あゝ楽しんであれ、もんくえ世界津々浦々   作:点=嘘

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第43話

「うぐっ……!」

 

「……あのさー、いーかげんそれナシにしないー? ちょーっとイラついてきちゃったかなー」

 

 ゴルド火山洞窟奥地にて姿を現したスラグ娘。その猛攻を辛うじて躱し続けながらも、いよいよ初撃に受けた毒が回ってか俺の意識は朦朧とし始めていた。

 

 そんな状態でもあの泥砂の触手にどうにか絡め取られずにいられるのは切り札の一つでもある影の魔法——『双月影(ふたつ つきかげ)』による所が大きい。

 触手で捉えた獲物を体の下に引き込んで甚振ろうとする習性があるらしいスラグ娘には特にこの術が有効だった。捕まえたと思った相手の姿が溶け込むように消えては別の暗がりから現れるという展開を先程から何度も繰り返しているんだ、奴にとっても面白い状況とは言えないだろう。

 

 だが逃げ回ってばかりいる訳にもいかない。これ以上毒が回って魔力の制御を失いでもすりゃ俺は格好の餌食だ……それよりも早くプロメスティンが解術を終えて助けにきてくれる、なんて無根拠な期待に命を賭けたくないならその前に全力で撃退しなければならない。

 

岩よ、灰よ、劫火に吹き込まれし熱気を我が血へ注ぎ、此処に仇なす敵を噛め! ……ブレイズ!

 

「だ、か、ら! そんなへなちょこ魔法じゃあ私の体を焼けないって言ってるでしょー!」

 

 スラグ娘の半身が急激な発火に包まれるも堪えた様子はまるで無いようだ、やはり折れた杖では十分な威力は伝えられないらしい。俺は近場の岩陰に腰を低くして背を預け、身を隠した。

 

「……くそ、やっぱり駄目か」

 

 本来の力は発揮できないと覚悟していたが元の半分の威力も出せちゃいない。魔力の扱いを完全にモノにした今の俺なら多少短い杖だろうと理論的には問題なく扱える筈なのだが……

 さっきから頭の中にガンガン鳴り響く()()()も関係あるのか? 毒のせいもあってとにかく調子は最悪だ、洞窟の暑さからだけではないだろう嫌な発汗に本格的な危機感を覚え始めた所で——

 

「はいっと」

 

 俺が身を隠す岩をいとも容易く貫通した触手の針が、肩口をザクリと傷つけ掠めていった。

 

「まっ、ず——」

 

「へへー、要はアナタに丸ごとのしかからなきゃあいーんだよね? だったらひとまずは気ぃー失うまで……チクチクしといてやろっかなー!」

 

 チクチク、などという生易しい代物ではない。あの触手はその気になれば俺が影に潜るよりずっと速く動かせる——その一本一本すべてが恐らくは微弱な鉱物毒を帯びているのか。

 

「ぐっ、うう!!」

 

 逃げれば逃げるほどに傷口が増えていく。地面へと尾を引くように血が流れる。

 その度に意識を蝕む毒が 的確に注がれて いるのを、ハッキリと 感じられるまでに

 

 駄目だ

 

 気が

 

 

 遠く

 

 

 

 

 

 ◼️◼️◼️

 

 

 

 

 

 俺は遠くから森を眺めていた。

 

 森の中にいた、のではない。

 

 果てしなく続く真っ暗闇が飲み込む広い広い空間にぽつりと浮かぶ巨大な森林を、しかしとても小さく見えてしまうほどの遠く遠くから眺めていた。

 

 

ここは……

 

 

 ついさっき()()()()()だと思い出す。果てしなく遠くに森だけが浮かび上がるという不思議な光景。啜り泣く声をより近くに聞こえる場所。

 

 そう、声の聞こえる場所。

 

 気がつけば俺のすぐ近くに——どうして今まで気がつかなかったのか?——小さな人影がうずくまって泣いている。

 それが何なのかは分からない。とにかく直感的に”人影”としか認識できない薄緑に淡く光るそれは、どうやら怪我をしているようだった。

 

 

痛いのか?

