月が導く異世界道中~二つ名の力を宿した少年は二度目の人生で異世界転移したようです~   作:JUDGEMENTReaper

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どうも、つい最近スイッチ版のモンハンダブルクロスをを買った死神デス。

やっぱり二つ名ってカッコいいですよね・・・燼滅刃だとか銀嶺だとか名前自体もカッコいいしその名前に負けない圧倒的な力量を持っているしで・・・、まあ一番の推しは紅兜デスがね、シンプルなバ火力や原種とは比べ物にならないデカい体躯、古龍をも超える怒り時上昇火力1.8倍、他種と比べるとエフェクトなども少なく地味な攻撃が多いですが、それ故に紅兜の良さが伝わってくるというか・・・とっととと、はよ話を始めないとそこから更に小一時間話つづけそうなのでさささっと、始めましょう

では第三話どうぞ!!


第三話 蜃気楼の幻実世界

 

異世界に

   自分の常識

       通じない (5.7.5)

 

龍牙「俳句なんて詠んどる場合か!?」

 

前回のあらすじ

○○○○(ピーー)○○○○(ピーー)(過激な言葉のため伏せ)に世界の果てに捨てられた俺達、真、龍牙は三日三晩歩き続けた末にオークの女性エマさんと出会う、その際に一宿一飯の恩を受けた俺達はその御礼としてこの地に住む蜃と言う怪物の退治を請け負った、然し、真の迂闊な行動で蜃の住処にある鳥居を見事に爆☆散、その結果として今回の一件の黒幕であった魔族を撃破せしめるのだがそれと同時に蜃を目覚めさせてしまう、しかも蜃は真の想像していた巨大な蛤の怪物ではなく巨大な竜であったのである。

取り敢えず、真は後で説教である。

 

真「わー!!いきなり!?、中ボスどころかラスボスじゃないかー!」

 

龍牙「言ってる暇あったら避けろ!!」

 

真「なんとぉっ!」

 

龍牙「ちぃ!、紅兜の姿じゃ図体がデカくて避けきれん!えーっと元に戻るには…うおっ!?」 ボフンッ

 

真「龍牙!?」

 

龍牙が元の姿に戻るようイメージする、すると煙と共に龍牙は元の人間の姿に戻った。

 

龍牙「ととっ、なるほど元に戻るようにイメージすると戻るのか…って真、後ろだ‼︎」

 

真「わあっ!?」(あんなに動いてるのに直前まで分からないってアリかよ…せめてやつの位置さえ分かれば)

 

フォン

 

龍牙「真!?」

 

真(!!、これは…!)

 

龍牙(真が消えた…真のやつ何かしたな?なら…)

 

龍牙「こっちも…姿を消してみるか」

 

朧隠

 

龍牙は変身する二つ名をイメージする、そうして変わったその姿はまるで梟、しかしその体躯は比べるまでもなく大きく色濃い蒼と黄昏色の翼を持つ美しい姿、朧隠ホロロホルルへと龍牙は姿を変えた。

 

龍牙「よっ!」

 

龍牙は姿を変えたと同時に瞬時に飛び上がり頭を振るいながら体を回転させる、すると、なんと龍牙の姿は瞬く間に消えてしまった。

そう、これが朧隠の特筆すべき能力であり朧隠が朧隠たる由縁である。

朧隠ホロロホルルは頭部に銀色の鱗粉を保有しており、その鱗粉を自身に纏い光を屈折させ周囲の景色と同化することにより姿を消す事ができる、これによりこの場は第三者から見ると霧立ち込める中に竜が一匹いる、という構図となるのである。

 

 

 

 

 

 

 

???side

 

私の名は蜃

 

突如として私の縄張りに潜り込み破壊した二人の人間と思しき下手人を排除するため動いていたのだが、その下手人は私の攻撃を避け続けていたと思っていたら一人は唐突に姿、気配が消え、もう一人は獣の姿から人の姿となり次に鳥に化けたかと思うと同時に姿を眩ませて消えてしまった。

 

蜃(少なくともただの人間ではないことはわかるが…む?)

 

ポ ポ ポ ポ ポ ポ

 

蜃(ふん…炎のブリッドか、こんなもの当たったところで痒くもないわ、…が、しかし妙だ、気配を消し感覚を狂わす私の霧の中、何故奴に私の居場所がわかる?、それに何よりもアレ(・・)が効かないとは一体…、‼︎霧が晴れ)

 

バシュ!!

 

蜃(っ!?―アギャアアア!?何が起こった!?)

