孫悟飯は五つ子姉妹の家庭教師をするそうです【本編完結】   作:Miurand

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 大変長らくお待たせ致しました。途中エタりかけたりしたものの、ようやく本編最終回になります。少し駆け足気味かもしれませんが、これ以上書くと蛇足になってしまうかなと思ったので、必要最低限しか書いていないつもりです。それでも余裕で1万文字を越えていますけど………。

 一応今後も番外編として不定期に更新はしていくつもりですが、とりあえず本編はここまでとします。それでは、最終回をどうぞお楽しみください。



第120話 今までも、これからも【本編最終話】

悟飯と二乃が付き合い始めて、早くも2年が経過していた。当時18歳だった悟飯と二乃は今や20歳になっていた。

 

2人は既に結婚を前提に付き合っていたが、悟飯は優秀だった為か、飛び級をして既に大学を卒業し、今は学者補佐をやっていた。悟飯の夢まであともう一歩というところに差し掛かっていた。

 

悟飯「あの時からもう2年も経ったんだね。時の流れは早いもんだ………」

 

二乃「そうね〜。にしても、まさか悟飯が飛び級するなんて思いもしなかったわ。まあ、お陰で当初の予定より早い段階で結婚できるようになったからいいけど♡」

 

悟飯は過去に、父親のマルオに結婚前提で付き合っていることを告げた。その時に『結婚は、必ず二乃を幸せにできる状況になってからするように』と言われた。悟飯が学者補佐になって高給取りになったことにより、その条件を達成したというわけだ。

 

悟飯としてはもう少しゆっくりしてもいいんじゃないかと思っていたが、二乃は言うにはできるなら早く結婚したいらしい。まあ、2年の付き合いにもなればそんな意図は悟飯にも伝わっており、かなり早い段階から結婚式の計画を立てていた。

 

悟飯「よかった。みんなこの日なら来れるってさ」

 

二乃「それはそうよ。だってその日は私達にとっては特別な日だし」

 

そして、結婚式に選んだ日は5月5日。二乃の誕生日であり、他の五つ子にとっても誕生日の日である。

 

悟飯「一花さんも今じゃ世界的大スターだもんね〜。むしろよくこの日に休みを取れたね」

 

二乃「まあ、途中からアクション女優として有名になってた気がするけど…」

 

実は、バビディが謎の復活を遂げて撃破した後、一花に弟子入りを頼まれたのだ。悟飯に断る理由はなく、これを了承して、一花は2人目の弟子となった。それに続いて風太郎も四葉に守られてばかりではダメだと思い、同じく弟子入り。五月もまた、生徒を守れる教師を目指したいと更に後から弟子入りをした。流石に全員が全員四葉のように急成長したわけではないが、各々の目標にはなんとか届いたらしい。

 

二乃「一花はまだ分かるけど、まさか五月までもが弟子入りするとは思わなかったわ」

 

悟飯「あの時の五月さんは真剣な目をしていたよ」

 

二乃「まあ、責任感の強いあの子らしいわ………。って、もうこんな時間じゃない!早く出かけましょ!」

 

悟飯「そんなに急がなくても………」

 

そして、この日は忙しい悟飯が珍しく休日だった。二乃はひと月ほど前には耳にピアス用の穴を開けており、いつか2人でピアスを見に行きたいと考えていたそうだ。

 

 

 

 

 

そして日は経ち5月5日。めでたく悟飯と二乃の結婚式が開催される日が訪れた。5月5日という日は五つ子にとって特別な日だが、今年はただの誕生日ではない。

 

一花「帰ってきたわニッポン!いや〜この雰囲気が懐かしいな〜」

 

五月「最近の一花は忙しそうだったもんね。よくこの日に休暇取れたよね」

 

一花「社長にちょっと事情を話したら融通利かせてくれたんだ」

 

五月「それじゃ、早くいこう!もうみんな集まってるみたいだし」

 

一花「お〜、五月ちゃん車運転するようになったんだ〜。話には聞いていたけど、実際に見ると……違和感すごいね」

 

五月「久しぶりに会ったと思ったら失礼だね……。上杉君に影響されちゃったのかな?」

 

一花「むぅ……。五月ちゃんの意地悪」

 

実は五月は免許を習得する際、学科試験の方は問題なく受かったものの、技術試験の方で苦戦していたという裏話もあるのだが、ここでそれについて詳細に語るのは野暮だろう。

 

一花「みんな久しぶり!元気にしてた?」

 

三玖「一花。お帰り」

 

四葉「と言っても、私はそんなに久しぶりってわけじゃないけど……」

 

一花「それは四葉から会いに来てるからでしょ」

 

実は姉妹思いの四葉は、至る所で一人暮らしをしている一花の身を案じて定期的に会いに行っていた。普通なら気軽に海外へ飛び回ることなどできないが、四葉ももう立派な戦士の一員。外国に飛ぶことなど容易なことだった。

 

四葉「だって未だに一花の部屋汚れてるんだもん。自分で掃除しないじゃん」

 

一花「あはは…。面目ない…………」

 

二乃「全く、大女優様になっても自堕落なところは変わらないのね」

 

一花「あっ、今日の主役のご登場だね」

 

