もしも毘沙門天の兄が勇将だったら   作:サンサソー

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お久しぶりです。本当に。
色々と参って死んだり他のものに打ち込んだりしてましたけど、なんとかここに立てました。最近の小説は暗い話ばかり投稿してたので今回ちゃんとできてるか心配です。
まずはジャブで軽く行ってみましょう。


いざ摩玖主

「『己のいる価値』か…」

「なんつーか、難しいこと考えて生きてんだなソイツ」

「そうですか?理解してみれば案外簡単なことばかりですよ」

 

懐かしげな眼差しに面食らう。戦場での獅子奮迅の働きを知るカルデア一行は、景虎の見せるその妙な『人らしさ』に少々驚いた。

 

「……その話を聞いてると、なんで景虎さんが『無価値』って言ったのか、少しわかったような気がする」

「まあオレもそれには同感だな。日がな一日、食って寝るだけ。オレだったら退屈で死んじまうぜ」

「ともかく、摩玖主の総本山とやらへ急ぎましょう。明智殿の言っていたことも気になります」

 

 

 

 

 

 

それは摩玖主の総本山へ向かわんとする少し前。摩玖主のキャスターとの会談が終わった時のこと。

 

身を隠していた信長・光秀を交え、カルデア家は今回の話について評定を行っていた。

 

「摩玖主の総本山がまさかあの本能寺とはな……それにしても本能寺のあたりに山なんぞあったかの?まだ小さい寺じゃったと思うんだけど」

「京の町ですのでまずありえません。しかし、この特異点における本能寺とその周辺は我らが生きた時代とはかなり様子が異なっております。かの国、そして総本山の様子をその目でご覧になってから会談に臨まれるが良いかと」

 

光秀は情報を握っているようだが、ここでそれを伝えるよりも直に見た方がよいという。そのほうが摩玖主が敷く平和というものを実感できるからと。

 

「死んだ事になっている我らはここに残り、帰りをお待ち致します」

「うむ。こ奴は我が見張っておくから安心せい。そもそも本能寺とか行きたくないしの、見えているフラグにもほどがあるであろう!」

 

高笑う信長に呆れたのか、やれやれといった風体で沖田もそれに続く。

 

「でかいノッブだけじゃ心配ですから、土方さんと私も残りますね」

「こっちは任せとけ。だが問題はそっちだろ。のこのこ出て行っても大丈夫なのか?摩玖主の総本山ってこたぁ、要は敵の本拠地だろう」

 

「うはははは!そっちこそ心配すんな!オレがいるかぎり殿様には指一本触れさせねぇからよ!」

「和議の席で我らを害するならば、こちらが攻め込む名分が立ちますし、かえって好都合かもしれません。何かあっても私と長可、家老のマシュも警護につきます」

「はい!このマシュ・家老・キリエライト、身命を賭して主君である先輩をもり立て致します!」

 

勢いある覚悟の返事。それに気を良くしたのは長可だ。

 

「おっ、武士らしくなって来たじゃねぇの!やっぱ忠義の士ってのはこうじゃねぇとな!」

 

激しい乱世を駆け抜けた武士のお墨付き。マシュの気合いもむんっと入るものだ。

 

「まあ、勝蔵はともかくクッソ強い軍神様がついとれば大丈夫であろうな。こ奴一人で10万人ぐらい殺しそうじゃし、まともな軍ではサーヴァントには太刀打ちできん。ましてサーヴァント戦となれば、立香がおらんでは話にならぬからな」

 

信長が信を置くマスター。その力を認めているからこそ、光秀も異論なく話を進めていくのだろう。

 

「くれぐれも死んだ事になっている我らの事は、摩玖主にはご内密にお願い致します」

 

だが敵であった彼を完全に信じられる者はいない。気を抜かないままに、カルデア家の面々は旅立つことになったのである。

 

 

 

「この国の様子では……」

「ええ、愉快なものは見られなさそうです」

 

「………………」

 

景虎の視線がちびノブへ落ちる。わざわざ指定してきたのだ、この謎だらけのナマモノについても何かきっとわかるはず。

 

気を引き締め、道を行く。

摩玖主本願寺は目と鼻の先へと迫るのだった。

 

 




バッヂがまったく手に入らなくてアクアマリーが倒せません。
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