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あっそうだ(唐突)
最新話も見て頂けたら幸いです(*ノωノ)
なろうには35話投稿してます。
これは明らかに文章が改善されてますよ。
????:それって貴方の感想ですよね?
2021/11/30 記
ー日本国:国権の最高機関にてー
「・・・川井議員。」
「核兵器禁止条約*1について日本国はーー」
「五十嵐内閣総理大臣。」
「我が国は、唯一の
「今井議員。」
「中止となった陸上配備型イージス・システムの代替案はどのようなーー」
「河野防衛大臣。」
「政府としては、現在、陸上配備型イージス・システム*3の代替案について検討の途上であるため、お尋ねについてお答えすることは差し控えたい。また、ーー」
2020年、いつもと変わらぬ休日。
子供は遊び、父は昼寝をし、母はPTAの理事会に出かけている、そんな休日。
そんな日でも国会は休まず、国民の代表者達は中で答弁を繰り返している。
崩れることのない「日常」・・・誰もがそれを当然のことと受け取り、美しく油断していた。
ー「「召喚!」」ー
そう、その時から「日常」は崩れてしまった。
たった2人の「神」の気まぐれによってーー。
地上は光に包まれる。
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「一体、何が・・・」
そう呟きながら、日本国の内閣総理大臣は立ち上がった。
(私は・・・常会で答弁を終えて・・・それから・・・ッ!?)
覚えている。鮮明に覚えている。
あの瞬間、視界が白に染まった・・・そしてーー
「おい!?、岸部!?、河野!?」
彼の目の前には、議員たちが死屍累々と倒れていた。
中には頭を打ったのか、呻いている議員すらいる。明らかな異常事態。
「誰かッ! 誰でもいい! 早く来てくれーーッ!」
大声で助けを呼ぶものの、耳に入るものは足音ではなく、虚しく反響する声のみ。
核・・・違う。 閃光手榴弾ーーテロ? なら何故
彼の脳が混乱と恐怖で溢れそうになった時ーー
「「異世界へようこそ!」」
余りにも場違いな、全ての元凶の声が響いた。
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「・・・・・・何?」
何を言っている? 異世界だと? 何故子供がここにいる?
「君たちは勇者として召喚されたよ!」
「召喚しちゃったよ!」
「僕たちは神だよ!」
「でも単調でつまんなかったんだ・・・」
「だから非力で弱い君達を沢山呼んだんだよ!」
「一体何を言ってーー」
「魔物は敵だよ!槍は効くのかな?弓は刺さるのかな?」
「面白そうだから世界を救ってみてね!」
「「じゃあ頑張ってねー!」」
そう一気にまくしたて、「神」とやらは忽然と姿を消した。
悪意無き無邪気な笑い声を残して・・・
嗚呼、有り得ない。有り得る訳が無い。これは夢か幻覚か何かだ。
そうに決まっている。そうにーー
だが無情にもーーこれは夢では無い。幻覚でも無い。だから。
「 ふ ざ け る な ァ ッ ! ! 」
全てを悟った総理の怒号はまたしても虚しく反響するのみだった。
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2020年、東京オリンピックを間近に迎えるその日、
日本は”勇者”として異世界に召喚された。
日本にとって幸運だったのは、この国会が中継・記録されていた事だろう。
これによって、全てが偽りなき事実として、速やかに日本国民に知られることとなる。
閃光手榴弾:別名フラッシュバン、スタングレネード、閃光発音筒。
非致死性兵器の常として、完全に非致死では無いという矛盾を抱えている。
暗闇&至近距離で直視してしまうとムスカになりかける。
目が!;つД`)目があああああああ!;つД`)
神の元ネタ・・・ド〇ゴンボールのカラフルおチビちゃん