月が導く異世界道中~二つ名の力を宿した少年は二度目の人生で異世界転移したようです~ 作:JUDGEMENTReaper
またもや書いてしまいました、死神デス!
更に言えばも一つ書いてしまおうかなとも…
ともかく、この作品はあらすじにも書いてあるとおり、
月が導く異世界道中とモンスターハンターの二次創作デス!
それでは、ゆっくり見ていってね!
人生は小説よりも奇なり、という言葉を知っているだろうか。
おっと突然聞いて申し訳ない、わたしの名前は
そして私にはもう一つの名がある。
実は俺は二度目の人生を生きている所謂記憶を持った転生者と言うやつだ。
そんな俺の転生前の名は
初めは、死んで新たな命になった時は異世界転生でもしたかと思ったが実際は普通に地球の日本生まれだった、が違う事もあった。
生前であったゲームやアニメ、漫画等が一部欠落してその埋め合わせのように似たような物が入っていたのだ。
それを知ったとき俺は、かなり絶望した。
というのも俺はモンスターハンターというゲームが大好きだった。
この世界でもモンハンがあってほしかったが、現実は非情であり、あったのはスペースモンスターハントなどというモンハンの要素をある程度入れた宇宙の星を転々と周りそこにある原住民から依頼を受けてその対象を狩ったり、捕獲したり採取をしたりと色々と似たゲームが代理としてあった。
何だよスペースモンスターハントって、宇宙を舞台にしなくてもいいだろ、しかもモンスターもキモいんだよ。
うねうね触手の軟体生物とか何やってんだ。
…おっと、話がずれた、まあ簡単に纏めると、自分は一度死んで転生しこの世界で第二の高校生活を楽しんでいたモンハン好きのサラリーマンだって事だ。
因みに一番大好きな作品はダブルクロスだ。
んで…今日も一日を終えて友人と談笑しながら帰り、飯食って、風呂入り、布団に潜った。
まあここまではいい、何も当たり障りの無い一日だったからな、だが…此処から先が問題だった。
龍牙「何処だ?…此処」
俺が次に目を覚ましたのは、周りには星のような何かが広がる謎の空間だったのだ。
???「ほう…平然としておるとは…中々に強い心を持っておるの」
龍牙「誰だ?」
俺が見据える先に突然真紅の光の球が現れた。
???「わしか?そうだの…神と言えば解るかの?」
龍牙「神…か、まあ信じれるとは思うな」
実際いなけりゃこんな輪廻転生も行えないだろうし。
???「ほう…まあそれは今はどうでも良い、それで、お主には異世界に行ってもらいたいのじゃ」
龍牙「はい?」
???「それでは、了承する旨のサインを書いてもらうぞ」
龍牙「ちょっと待ってくれ、突然いきなり言われても困るんだが」
???「む?、おかしいの…話は通してあると、月読の奴があやつに聞いてあるはずだったが…これはすまんかったの」
次の瞬間真紅の光の球が更に輝き出し俺は思わず目を瞑った。
さて、私が冒頭に話した事を覚えているだろうか、私の好きだったゲームの事、そう、モンハンだ。
モンハンの中には神と呼ばれるモンスターがいることはご存知の者も多いだろう【黒き神】アカムトルム、【白き神】ウカムルバス、【4つの属性を操る天災そのもの】アルバトリオン、そして白き体に真紅の目、すべての龍の祖、そして神と呼ばれる龍。
ここまで言えばもう分かるだろう、そう、俺の目の前に光と共に現れたのは
ミラボレアス「それでは名乗るとしよう、儂の名はミラボレアス、とある世界で神、そして祖龍と呼ばれる者だ」
モンスターハンターにて、全ての龍の祖、そして神と呼ばれたミラルーツこと、ミラボレアスが現れたのだ。
龍牙「ミ、ミラボレアス!?、な、何でモンハンの祖龍がここに!?」
ミラボレアス「なんと!?…モンハンをしっておるとは、確かこの世界にはモンハンは普及されておらぬ筈…お主、もしや一度死に、輪廻転生をしてこの世界へと来たものか!?」