 

私は鋭く焼けるような痛みのした体の部位を見る、するとそこには火への耐性があるはずの私の肉体を炎のブリッドが焼き付け傷をつけていた。

 

蜃(傷!!傷だと!?、火に耐性のある私の体に!?)

 

様々な竜の中でも上位に立ち『無敵』と称される私の身体に元より耐性のある炎による攻撃によって傷をつけられるという本来であればありえないはずの事象に私は衝撃し、驚きのあまり人間への意識を放してしまった。

 

蜃(!しまっ…奴等は何処へ)

 

真「やけくその〜…正拳突き!!ドゴム!!

 

蜃(なっ…)

 

真「からの〜…裏拳!!ボッ

 

蜃(此奴一体何者なのだ!?『無敵』を冠する私がこのような、それに未だ姿を見せぬ奴は__)

 

真「止めの必殺__」

 

蜃(!!まずっ__)

 

真「カエル跳びアッパー!!!ボグォ!!

 

蜃(馬鹿…な…)

 

ボフンッ

 

龍牙「そうら隙ありだ!行くぜダメ押し!!強襲フリーフォール踵落とし!!ドギャ!!

 

蜃(ゴッ!?…う…え……か…ら…も)ズズゥン…

 

真「ふ〜…」

 

龍牙「いい攻撃だったな、真」

 

真「龍牙も、確かあれって朧隠だっけ?」

 

龍牙「ああ、自身の姿を頭にある鱗粉で纏ってそして光の屈折で隠すんだ、それにしてもお前も能力を出せるようになったな」

 

真「うん、これがツクヨミ様の___

 

 

…のれ

 

 

おのれ!!

 

真・龍牙「っ!?」

 

キィィン

 

 

 

蜃(…危ないところだった、最初に消えた人間に顎を打ち抜かれていた時はギリギリで意識を保っていたが、隠れていたもう一人の人間による蹴りでごく短時間だが意識を放してしまっていた、だが止めを刺されなかったことは僥倖。)

 

ニィ…

 

蜃(これで、終わりだ)

 

 

蜃side out

 

 

 

next…龍牙side

 

頭がぼーっとする、倒れたはずの蜃と呼ばれる竜に不意打ちを貰い、薄れる意識の中、突如として脳裏に流れていくのはこの世界に転生してこちら側へ来るまでのありふれた日常だった。

 

______________________

 

龍牙「兄さん、俺も手伝うよ」

 

熊青「おお、ありがとな、そんならそこの食器を運んでくれるか?」

 

龍牙「わかった、…ん…しょ」

 

熊青「龍牙も肉が付いてきたな」

 

龍牙「うん、今までは500グラムの重りを持ち上げるだけでも両手だったからね」

 

熊青「虚弱体質もここまで来ると恐ろしいっていう位身体弱かったからな」

 

龍牙「一般的って言うと変だけど、一般的な虚弱体質よりも遥かに虚弱体質ってるよ」

 

熊青「虚弱体質ってるって何だよ、だがまあ龍牙にはとびきり冴えた頭脳があるからな身体が駄目だが頭で競う方が才能あるしな、お前の頭の良さは大人並だろまだ10もいってないのによ」

 

龍牙「ウェッ!?、ま、まあ他よりは頭が良いとは思うけどそ、そそそ、そこまでかな?」

 

熊青「キョドり過ぎだろ、もしかして…何か隠してる秘訣みたいのあるのかぁ?ん?」

 

龍牙「か、かか、隠してるだなんて…、あ!食器ここにおいておくね!、それじゃあ自分の部屋に戻るから!!」

 

熊青「あっ、おい!」

 

______________________

 

龍牙「武術?」

 

龍牙父「ああ、龍牙も少しは肉が付いて動ける様になったからな、家は家事は勿論だが格闘技も覚えてもらう決まりだ、それに龍牙の虚弱体質も少しずつだが改善出来るやもしれんからな、うちも武器術こそ教えてはいるが素手を用いた格闘技は正直に言って門外漢だ、それに武器術はまだお前には早い、身体が弱い龍牙が無理に武器術を学ぼうとしても意味は無いし怪我をしたら大事だ、だからひとまずはそっちを学び身体を作るといい、確か…家の近くに空手の道場があったな…よし、そこに入門できるように掛け合ってみるか」

 

_______________________

 

師範「よし坊主、試しに一発俺の手に打ち込んでみな」

 

龍牙「はいっ!せいっ!!」

 

ペシッ ミシッ…

 

龍牙父・師範「あ」

 