大人になった五つ子は皆それなりにオシャレを覚えており、学生の頃はすっぴんだった三玖、四葉、五月も最低限のおめかしをしていた。だが、今日の主役の二乃は一際力を入れていた。

 

一花「二乃のオシャレ力には際限ないのかね〜?今度から二乃を担当メイクさんとして雇っちゃおうかな?」

 

二乃「生憎、私はそんなに暇じゃないのよ」

 

一花「あれ?ピアス付けてるの?」

 

二乃「ええ。ハー君と一緒に選んだのよ。結婚するまでには付けたいって昔から思ってたし」

 

一花「なーんだ…。せっかくだから経験者であるお姉さんがピアス穴空けようとしてあげたのに………」

 

二乃「なんか別の意図を感じるから気持ちだけ受け取っておくわ」

 

四葉「それよりみんな!そろそろ会場に行こうよ!二乃の準備もあるし!」

 

中野家のやり取りはこんな感じだった。ちなみに二乃の母親にあたる零奈は、マルオを迎えに行っているそうだ。その為この場では不在だった。

 

 

 

一方で、孫家では……。

 

悟空「チチ〜、ほんとにこんな服装でいいんか?」

 

チチ「むしろいつもの道着じゃダメだべ。今日は息子の晴れ舞台だぞ?」

 

悟空「それはそうかもしれねえけど…。なんか肩っ苦しいんだよなぁ…」

 

チチ「それオラ達の結婚式の時も言ってたべ」

 

もうそんなに経つのかぁと悟空は昔のことを思い出していた。天津飯に敗北した3年後の天下一武道家でチチと再会し、お嫁にもらうという意味をそこで知り、天下一武道家史上に名を残すようなプロポーズをした。

 

今日の主役、悟飯が誕生したのはその数年後。悟飯を仲間達に顔合わせをした日には、自分が宇宙人だったことを知ったり、息子が攫われたり、自分は殺されたりと散々な日だった。思えば楽しむ戦いから守る為の戦いに切り替わったのは、この時からだったような気がした。

 

悟空「………いつ死んでもおかしくなかったのに、こうして年貢を納める時が来るとは思わなかったな…。もしかすると、オラはこの日のために戦い続けてきたのかもしれねえな……」

 

悟天「なんかお父さんがお父さんらしくないこと言ってる」

 

悟天のツッコミにずっこけながらも、既に出発した今日の主役を追いかけるために3人も出発した。

 

 

 

そして式場では、既に二乃はお色直しを、悟飯もまた披露宴に出る準備をしていた。

 

悟飯「き、緊張するなぁ……」

 

「新郎様。新婦様のご親族がお越しくださいました」

 

悟飯「おっ…!確かあの4人は二乃と一緒に来たはずだから…………」

 

マルオ「すまないね。仕事が立て込んでいて、来るのが直前になってしまった」

 

零奈「今日くらいお休みを取ってもよかったでしょう……」

 

悟飯「マルオさんに零奈さん…!」

 

零奈「ふふっ。どうやら緊張しているようですね。心配いりませんよ。今まで数多くの強敵を倒してきた孫君なら」

 

悟飯「それとこれとは話が違いますよ………」

 

マルオ「……孫君。僕は回りくどいことが苦手だから単刀直入に言うよ。二乃は心から喜んでいるかい?」

 

悟飯「……!」

 

悟飯は二乃ではないため、二乃の心情全てを把握しているわけではない。だが、交際を始めてから幸せそうにしていない二乃を見たことがなかった。

 

いつもの悟飯ならば、きっと喜んでいると思いますなど、断言を避けるような言葉選びをしていたはずだ。でも、この場においてはそれではダメだと、自身の直感が言っていた。

 

悟飯「はい。予定よりも早く結婚できることになって、それはもう物凄く喜んでますよ」

 

マルオ「………そうかい。そういえば、君はもう既に学者補佐だったね…。君が交際報告に来た時にも言ったと思うが、二乃を不幸にするようなことがあれば、僕は君を許さないよ」

 

このマルオの言葉には、他の人とは違う重みがあった。その当時も愛していた人で今の妻、零奈は無堂に見捨てられ、残ったのは5人の子供だった。それでも零奈は子供に愛情を注ぎ、やがて過労が原因と思われる病気で倒れてしまった。

 

同じような過ちを繰り返したくない。そんなマルオの強い想いが含まれた一言だった。

 

悟飯「そんなことがあれば、僕は僕自身を許すことができませんよ」

 

だが、そういった経験をしていないとはいえ、悟飯もまたマルオと同じ気持ちだった。悟飯は交際を始めた時から既に、『彼女が望むなら、同じ墓場に入るまでそばに居続ける』と、覚悟を決めていた。

 

マルオ「…………そうだったね。今までの君を見るに、さっきの忠告は余計なお世話だったね。これからも、娘をよろしくお願いします」

 

悟飯「はい…」

 

「新郎様。新婦様がお呼びです」

 

悟飯「あっ、でも………」

 

マルオ「いいよ。行きなさい」

 

悟飯「………では」

 

悟飯は一度頭を下げると、待機室から出て二乃の下に向かった。

 

 

 

side悟飯

 