龍牙「え、ええはい、そうです、モンハンは前世で最も大好きなゲームだったので」
ミラボレアス「ほう…なるほど…お主の前世ではゲームだったか…」
龍牙「あの、ミラボレアス様は本当は実在していたんですか?」
ミラボレアス「ふむ…そうだな、実在はしている、というより儂が目の前におるだろうが…しかしお主の前世の日本では実在はしていない、といったところか」
龍牙「もしかして…」
ミラボレアス「うむ、お主の前世でいう所のモンハンの世界にて実在しておる。
それにモンハンの世界は実際には存在しておる」
龍牙「そうなんですか!?」
ミラボレアス「うむ、実在する世界は沢山あるのだ、例えば、現在はナンバリング8作品目も出ている【バイオハザード】、様々な分岐点により様々な世界が展開された【ゼルダの伝説】、今やアニメにゲーム、カードやグッズで世界的人気を博している【ポケットモンスター】、人類が滅亡した星に生きる小さな動く植物を従え、部品やお宝、果実を集めるゲーム、【ピクミン】、つい最近叩き出されたばかりだがそれがそちらにアニメや漫画で展開された、【このすば】あ、因みにアクアは実在しておるぞ、全く…あちらへ行って少しは反省すればいいのだが…、…とまあこんな感じでお主の前世であったり、この世界でもあったりする物は全てでは無いがその世界と繋がっておる、ゲームやアニメ等になってな」
龍牙「な、なるほど…」
ミラボレアス「所でお主、ゲームでやり込んだといったの、…儂はどうだった?」
龍牙「ミラボレアス様は…めちゃくちゃ強かったです…赤い雷をくらったら余裕で体力半分は削れるし、一歩間違えれば即死攻撃だし…、勝てたのは数回位でしたよ…」
ミラボレアス「ほほう、そうかそうか、儂は強かったか…、ククク…、っと…それでは話を戻そうかの」
龍牙「えっと、異世界に行ってもらう件でしょうか?」
ミラボレアス「うむ、その様子だと何も知らぬようだな…、仕方あるまい1から説明しよう」
龍牙「はい、解りました」
ミラボレアス「まず、お主のこの世界での両親は日本生まれでは無い、異世界人なのじゃよ」
龍牙「いきなりとんでも発言ぶっ込みましたね…確かに親戚とかいた覚えないけど…」
ミラボレアス「それでの、その両親はある事情があったようでその異世界の担当をしとる神にある契約をして日本にやってきたのじゃ、但しそれは二人だけではない、もう2名おる、誰かわかるかの?」
龍牙「いや…いきなりそんな事言われても解りませんよ…」
ミラボレアス「ふむ…その者とは仲が良い関係だったと聞いておるが?」
龍牙「仲いい関係?…あ、まさか…深澄ん家か?」
ミラボレアス「うむ…その深澄家の子、深澄真が同じく送られる事になっておる。
そちらには、儂の同僚の月読尊が向かっておるはずじゃ」
龍牙「月読尊…確か月に関連した神様だったか」
ミラボレアス「ほう、知っておったか」
龍牙「それで、契約というのは何でしょうか?」
ミラボレアス「うむ…、その契約とは【いつか大切なものを一つ捧げる】という契約での、その【もの】とは何か、わかるであろう?」
龍牙「自身の家族…、ですか…」
ミラボレアス「うむ…そういう事じゃ、だがお主は断る事もできる、しかしそうなった場合…主の兄妹が代わりとなるじゃろう」
龍牙「俺の代わりに、
ミラボレアス「そういうことじゃ、どうする?」
龍牙「………やります、俺が行きますよ、それに俺は一度既に死んでるんです、苦痛には慣れてる…、兄さんはともかく妹なんかにそんな危険極まりない所行かせられませんよ、それに、真とは、以前から知り合って仲いいんです、いっちゃん仲いい奴が行ったほうが仲違いしにくい、それに前世から武術や剣道、弓道とかをやった事ある俺が行ったほうが生存率が高いですからね」
ミラボレアス「そうか、それでは改めて…契約書にサインともし、望むのであれば家族への手紙も書いて良い、それでは頼むぞ」
龍牙「はい」
数十分後…
龍牙「できました」
