凍て地のボワボワ救出作戦!   作:Senritsu

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最終話担当:蒸しぷりん




最終話:雪降る温もりの拠点で

 

 ボワボワが教えてくれた帰り道は、なんと先ほどの温泉の下にある洞窟だった。薄暗くモヤのかかった洞窟内はやや不気味で、降りてみると温水が伝って流れている。

 

 滑りやすい足場に気を付けて降りた先にあったのは、南初期キャンプと呼ばれる場所だった。針葉樹によって大型モンスターの目から隠された、凍て地の中でも比較的安全なキャンプ地だ。

 天然の温泉が傍にあることでも知られているが、この水の供給元がまさにヒアシたちの通ってきた洞窟だった。このボワボワの隠れ家との意外な繋がりはあまり知られていないだろう。

 

 南初期キャンプは名前の通り最初に建てられたものであり、他のキャンプよりも備え付けの物品が整っていた。

 アイテムボックスや土瓶だけでなく、寝袋や毛布なども用意されている。食料さえ尽きなければ、しばらくは暮らせる程度には快適な場所だった。

 

 ヒオンとヒアシはそれぞれ濡れた防具を干し、自身も火に当たった。毛足の長い素材であるため、ほんの数時間で乾くとは思えないが、何もしないよりはましだろう。

 鳥肌が収まるくらいに皮膚が温まると、二人はそれぞれ寝袋に潜り込む。ただ、狭いテントには大人二人が横になれるほどの広さはなく、火を挟んで身体を丸めた。

 

 一方でサクは岩の縁に腰掛け、天然の足湯に浸かって体温が奪われるのを避けた。ここへ来る途中で濡れた防寒具はどうしようもないが、足だけなら温めることができる。

 勿論、スリンガーの弾と信号弾の準備は忘れていない。

 ひとつ我が儘を言っていいなら、今ここでボワボワを膝に乗せられたら最高だったのに、と思う。既にあのふわふわな温もりが恋しい。

 

 セリエナを出た時には太陽が高く登っていたが、空はもうすっかり焼けている。

 柔らかな橙の中をほわほわと上っていく蒸気に、サクは目を細めた。

 

 元々の目的は怪我人の救出。それがヒオンと出会って、ボワボワの救出および氷刃佩くベリオロスと凍て刺すレイギエナの撃退へと変わった。

 なんと長い一日だったのだろう。

 自らが怪我を負っていてもなお、ボワボワとの約束のために立ち上がる義理難さ。そして困難な任務を成し遂げてしまう、その豪胆さ。

 新大陸に生きるハンターは、揃いも揃ってどうしてこう勇ましく逞しいのだろうか。それでいて、好奇心を擽られるものへの目の輝きは失わない。

 足掻き、生きる。まるでこの言葉を体現しているかのようだ。そしてその一員として調査に携われることが、誇らしい。

 

 サクが人知れず笑みを溢すと、凍った息が湯気と共に空へと消える。

 明日も晴れるといい。狩人達を導く青い星の輝きを、よく望めるように。

 

 

 

 遠くで交易船が出港する音が聞こえる。セリエナからの物資を乗せてアステラへ向かう船だ。

 流氷の浮かぶ海は穏やかで、蜜色の朝日がキラキラと水面を照らす。

 寒冷地の夜は長いが、日が昇った際の気分の清々しさも一入だ。

 

 拠点が見えてくると、二人はほっと表情を緩ませた。肌を刺す寒さはそう変わらないけれど、どこか温かく感じられる。

 セリエナの方向から、黒い毛並みの群れが凍て地へと駆け戻っていくのが見えた。ヒオンを拠点に送り届けてくれたウルグたちだ。

 どうやらヒオンはもう拠点に着いているらしい。

 二人は各々のメルノスに、門の手前で降りるよう指示を出した。

 

 地熱で雪の溶けた地面に降り立つと、二人はそれぞれずっと働いてくれていた翼竜を労った。そもそもメルノスは温暖な気候の古代樹の森に生息する翼竜だ。セリエナと違い、暖房設備のない凍て地での長時間労働は、さぞかしきつかったはずだ。

