自由気ままにプレイしてたら、何故か妖怪認定されました Re:メイク 作:玖珂凌駕
ここまでは特に変更点が無いわけではないけど、少なかったので、サクッと終わらしましたわ~
次話からは、多分時間がかかると思うので気長に待ってくれるとありがたいッス
ではでは、前置き終わり本文へ、どうぞ(´・ω・)っ
イズさんに装備の依頼をした翌日、メイプルからギルドホールに来るように言われた。
ギルドホール行くと、ギルドメンバーが全員が集まっていた。
てか、俺が最後かよ………………。
「では、第一回ギルド会議を始めまーす。今回はクロムさんから皆に提案が有るそうです」
「皆も知っての通り運営から第三回、第四回イベント、更に第三層の追加が発表された」
「第三回イベントは特定のドロップアイテムを集めるだけで問題無いが」
「問題は第四回イベント、ギルド対抗戦だね」
第四回イベント。
前回の第二回イベントの様に時間加速を使う影響で、リアルでの都合が合わないと参加する事が出来ない。
更に俺達のギルドは少数ギルドなので、当日参加が出来ない人がいるとかなり厳しい。
「って事は、ギルドメンバーを増やしておきたいな」
「そう言う事だ。皆はどう思う」
皆の意見は賛成。
ギルドメンバーを増やす事に決定した。
そして、それはメイプルとサリーに任せる事となった。
「他に何か伝えたい事がある人は…………………いないみたいなので、これで第一回ギルド会議を終わりまーす」
「それじゃ、俺はやる事があるから」
「あら、今日もスキルの練習かしら」
「えっ、何々!」
イズさんが言った言葉にメイプルが反応し、俺に近付いて来た。
メイプルに反応して他のギルドメンバーもこっちを向いていた。
「【風創生・拳銃】………こんな感じのスキルだ」
「カッコいい!!!」
眼をキラキラさせながら、メイプルは両腕を振っていた。
それから、俺はイズさんに説明した様に他のギルドメンバーにも話した。
サリーからは何故かジト目で見られてるが、気にしないでおこう。
「この世界で近代兵器を見る事になるとは」
「まだ上手く使えないけどな…………んじゃ、そろそろ行くわ」
そう言って、俺はギルドホールを後にして、いつもの練習場所へと向かった。
他のメンバーも素材集めや羊毛集めへと向かってる事だろう。
それから数時間後、メイプルから再びギルドに来るようにとメッセージが来たので、一度ギルドへと戻った。
戻ってみると、そこにはメイプルや俺より小さい二人の少女がいた。
どうやら、新しいギルドメンバーを見つけた様だった。
名前はマイとユイ、二人ともSTR極振りの初心者プレイヤーだ。
「流石、メイプル。普通じゃない奴を連れてきたなぁ」
「ギルド対抗戦まではまだまだ時間はあるし、ガンガンレベルを上げましょう」
「僕らも何か手伝える事があったら言ってね」
「「あ、有難う御座います」」
二人がそうお礼を言って頭を下げると、机にぶつけてこれを粉々にしてしまった。
俺以外のギルドメンバーは眼が点になっていた。
「「あわわッ。ご、ごめんなさい」」
「良いよ良いよ、気にしないで」
「流石はSTR極振り、対した破壊力だ」
「それだったら、エイも同じ事が起きるんじゃないかしら」
「でも、そんな事は一度も見たことないな」
何故か俺の方に眼を向けるギルドメンバー達。
はぁ~、と溜め息を吐いて少し強めに二人が壊した机を叩いた。
すると、机は更に粉々となった。
これを見た皆はまたもや眼が点になっていた。
「一応、俺も出来るが力加減はしっかりと出来ているから問題ないぞ」
「流石はサリー並みのPSを持つエイ。変な所でもその力を発揮してたか」
「エイ、この二人の装備を造らないといけなくなったから、例のアレは少し遅くなるけど良いかしら」
「あぁ、構わないぞ」
「アレって!」
またもや、メイプルがイズさんの言葉に反応して眼をキラキラさせながら、こっちに近付いて来た。
流石に今日は色々と説明したので、これ以上は面倒くさいので、俺は逃げるようにギルドを後にした。
『あっ、待ってよ~』とメイプルの声が聞こえたが無視して…………………。
「ふぅ、ここまでこれば大丈夫だろ」