ミラボレアス「うむ…、確かに拝見した、それではお主に力を授けよう」
身体に様々な光が俺に包まれ、俺の身体から力が漲る。
龍牙「これは…」
ミラボレアス「お主に力を授けた、【二つ名】と言えばわかるかの?」
龍牙「二つ名…ええ、もちろん知ってますよ、原種よりもより体躯が大きく、強力な攻撃を放ち、大量の体力や硬さを持ち、様々なキッカケにより特殊な個体となった存在…ですよね」
ミラボレアス「うむ、その二つ名の力全員分やろう、前世持ちは珍しいものであるし、そちらでの我のことを教えてくれた礼じゃ、存分に使うといい」
龍牙「本当ですか!?、ありがとうございます!、それで!その用途とはどうしたらいいのでしょうか!」
ミラボレアス「うむ、それの使い方はの…
ミラボレアスが教えようとした次の瞬間…
龍牙「あ、身体が!」
俺の体は下半身の半分がもう既になくなってきていた。
ミラボレアス「貴様!!我に挨拶も無しに、此奴を連れて行くきか!!」
龍牙「ミラボレアス様、もう行くことになるんですか」
ミラボレアス「いや、本来であれば違っておるのだが、あの阿婆擦れ女神め、とにかく自己中心的な愚か者よ…お主、あ奴のことは基本信用するでは無いぞ、あ奴はろくでもない奴だ、警戒しておけ」
龍牙「わ、解りました」
ミラボレアス「それでは気をつけるのじゃぞ」
龍牙「はい、ありがとうございますミラボレアス様」
そう言うと、俺は次にはかなり眩しい場所に転移された。
???「まぶしっ!」
龍牙「よっ、お前も来たか、真」
真「あ、龍牙、月読様から聞いてるよ」
龍牙「こっちもな」
???「あら?もう来たの?」
俺と真は声のする方向へと顔を向ける、多分此奴が女神だろう。
女神「月読爺さんの力も弱くなったものね〜…」
真「め、女神?」
龍牙(はあ…確かにこりゃ警戒した方がいいな、上司に対しての言い方…ミラボレアス様の言う通りだ…だけどミラボレアス様の事は言ってない…そっちは知らないのか)
女神「実はこの世界、魔族や亜精霊やらが好き勝手やってさ〜、私のヒューマン達が大ピンチなのよ~」
龍牙(自身の自己紹介も無しに突然の内容説明…頼む側が取っていい態度じゃねえだろ…)
女神「であんたを呼んで手伝わせようと…ってあら?」
女神が水瓶の中を覗き込んだ、多分あれが顔を映してるのだろう、そして女神はその水瓶を見て突然大笑いしだした。
女神「アッハハハハ!!、あんた達本当にあの二人の子!?ブッサイクねえ〜」
龍牙(あ、こいつ駄目だ、この尼ミラボレアス様が言ったよりもっと阿婆擦れだったわ、見た目良くて中身最悪の原型だわ)
真も流石に唖然としているがまあ当然だろう、こんなに酷い神など見たことが無いだろうし、下手な邪神より邪神してるからな、なんだよただただ美しさに囚われ続けてるだけの愚者だろ、神なんてのもおこがましい。
女神「白鳥成分ゼロ!、どうやったらこんな醜いアヒルの子ができるのかしらあ!!」
龍牙「あ"?、母さん達の事何侮辱してくれてんだ」
思わず心の声が出てしまったが、別に構わない、だが自分の両親を貶すようなこと言う奴は許す気が無い。
女神「うわ!声までも醜いとか!!、私の世界に相応しくないわ、だから私の世界に相応しい勇者は別に手配したから、汚らわしい貴方達は世界の果てでじっとしてなさい。」
真「な!?」
女神「あんたらに力を授けるのは、すんごく嫌だけど妥協してヒューマン以外の言葉と読み書きができるようにしてあげるわ、ああ〜面倒」
そう言うと阿婆擦れ女神は指先に光を出し真と俺に放ってきた。
真「へぶっ!?」
龍牙「………」パシッ
女神「低位のゴブリンやオークに混ざって貧相に過ごしなさい、間違えても私のヒューマンに醜い種をばら撒くんじゃないわよ」
そう言うと俺と真の体が光りだした。
龍牙「この…」
女神「じゃあ行け!!」
俺が言う前に足元が開き出す、だがこれだけは…ただこれだけは言ってやる。
