ライザのアトリエ~たった一つの魔法の言葉~ 作:自給自足すらできなかった敗北者
やべぇ!執筆もお絵描きも仕事も人付き合いもやらなきゃ(吐血
―――――時間は昼超えて少し経った頃、大人たちにバレないよう密かにクーケン島へ帰還した4人―――そんな中、レントが呟く
「踏み込みはあんなもん…だったよな、戦った後の周りの警戒もやったし…戦闘中の周囲の警戒が緩むのは今後の課題だな…」
「何ブツブツ言ってるのよ?」
「ん?あぁ、リラさんの言いつけをさ、1つ1つ頭の中で確認してんだよ」
「帰った後にまで、熱心だなぁ…それって戦い方とか、そういうヤツ?」
「あぁ、リラさんは戦士の心得って言ってたな」
「その戦士の心得って首都にいたときにも、あまり聞いたことないんだよな…アガーテ姉さんから聞いた騎士の鉄則ともまた違うし…」
「ふーん…リラさんって、どういう人なんだろうね?あんまり見たことない恰好してるけど…」
「アンペルさんとずっと一緒に旅してるって聞いたよ」
「興味ないな…リラさんの素性がどうとかそういうのより、俺に必要なことを知っている、だから教わる…俺にとって大事なのは、それだけだ」
「割り切ってるなぁ…」
「レントも早く、リラさんくらい頼もしい戦士になってよね、あたしの採取も楽になるし」
「お前を手伝うために腕を磨いてんじゃねーよ…それはカイルに言ってやってくれ」
「俺に擦り付けるな…苦労は分かちあってこその友達だろう?」
「そんな重荷の分かち合いは要らねぇー…」
「―――…ちょっとあんたたち、誰が重荷で苦労だって…?」
「おっといけね、ライザが怒るとミオさんばりにこえーんだ、というわけでカイル、タオ、ちと早いが先に帰るからなー!」
「…僕も帰るよ、巻き込まれる前にね、じゃあねライザ、カイル」
「…ったく…あたしも帰るわね、じゃあね、カイル」
そうしてこの日の大冒険は解散となった
「さて…オレはどうしますかね…漁の手伝いもなければ、採取の依頼もなしっと…少し、雑貨屋にでも顔を出しますかね」
―――――フレッサの雑貨屋、それはラーゼン地区よりボーデン地区へ入り、すぐ近くの道を曲がった突き当りにあるお店、クーケン島では島と言うこともあり、専門店というようなものが無く、何か道具を買うにしても島の外から来る商人から買うといった苦労をしてきた、それを解決したのが店主であるフレッサという男性が営む雑貨屋である、今ではフレッサに欲しいものを頼めば、ある程度は仕入れられるので島の人々はよく使うお店である
「フレッサさん、こんにちは」
「おや?カイルじゃないか、今日は薬草の定期納品の日ではなかったはずだけど」
「いえ、今日はお仕事じゃなくて、普通にお店を覗きに来たんですよ」
そう、カイルが薬草などを採取して納品している相手の一人がフレッサなのである
「そうなのかい、まぁ、ゆっくり見て行ってくれ、そういえば今日ジェナちゃんが予約していた本が届いたんだよ―――」
そう名前が出ると、それに答えるかのようにカイルの後ろから声がかかる
「兄さん!」
カイルが後ろを振り向くとそこには、カイルと同じ深い藍色の瞳、丁寧に切りそろえられた長く艶のある綺麗な黒髪、クーケン島の人の衣装と比べると多少上等な衣装に身を包んだ幼い少女の姿があった―――彼女は「ジェナ・シュナイダー」ピーターの娘であり、カイルの実の妹である
「やぁ、ジェナここで会うとは奇遇だね」
「兄さんこそ、てっきりお仕事だと思ってたんですけど」
「あ、いやー…それはしばらく無いかなぁ…ちょっと在庫とかも抱えちゃってね―――それよりも、ジェナは本を買いに?」
「はい!そろそろフレッサさんに頼んでいたものが、届くと思ったので」
「あぁ、いいタイミングだね、ちょうどさっき届いたんだよ」
「わぁ!ありがとうございます!―――今回のお値段はいかほどで?」
「あぁ、どうやらもう絶版になってしまったらしくてちょっと高くついてしまってね…本来は1300コール程なんだが、1000コールにオマケしよう」
「そうなんですか…ちょっと手持ちが足りないので、また貯まったら買いに来ますので取り置きお願いしてもいいですか?」
「あぁ、気長に待ってると―――」
「―――いや、オレに買わせてください」
「え?兄さん大丈夫だよ?」
「ここは買わせてくれ、ジェナはいい子が過ぎる、父さんももっと甘えてほしいと思っているぞ、偶には甘えてくれ」
「でも…」
「いいんだ、最近構ってやれなかったお詫びだと思ってくれ―――というわけでフレッサさん、お願いします」
「わかった―――うん、確かに1300コールいただくよ、はいこれ」
「ありがとうございます、ほらジェナ受け取ってくれ」
「ごめんな―――ううん、ありがとう兄さん」
「―――あー!カイル!ちょうどいいところに!!」
そう唐突に声が響く―――振り向いた先に居たのは、小一時間前に別れたばかりのライザである
「ん?ライザ?どうしたんだ、そんなに慌てて」「ライザさん、こんにちは」