 

「え、ヒオンお前、徒歩で帰ってきたのか!?」

「ははは! まさか、そんな訳ないだろ」

 

 驚きの声が聞こえてきた方向には。ポポ車を管理している調査員に、朗らかに応えているヒオンの姿があった。

 怪我の治療はまだ済んでいないようだが、見たところ元気そうだ。

 

「ヒオン先輩!」

「お、二人とも戻ったな」

 

 ヒアシとサクが駆け寄ると、ヒオンはちょっと手を上げた。

 

「道中、大丈夫でしたか?」

 

 ヒアシの問いに、ヒオンは頷く。

 

「うん。でも、ウルグ達をセリエナまで連れてくるわけにはいかないから、途中で下ろしてもらったんだ」

「は? ウルグだって?」

 

 調査員は目を点にする。

 そんな彼に対して、ヒオンは楽しそうに語った。

 

「ボワボワを助けたら、あいつらがウルグを呼ぶ道具を貸してくれてさ。あれ、意外とネコタクより乗り心地いいぞ! ネコタクの板が絨毯になったみたいな感じだった」

 

 最後に投げ出されたりしないしな、とヒオンが遠くを見ると、笑いが起こった。

 

 三人は調査員と別れて中央エリアを歩いた。

 すると門の側らで荷物をまとめていた、短い髪をヘアバンドで上げた女性が顔を上げる。

 彼女は目尻と口元のしわを深くして、三人を迎えてくれた。

 

「あら、あんた達いま帰りかい? おつかれさん」

「ありがとうございます。フィールドマスターさんも調査帰りですか?」

「そうなの。導きの地が見つかってから大忙しよ、アッハッハ!」

 

 サクの問いに、女性は口を開けて豪快に笑った。

 凍て地・導きの地調査の最前線に立つ彼女こそ、調査団のフィールドマスターだった。ヒオン達がいたキャンプの難破船は、かつて彼女の師匠が残したものだったという。

 フィールドマスターはゆっくりと笑いを収める。その時ふと何か思い当たったようだった。

 

「あんた達、もしかして凍て地の調査だったのかい? 凍て刺すレイギエナの連絡が遅れてすまなかったね。大変だったでしょ」

「いや、なんとかなったんで大丈夫です! 先生もお疲れ様です!」

 

 ヒオンが明朗に答えると、フィールドマスターは頷いてくれた。

 

「確かあんたは、氷刃佩くベリオロスの調査に出ていたんだったね」

「はい! 長期任務だったけど、レイギエナも含めて応戦したので一旦帰ってきたんですよ」

 

 ヒオンの言葉に、フィールドマスターは納得した表情をした。それから気遣わしげにヒオンとヒアシの怪我を見やる。

 

「そうだったの。二人ともお大事にね」

「ありがとうございます!」

 

 彼女は立ち上がって雪を払うと、荷物を背負い直した。

 

「お互い頑張りましょ! それじゃあね」

 

 フィールドマスターとすれ違うようにして、こちらに気づいたヒアシとサクの同期たちが歩み寄ってきた。

 

「お疲れさま。凍て刺すレイギエナも出たんだって? こうして帰ってこられたんだ、ゆっくり休むといい」

「ありがとう。そうさせてもらう」

 

 世話好きな彼は、いつも温かい言葉で迎えてくれる。ヒアシは微笑んだ。

 その一方で、傍にいた若い同期は大仰なほどに目を見開く。

 

「ウソ、凍て地の任務だったの!? え〜〜もう早く温泉入りなよ! 寒くない? 寒くなくない!?」

 

 まだ報告も済んでいないというのに、気が早い。

 三人が苦笑いをしていると、後ろからアロイ装備の四期団に声を掛けられた。彼はヒオンの姿を見るなり、ニヤニヤしながら肘でつつく。

 

「おーヒオン、手痛くやられたみたいだな」

「うるせー! 怪我人を労わりやがれ!」

「無事に帰ってこられたんだからよかったじゃねーか。心配してたんだぜ?」

「とても心配してたようには見えないぞ!」

 

