誤字報告もありがとうございます。あのセリフは別のイベントのちびノブのセリフを意識したものなので、あれで合ってるかと。なので修正無しということにさせていただきました。
それと、今回も短めです。
「ノブノブ」
「ノッブノブ」
「ノッブァー!」
ちびノブ溢れる。所狭しと並び、小さな足を器用に曲げ正座しながらノブノブと話(?)をしていた。
無論、それを許せるはずもなく。
「ノブブ!ノブノッブブブノッブ!」
(訳:静かに!茶は禅の修行だぞ!)
「ノッブ〜?」
「ノブブノッブブ…」
(訳:では菓子は無しに…)
「ノッブァー!?」
ちびノブたちを手玉にとる晴景の姿が、そこにはあった。
「ノッブァー」
(訳:静かにー)
『…………』
「ノブノブ。ノブノッブブ」
(訳:よしよし。ではこれを)
晴景が渡した茶を、ちびノブたちが回し飲みしていく。しかし大量のちびノブたちに行き届くはずもなく。
茶を飲んだちびノブたちは元気に仕事へ戻り、飲めなかったちびノブたちは足の痺れでコテンと倒れたりしながらも、空いたぶん列を詰めていく。
そんな様を見ていた晴景は、言いようもないホッコリとした気持ちに包まれていた。
「ノブブノブノブノッブ」
(訳:これぞ和の一時よ)
茶を飲み、顔に笑顔を浮かべ、こちらにお礼を言って出ていくちびノブたち。今は同族のようなものだが、日ノ本に住むものが持つ小さなものへの和みの心を刺激してくれる。
さて、なぜこんな状態になっているのか。それは遡ること数時間前━━━
目を覚ました晴景は、まず違和感を覚えた。
目の前が真っ暗なのである。なぜか狭く感じるのである。地面に押し付けられて痛いのである。
「……!?」
寝ぼけた頭もすぐに覚醒し、まずは上から押さえつけてくる物をサーヴァントのパワーで思い切りはね飛ばした。
『ノブブァー!?』
それは悲鳴?のようなものをあげながらバラバラになり、雨のごとく降ってくる……いや、バラバラになると言うよりも積み重なっていたものが別々に吹き飛んだと言うべきか。
ポテポテと落ちる小さな……いや、自分と同じような大きさのナニカ。よく見ると、これまた服装などは違えど自分と同じような生物だった。
頭にある図解と同じ姿。これがちびノブというものなのだろう。
「ノブノブブ……」
「ノ…ノッブ〜…」
どうやらちびノブたちも寝ていたらしく、目を擦りながら痛みに悶えている。
悪いことをしたか?いや、寝ている私の上に大勢で乗り押し潰すとかいう殺人ムーブをかましてくれたのだ。文句は言えまい。
しかし、同族ならばこの辺りのことにも詳しかったりするのでは?まず話せるかどうかもわからないが。
晴景はちびノブたちに声をかけようと一歩踏み出し。
「ノッブァー」
空から落ちてきた、自分が共にはね飛ばしたのであろう巨大なちびノブ、俗に言うビッグノッブに潰された。
その後、気絶した晴景はちびノブたちに運ばれ加賀の尾山御坊に移動していたのだ。
散々な目にあっていたが、悪いことばかりではない。この辺りの情報を手に入れることができたのだ。
ビッグノッブ曰く、自分は変わらず日ノ本国にいるのだという。そして、国中には武田や北条などの大名家はなく、死んだはずの織田信長という武将が本能寺から復活し治めているのだとか。
そして案の定、未だこの世は戦国の時代らしい。
晴景は情報の代金代わりに、ちびノブ一揆に組みすることとなった。
彼ら(?)の辿ってきた道に、霊基が強く反応したからである。
各地の織田信長の元で働いていたちびノブたち。しかし、数があるのをいいことに、消耗品の如く働かせ続け戦などにも投入されていたらしい。
有給休暇とやらもなく、ただただ休み無しに働き続ける日々に耐えられなくなり、この地にて集まり一揆を起こしたのだとか。
それを聞き、初めに感じたのは憎悪。霊基から溢れ出すのは怨念の波。
しかし、晴景はそれを抑えつけ自らの意志で協力の意を示した。
激情に流され動くのは惰性。それは晴景の最も嫌いとするところゆえに。
客将として、晴景はちびノブ一揆に加わることとなったのだった。
ちびノブたちの訳は無しにしてみました。最悪喋らせればいいし、ノブノブとしたちびノブたちが一番可愛いという個人的な好みです。
タイトル「勇将」を変えるか否か
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