龍牙「ウゴォォォォォ…」

 

師範「おいおい…肉もそうだが骨、脆すぎだろ…少なくとも暫くは身体づくりは最優先だなぁ…」

 

龍牙「ハ、ハィァッタタタ…」

 

______________________

 

俺は生まれのときから、極端も極端な虚弱体質だった。

今世での兄の手伝いで運動器具の1キロ重りを運ぼうとすれば前述の通り両手を使うこととなり、始めて手伝いをした時に至っては、あまりの重さに脱臼するといった事態にさえなり、それに加えて断裂こそ無いが肉離れ、筋肉痛、皮膚に至っては湯気で火傷を負う始末。

だから俺は生活の中でできる体づくりは何でもやった。

掃除はもちろん、洗濯、皿洗い、荷物運び、身体を使うことは積極的に行なった。

身体が慣れ、虚弱体質がマシになってくれば家事以外でも身体作りのために、腹筋、スクワット、ランニング、身体が一定の成長をしてからは今まで苦労していたダンベル持ちや懸垂などの筋肉トレーニングなども行なった。

ただ、無茶な行動に関しては一切行わなかった、身体を鍛えるために身体を虐めることはあれど身体を壊すことには意味は無いし何より、その様なことをすれば妹の泡子がそれはそれはプンスコ怒るのだ。

因みにそんな妹は俺の様な虚弱体質を持たずにいたって健康体で育ってくれていた。

 

______________________

 

龍牙「せいっ‼︎」

 

バキッ‼︎

 

龍牙「墳っ‼︎」

 

ガキャンッ‼︎

 

龍牙「破っ‼︎」

 

バゴンッ‼︎

 

師範「正拳突きで木板5センチ幅の二枚重ねを打ち抜いて、踵落としで十枚重ねのノシ瓦を一発で全抜き、んでそのままコンクリートブロックを掌底で破壊…いやぁ…初めてきた時が嘘みてえだなぁ…とんでもねえぜ…」

 

龍牙「扱かれに扱かれまくりましたからね、それと身体作りのために運動も欠かさずやりましたし」

 

師範「まぁ…実際そうだからな、だが坊主程の成長具合に関しちゃあうちの道場の中ではオメエさんが一番だぜ?、っとそうだ…ほれ」ヒョイッ

 

龍牙「っとと、鍵?」

 

師範「お前さんももう中学生だろ?それにいっつも坊主は頑張っているからな、ご褒美といっちゃ何だがここの合鍵だ、好きな時に使いな」

 

龍牙「!押忍、ありがとうございます‼︎」

 

師範「但し、こういうのやる時は俺がいる時にやりな、当たり前のことだがこういうの揃えるだけでも金がかかるからな」

 

龍牙「押忍!」

 

______________________

 

俺が高校生になって暫くして…

 

師範「あん?、部活で剣道部に入っただぁ?おいおい武器術は坊主の家の親父さんが武器術教えてるだろ?今更剣道なんてやる意味あるのか?」

 

龍牙「だめ…ですかね?」

 

師範「ふうむ…なぁ、一つ聞くぜ?、坊主は俺のこの道場で身体を鍛えてる、武器術に関してもお前さんの親父さんが教えてる、坊主が剣道部に入ったその意図は何だ?」

 

龍牙「対武器戦を想定した動きを学ぶ為です」

 

師範「ほう?、既に武器術を学んでいるにも関わらず対武器戦を、それも武器と相対して行うのでなく自らが剣を振るい覚えると?」

 

龍牙「はい」

 

師範「その心は?」

 

龍牙「いつ、何時の中で襲いかかる理不尽な暴力、その中には勿論、武器を使った理不尽があります、勿論実際に武器と相対した修練を積むのもいいでしょう、ですが実を言うと家での武器術の鍛錬では対武器術の実践はやってないんです、と言うよりやらせて貰えないと言ってもいいでしょう、父さんと打ち込みの練習こそやってはいるものの対人戦、対武器術戦だけは「もっとお前が動ける様になってから」の一点張りで…ですが実際に剣と剣を合わせ、向かい合い、打ち合い、動きを見て、学び知る、それもまた己を鍛えるもう一つの方法だと私は思いますし、自分としても身に付けたいんです。」

 

師範「ふん…なるほど…ちなみにそいつは親父さんには…」

 

龍牙「…」

 

師範「ま、そうだよなぁ…普通ならだめなんだが…まぁ俺としては、及第点ってところか、そんならやれるところまでやってみな、親父さんにも黙っててやる、それと定期的に実際に身についているのか試してやるよ、それと坊主の向上心を買って、さらに実践的な武道も教えてやる」