 

 

 屈んで寄り添う俺の姿を認めた小さなそれは少しの間だけ黙っていたが、やがて泣くのをやめて俺の方をじっと見た。

 

 

……ごめん

 

 

 自分の口から出た言葉に驚いた。なぜ俺はそんな事を。

 

 

ごめん、ごめんな……

 

 

 わからない。だけど止まらない。なぜか止めようとも思えない。あるいはここが俺の夢の中の出来事だからかもしれない。

 とめどなく溢れ続ける同じ言葉と理由の見えない感情を延々と吐き出す。吐き出し続けていると、だ。

 

 そっ、と。

 

 俺を抱きしめてくれた人影が、目も眩む輝きを放って消え去った。

 ふわり、ふわりと、その空に昇っていく光の星に。俺はただただ手を伸ばし続けていた───

 

 

 

 

 

 ◼️◼️◼️

 

 

 

 

 

「むふー、やっと眠ってくれたかなー」

 

 ふと耳に入った声で意識の覚醒を自覚する。油断からか緩みきっているスラグ娘の抑揚に欠けた声だ。

 でも何故? 奴の毒で俺は昏倒してしまったはず。そのはずなのに意識は異様なほどにクリアだ。全身に負った傷の焼けるような痛みを感じる事すらできなくなっていた今までとは違う。まるで体内の毒が綺麗さっぱり解毒でもされてしまったかのような……

 

 

 

(…………ああ)

 

 

 

 この倒れ伏した両手に触れる感触は。

 

 片方は慣れ親しんだ木の感触だ。思えば随分と長いこと連れ添ってきた俺の杖。間違えようもない俺の相棒。

 だがもう片方は……何だろう。砂、それとも灰? パサパサと寂しく触れる死骸のようなこの感触は……

 

(……分かってる)

 

 もう今の俺には分かっている。だけど俺の為に身体を捧げてくれたコイツはまだ死んじゃいない、まだ生きて俺と一緒に旅をしたいと言っている。

 啜り泣く声は既に聞こえなくなっていた。なら俺が今ここで何をやるべきかは自然と体が応えてくれる。

 

「さてさてー、寝ちゃった獲物なんかを食べても面白くないからねー。ここは巣に持ち帰ってからゆったりと……」

 

 

 

 俺の足をズルズルと取り込み始めたスラグ娘に向かって——ぐっと握りしめた一掴みの灰を思いきり投げつけた!

 

 

 

「うぇ!?」

 

スキューア•ペトリファクト(串刺し石化の呪い)!!

 

 スラグ娘に纏わり付いた灰は瞬時に膨張、全身を覆い見る間に硬度を帯び始め——ぐしゃあっ!! と幾本もの極太の杭が内部を食い破り、勢い良く体の逆側から飛び出した。

 

「か、あがっ……!?」

 

 まるで巨大な何かが背中を押してくれているかのようにだ、今の俺にはとても制御できないような高度な呪文は当然のように効力を発揮し——いとも簡単にスラグ娘の全身を押し潰したのだ。

 

 

 

(ど……どうだ、畜生……)

 

 

 

 だがもう俺には毛ほどの力しか残っちゃいない。

 

 そもそもが傷を負い過ぎていたのだ。体が動くようになっても失った血までは戻ってきていない。そこを正真正銘最初で最後の反撃に使える物を全て使い切ってしまった。これで勝てなきゃ、俺は……

 

「な、めるな……」

 

「う……」

 

「これぐらい、の事で……私に一泡吹かせた、つもりなの……?」

 

 下半身を丸ごと覆いつつある触手に込められた力は微塵も緩んでなどいなかった。破壊された身体を粘体に近い泥砂で徐々に補修しつつあるスラグ娘は大量の杭が飛び出す身体を揺らしながら尚も俺に対して詰め寄ってくる。

 

「毒が、効かない? なら仕方ない、ね……アナタが悪いんだよ……?」

 

「なッ、何を」

 

「また変な魔法で……逃げられないよーにしなきゃ、ね……!」

 

 ()()()()、と。

 右脚から無慈悲に響く不気味な感触に背筋が凍る。そして襲い来る——今まで感じてきた痛みという概念を覆すような、凄まじいまでの激痛が。

 

「ごっあ、がああぁぁア!?!?」

 

「とり、あえず……全部の骨を()()()()()よ。ふ、ふふ、大丈夫……もう片方も、同じように……ふふ……」

 

 駄目だ。残る左脚まで砕こうと体重を傾けるスラグ娘を押しのける力は残ってない。土の魔力を全力で練り上げてもこの拘束は振り解けないだろう。ましてや咄嗟に潜れる広さの影なんてどこにも無い。

 

(あ、ぐ……)

 

 終わるのか? こんな所で俺は終わるのか? 元いた世界からも故郷からも遠く離れた……こんな場所で……ようやく前に動き出した夢さえも半ばに死ぬのか。そんな事は、そんな……

 

 

 

「今です! 私の影まで、早く!!」

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 ずしん……と。

 

 崖下で鳴る鈍重な地響きの原因を眺めるプロメスティンのすぐ側で、俺は荒く息を吐いていた。

 

