、ザック・ホーヌ等といった整備士達も現地に赴く事となった。

 

エントランスにいる全神機使いにサカキが作戦を説明し、各自で準備を済ませる。

 

「あ、リーさん」

「?どしたザック」

 

自分が割り振られた輸送ヘリに行こうとしてる時だった。

リーチェがザックに呼び止められる。

 

「フォーツさんに流れ弾は他の神機使いの人達に当てないように、と、スナイパーで特攻は極力控えるよう言っといて貰えます?」

「…あいつが言う事聞くと思う?」

「……」

 

リーチェの答えに気まずくそっぽを向くザック。

先に行こうとしていたフォーツに呼ばれ、追うようにして走っていったリーチェに対し、どうか…アラガミじゃなく、仲間に殺されないように…とその後ろ姿に合掌するザックだった…

全員が乗り終わって装置を乗せた輸送ヘリのプロペラの回転が早くなっていく。

とうとう飛び上がり、神機使いより先に現地で飛び立っていった。

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

ゴキン!!!!!!!!

 

グシャッ!!!!!!!!

 

 

圧倒的な力を見せる滅尽龍ネルギガンテ…またの名をアルディラ・ビジター。

殺したアラガミを喰らい、そのエネルギーを体内に蓄えていく。

すると遠い彼方に一機の輸送ヘリが見えた。

 

まだ向こうにも殺す奴が…?

 

そんな事を考えているのかいないのか分からないが輸送ヘリを見つめるネルギガンテにライオンのようなアラガミ、ヴァジュラが攻撃を仕掛けるも、黒く、強固になった棘にその攻撃は通らない。

邪魔をするなと言わんばかりに高く飛び上がり、上空からヴァジュラに体当たりする。

黒くなった棘が何本もヴァジュラの身体を刺し、悲鳴を上げさせる。

だがその悲鳴をかき消すようにネルギガンテは前脚をヴァジュラの顔に叩き付け、喉に歯を食い込ませる。

ヴァジュラも必死に抵抗するがマウントを取られている。

何度も棘の生えた両前脚をヴァジュラに叩き付け、とうとうヴァジュラの喉はネルギガンテによって喰いちぎられた。

ダラン…と力無く横たわるヴァジュラにネルギガンテは勝利の雄叫びをするかのように咆哮を上げる。

そして再び彼方に浮かぶヘリを見て翼を広げて飛び立って行った。




さぁ物語も中盤に差し掛かってきましたw
投稿は再び土曜日の18時に戻ります。
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