 

龍牙「お、押忍!ありがとうございます‼︎」

 

______________________

 

カリカリカリ…シャッシャッシャッ…

 

熊青「ふうん、やっぱり龍牙は絵描きの才能もあるな」

 

龍牙 ビクッ「…ビックリしたぁ、何時からいたんだよ…」

 

熊青「今さっき、っていうかお前マンションから落ちてきた花瓶から頭守って片腕にヒビ入って安静状態なんだから無理するんじゃねぇよ」

 

龍牙「別に大丈夫だよ、この程度ならすぐ治るし」

 

熊青「お前なぁ…確かにお前の自然回復力は家の中じゃあ一番とんでもないが、だからって無理してもいいって訳じゃねえだろ、だからこれは没収〜」

 

龍牙「あっ、ちょっ、返せよ!」

 

熊青「駄目だ、お前の怪我が治ったら返してやるから、な?」

 

龍牙「…わかったよ」

 

熊青「良し、お前は無茶はしないが無理しやすいタイプだからな、もっと自分を大切にしろよ」

 

龍牙「はいはい…分かりましたよ」

 

熊青「はいはいだぁ?、はいは一回で充分だ、こんにゃろうめ」グリグリ

 

龍牙「あだダダダダ‼︎痛い痛い痛い!」

 

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龍牙「___ん…んあ?、あれ俺の部屋?、寝落ちしてたのか…」

 

どうにも走馬灯的な勢いで昔の記憶を夢で見てた様な気がするが…どうにも記憶が曖昧だし曖昧な記憶の中に何か大切な事を落としてしまっている様な気がするが…

 

龍牙「ま、いいか…それよりもそろそろ寝るか…この腕もさっさと治して修練を積まないとな」

 

コンコン…

 

龍牙「ん?」

 

「お兄ちゃん…まだ起きてる?」

 

龍牙「泡子?ああ、起きてるぞ?」

 

泡子「入ってもいい?」

 

龍牙「ああ」

 

ガチャ…

 

泡子「お兄ちゃん、腕は大丈夫?」

 

龍牙「ああ、軽くヒビが入っただけだからすぐ治るさ」

 

泡子「そう…」

 

龍牙「?、どうした?」

 

泡子「ねえ、お兄ちゃん、お兄ちゃんは何でそこまで頑張れるの?」

 

龍牙「ん?」

 

泡子「私はあんまり身体を動かす事は好きじゃないし、習ってる柔道もあまり力もないから投げることもあんまりできない、でもお兄ちゃんは体が弱かった時からいつも身体作りのために毎日毎日頑張ってばっかりで…それで体が弱く無くなった後も、それでも頑張って…頑張って、それで今日みたいに大怪我しても何ともないみたいに振る舞ってる、ねえどうして?、どうしてそこまで頑張っていられるの」

 

龍牙「ん、うーん…そうだな__」ピクッ

 

 

ま、待った!、泣かないでくれ泡子!

 

 

泡子「…?どうしたの」

 

龍牙「あ、ああいや!…そうだな、俺が頑張れる理由か…」

 

 

なんだ?、何だこの違和感、何で泡子が泣くって思ったんだ?

 

 

泡子「…いや、やっぱりいいや」

 

龍牙「え?」

 

泡子『いきなりこんなこと聞いてごめんね?こういうことはあんまり聞くことじゃないよね」

 

龍牙「…いや、そうでもないさ」ズキッ

 

 

…ッチ…ああ、そういうことか

 

 

泡子「えっ?」

 

龍牙「いい機会だ、教えてやるよ」

 

 

やってくれたな全く…だが少し有難い、所詮自己満だが仮初のお前でも聞いてくれ、どうせあの時俺は言葉に詰まって上手く答えることもできずにお前を泣かせちまったんだからな

 

 

泡子「本当⁉︎」

 

龍牙「ああ、俺が頑張れる理由、そりゃあ弱い自分を鍛えて弱い自分とおさらばしたいのが一番だがそれと同時にお前や家族を守りたいからってのもまた一番だな」

 

泡子「私たちを?」

 

龍牙「ああ、勿論熊青兄も強いし親父とかも強いから守るって言ってもそんなことする必要なんて無いだろう、でもな、体が弱かった俺からしたら弱った身体の怖さを家族の中で一番知ってる、もしも事故か何かにあって家族が大怪我を負って体に傷を負って今までの様な力が出なくなってしまったら?足が動かなくなったら?腕が動かなくなったら?…そんな時いったい誰が支えていられる?…俺はお前たちを守りたい、少なくとも家族を守れる程にはな、だからこそ俺は頑張れるんだ」

