ライザのアトリエ~たった一つの魔法の言葉~   作:自給自足すらできなかった敗北者

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―――――芸術は爆発だっ!


























というわけで作者です
今話は正直はっちゃけすぎたかなと思いますが、コレがやりたかったので作者は満足です


笑み

―――――次の日の朝、アンペルに呼ばれた一同は貸家に集まっていた

 

 

「―――あたしたちをまとめて呼び出すなんて、何かあった?」

 

 

「今回呼び出したのは私じゃなくて、リラの方だ」

 

 

「リラさんが?」

 

 

「あぁ、レントへの教えがひと段落して、実際に使いものになるかどうか、そろそろ試してみようと思ってな」

 

 

「それって試験みたいなもの…?」

 

 

「そう思ってくれて構わない―――少し前の調査で、対岸の船着き場の近くに、今のお前たちにちょうどよいであろう場所を見つけてな」

 

 

「そこを探検して来いって事か!腕が鳴るぜ!」

 

 

「船着き場の近く…?もしかして、西側の鉱山跡?」

 

 

「3人で行って、どんな場所か調べて、無事に帰ってこい―――どこまで行くのか、何を見るのか、どんなものが、敵がいるのか、そのすべてが評価の対象だということを忘れるな」

 

 

「ん?3人…?」

 

 

「僕は怖いから、ライザ、レント、カイルの3人で行く…ってないよね…」

 

 

「あぁ、カイル、お前は今回は居残りだ」

 

 

「!?」

 

 

「まぁ、何となく理由は分かるけど…」

 

 

「今回の場所だと、カイルを除いた3人にちょうどいいくらいだ、つまりカイルは少しばかし試験という意味ではヌルくなってしまうのでな―――それに、お前たちの相手をしてるのは私たちの調査を手伝ってもらうためだからな、ある程度戦えなくてはな」

 

 

「その代わり、3人が帰ってくるまで、相手をしてやろう」

 

 

「良いんですか…!?」

 

 

「あぁ、そういう約束でもあったしな―――あそこで、こういうものが手に入るはずだ、これを見つけてこい」

 

 

そうしてリラが手渡したのは、青色の金属光沢をもつ物質、大きさはこぶしよりも小さいくらいだろうか

 

 

「あ…それこの前カイルに貰った鉱石…」

 

 

「ん?知っていたのか…採取できる場所とかは聞いたか?」

 

 

「ううん、聞いてない」「あぁ、オレも教えてはいなかったはず」

 

 

「ならいい、どう採るのか考えるのも試験だ、どこかに落ちているかもしれないし、魔物が持っているのかもしれない―――分かったら、出立の準備をして行ってこい」

 

 

「おうっ!」「はーい」「うぅ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――数時間後、カイルとリラが手合わせしていると、2人はライザ達の気配を感じ、帰って来たことを悟る

 

 

「ん、あいつらが帰って来たみたいだ、今日はこんなものにして結果を聞きに行くぞ」

 

 

「はぁ…はぁ…あり…がとう、ござい…ました…」

 

 

 

 

 

―――そして、ライザ達が見えると、思わずカイルが問う

 

 

「―――なんで、模擬戦でボコボコにされてたオレよりお前らの方がボロボロなんだよ…」

 

 

カイルの言う通り、3人はもう見るからにボロボロでレントとタオは憔悴とした顔をしているのと対照的に、ライザの満足気な顔が余計に異様さを醸し出しているのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――時は、カイルを除いた3人が対岸へ行き、リラに言われたであろう洞穴の前に着いた頃に戻る

 

 

「リラさんが言っていたのは…多分ここ…だよね?薄暗いし、さすがにちょっと怖いかも…―――でも、これも錬金術上達の為、頑張ろう!」

 

 

「あぁ、その意気だ!早速行こう!」

 

 

「僕も今回ばかりは、腹をくくるしかないかぁ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

―――洞窟に入るとまずその景色に目を奪われる、壁面には魔石が生え、地面にはランタン草があり、外から見るよりも洞窟全体を明るくしている、また水場も見え、光が水に反射して幻想的ですらある

 

 

「思ったより、結構明るいわね…たしか、魔石の鉱山跡とかって言ってたっけ…?船着き場の隣にこんな綺麗な場所があったんだ…」

 

 

「アンペルさんは「水没坑道」って名付けたらしいけど…そのまんまだな」

 

 

「の、のんきだな二人とも…こ、ここ強い魔物とか出てくるんじゃないの?」

 

 

「リラさんが試験に選んだ場所だ、油断してなけりゃ大丈夫って感じだと思うぞ」

 

 

「…それって油断したら危ないって事じゃないかー!」

 

 

「そんな大声で叫ぶと、魔物が寄って来るわよ?」

 

 

「-ッ!!ーッ!」

 

