ライザのアトリエ~たった一つの魔法の言葉~   作:自給自足すらできなかった敗北者

13 / 46
夢見たものが手に入るんじゃない、一歩ずつ積み重ねたことが手に入るのだ。























というわけで、何とか1日一話更新を心掛けてる作者です
今回上手く話を区切れなくて、いつもより文量がかなり少なめに…前話がいつもの1.5倍くらいだったからゆるちて…


爆粉うにの実力

―――――賃家を出た二人は「爆粉うに」を試すべく歩き始める

 

 

「結局、対岸に行くことになったな…」

 

 

「そうね…まぁ、行って戻ってまた行くよりはましだと思ってちょうだい」

 

 

「それもそうだな…二人だけで行くのか?」

 

 

「うーん…昨日の様子だとレントもタオも忙しそうだったし…」

 

 

「オレは忙しくないってか…」

 

 

「…そういう意味じゃないわよ?―――カイルならあたしが困ってたら絶対に手伝ってくれるかなーって…」

 

 

「―――…またなんとも厚い信頼だこと…そこまで言われたら断れないな…」

 

 

「もちろん、あたしだけじゃなくて、レントやタオが困ってても助けてくれるでしょ?―――カイルは優しすぎるもの」

 

 

「…ほんと、厚い信頼だこと…(面と向かってすぐそういうこと言うから、この島の人は全員ある意味で苦手だ…)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――さぁっ!ぐずぐずしてないで行くわよ!」

 

 

「―――仰せのままに」

 

 

 

 

 

 

―――――そうして対岸の船着き場に着いた二人

 

 

「―――さて、今日はどこに行くんだ?また妖精の森か?」

 

 

「―――んー…、今回は爆粉うにを試したいだけだし、あんなことあった手前すぐにまた妖精の森に行くのはちょっと…―――こっちの正面に抜ける道は?」

 

 

こう言ってライザは船着き場を正面に見据えて、少し左奥のちょっとした洞窟をさした

 

 

「あぁ、あそこは旅人の道、中央ライム高原への街道に続く道だよ」

 

 

「高原まで出ないで、手前までなら私でも対応出来ると思う…?」

 

 

「あぁ、大丈夫だと思う、ライム高原まで抜けなければライザでも対応できると思う」

 

 

「じゃあ、新しい素材を探しながら行ってみましょう!」

 

 

 

そうして街道へと向かうのであった

 

 

「―――あ、そこの足元の白い砂「白灰砂」って言われるものだぞ、錬金で使えるんじゃないか?」

 

 

「えぇっ!?さ、採取しなきゃ!!―――あっ!こっちの石は何かに使えないかな!?」

 

 

「…錬金術士って忙しいな…」

 

 

 

 

 

―――――いきなり足を止めつつ、歩みを進め、ふと視界が開ける―――まぶしい晴天に真っ白な雲、キラキラ輝いているようにすら見える、正面には街道が奥まで続き、左右は広く開け、木々がところどころ生い茂っている

 

 

「わぁ…!すごい!これが憧れてた島の外…っ!―――見たことない物が沢山っ!」

 

 

「今回はここの周辺で試してみよう、幸いそんなに強い魔物は居ないし、ここなら視界も開けてるからヤバそうな奴が来たらすぐに逃げられる」

 

 

「うん、魔物には注意しないとね…それはそうとやっぱり初めて見るものがいっぱいで感動だよっ!」

 

 

「―――感動しているところ悪いけど、早速無粋なお客さんだっ!」

 

 

そうカイルがつぶやいた目の前には、小さいながらも僅かに竜を思わせる灰色の体躯、羽ばたく姿はこちらを獲物だと思っているのか…

 

 

「こいつは…竜…?」

 

 

「こいつは翼竜に分類される中型の魔物だ!近接攻撃は最悪空に飛ばれて避けられるから気を付けろ!―――いや、今回はコアクリスタルの試し撃ちだったな、オレが囮になるから上手く当ててくれ!」

 

 

そう言うとカイルは翼竜―――「ミニワイバーン」の攻撃を危なげなく捌く

 

そんなのらりくらりと躱すカイルに魔物は焦れたのか、大振りの攻撃で仕留めにかかる、その爪がカイルの剣に触れた瞬間光が弾ける―――予想外の衝撃に思わず仰け反る魔物、その瞬間を逃す二人ではなかった