 

 

今思えば…この、今こそがその時なんだろうな

 

 

 

泡子「…そっか、ありがとうね、うーん聞いたら、少しスッキリしたかな…ふわぁ〜そろそろ私も寝るね…おやすみお兄ちゃん」

 

龍牙「ああ、おやす…ああいや、泡子少しいいか?」

 

泡子「ん?どうしたの」

 

龍牙「この傷が治ったら、暫く一人で出掛けて帰らないからその間家を頼んだぞ」

 

泡子「えぇ⁉︎、私も行きたいなぁ…」

 

龍牙「ダ〜メ、そこそこ遠いところだから、な?帰ったら今度は一緒に出かけよう」

 

泡子「は〜い…それじゃこれで本当に…おやすみ、お兄ちゃん」

 

ガチャ…キィ〜…バタン

 

龍牙「ああ…お休み、…ふぅ〜…さて、それじゃあ、御礼参りと行くか

 

 

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幻の世界と別れを告げ現実世界へと戻る、周囲は透明な壁に覆われ、右を向くと真がいた、どうやら真もあの世界を見てきたようでかなりご立腹なようだが、それは俺も同じ事だ。

 

真「」コクリ…

 

龍牙「」コクリ…

 

フォン…

 

龍牙(なるほど…これが真の貰った能力か)

 

真「これか…意外と小さいな」

 

龍牙「頭の中にあの世界を展開させ現実と誤認させる一種の催眠に似た感じなんだろう、だから空間に関しても必要最低限でいいのか…まぁ、催眠かどうかなんざもうどうだっていい事だが…」ポキボキッ…

 

真「そうだね…」フー…ゴキッ

 

真は片手を壁に押し付けヒビを入れるこのままこじ開けるようだ、なら俺は…

 

龍牙は真の隣のまだ無傷の壁を右手の先端に軽く触れ息を吸う

 

龍牙「スゥー……邪ッ!!

 

バギャァ‼︎

 

寸勁、別名ワンインチパンチ、その威力はレンガを割り、ピンと張らずヒラヒラとした状態の紙をパンチで叩き破るほどの威力を出す事を可能とする。

 

真は壁を月詠様から貰った能力と自分が持つ力を使い、龍牙は寸勁で一息に自分達を閉じ込める壁をブチ破り、幻を見せたかの竜へと声をかける

 

真「よう

 

龍牙「覚悟はできて_は?」

 

ただ、幻から覚め、今一度竜の姿を見たその時、二人の怒りは一気に霧散した、なぜなら…

 

真「…何だその、変な体勢とつぶらな瞳は」

 

蜃「”腹の中を見せる”というやつだ!」

 

龍牙・真「は?」

 

蜃「すまなかった、どうか矛を収めてもらえないか」

 

先ほどまでは自分たちを喰らわんと襲いかかって来ていた竜が自分達が幻の世界から脱した直後に犬が腹を見せる時の体勢をして降参して来たのだから

 

 

龍牙(いや、何があったんだよ…)

 

 

 

続く

 




いかがだったでしょうか

今回は蜃戦決着と同時に龍牙の過去回想編でした。

真の過去回想は流石に文字稼ぎ的な感じになりそうだし過度な原作写しになりそうだったため流石にカットしました。

真は格闘技として弓道の道を進みましたが龍牙は空手の道を進んでいるのと同時に対武器術戦を学ぶために学校では剣道部に所属していました。

龍牙は家で実践的な武器術自体は習ってはいましたが実際の打ち合いによる対武器術戦自体は父親から教えられることはなく、剣道である程度学んでこちら側へ来ています、なお父親にばれることのないように大会や他校との練習試合には出ず実力がバレて試合へ引き摺り出されることのないように本気をだしていませんでした。

因みに父親が対武器術戦を教えていない理由を一言で表すなら、”迷っていた”と言ったところでしょうか。

龍牙の家系は素手の格闘技を習っており、それぞれ両親はボクシング、龍牙は空手、泡子は柔道、熊青は相撲を習っています。

念の為の補足
#今回過去回想時「」泡子との会話の中で出てきた『はミスではなく過去に泡子が言っていた言葉と龍牙が見ている幻の世界での泡子の言葉がリンクした演出です。



それでは次回もゆっくり見ていってね!!
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