「あ、こんにちはジェナちゃん―――じゃなくって、カイル!!魔物の骨って余ってない!?」
「ん?納屋にいくつか転がってたと思うが…」
「ちょっと貰っていい!?」
「あ、ああ…いいけど何があったんだ」
「それがね―――」
そうしてライザが語ったのは、みんなと別れた後の話である
「ただいまー!」
「ライザ!お前またどこほっつき歩いてたの!!」
そうライザが帰るなり、怒鳴り声をあげるライザの母、ミオである
「(うわぁ…めっちゃ怒ってる…いやなタイミングで帰ってきちゃったな…)」
「いい加減にしないと、屋根裏部屋に鍵をかけるわよ」
「ち、ちょっと待って!それは困る!絶対にダメ!!!」
「ダメも何もあったもんじゃないわよ!―――いつの間にか変な改装してるわ、変な薬品みたいのは置いてるわ、いくら言っても手伝いはしないわ…いい加減におし!鍵を掛けられたくなかったら、今からでも父さんの収穫を手伝ってきなさい!」
「うぅ…分かったわよ…収穫ってクーケンフルーツでしょ?草刈り鎌ってどこに置いてあったっけ…」
「知らないよ、鎌くらい自分で探せるでしょ」
「そんなー…―――(いっそ、錬金術でパパっと作れないかな?探すよりアンペルさんに聞いた方が早いわよね?)」
そして時は雑貨屋の前まで戻る
「それでアンペルさんに聞いたら、錬金術のレシピ変化ってのを教わってね、草刈り鎌を作るのに魔物の大きな骨がいるのよ!…ちょうど手持ちになくって、でもカイルなら持ってるかなって探してたのよ!」
「…半分以上自業自得だな…」「ライザさん…」
「うぅ…ジェナちゃんの目が痛いわ…っ!」
「そう思うなら、普段からもう少し手伝っておくんだったな…―――まぁ、でも、あの屋根裏部屋はオレも使わせてもらってるから、俺にも責任の一端はあるか…わかった、大きめの骨を持っていけばいいんだな?」
「ホントッ!?助かるわっ!」
「持ってってやるから、先に錬金術の準備でもしといてくれ―――ジェナはどうする?」
「私は…本もあるので家に帰ろうと思います(―――ライザさんは兄さんと遊べていいなぁ…)」
そう小さくつぶやく幼い妹の声が聞こえて少しバツが悪そうな顔をするカイル
「―――そう悲しそうな顔をしないでくれ、今度一緒に舟で遊泳をしよう、ジェナの大好きなちょっとした冒険話も聞かせてあげる」
「本当ですかっ!?…絶対にですよ、兄さん!」
そう満面の笑みを浮かべる妹に、苦笑するカイルであった
―――――場所は変わって、ライザの家の屋根裏部屋、大きな骨を持ってカイルが到着する
「待ってたわよ!」
「そんなに時間はかけなかっただろう?」
「下でお母さんがプンプンなのよ!なんとか屋根裏部屋に置いた気がするって誤魔化してるんだから!」
「あぁ…それで上がってくるとき、悪いけど探すの手伝ってくれって言われたのか…―――まぁいいや、ほれこれでいいんだろ」
「ありがとう!―――さぁ、早速始めるわよ!」
そういってライザが取り出したのは、アマタイト鉱、コベリナイト、中和剤・赤、それを順番に錬金釜へと入れる
「さぁカイル!大きな骨入れちゃって!」
「え?オレが入れちゃっていいのか?―――じゃあほいさ」
そうカイルが錬金釜に大きな骨を入れ、ちょっとすると眩い光を放つ錬金釜―――光が収まると錬金釜の中には1つの草刈り鎌が置いてあった」
「できたっ!―――アンペルさんに教わったレシピ変化も上手くできたし、あたしって才能あるんじゃ?それに、これがあれば手伝いだけじゃなくて素材もいろいろなものが採れるはず!」
「…相変わらず不思議な光景だ…あの素材から何故、道具の完成品が飛び出てくるのか…」
「あたしの錬金術の幅もぐっと広がって、ものすごい事できるようになるかも…ふふふ…」
「―――それで収穫の手伝いはいいのか?」
「―――っは!?いけない行かなきゃ!!」
そう慌ただしく部屋を飛び出すライザ
「…ここまで来て帰るのもあれだし、もう少し付き合うか…」
ライザの後を追い、カイルも農場へ向かうのであった
―――――島外れの農場、それはライザの家より南西に進むとある、ここで農家は各々の土地を有し、島独自の特産品であるクーケンフルーツをはじめ、様々なものを栽培してる、ライザの家は麦畑とここの土地の一部でクーケンフルーツを栽培する一家である
「お父さーん!手伝いに来たよー!」
「―――おや?ライザ、それにカイル君まで」
「こんにちは、カールさん手伝いに来ました」
「手伝いに来てくれたのかい?たすかるよ、カイル君は鎌をもってなかったよね、じゃあ僕の予備を貸そう」
「―――え゛…予備ってあったの?」
「???当然じゃないかライザ、1本しか持ってなかったら作業中に壊れたら困るだろう?まぁそうならないように日頃の手入れも大事になるんだよ」
「―――まぁ、予備くらい持ってると思ったよ」
「何で言ってくれなかったのよっ!探す手間も錬金術の手間も必要なかったじゃない!」
