ノブノブ、ノブノブブ
『英霊の座』
それは、英雄または反英雄の魂を保管する場所……らしい。
『英霊』
それは、座に記録された英雄・反英雄の魂。またはその分霊として使われる
なぜ『らしい』がつくのか。それは、生前に目立った偉業や罪行を行っていないから。己が英霊などという大層な身分に収まることに少々疑問を持っていたからだ。
病弱の身で、家臣らを纏められず、ただ死んでいった私。大した武功や政策もしていないというのに。
そんな存在でも英霊とするほど、この星は危機に瀕しているとでも言うのだろうか。
いや、私が英霊またはそれに近しい身だということはこの際どうでもいい。私とてこの地球を守りたいという気持ちはある。
英霊だの聖杯戦争だの、そういったものも呼ばれれば参加しよう。役目を果たすことに全力を尽くすと誓おう。
しかし、しかしだ。それでもこればかりは受け入れ難いのだ。
「ナンダコノカラダ、ノブノブー!ワタシハイッタイ、ノブノブー!」
どうやら私は人間でない妖となってしまったようだ。
聖杯は、召喚した英霊にある程度の知識を与えるという。
晴景もまた、この情報が本当に全ての英霊に与えられるのかと不安になるようなものを受け取っていた。
その情報こそ、己の現状を物語るものではあったが……晴景は大きな頭を小さな手で抱えた。
ちびノブ図解!
ちびノブヘアー
とてつもなくシルキー&キューティクル。
ちびノブの印
帽子。こちらが本体という学説も根強い。
ちびノブアイ
この世の諸行無常と取得されない有給休暇を憂いている。
ちびノブボディ
ダイナマイト寸銅。
戦闘力
見た目によらず高い上に武器の扱いもそこそこ得意。
以上が晴景に与えられた情報である。意味がわからないぞ。
ちびノブとは?本体らしき私の帽子ないぞ?軍服でなく着物のようなものだが大丈夫か?
なぜ己の存在に悩まなければならないのか。このような珍事は、晴景の才覚を持ってしても見抜けなかった。
「ノブブノブ……」
晴景はため息すら謎の言語に変わっていることに戦慄する。しかしこのままなのは、なぜか湧き上がってくる激情が許さない。
晴景の内から溢れ出る激情は怨念の類だ。
きっと晴景を呼んだ、またはこの体にした者が付与したのだろう。
ならば、その無念を晴らしてやるのが己の務め。
晴景は前を向き、ついでに自分の問題から少し目を逸らしながらも気合を入れた。
さて、ここはどこだろう?
見渡す限りの木、木、木。
見知らぬ森の中にいた晴景は、とりあえず前に進んで行った。
晴景は、本来座に記録されることはなかった。しかし、とある者たちの無念が土地に残った晴景の霊子をナマモノとして繋ぎ止めた。
自分は何なのか?内にたぎるこの怨念は?
晴景がそれに気付くのは、もう少し後のお話。
晴景さんちびノブ化。はたしてこの状況を予想できた方はいるのだろうか。
ここからぐだくだ要素が出てきます。晴景さんも容赦なくぶち込みます。
越後のちびノブ(長尾晴景)
帽子が無く、髪は白い。青みがかった白の着物を着ている。刀を使うが、決してノブ選組ではない。ちびノブの中で最も自爆が可愛いと評判。
タイトル「勇将」を変えるか否か
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