「ハァ……ハァ……無茶、しやがる。()()()()()()()()()()()()()()()()のか、拘束されていた俺に影を重ねるために」

 

「自分から飛び込ませたんですよ。混乱した頭に聖刻印で命令を書き加えて……これも本来は竜の女王に使う予定のとっておきだったんですが」

 

 下では既に二体の怪物が血で血を洗う殺し合いを繰り広げ始めていた。どっちが優勢かなんてのは今となってはどうでもいい……あれが終わる頃には両方ともくたばってくれてるだろうが、こんな場所からは一秒でも早く離れたい所だな。

 

「すまん、肩を貸してくれ……右脚がイカれちまったんだ。処置は後でいい、結界の解術は済んだんだろ? なら今は進むのが先だ……」

 

「大丈夫、死なない限り元に戻してみせますから。どうか気を強く持ってください」

 

「ああ……誰のどんな言葉よりも安心できるな、そりゃ」

 

 下で()()()()()、体験したこと、そして失ったもの……色々と話したい事もあるが全部後だ。今は何よりマクニアを助けにいこう。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

「なんっ、だここは」

 

「これがあの女王の棲み家とは、いやはや……」

 

 結界を抜けて開けた空間に出た俺たちは思わず息を呑んでいた。真っ赤に燃え盛る巨大な炉、ずらりと並べ掛けられた数々の武器、鋳造器具……ともあれようやく辿り着いたのか、この旅の最後の目的地に。

 明らかに人の手が加わっていると理解できるのに現実味の無い、いっそ幻想的とすら言える光景は、前世でも外国の遺跡や聖堂を生で目の当たりにした瞬間に自然と心に浮かぶあの不思議な感覚を思い起こさせた。西欧を観光した時にナポリやバルセロナを訪れて圧倒されたあの感覚と同じだ……

 

「……ゆっくり見て回りたい所ですが、とりあえずはマクニアさんの確保が先決です。ここにもドウェルガにも長くいられない分はあの人を連れ帰って埋め合わせないといけませんからね」

 

「話を拗れさせたくねーなら本人の前で言うなよそれ……」

 

 概ね同意ではあるんだが、なにしろ姉さんとの契約で彼女の身柄を俺が預かる事になってるなんてのは本人すらまだ知らない事なんだ。そんな誘拐みたいに聞こえる言い方をして混乱させたら面倒だぞ。

 

 

(…………)

 

 

 そして、これが今生の別れになる事もマクニアは知らない。故郷からも、ローレンスからも、エリックからも引き離されて生きていくしかないんだ。

 もうそれしか選択肢が無いのは分かってるし、俺も彼女ができる限り幸せに生きていけるよう努力するつもりではある。魔物排斥の色が強いイリアス教圏のヨロギ村でも俺がその気になれば亜人種の一人や二人ぐらい匿っておく事もできるだろう。

 

(だけど、そんな事実は全てが終わった後にでも教えればいい。あいつ自身に故郷を捨てる決断をさせるのはどう考えても酷だ……)

 

 それでも、知らないままに終わらせるからこそ。知らないままに別れさせるからこそ。

 最後に彼女が故郷の土を踏む時は全員が一緒じゃないといけない。何としてでもエリックを連れ帰って、ドウェルガの殺人事件を無事に解決した上で、それでローレンスと一緒に謝らせてやる。俺と一緒に来てくれと頼む時点で心残りなんか一つも残させてやらない。そこまでやらなきゃ”最善を尽くした”とは言わねーんだよ。

 

「くそ……おーい、どこだマクニア! 助けに来たぞ!」

 

 プロメスティンに肩を預けながら俺はジリジリとした焦燥感に駆られつつあった。ここにマクニアがいるという確証も無いまま来た以上そもそもが大きな賭けだったのだ。既にエリックが女王の居場所に向かってから随分経った、今から別の場所を探す時間なんてないぞ……。

 元日本人の悲しいサガか、いよいよ大して信仰もしてないどこぞの女神様などに内心で必死に祈りを捧げ始めているとだ。

 

「う、うう……」

 

「マクニア? お前なのか!?」

 

 微かなうめき声。それを辿った先には、何やら藁を積み上げて作られた寝床のような場所にマクニアが大切そうに収められていた。

 どうやら俺らと違ってクィーンドラゴンは約束を守ったらしい、怪我もなければ衰弱した様子もない。あの手の結界は内側からも抜けられないようになってる筈だが、とはいえ手足の自由すら奪われていないとは思わなかったぞ。

 