悟飯「二乃〜、来たよ〜」

 

二乃「もうすぐ着替え終わるから、そこで待ってて〜」

 

悟飯「はーい」

 

この日を楽しみにしていたのは二乃だけじゃない。勿論僕だって、この日を楽しみにしていた。でも結婚式の日を決めてから今日に至るまでは物凄く短く感じた。まるであの時の高校生活のように。

 

僕の高校生活は、普通の人とは少し違ったのかもしれない。クラスで話す知り合いなら沢山できたけど、心の底から友達だと言い張れるほどの友人はいなかった。だけど、よく勉強するという共通点から、風太郎と仲良くなった。

 

お互いに学力を研鑽していった結果、2人とも常に学年1位をキープすることになり、それがきっかけであの5人に出会った。

 

風太郎と家庭教師のバイトをすることになったのには驚いたけど、それよりもこの世に五つ子なんて存在するんだって思った。別に五つ子が生まれる確率はゼロではないからあり得ない話ではない。でも、まさかその子達と家庭教師と生徒という形で関わることになるとは思ってもいなかった。

 

最初は特に二乃との仲は良好と言えるものではなかったけど、今ではこうして婚姻に至るまでに深い関係になった。出会った当初はまさか結婚するなんて、まさか付き合うなんて、まさか好きになるなんて考えもしなかった。人生って何があるか本当に分からない。

 

……っと、感傷に浸るのは式が終わってからにしよう。感傷に浸るのはいつでもできるけど、僕と二乃の結婚式は今日だけの特別なイベントなのだから。

 

「おまたせ〜!!」

 

悟飯「……………えっ?」

 

そういえば、今日もあの日の夢を見たっけ。初めて見たあの子達は、容姿も気もよく似ていた。それほど印象的で、僕にとってはかけがえのない思い出の一部になっていたんだろう。

 

悟飯「…………なにしてるの?」

 

「五つ子ゲーム!」

 

「ファイナルよ!」

 

「愛があれば」

 

「当然見分けられるわよね?」

 

「ちなみに気で読み取るのは禁止よ!まさかとは思うけど、悟飯はそんなセコい真似はしないでしょ?」

 

悟飯「………はははっ」

 

この子達は……。まさか結婚式という土壇場でこんなことをしてくれるとは…。二乃や四葉さんはともかく、他の3人は今のところ結婚する予定がないのに、こんなことで花嫁衣装を着て思うところはないのだろうか?

 

悟飯「全く…。でも、君達にとってはこれは遊びじゃないんでしょ?」

 

「よく分かってるじゃない」

 

「これでも花嫁の親族だもの。っていうのは嘘で、私が二乃よ」

 

「何言ってんのよ。二乃は私よ!」

 

「花嫁と言えば私でしょ!」

 

悟飯「…………全く。二乃、僕のことを馬鹿にしてるでしょ」

 

付き合い始めて2年…。この子達と関わり初めてから3年も経ったのだ。もう気なんて使わなくても誰が誰だかなんて分かる。特に、僕が一番愛してやまない二乃を見つけることなんて、今まで解いたどんな難問よりも簡単なことだ。

 

「………えっ?」

 

 

 

『宴もたけなわとなりましたが、そろそろお時間のようです。最後に新婦から親御様へ感謝を込めたメッセージです』

 

「お父さん、お母さん。私が今日この日を迎えることができたのは、2人がいたからに他なりません……」

 

 

 

 

「………えっ?私?」

 

悟飯「今の僕なら、二乃だけとは言わずに、他のみんなだって見分けることができるんだから。君は三玖さん…。そうでしょう?」

 

 

 

『三女の三玖とは、価値観や考え方が私と正反対だったのでよく喧嘩しました。でもその分、姉妹というよりは親友に近い存在かもしれません。いつか三玖と一緒に、私の夢を叶えたいと思っています』

 

 

 

悟飯「わっ…!」

 

三玖「………たまに不安になる。私、上手くやれてるかな?」

 

悟飯「………そんなの、三玖さんが一番よく分かってるんじゃない?三玖さんはいつもそうやって弱い自分と戦ってきた。そうして勝った結果は間違いなく君の戦果だよ。もっと自信をもって!」

 

三玖「……!うん!そう言ってくれると思ってた、ありがとう悟飯!」

 

悟飯「………そして、次に君が一花さん」

 

 

 

『長女の一花は自堕落だけど、私たち姉妹を優しく纏めてくれる、私の自慢の姉です。ご存知の通り、今では大活躍の大女優さんで、私の憧れでもあります』

 

 

 

 

一花「せいかーい。一応聞くけど、本当に気を利用してないんだよね?」

 

悟飯「そういう嘘を見破るの、一花さんなら簡単でしょ?」

 

一花「まあね〜」

 

一花さんはそう言うと、右手の甲に紋章を出現させた。最早この力は一花さん自身の能力となったようで、今ではピッコロさんの指導の元、魔術も自由自在だ。

 

悟飯「一花さんには特に辛い目に合わせちゃったよね……。申し訳ないと思っている」

 

一花「謝らないでよ。悪いのは悟飯君じゃないんだし、それに、結果論ではあるけど、これで良かったと思ってるからさ!」

 