「言っても聞かなかっただろう?それにレシピ変化だったか?新しいことも学べてよかったじゃないか」
「それは、そうだけど…うー…なんか釈然としないわ…」
「ははは、何があったかよくわからないが、カイル君は娘のことがよくわかってるようだ―――何か目先のことに真っすぐになったら止まらないのがシュタウトの血筋さ」
「自覚あったんですか、カールさん…」
「当然だとも、それを誇らしく思っているさ」
そんな会話をしつつ、クーケンフルーツの収穫に勤しむ一同―――暫くして
「よし、今日の収穫はこんなものだろう、ライザ、カイル君ご苦労様、余った分は二人で分けて持って帰っていいよ」
「はー…やっと終わった…中腰で作業すると腰が…」
「貰っていいんですか?」
「あぁ、当然だとも、お礼には足りないくらいさ、今度家で夕飯を食べに来なさい、ささやかながらおもてなしをしよう―――母さんが作る料理は美味しいんだ」
「ありがとうございます、是非よらせていただきますね」
「しかし、ライザが自ら手伝いに来るなんて珍しいな、いつも言っても来ないだろう」
「(だって、人質ならぬ物質で手伝わなかったら屋根裏部屋に入れなくなっちゃうし…)」
「ん?なんだって?」
「あー…ううん、なんでもない、そういう気分だっただけよ」
「そうか、遅くなる前に家には帰りなさい、母さんも心配するからね―――カイル君も改めて助かったよ、ありがとう」
そう言い残し、先に家に帰るカールであった
「余ったクーケンフルーツどうしよ…錬金術の材料になるかな?」
「なんでもかんでも錬金術の材料になるのか…」
そんな会話をしていると、後ろから見知った声が聞こえる
「ここがお前さんの実家の畑か」
「え?」「ん?」
「無事に草刈り鎌は作れたようだな」
「アンペルさん!?もしかして心配してきてくれたの?」
「偶々この農場に用があっただけだ、そこにお前さんが偶然いたにすぎん―――だが、物は次いでだソレが作れたのなら、この本も渡しておこう」
「これって…もしかして新しい錬金術の本!?」
「今のお前さんでは到底作れないようなものばかりだろうが、草刈り鎌のような採取道具について書かれている、新しい道具が増えれば、採取だけでなく、冒険で岩が道を塞いでいた時とかに突破して新しい場所に行けるかもしれん―――いつか物にして見せろ」
「新しい場所…新しい冒険…うんっ!ワクワクしてきた!」
「おおぅ…目がギラッギラしている…」
「では、私の用は済んだ、もう行かせてもらう」
「アンペルさん、ありがとう!―――あれ?そういえば農場に用があるんじゃなかったっけ?―――まぁいっか」
「(なんというか…アンペルさんも難儀?…いや、可愛らしい?人だな…)」
「カイルもなんか手伝わせちゃったようで悪いわね―――お父さんの言ったように今度お母さんの料理を食べに来て、おっかないけど料理は美味しいんだから!」
「あぁ、お邪魔させていただくよ」
そう呟き、今度こそ、この日は解散するのであった
〇カイル・シュナイダー
・妹に甘い主人公―――自分が両親に多大な迷惑をかけた分、妹には素直に両親に甘えてほしいと思っている
〇ライザリン・シュタウト
・Q.あたしって才能あるんじゃ? A.多分歴代最速最高だと思います
〇ジェナ・シュナイダー
・本作初お披露目、主人公の妹、自分の趣味の為両親の仕事を手伝ったりしてお小遣いをもらい本に充てたり、口調が12歳とは思えないほど丁寧でいい子―――両親も主人公もクーケン島の皆も基本良い人たちに囲まれ、真っすぐに育った―――と見せかけて、少々ブラコン気味に
〇アンペル・フォルマー
・弟子が心配で見に来たツンデレさん、かわいい
後々、弟子に対してこう思う―――この頃
〇草刈り鎌大先輩
・この草刈り鎌にお世話になった人は数知れず、言わずと知れた、インゴット→草刈り鎌→インゴットの調合ループができる厳選の要
〇コール
・ライザのアトリエ世界の通貨
お願い、ライザ二次ふえて・・・ふえて・・・(焼失
作者にオリジナルストーリー(番外編)を今後どの頻度で書いて欲しいか、また誰々との絡みも見たいって方は個別に感想欄へお願いします
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常日頃から書いて毎秒投稿しろ
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1幕毎に2.3話ペースを守って本編を書け
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1幕毎に1話ペースを守って本編を書け
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偶に思い立ったらでいいから書いて
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番外編はいいから本編だけを更新して欲しい