それにしても、メイプルって結構 好奇心おおせいだよな。
かなり気になってたぽいし、多分イズさんに聞いてるだろうな。
口止めもしてないし……………………。
「それより、このスキルにも早く慣れないとな」
あれから数日が経ち、第三回イベントが目前に迫っていた頃、またもやメイプルに呼び出された。
てか、呼び出し過ぎだろメイプルの奴。
まぁ~時間跳躍させてる主も主やけど‥‥‥
(ちょっと、こっちに干渉しないで貰えるかな~)
(あー、悪い悪い)
「それでメイプルちゃん、私達ギルドメンバーを集めてどうしたの」
「新しいスキルをお披露目をしようと【身捧ぐ慈愛】」
メイプルがスキルを発動させると、天使の翼が現れて髪の色が金色になり、頭上に天使の輪が現れた。
うん、完全に天使だな。
すると、近くにモンスターが現れて俺達に攻撃をしてきたが、ダメージが入ると事はなかった。
まぁ、細かく説明しなくても皆は知ってるから良いよね。
うん、説明が嫌で………ゲフンゲフン…………説明が面倒くさいからな。
それ、言い直した意味無くね!?
by 久しぶりの天の声さんでした
気にするな!……………って誰に行ってるんだろ。
「あっ、そうだ。エイ、アレが完成したから渡すわね」
イズさんは俺の元に近づき、インベントリから例の装備を取り出して、渡してきた。
「へぇ、レッグホルスターか」
「前に拳銃を見せてもらったじゃない。その時にあったら便利だと思ったのよね」
実際に装備をしてみると、見た目がシンプルであった為、そこまで違和感は無くて和装のおかげでレッグホルスターが隠れる様になっていた。
あと、拳銃以外にも弾倉(マガジン)も付けれる様になっていた。
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【大狼のレッグホルスター】
【加速世界】
【破壊不可】
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【加速世界】
30秒間、この世界で自分以外の時間がほぼ止まるスキル
ただし、この間は他者に攻撃が当たらない
1日3回まで
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「わぁ、何か物凄いスキルだな」
俺は装備の詳細を見たら、ステータスが上がらない代わりに強力なスキルが備わってした。
オマケに【破壊不可】が付いてるし…………。
「試しに使ってみたら」
「そうですね【加速世界】」
すると、周りの動きが止まって見える様になった。
実際は極僅かに動いていたが、パッと見は止まってる様にしか見えない。
俺は拳銃を創り出してモンスターに向けて発砲してみた。
弾は発射して少し進んだ辺りでこの世界と同じ様に止まった。
「成る程、俺が所持しているもの以外はこの世界の影響を受ける訳か」
取り敢えず、皆を攻撃していたモンスターの脳天を狙って一発ずつ発砲した。
あと、試して分かった事はこのスキルが発動中は俺の姿は認識されないみたいだ。
まっ、詳しい事は『クロックアップ』をネットで調べてくれ。
「おっ、丁度切れたみたいだな」
すると、近くにいたモンスターが同時にポリゴン状となって消えた。
「急にモンスターが」
「もしかして、エイがやったの」
「まぁ、そうだな」
俺は皆にこのスキルについて話しておいた。
まぁ、初めは驚いていたが、暫くするとこのギルドでは『普通』となっていた。
「メイプルもそうだけど、エイも人外の仲間入りかな」
「私達もこのギルドにいる限り『普通』では無くなるかもな」
「かもな。にしても、エイの拳銃って前よりリアルになったよな」
そう言って、クロムが俺の拳銃を指で指した。
「あぁ、現実の物になるべく近付けてみたからな。だから、弾も12個入ってるし弾倉も創り出せるぞ」
「他に何が創れるのかなぁ」
「今の所は狙撃銃、翼、拡散銃、各弾倉かな」
「メイプルよりもヤバそうだな」
「別に良いじゃない。味方なら」
こうして、メイプルとおまけで俺のスキルのお披露目が終わった。
でも、何故か第三回イベントでメイプルがまたもや、やらかすだろうと思ったのは気のせい………………………だよな。