一花さんは間接的に僕のせいでバビディに洗脳され、実の姉妹である四葉さんを傷つけてしまった。でも……。

 

悟飯「君の姉妹に対する思いの強さは尊敬に値するよ。僕は二乃を誰にも負けないくらい愛してるって自負してるけど、君には負けちゃうかも……」

 

その思いの強さ、意志の強さは他の4人にはないもの、一花さんにしかない強さだと思う。

 

一花「そんなことないよ。こっちが妬けちゃうくらいに2人は愛し合っているんだからさ〜」

 

「えっ?一花っていつから私のことをそんな目で見てたの?生憎だけど私にはそういう趣味はないの」

 

一花「そういう意味じゃないからっ!!!」

 

悟飯「あはは!なんて言ってるけど騙されないよ。君は五月さんでしょ?」

 

「ええ!!?」

 

 

 

『五月は私の可愛い妹です。偶に心配になることもあるけど、私よりもしっかりしているところもあります。数々の苦難に阻まれても、最後まで諦めずに夢を叶えたその姿勢は、姉である私も見習いたいほど立派なものです』

 

 

 

五月「あちゃ〜…。なんとか騙せるかな〜って思ったんだけどなぁ……」

 

悟飯「ということは、僕が見分けることができるっていうのを信じて疑わなかったみたいだね」

 

五月「む〜。一応前よりも変装上手くなったんだけど、自信がなくなっちゃうな〜」

 

悟飯「いやいや、前よりも上手くなってるよ。と言っても、今後変装する機会なんてそんなにないと思うけどね」

 

五月「それを言われると痛いなぁ…」

 

悟飯「……この際だから言うけど、実は僕が君達を恋愛対象として見始めたのは、君がきっかけなんだ」

 

「「「「「えっ!!!?」」」」」

 

この発言はどうやら5人にとっては衝撃的な事実だったらしい。

 

五月「ど、どういうこと!!?」

 

悟飯「ほら、五月さんが家出してお泊まりした時があったじゃん?あの時……」

 

五月「わーわーっ!!!!その時のことは忘れてください!!!!!」

 

悟飯「ありゃりゃ」

 

あの時は本当に驚いたよ。お母さんは五月さんを僕の隣に寝かせようとしてくるし、五月さんは五月さんで僕を押し倒してあんなことやこんなことをしてきたし………。僕の理性が働かなかったら、五月さんと交際を始めて、やがては結婚していたのかもしれないな…。もし五月さんがそこまで計算していたと考えるとゾッとするので深くは考えないようにしているけど。今の反応を見るに衝動的なものだったらしい。

 

でも、もしもあの出来事がなかったら、僕は今も独り身だったかもしれない。愛する人と一緒にいる幸せを知らないまま過ごしていたかもしれない。だから、今ではあの事も感謝している。

 

三玖「………悟飯。後でじっっくり聞かせてもらうね

 

悟飯「お、お手柔らかにお願いします……。って、そこは二乃が言うべき台詞なんじゃないの?」

 

三玖「私の方が先に悟飯のこと好きだったのに………

 

悟飯「あ、あはは………。さ、さーて、二乃はどっちカナー?」

 

一花「露骨に話を逸らしたね」

 

五月「うん。逸らしたね」

 

「あら?ここに来て分からないなんてことはないわよね?」

 

「もしここで間違えちゃうようなら、親族として結婚は認められないわね。まあ、そういうのは置いといて、私が花嫁なんだけど」

 

悟飯「それで君が四葉さんでしょ?」

 

 

 

 

『四女の四葉は、姉妹の中で一番親切で、誰にでも優しく接することができる自慢の妹です。でも偶に人の頼みを断りきれずに抱え込みすぎちゃう上に自分だけで解決しようとすることがあるので、たまに心配になります。でも、そんな四葉にも信頼できるパートナーがいるので、私が心配する必要はもうないでしょう』

 

 

 

 

四葉「あはは…。あっさりと看破されちゃいましたね。流石孫さんです!」

 

悟飯「でも四葉さんも変装が上手くなったよね。演技だけで判断するとしたら難しかったよ」

 

四葉「私は演技自体は苦手ではないんですけど、嘘をつくのが苦手でして……」

 

悟飯「えっ?でもさっきは普通に嘘を言ってなかった?」

 

四葉「花嫁とは言いましたけど、()()()()()()()()()()()()()()()()ですよ?」

 

悟飯「ああ、そういうこと…………」

 

偶に思う。実は一番ずる賢いのは四葉さんなんじゃないかって。でも高校生の頃の四葉さんはこんな感じじゃなかったので、ひょっとすると風太郎の影響を受けているのかもしれない。

 

悟飯「多分自覚はあると思うけど、四葉さんは自分で抱え込み過ぎちゃう癖があると思うんだ。でも誰かに相談することは恥じゃないよ。君が頼ってきたところで、僕は勿論みんなも迷惑だなんて微塵も思わない。それだけは覚えていてほしいんだ」

 

四葉「はい!心に刻みます!」

 

悟飯「………そして君が、二乃だ」

 