 気づけば、中央エリアにはちょっとした人集りができていた。

 通路を歩きながら報告書の確認をしていた調査班リーダーは、ふと視線を上げる。そしてその中にヒオンの姿を認めるなり、読んでいた資料を放って駆け寄ってきた。

 

「おお、ヒオン無事か? 怪我、してないな? してないよな?」

 

 ヒオンを殊更に心配していた、というわけではなく、調査班リーダーは誰にでもこの調子だ。怪我をすると俺は暴れるからなと公言しており、ある意味で怖れられている。

 あのフィールドマスターさえ敵わない同期に詰め寄られ、ヒオンは後退りながら目線を泳がせる。

 

「ん、んー……? ……まあ、してないんじゃね?」

 

 ヒオンは隠そうとしているが、明らかに傷を庇う動きをした。それを調査班リーダーが見逃すはずがない。

 普段は優しい目が、ギロリと光った。

 

「……お前、後で説教な」

「ええー!?」

 

 今や調査団名物となっている、司令エリアでの公開説教の宣告だ。

 目をつり上げていた調査班リーダーは、ちょっと表情を緩めて後ろの二人に連絡を伝える。

 

「その時にお前たちも一緒に司令エリアへ来てくれ。報告を聞かせてほしい」

「分かりました」

 

 盛大に溜息を吐くヒオン。決定事項は覆さないと言わんばかりに、調査班リーダーはくるりと踵を返した。

 

 

 

 集会所ほどではないが、司令エリアはセリエナの奥の方に設けられている。

 途中、食事場に顔を出してヒオンが「差し入れありがとう!」と声を掛ける。大鍋をかき混ぜていた料理長は、にこやかな目元をさらに細めて頷いてくれた。

 

 ヒオンとヒアシが医務室で手当てを受けている間、サクは先に司令エリアに向かう。

 その際に生態研究所の所長に声を掛けると、彼はぜひ自分も話を聞きたいと目を輝かせた。

 

 昼夜問わず人々の働くセリエナでは、司令エリアの暖炉が冷えることはほとんどない。

 サクが所長と会話を挟みつつ、二人からの報告のメモ書きを清書していると、特徴的な傘を被った学者が歩み寄ってきた。

 

「失礼。今、ボワボワとおっしゃいましたかな?」

 

 いつも穏やかな表情を浮かべる御老体は、サクに獣人族の言語を伝授した専門家その人だった。彼は新大陸に生きる獣人族と調査団との架け橋を築いた第一人者だ。

 サクはあっと臍を噛む。

 

「すみません、まずは先生にお伝えするべきでした」

「ほほっ、良いのですよ。よろしければ、私にもぜひ詳しくお聞かせいただきたいのですが……」

 

 老練でありながらも好奇心溢れる学者の言葉に、サクは笑顔で頷いた。

 

「勿論です。先生に教えていただいた言葉も、彼らにうまく伝わったんですよ。本当にありがとうございました」

「おお、なんと……!」

 

 学者は歓声をあげて頰を上気させた。

 サクはヒオンと出会ってからボワボワと交流を深めた経緯を、順を追って語った。

 

「──その時に、頂上付近でかなり状態の良いクシャルダオラの脱皮痕も見つかりまして。ボワボワから興味深い話も聞きました」

「ふーむ、彼らはクシャルダオラが脱皮したときの当事者やったんか。その話、僕にも聞かせてくれへんか」

 

 所長と学者とサクが会話に夢中になっていると、見回りを終えた調査班リーダーが戻ってきた。彼は学者達の姿に少し目を見開き、会話に加わる。

 やや遅れて、包帯やらガーゼやらでしっかりと治療を施されたヒオンとヒアシも顔を出した。

 

「よし、三人揃ったな。それじゃあ、報告を聞かせてくれ」

「今回の調査対象は氷刃佩くベリオロスで、途中で凍て刺すレイギエナによる乱入があった。彼らによってボワボワが立ち往生していたため、大型モンスター二体の撃退目的での応戦あり……と、大筋はこんなところかな」

 