 ……事の真偽はともかく……クィーンドラゴンはあくまでも”慈悲”のために人質なんて回りくどい手段を取った、らしい。

 何よりやろうと思えば本来の目的は今よりずっと簡単に成し遂げられたはずだ。エリックを殺すと宣言して俺たちと敵対はしたが、奴だって本来は天界との争いからサラマンダーの命を守るために動いてくれているんだ。

 

 そんな女王を裏切ってまでこの場所にいるという事に引け目を感じない訳ではない。

 

 奴の考えの全貌まではまるで分からない。この行為が果たして正しいのか、それとも間違っているのかも本当を言うと定かじゃない。

 だけど俺たちはやるべきだと思った事をやった、それは確かだ。その結果としてここまで来た。だったら最後までやり遂げてやるさ。

 

「俺だ、マクニア。もう大丈夫だぞ、さあ帰ろう……」

 

 

 

 まだ夢うつつでいるのだろうか、差し伸べられた俺の手をぼうっとした瞳でしばらく眺めていたマクニアは——

 

 

 

「ッ、来ないでくれ!!」

 

 どんっ、と。

 不意に突き飛ばされてしまった俺は、踏ん張りも効かない足のせいもあり碌に抵抗もできないまま尻餅をついた。

 

「やめろ、来るな来るな! なんでこんな所にいるんだ、くそっ、嫌だ、嫌だ嫌だ! ああ早く! 今すぐ帰ってくれ!!」

 

「な……マクニア……?」

 

「クィーンドラゴンから全部全部聞いたんだ!! やめろ、こっちに来るな! あの女はずっと私達に嘘を吐いてたんだ!! このままじゃ……このままじゃ、ううっ……!!」

 

 何だ、どうなってる。マクニアの様子は明らかに普通じゃない。全くわけが分からないが、口ぶりからするとクィーンドラゴンに何かを吹き込まれたとでも言うのか? だとしてもこの十日間で何が?

 酷く錯乱した様子で俺から少しでも離れようと体を縮こませるマクニアに対してどうしていいか分からずただ困惑していると、倒れ込んだ俺の前に歩み出たプロメスティンがつかつかと彼女に近付いていった。マクニアはますます怯えたように身を強張らせている。

 

我が魔力、掌を象りかの心の波を抑え鎮めん……スリープ

 

「あう……」

 

「……寝かせましたけど。しかしつくづく展開が悪いですね、動けない貴方を二人で支えて戻る計算のはずが。これはどっちも私が運ばないといけないって事ですか?」

 

「ぷ、プロメスティン?」

 

 確かに都合が悪いってのは分かるよ。お前一人でどうやって俺らを下まで送るのか考えなきゃいけないってのもある……だけどそれ以前にこう、無いのか? なんでマクニアの様子が変になってたんだろうとか。

 

「考えても分からない事に時間を割いてられる余裕は無いでしょう。仕方ないですね……ここでしばらく休憩します」

 

「なっ、待てよ! それじゃエリックが、」

 

「事ここに至って他人を優先できる状況と言えますかね。……はっきり言いましょう、当初の計画は断念するしかありません」

 

 呆れたように息を吐くプロメスティンは両手を腰に当てて俺の顔を覗き込み、少しだけ怒った声色でそう言った。

 

「その足を抱えた貴方と今のマクニアさんを予定通りに動かすには時間も魔力も足りません。浮遊術とかで無理して貴方がたを下に運んで、それでへとへとになった私一人があの女王との戦いに乱入して何かできるとは正直思えませんね」

 

「…………だけど」

 

「それにまた道中のような魔物が襲ってきたら? ……そうなれば私だけで二人を守れる自信はありません。分かってください、我々はそれだけの損害を負ってしまっているんです。だったら例の殺人結界の噂に守られているこの場所で貴方の治療をしている方がずっといい」

 

 戦いに勝ってここに辿り着くのがエリックならそれでいい。戻ってくるのがクィーンドラゴンでもこの死屍累々のザマを見れば流石に許してくれるだろう、と。

 確かにそうするしか無いってのは分かる。だけどそれじゃあ……それじゃあ最初からエリックが一人で戦ってるのと何も変わらないじゃないか。俺達がやってきたのは全部……無駄だったってのかよ……

 

「功を逸る事が貴方の目的だったんですか?」

 

「っ……」

 

「彼も我々が無意味な危険に身を投じる事など望んではいませんよ。さあ、早くその足を見せてください。手遅れになって後遺症が残るなんて笑えませんから」

 

 ……悔しいが、確かにプロメスティンの言う通りだ。今の俺は少し冷静じゃなかったか。

 今は体を休めてエリックが無事でいるのを祈るしかない。色々と考えることが山積みになってきたのを憂鬱に思いながらも、俺は観念してボロボロの右脚をプロメスティンに診てもらうのだった。

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