僕は事前に準備していた指輪を、彼女の左手薬指にはめてあげた。僕はその時の彼女の表情を、永遠に忘れることはないだろう。もしも忘れるとしたら、それは僕という存在そのものが消滅した時だろう。

 

二乃「…………ええ、そうよ。全問正解なんてやるじゃない。別に私だけ当ててくれてもよかったのよ?」

 

悟飯「でもそれじゃ他の4人に失礼でしょ?せっかく気合いを入れて用意してくれたのに」

 

二乃「ほんと、変なところでも真面目なんだから………」

 

 

『姉妹のみんながいなかったら、私の人生は全く別物になっていたでしょう。時には五つ子ということを負い目に感じたことはあったけど、その分何倍何十倍も楽しかった記憶が残っています。もしも生まれ変われるとしても、私は次も五つ子になることを望みます。私は、五つ子の姉妹として生まれることができて幸せでした!』

 

 

 

悟飯「………本当に、今までありがとね。君達がいてくれたから、今の僕がある。高校生活を楽しめたのも君達のおかげだよ」

 

一花「何を言ってるの?今世の別れみたいなことを言ってるけど、これからは家族として私たちと関わるんだよ?良かったね悟飯君。大女優様の親戚になれるよ〜?」

 

悟飯「はははっ。そうだね」

 

二乃「それを言うなら、一花だって私のおかげで何度も地球を救った大英雄様と親戚になれるんだから感謝しなさい!!」

 

三玖「なんで二乃が自慢気に話すの…?」

 

二乃「これから私たちは正式に夫婦になるのよ!夫婦の財産は共有物なの!つまり悟飯の名誉は私の名誉にもなるのよ!」

 

五月「それはちょっと違くない?」

 

三玖「その暴論が通るなら、同じ遺伝子で構成されてる私も悟飯のお嫁さんということになる」

 

四葉「えっ?」

 

五月「ええ!!?なら、私達は5人の妻に2人の夫という複雑な関係ということに……!!!?」

 

一花「あはは……。冗談はほどほどにね〜」

 

 

 

『他の家とはちょっと違うのかもしれないし、人から見れば奇妙なのかもしれないけど、私はそんな家族が大好きです。今までも、これからもずっと……』

 

 

 

 

悟飯「はぁ……。緊張した〜」

 

風太郎「お疲れ様、悟飯。スーツは返しといてやるよ」

 

悟飯「ありがとう風太郎」

 

風太郎「まさかもう結婚することになるとはな。いずれするのは確信していたが、まさか学生のうちにするとは…」

 

悟飯「違うよ風太郎。僕は飛び級でもう卒業したから、今は学者補佐だよ」

 

風太郎「まさか大学に行ってから才能の差を見せつけられるとは思ってもいなかった…………」

 

悟飯「そんな悲しいことは言わないでよ。僕は物心がつく前から勉強してたんだから仕方ないって」

 

風太郎「でも死闘を繰り広げながらだろ?俺には到底真似できないね」

 

悟飯「それはそうだよ。僕にはできなくて風太郎にしかできないこともあるんだから」

 

風太郎「ああ、そうだったな。お前はとことん人を甘やかすからな。この前の二乃の暴走だって、俺と四葉でなんとか止めたんだからな」

 

悟飯「あはは……。その節はどうも……」

 

風太郎「んじゃ、俺はこれを返しに行ってくるぜ」

 

悟飯「うん。ありがとう」

 

そう言うと風太郎はスーツを丁寧に畳んでから部屋を出た。最近は四葉と同棲するようになり、風太郎も家事をよくするようになったのだそう。

 

二乃「は〜、緊張した〜………。なんかスピーチの時手慣れてなかった?」

 

悟飯「それは多分、大学では人前で発表する機会がたくさんあったからだと思うよ。論文発表の時なんて、教授の質問攻めに合わないかヒヤヒヤしたんだから、その時に比べたらまだマシだったよ」

 

二乃「ずっと一緒にいるから気にしてなかったけど、私ってとんでもなくハイスペックな人と付き合ってたのね…」

 

悟飯「何言ってるの。ここまで頑張ってこれたのは二乃のお陰だよ」

 

二乃「嬉しいこと言ってくれるわね。でも、誓いのキスの時は流石に緊張してたみたいね?震えてたわよ?」

 

悟飯「そ、それは……。あんなに大勢の前でキスをするのは初めてだったから流石にね〜…………。それに揶揄ってるけど二乃もでしょ!」

 

二乃「ナンノコトカシラ。そんなことより向こうでみんなが待ってるから行くわよ!」

 

悟飯「はーい(露骨に話を逸らしたな)」

 

披露宴も無事に終わり、2人は緊張から解き放たれた。この日を境に、2人は正式に夫婦となり、家族となった。婚姻後は新婚旅行も計画しており、その計画も今から本格的に練ろうというところだった。

 

悟飯「お待たせ〜って、何してるの?どこか旅行に行くの?」

 

そしてテーブルの上に乗せられた大量の旅行パンフレットを見て、悟飯はそう言った。

 

五月「行くのって、なんで他人事なの?」

 

悟飯「えっ?」

 

風太郎「あー、すまん悟飯。俺は止めたんだがな……………」

 

悟飯「ど、どういう意味?」

 