 ヒオンはその後も詳しく状況説明をしていく。途中からヒアシも加わり、氷刃佩くベリオロスや凍て刺すレイギエナの行動、それらから出された原因の推測などを報告した。

 最後にサクからボワボワ達の状態や交流内容、凍て地の頂上の状況などを伝える。

 

 三人からの報告を一つ一つ頷いて聞き届けると、調査班リーダーはにっと口角を上げた。

 

「報告ありがとうな、確かに受け取ったよ。今はとにかく、ゆっくり休んでくれ」

 

 その言葉を皮切りに、学者たちは掃けていく。

 司令エリアの人口密度が減ると、調査班リーダーはスッと笑みを消した。

 

「……さて。休めと言った直後だが、これだけは先に言っておくぞ、ヒオン」

「うっ」

「お前の好戦的なところが出たな。ヒアシは確かに調査団の中でも優れた盾使いだが、関係は先輩と後輩だ。挑戦的な指示でも断りづらいことを考えておくべきだぞ」

 

 その言葉にヒアシとサクは咄嗟にフォローを入れようとした。が、ヒオンは苦笑いをしながら片手を上げてそれを制する。ヒオンなりに認めるところはあるらしい。

 

「悪かったよ。でもさ、そんな後輩の前なんだから、ちょっとくらいはメンツ立ててくんない?」

「そういうところだ。そういうところ」

 

 ヒオンは反省しながらも、居心地悪そうに頭をかく。調査班リーダーはジトッとした視線を向けたものの、溜め息を吐いた。

 

「……無事に帰ってきてくれて、本当に本当に良かったよ。無事じゃなきゃ、小言も言えないんだからな」

 

 半ば口癖のようになっているその言葉。ハンターのような危険な仕事であれば、なおさら身に染みる。

 ヒオンとヒアシ、そしてサクはそれぞれの思いを胸に頷いた。

 

 

 

 一連の報告から解放された三人は、長く溜息を吐いた。仮眠はとったものの、やはり疲れが抜けない。早いところ温かくて安全な場所でゆっくりと眠りたかった。

 そういえば、とヒオンは懐から何かを取り出す。それは紅くどこか挑発的なきらめきを放つ玉石だった。

 

「ボワボワから貰ったお礼、多分装飾品だと思うんだけど。これ錬金おばあちゃんに見てもらおうかなぁ」

 

 ヒオンは手のひらで珠を転がして弄る。

 言葉の通り、ボワボワから"勇猛な姿を見せた三人に"と贈られたものだ。見た目からして、ハンターが身に付ける装飾品そのもの。

 だが素人が見ただけでは、秘められた効果は分からない。知らずに身に付けているのでは、偽薬で病いが治ったように感じることと等しい。

 

「そうですね。錬金係さんなら確かさっき──」

 

 サクが言いかけたちょうどその時、タイミング良く竜人の老女が通りかかる。

 

「あ、錬金おばあちゃん!」

 

 ヒオンが手を振ると、マカ錬金係の老女はこちらへ振り向いた。その持ち物からして、集会所の足湯帰りだったらしい。

 一通り事情を説明しながらヒオンが玉石を見せると、目利きは眼鏡をきらりと光らせる。

 

「あら、これは攻撃珠だね! しかもこの深い色……二つ重ねだよ」

「二つ重ねの攻撃珠だって!?」

 

 ひょっこりと顔を出したのは、カガチ装備の女性ハンターと推薦組の二人だ。後者は、周りからそれぞれ陽気と勝気の名で呼ばれている。

 

「なあリア、見てくれよ! こんな装飾品オレだって持ってないッスよ!」

 

 リアは自分の相棒をぐいっと押し除け、ヒオンの手元を覗き込む。

 

「あら、あなたが持ってないなんて相当珍しいのね」

「オレもボワボワと仲良くしとくんだったなー」

「下心しか見えてこないわ、エイデン。そんなあなたに渡されるのはきっとモンスターのフンよ」

 

 エイデンとリアのやり取りに、どっと笑いが起こる。

 

「へえ……そんなにすごいものだったんだな、これ」

「この装飾品といい、クシャルダオラの鱗といい、彼らの感覚は割と人に近いのかもしれませんね」

 