 

 

「―――カウンターライトニングッ!―――ライザっ!」

 

 

「カイル下がって!食らいなさい!」

 

 

そうしてライザの武器から爆粉ウニが飛び出し魔物に触れる…ポンッっという軽い音、それに反して効果はえげつなかった―――軽い音と共にウニのトゲが辺り一面に飛び散り、それをもろに食らったミニワイバーンは翼膜をずたずたに穴をあけ、もう飛べそうもない…決着はついた

 

 

「うわぁ…何あれ…えげつない…」

 

 

「…正直私もこんなにえげつないものだとは思わなかったわ…―――ちなみにコレ、最低限の材料で作った物だから、性能も何もかも最低限なんだけど…」

 

 

「おぉう…錬金術って凄いやら怖いやら…」

 

 

「―――そういえばカイル、魔法は使って大丈夫だったの?」

 

 

「ん?あぁ、こちらからダメージを与えるものは、まだ発動率的にもきついが、カウンターとかの受け身なら問題ない」

 

 

「ならどんどん頼らせてもらおうかな」

 

 

「おう、どんとこい―――おっと魔物から取れる素材も錬金術で使えるんだろ?取らせてもらおう」

 

 

―――――そうしてひと段落してから採取に戻る二人、その後、アマタイト鉱、セキネツ鉱、陽気な蜜花、セイタカトーン、アブラ木の実、苦い根っこ等を採取する、また合間に緑ぷにとかの魔物に襲われるが、ここでも爆粉うにが大活躍をし、難なく倒した

 

 

「あっ…コアクリスタルのエネルギーが無くなちゃった…」

 

 

「まぁ、試すって言うには十分過ぎる程、使ったもんな、それに素材の方もいっぱいだ」

 

 

「そうね…今回新しく手に入れた素材を使って、改めて爆粉うにを作ってみようかなって…」

 

 

「あれより更にすごくなるのか…見てみたいやら、見てみたくないやら…―――今度はレントとタオも連れて冒険にこよう」

 

 

「うん!」

 

 

「さぁ、そろそろ潮時だ、日も暮れ始める、帰ろうライザ」

 

 

そうして2人は小さなボートでクーケン島へと帰還するのだった

 

 

「―――それにしても、このボートに乗っている時間、少し勿体無いわね…今度釣竿でも持ってこようかな?」

 

 

「あー…多分全く釣れないと思うぞ?」

 

 

「どうしてよ?」

 

 

「こういう小舟で移動してる時はオールが結構水中で音を立ててな?漕ぎながらだと魚が逃げていってしまうんだ、時間を有効活用しようとして、船を一々止めてたら本末転倒だろ?」

 

 

「なるほど、流石漁師のお手伝いをしてる人の言うことは参考になるわね…それにしても暇だわ…」

 

 

「…そのセリフ、レントが漕いでる時に言ってやるなよ?」

 

 

そうして今度こそライザたちは島へと帰還するのだった

 

 




○カイル・シュナイダー
・まだレベル的に旅の道前半程度では苦戦しない子

○ライザリン・シュタウト
・最初に作った初代爆粉うには次代の爆粉うにの為に犠牲(コンバート)に

〇カウンターライトニング
・作者のネーミングセンスの無さが光る一品―――剣に触れるとスパークする魔法を纏わせることで、相手の体勢を崩すことを狙ったカウンター技
ゲームのアクティブスキル風に表現するなら

行動を行えなくなる代わりに、敵の次の攻撃をかばい無効化する、中確立で麻痺を付与する(全体攻撃と大技は無効化できない) 
+麻痺の付与確率が上がる(TLv2~)
+麻痺を確定で付与し、追撃を行う(TLv5)


お願い、ライザ二次ふえて・・・ふえて・・・(窒息

作者にオリジナルストーリー(番外編)を今後どの頻度で書いて欲しいか、また誰々との絡みも見たいって方は個別に感想欄へお願いします

  • 常日頃から書いて毎秒投稿しろ
  • 1幕毎に2.3話ペースを守って本編を書け
  • 1幕毎に1話ペースを守って本編を書け
  • 偶に思い立ったらでいいから書いて
  • 番外編はいいから本編だけを更新して欲しい
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。