二乃「何って、決まってるでしょ。まさかもう忘れたわけじゃないでしょうね?」

 

悟飯「いや、二乃と新婚旅行をしようって話は前からしてたけど、他のみんなは関係ないでしょ?もしかして卒業旅行の計画?みんなそろそろ卒業だっけ?」

 

三玖「えっ?2人だけで行くの?」

 

悟飯「むしろ新婚旅行ってそういうものじゃないの?」

 

五月「孫君。私たちの関係って他の人とは一味違うでしょ?」

 

悟飯「あーもう言いたいことは分かったよ。みんな付いてくる気なんでしょ?」

 

四葉「はい!ご迷惑でしたか?」

 

悟飯「いや、別に迷惑ってわけじゃないけど………けど……………」

 

風太郎「お前の言いたいことはよく分かる………」

 

二乃「別に2人きりで旅行なんてこの先いくらでもできるじゃない。でも、7人揃って予定を空けられることなんてなかなかないのよ?せっかくだしみんなで行った方が楽しいじゃない!」

 

悟飯「…………それもそっか」

 

どうやら風太郎も含めて他の5人も悟飯と二乃の新婚旅行について行く気のようだ。悟飯は五つ子姉妹の絆の強さを侮っていたようだ。

 

二乃「それじゃあみんな!行きたいところに指差すわよ!せーの…!!」

 

 

悟飯「風太郎。そういえば高校の時もこんなことなかったっけ?」

 

風太郎「ああ。あったな。確かみんなで卒業旅行の行き先もあんな感じで決めてたな」

 

悟飯「そういえばあの日の風太郎、四葉さんと結婚式をあげる夢を見てたんでしょ?本当は今すぐにでも式をあげたいんじゃないの?」

 

風太郎「馬鹿野郎。俺はまだ学生なんだぞ?そんなことしたらマルオさんに何されるか分からん」

 

悟飯「あの人ならなんだかんだで許してくれそうなんだけどなぁ…(否定はしないんだなぁ)」

 

風太郎「…………そういや、あの時も同じことを思ったっけな」

 

悟飯「『五つ子ってめんどくせえ』……だっけ?」

 

風太郎「なんで一語一句覚えてるんだよ。気持ち悪いぞ」

 

悟飯「でも風太郎も満更でもないんでしょ?みんなで旅行行くの」

 

風太郎「………そういうお前はどうなんだよ?」

 

悟飯「それは勿論………」

 

『これから先も、この5人が仲良くいてくれると嬉しいな。』悟飯は2年前の卒業旅行の時も、この新婚旅行の時も、全く同じことを思った。

 

悟飯「親友なら当ててみなよ、僕みたいに」

 

風太郎「………訂正するわ。お前もあの五つ子に負けず劣らずめんどくせえよ…」

 

悟飯「素直になれない風太郎も大概だと思うよ?」

 

風太郎「おっ?言うようになったな、お前。着実に二乃の影響を受けているようだな」

 

悟飯「じゃあ風太郎は四葉さんみたいに頭にリボンをつけるようになるのかな?」

 

風太郎「やめてくれ。俺があんな馬鹿デカリボンをつけるわけないだろ」

 

悟飯「フラグにならないといいね?」

 

風太郎「やめろ?俺は絶対につけないからな!?」

 

 

 

 

 

 

 

さらに3年後。結婚して月日が経った今でも悟飯と二乃の仲は良好だった。二乃は専門学校を卒業して三玖と共に店を開いた。上杉家の一階は、実は上杉母がパン屋を営むために準備されていたスペースだったのだ。上杉母も無事に生き返ったということで、一緒に働いているようだが……

 

『せっかくなんだし、二乃ちゃんと三玖ちゃんでお店を開いたら?』

 

と鶴の一声があり、一応店を管理しているのは二乃と三玖ということになっている。『なかの』という店名をつけているのだが、意外にも1番の人気メニューは上杉母の作るパンだった。このパンに関してはお持ち帰りもできるのが強いのだろう。

 

そして、悟飯も学者補佐から晴れて学者となり、彼もまた夢を叶えた。今は研究に勤しんでいるものの、家庭の時間もしっかり忘れていない。

 

「パパ〜!そろそろふー君と四葉叔母さんの結婚式に行かないと遅れるんじゃないの〜?」

 

悟飯のことをパパと呼んだ幼い少女は、『二依菜(にいな)』。2年ほど前に悟飯と二乃の間に生まれた長女である。容姿は二乃のそれを強く引き継いでいるが、髪の色は悟飯から遺伝したのか、綺麗な黒だった。髪型は、昔の二乃と同じツーサイドステップに蝶型のリボンをつけたものだ。

 

悟飯「そうだね。早く行かないと。ってあれ?お母さんは?」

 

二依菜「お母さんなら先に行ったよ。なんでも、四葉叔母さんの特別な日だからって」

 

悟飯「あ〜…。なるほどね〜。それなら僕達は先に式場に行こうか!」

 

二依菜「うん!!ふー君も四葉叔母さんも、このお父さんとお母さんみたいに綺麗になるのかな?」

 

 

【挿絵表示】

 

 