 感嘆の声を漏らしたヒオンに続き、サクもしみじみと呟いた。

 ガジャブーのような奇面族は、人間とはまるで異なる価値観をもつ種族が多いとされている。

 しかし狩猟民族であり、希少価値のあるものや力を秘めたものなどを好む獣人族ボワボワの感覚は、実に興味深かった。

 一方でヒアシはヒオンに向き直り、ひとつ提案をした。

 

「もし良ければですが。ヒオンさんが持っていてくれませんか、それ」

「えっ、オレが?」

 

 きょとんとしたヒオンに、ヒアシは微笑んで頷く。

 

「きっと、ヒオンさんが持ってこそ効果を発揮するものでしょうから。おれ達では、宝の持ち腐れになってしまいます」

「そうだね。僕もそう思います」

 

 サクもヒアシと目を合わせ、同調した。

 ヒオンは少しの間、手のひらの珠を見つめていたが、やがて首を縦に振った。

 

「わかった。それじゃあ大事に取っておくよ」

 

 ヒオンが玉石を日にかざすと、光が中で屈折して澄んだ輝きを放つ。その希少性や美しさだけでなく、秘めた力でハンター達を支えるもの。

 渡りの凍て地での大乱闘の末に手に入れたのが攻撃珠なのだから、あまりにも"らしくて"笑ってしまう。

 美しくも厳しい新大陸で生き抜くためには、あるものは何でも使うべきだ。それは骨身に染みて知っている。

 後で工房に持っていって防具に嵌め込んでもらおうと、ヒオンはそれをポーチに仕舞った。

 

「よーし、一旦休ませてもらったら、もう一踏ん張りするか!」

 

 ヒオンはばしばし、と自分の頬を叩いて喝を入れる。

 氷刃佩くベリオロスの調査はまだ完遂していない。怪我が治り次第、また老騎士の佇む凍て地へと足を踏み入れなければ。

 聡いかの竜が再び手を出してくる可能性は限りなく低いだろうが、用心するに越したことはない。

 一方でヒアシとサクは再び目配せして頷くと、口を開いた。

 

「ヒオンさん。改めて今回の撃退、たくさん勉強になりました。ありがとうございました」

「僕らは基本的にずっとセリエナ(ここ)に居ますから。また何かあったらいつでも呼んでくださいね、先輩」

 

 ヒアシとサクは頭を少し下げ、にこっと笑う。ヒオンも明るい笑みを返した。

 

「こちらこそありがとな! よろしく頼むよ」

 

 狩人たちは固く握手を交わす。

 これからもこの地で助け合いながら、夢を追って自分らしく生きていくために。

 

 鳥が囀る、司令エリアの屋根の上。

 凍てついた大地に生きる人々を祝福するように、きらめく風がどこまでも吹き渡っていた。

 

 

 





(おまけ)登場モンスター紹介

※以下の事情は読者の方々にのみ提供されるもので、物語の当事者たちはこの後の多くの調査や考察を経てこの関係性に気が付くかもしれない、という程度です。

氷刃佩くベリオロス
雄個体。老齢で、番は既に他界している。子孫と共に凍て地の奥地に住んでいたが、昨今の凍て地の大騒動(レイギエナの渡来、イヴェルカーナの台頭、地殻変動など)を重く見て表舞台へと出てきた。一連の事象にヒトが関わっているらしいことを察しており、ヒトがどのような存在か、子孫に影響を及ぼしてこないか、推し量ろうとしている。

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凍て刺すレイギエナ
雄個体。導きの地で育ち、生き残り、若くして凍て刺した(?)挫折を知らないエリート。凍て地に赴いたのは繁殖のためであり、さっそく現地の雌個体のレイギエナを口説いて従えている。

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通常個体レイギエナ
雌個体。サクにこやし玉をぶつけられたレイギエナとは別の個体。
凍て刺すレイギエナに口説かれた。というよりも一目惚れに近い。彼の助けになりたいという想いは強いが、戦い慣れはしていない。

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以上、読了お疲れさまでした&ありがとうございました!

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