龍牙「こんの阿婆擦れ内面ドブスの腐れ○○○○○女神があ!!」
中指を立てながらそれを言うと同時に穴に落ちる、あれを言ったときちらっと見えたがあの女神は思いっきり怒りの顔を見せていた。
龍牙「何だよ、彼奴も醜い顔できるじゃねえか」
真「それ言ってる場合かあああ!!」
そう、いま俺達は空中にいるのだ、あの阿婆擦れは空中に落とすことで殺そうとしていたのだ。
龍牙(さて…どうするか、飛べる奴はいるけどうまくいけるかどうか)
そう落ちながら悩んでいると
???「真殿!」
ミラボレアス「龍牙よ!無事か!!」
真「つ、月読様!、とでっかい龍!?」
ミラボレアス様ともう一人頭に月のようなものが付いた被り物を被った白髪の男性、この人が真を担当した月読尊だろう。
龍牙「ミラ様、こちらは大丈夫ですが…話が違いますよ、あの阿婆擦れ、ミラ様が言うよりもっとやばいじゃないですか、絶対下手な邪神より邪神してますよ」
真「ミラ様?じゃあこの龍…じゃなかったこの方が龍牙の担当した神様なのか?」
龍牙「ああ、そういうことだ」
月読尊「あの女神がこのような暴挙に出ようとは…真殿、そして龍牙殿、本当に申し訳ない…」
ミラボレアス「だがまあ、お主達ならこの高さでも無事じゃがな、だがそうか…あ奴は下手な邪神より邪神しておるか…この一件が終わったらゼウスの奴に言って冥府行きも考えておくかの…」
龍牙「いや、無事なのか…でもまあ冥府行きのそれに関してはお任せしますよ…」
月読尊「真殿達がいた世界は我々の加護が届くことの無い過酷で不毛な世界だ、魔力、そして肉体が極めて強い負荷がかかっていたのだ。
負荷から開放されたこの世界ではかなりの超人だろう」
真「なんてご都合主義…」
ミラボレアス「そして龍牙、お主は超人の中でももっと強いだろう」
龍牙「俺がですか?」
ミラボレアス「うむ、お主は一度死にこちらへと来た異世界転生者、そちらでの魔力と力がこちらに纏めて集まっておる正直言って魔王を軽く超えておるだろう。」
真「え!?ちょっと待って!?龍牙って転生者なの!?」
月読尊「私も初耳だぞ!?」
ミラボレアス「我とて会って初めて知ったばかりだ、多分だが、儂等の管轄外ではぐれここに行きつき生まれ変わったのであろう。」
龍牙「多分そうでしょうね、自分、神やら閻魔様に会ったことも無いですから、それに…俺は転生者ですなんてあそこで言っても信用なんかされないしな」
ミラボレアス「だがまあ死す時は死す、注意しておけ」
龍牙「了解しました」
真「ええ…なんか新しい事がありすぎて頭が混乱するよ…ってあれ?月読様達身体が…」
月読尊「うむ…この交信でかなりの力を使った…私は、暫く何百年眠る事になる」
ミラボレアス「儂も少々使ったが…月読とまではいかない、だが暫く交信は無理だろう儂もあちらへとまた戻らねばならん」
真「そんな…」
龍牙「ちっ…あの阿婆擦れが…」
月読尊「真殿と龍牙殿の勇者の役割は女神が剥奪した、もう遠慮は要らぬ」
ミラボレアス「うむ、こうなれば儂等のする事は唯一つじゃ」
月読尊・ミラボレアス「深澄真、そして二名龍牙、月読、そしてミラボレアスの名において新たな世界での自由を認める!」
月読尊「魂の輪廻でまた会える事を願っているぞ、」
ミラボレアス「次ははぐれることの無きようにな、力はイメージ、忘れるでないぞ」
そう言うと月読尊とミラボレアスは弾けるように消え、俺達はまた落下し地面へと降り立った。
真「はい!」
龍牙「任せてくれ、ミラ様」
そして…俺達の冒険が始まった。
続く
いかがだったでしょうか。
かなり過激な言葉が沢山出てしまいましたが…ご了承下さい。
あの女神実は私も大っ嫌いなんデス。
そして、主人公の担当した神様はミラボレアスにしました。
さて…二つ名の力を得た転生者と真はどうなるのか!
それでは次回も、ゆっくり見ていってね!
おまけ
主人公の兄妹の名前の由来は
熊青=アオアシラ
泡子=タマミツネ
となっている。