悟飯「そうだね。きっと風太郎はかっこよくなって、四葉さんは可愛くなると思うよ!」

 

二依菜「でもお母さんには敵わないって言うんでしょ?」

 

悟飯「ありゃりゃ…。二依菜はお利口さんだね〜」

 

二依菜「えっへん!」

 

娘の二依菜は、悟飯と二乃を中心に、悟空、マルオ、ピッコロも写っている写真を指差した。

 

ちなみに補足すると、二依菜は誰に似たのか、物心がついた時から悟空かピッコロに稽古をつけてもらっており、2歳にして既に相当な強さを身につけていた。流石に超サイヤ人にはなれないものの、既に舞空術も使えるほどである。

 

悟飯「あれ?悟天とお父さん、何をしてるの?」

 

子供ができてからは、2人は孫家の隣に新しい家を建てて、そこに住み始めていた。その為、少し歩けばすぐに実家に帰れる。つまり、悟天と悟空もすぐそばにいるということだ。

 

悟天「ちょっとお父さんに稽古をつけてもらってたんだ…………」

 

悟飯「へぇ?悟天が?急にどうしたんだよ?」

 

悟空「それがな、悟天のやつが」

 

悟天「わーっ!!お父さんそれは言わない約束でしょ!!?」

 

悟空「おーっとそうだった。わりぃわりぃ」

 

二依菜「どうせらいはちゃんでしょ?」

 

悟飯「あー、なるほど…。悟天、兄ちゃんもその気持ちはよく分かるぞ。その気持ちを忘れないようにね」

 

悟天「別にそういうのじゃないし…」

 

悟天は二依菜に悟空と間違われることが多くなったこともあり、あの特徴的な髪型を強制的に直して髪型を変えてしまったようだ。悟飯的には少しショックだったらしい。

 

悟飯「というか、これから結婚式に参列するのにそんなに泥だらけになってどうするの!!?」

 

悟空「わりぃわりぃ…!ちょっと熱が入っちまってよ〜…」

 

悟飯「軽くシャワー浴びてスーツに着替えてよね2人とも!僕達は先に行ってるから。お父さんは瞬間移動ですぐに来れるでしょ?絶対に道着じゃなくてスーツで来るんだよ〜!!!」

 

悟飯はそう言いながら、二依菜と共に舞空術で式場に向かった。

 

悟天「…………なんか兄ちゃん。お節介になったよね」

 

悟空「チチや二乃みてぇになっちまったな、あいつ」

 

 

 

二依菜「あれー?ママもいつもより綺麗になってる〜?どうして?」

 

二乃「ふふふっ。何をするためだと思う?」

 

悟飯「…………まさか」

 

二乃「勿論!あんたにだけやって上杉……だと紛らわしくなるのよね。()()()にやらない理由はないわよ。私の身内と結婚するなら、これくらいの問題はすんなり解けてくれないと安心して任せられないわ」

 

悟飯「まあ、その心配はいらないと思うけどね」

 

二依菜「お母さん何をするつもりなの〜?」

 

悟飯「ふふふっ。なんだと思う?二依菜、当ててごらん?」

 

二依菜「お父さんを見限ってふー君のお嫁さんになるとか?」

 

二乃「そんなことするわけないでしょ!!!?

 

この時、悟飯はこう思った。この娘は将来は大物になるだろうなぁと。そして3年ぶりに五つ子ゲームファイナルが開催され、風太郎は悟飯の時のように呆気なく全問正解をさせたらしい。

 

 

 

 

 

悟空「………にしても、悟飯が結婚してもう3年か……。早えもんだなぁ」

 

悟空は結婚写真を眺めながらそんなことを呟いていた。

 

そして、その写真を持ち運び、物置小屋まで移動した。その中にはドラゴンボール、四星球が飾られていた。

 

悟空「………じっちゃん。オラの息子の悟飯がもうこんなに大きくなっちまったぞ。できればじっちゃんにも見せてやりたかったな〜。あれから息子が辛そうな顔をしたのを見たことねえんだぞ?」

 

その四星球は、悟空の育ての親で息子の悟飯と同姓同名でもある、孫悟飯の形見だった。その四星球を育ての親の孫悟飯として見立てて、悟空は語りかけていた。

 

悟空「オラ、今まで楽しいから、好きだからって理由で戦っていたけど、息子の悟飯の戦いを見て思ったんだ。大切なものを守るために戦うってのも悪くねえって。勿論これから戦いを楽しまねえわけじゃねえけど、オラはいつまた悪くて強えやつが現れても、大切な人達を守れるように、もっともっと強くなる」

 

悟空は難しいことは苦手だ。だから感じたことを、思ったことをそのまま口に出しただけだった。だが、それでも育ての親には伝わったようだ。

 

 

悟飯(爺)「ワシも、あの暴れん坊が今ではしっかりお爺ちゃんやってて安心したぞ〜」

 

 

界王を介しているわけではなかったので、悟空にその言葉は届かなかった。でもそれでいいのだ。悟空の言葉が育ての親である悟飯に伝わるだけで。

 

悟空「よし、悟天、行くか!」

 

悟天「うん!」

 

こうして、悟空はスーツに着替えた後に悟天を連れて瞬間移動した。

 

