ー港町フリート沖合:DDH‐182いせ甲板ー
「皆さん、後は頼みます。」
「ええ、全力を尽くします!」
外交官達とその護衛が乗り込んだMCH-101が声をも掻き消すほどの爆音を立てる中ーー
艦長の梅崎一等海佐は、未だ混乱の続く港町へと目を向けた。
ーー彼らは今からあの中に行くのだ。
そう思うと同時に、彼は自分の責任の重大さを再認識し、足早に艦橋へと急いだ。
灰色の扉を開けて足を踏み入れた彼に、隊員の視線が集まる。
「ーーあらゆる警戒を厳となせ。 我々には無事に外交官を日本へ帰す責務がある。」
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ー港町フリート:丘の上の領主の館ー
領主フランシス・ドレークは、観音開きの窓を通して、呆然と、突如として水平線の向こうから現れた謎の艦隊を見つめていた。
(”帝国”か・・・? いや、ありえん。)
そう、否。 例え列強国であろうとも、あんな馬鹿げた大きさの船は所有していない。
例え掲揚されている旗を見ようとも、何処の国なのかは分かる訳が無かった。
しかし、それは領主が無知なのでは無い。
「ともかく、迎えの使いを出さねばならん。おい、誰かーー」
召使いに指示を出そうとしたその時、上空から、規則性のある”何か”の音が響き渡る。
彼は窓際に駆け寄り、空を見上げた。
おそらく、中央広場の真上であろう。
そこには、白い、巨大な羽虫が1匹、宙に浮かんでいた。
それは、全くの”未知との遭遇”であったのだ。
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ーMCH-101機内:港町フリート・広場上空ー
陸上自衛隊水陸機動団直轄、第1水陸機動連隊、第1中隊所属のレンジャー徽章持ち2等陸曹ーー
誰もが精鋭と認める彼は、9㎜拳銃が収まっているホルスターを強く握っていた。
携帯することを許可された唯一の武器ーー装填数9発の自動式拳銃のみが自分達の命を預ける装備であると考えると、心許ないどころではない。
当然、彼の頭に浮かぶのは最悪の想定。
もし、もしーー
そんな隊員達の顔色を見て悟ったのだろうか、
顔を緊張でこわばらせた1人の外交官がカラ元気を張る。
「なあに、拳銃を使うような事態にはさせませんよ。大船に乗ったつもりで、ドンと任せてください。」
「・・・ありがとうございます。」
「今から開けた場所に着陸します。準備をーー」
パイロット2名、外交官3名、水陸機動団1個分隊、計15名。
今この時、彼らは異世界の大地に降り立った。
修正したら、なろうの方と比べて大分マシになった。
それでもクオリティーは低い。ぴえん。