 

 

 

悟飯「風太郎、お疲れ様」

 

風太郎「おう。すまんな、スーツ返しに行ってもらっちゃって」

 

悟飯「それくらいお安い御用だよ。それで、あの5人は?」

 

風太郎「ああ。あの時と同じだよ。人の新婚旅行に勝手に付いて来ようとしてやがる」

 

悟飯「ははは……。二度あることは三度あるとはまさにこのことだね。……ん?」

 

悟飯は5人が相談し合う様子を微笑ましく見守りながらも、ある違和感に気づいた。

 

悟飯「ねえ風太郎。四葉さんのリボンはどうしたの?」

 

風太郎「ああ。もういらねえんだとよ」

 

悟飯「ええ!?毎日欠かさず付けていたのに……。一体なんで……?」

 

風太郎「…………さあな」

 

別に悟飯になら話してもよかったのだが、風太郎はなんとなくこのことを秘密にしておきたかった。四葉の言動から察するに、四葉がリボンを付けた理由は、『私が四葉だと気づいてもらうため』。風太郎がノーヒントで五つ子を見分けられるようになったことによって、そのリボンは役目を終えたというわけだ。

 

悟飯と風太郎は親友。だとしても、このことは風太郎と四葉の心の中だけに留めておきたかったようだ。

 

四葉「風太郎〜!!」

 

二乃「悟飯〜!!」

 

「「あなたは行きたいところないの〜?」」

 

悟飯「………だってさ。風太郎はどこか行きたいところある?」

 

風太郎「俺は別にどこでもいいさ。あいつと………。アイツらと一緒にいられるならな」

 

悟飯「大事なのは、どこかにいることじゃなくて"みんな"でいること、だもんね!」

 

 

 

 

 

 

これで、『孫悟飯は五つ子姉妹の家庭教師をするそうです』の物語はおしまい。

 

物語自体は終わってしまうが、悟飯達はこれからも幸せな生活を送っていくだろう。だが、もしかすると、更なる強敵がやってくるかもしれない。あの敵が強くなって蘇ってくるかもしれない。悟空達の知らない宇宙があるかもしれない。まだ誰も見たことのない新たなドラゴンボールがあるかもしれない。

 

しかし、それらをここで語るのは野暮なことだ。何故ならこれは、悟飯と風太郎と五つ子姉妹達の、奮闘、恋愛、友情を描いた物語なのだから。

 

 

 

孫悟飯は五つ子姉妹の家庭教師をするそうです

 

おしまい

 




※最終話につき、クソ長後書き注意

 終わった……。終わりましたよ。本編だけなら120話。IFとファンアート紹介も含めれば全部で122話…!1話平均1万文字前後………。よく完結まで持ってこれたなぁと思っています。実はちゃんと完結させたシリーズはこれが初めてなんですよ。他は途中でスランプに陥ってエタったのがほとんどです……()。達成感マジで凄いです。ええ、ほんとに……。

 最初はただごと嫁の二次創作小説を見たいだけだったのですが、何故かドラゴンボールと五等分の花嫁のクロスオーバーという形で私自身が書き始めていました。本当になんでだろうね?途中指摘もあった通り、絶対合わんだろって自分でも思っていたんですけど、書き進めていくと意外とそうでもなく、むしろバトル展開を入れた方がしっくり来ました。最初期は本当にバトル展開は全くない方針だったんですよね。でもバトル展開も導入した結果、バーダックの復活、ターレスの超化、人造人間零奈の誕生に、未来悟飯の登場。さらには魔人ブウ編からはごと嫁側のキャラクターも本格的に戦力になり…。

 今考えると、両方の作品が好きな人にとってはあまりにも贅沢ですね。盛りに盛ってますやん。我儘設定ってレベルじゃあねえぞ。皆さんは私が凄いっておっしゃっていますけど、私からしたらこの作品を作り上げたのは両原作者の鳥山明先生、春場ねぎ先生は勿論のこと、『孫悟飯は五つ子姉妹の家庭教師をするそうです』の読者である皆さんが作ったも同然です。というのも、この作品は度々読者の意見を反映して方針を何度も変えてるんですよ。もし意見を反映されてなかったら、ただ悟飯が家庭教師をしていくだけになるんですよね。それだと多分赤まで上がらなかったんだろうなぁってしみじみ思っております。

 更に、魔人ブウ編の途中からだったかな?ファンアートを書いてくれた方が出てきまして、それを機に沢山の人がファンアートを書いてくださいました。まさか自分の作品が絵にされるとは思ってもいなかったので、本当に感動しました。

 これ以上書くと文字数がとんでもないことになってしまいそうなので、そろそろまとめさせていただきます。ここまでご覧いただき、誠にありがとうございました!本編は完結ということになりますが、これからはルート別のifやリクエストにあった小話などを不定期に投稿しようかと考えているところです。

  ちなみに、二依菜ちゃんのイメージ絵がこちら。(作者はAkpin様:https://www.pixiv.net/users/65568832


【挿絵表示】


 最後になりますが、この作品を読みに来てくださった、読者の皆様。ファンアートを描いてくださった絵師の皆様。

 長い間、本当にありがとうございました!
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