 

「まぁ、そうむくれるなって…よっし、じゃあ慎重に進むぞ!―――特にライザな」

 

 

「どういう意味よ!」

 

 

 

 

そうして暫く洞窟を進んだ先

 

 

「わぁ…魔石の鉱山跡ってだけはあるわね、晶石とか魔石の欠片とか採取できるわ!それにパルマの木も生えてるから実も採れるわね」

 

 

「おいおい、あんまり採取に夢中になるなよ?―――例の鉱石?みたいのを探さないといけないんだからな」

 

 

「そうは言うけど、リラさんは全てが評価の対象って言ってたじゃない?やっぱり錬金術士としては、その場所でとれる素材の調査も重要だと思うのよね」

 

 

「む…それは確かに、そうだな」

 

 

「僕は地道にマッピングしてるんだから、あんまりあっちこっち行かれると大変なんだよ?」

 

 

「おっと、任せっぱなしで悪いな…今度マッピングもリラさんに習うか…―――ん、魔物の気配だ」

 

 

「えぇっ!避ける事ってできないの?」

 

 

「いや、悪いが、ここら辺の魔物の実力を把握しておきたいから一合わせさせてくれ」

 

 

「そうよタオ、逃げてばかりじゃ素材も手に入らないんだから!」

 

 

「ライザは欲望に素直だよね…」

 

 

「―――見えたわね…何あれ…人形?」

 

 

「いや…あれはゴーレム種っていう石とかが魔力を帯びて、集まってできた魔物だ」

 

 

「よく知ってるねレント…」

 

 

「あぁ、リラさんに名前はともかく、大まかな種は教えられたからな!―――行くぞっ!ぜいっ!!」

 

 

そう言ってレントは勢いよく飛び出し目の前にいたゴーレム種「ストーンゴーレム」相手に大剣で一閃する、しかし予想外のことが起きる

 

 

「―――えっ…?」

 

 

レントは奇襲と牽制を兼ねて一撃を放ったつもりであった、しかしここでいくつかの要因が重なったことにより、予想外へと転じた

 

 

一つは「新武器を手に入れてから初めて振るった相手」だったこと、もう一つは「レントの実力」である、これはこの場所のこの難易度なら連戦しても余裕をもって勝てる程度にリラが指定したが、リラはレントの武器が新しくなったことを知らない―――つまり武器も実力に加味した時、入り口近くにいた木っ端魔物相手では明らかにオーバーキルであった

 

 

―――つまり結論を述べると、魔物が真っ二つになり戦闘が終わった

 

 

「―――…終わった…よね?」

 

 

「…終わったな…」

 

 

「…そんなにここの魔物弱かったの?」

 

 

「いや…多分弱くはない…はず、ただ昨日ライザに貰ったこの武器が強すぎるだけな気もする…」

 

 

「…まぁ素材集めましょ、さっきレントが言ってたけど、鉱石とかで出来た魔物ならリラさんの課題の素材落ちるんじゃ?」

 

 

「可能性はあるな…」

 

 

―――そうして素材を回収するが、課題の物は見つからなかった

 

 

「…ダメだね―な、石やらアマタイト鉱はあるが、あの青いやつは見当たらねぇ」

 

 

「うーん…てっきりこの魔物から落ちるものだと思ったんだけど…」

 

 

「ねぇ…このゴーレム種ってのは鉱石とかで出来るんだよね?」

 

 

「ん?…あぁ、そう聞いた」

 

 

「なら、今相手にしたゴーレムは石とかメインのゴーレムで、課題のヤツメインで構成されたゴーレムもいるんじゃ…」

 

 

「…っ!それよ!きっとそうよ!ナイスタオ!」

 

 

そう結論付けた一同は洞窟を進んでいくと見るからに青いゴーレム種を見つける

 

 

「…アレ、怪しいわね」

 

 

「でも、表面は氷で出来てるっぽいよ?」

 

 

「石とか鉱石で出来てるって、氷も含まれるのか…」

 

 

「幸い向こうがまだこちらに気付いてないし、昨日作ったフラムを開幕に奇襲で使って一気に攻め立てるとか…どう?」

 

 

「見るからに氷だしな…そのフラムってのは火が出るんだろ?」

 

 

「多分…」

 

 

「多分って…まあ、まだ使ったことないものだしな…うっし、実戦で試してみるか!」

 

 

「最悪ダメージが出なくてもサポートできるように備えるよ…確かボンッって感じなんだっけ?」

 

 

「それも多分…一応敵から離れててね?多分巻き込まれはしないと思うけど…」

 

 

「そうだな、一応安全策を取るか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――後々にレントはこの時の自分の言葉に感謝をする「生死を分けた―――」と

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それじゃ、投げるわよっ!」

 

 

―――そうライザがフラムを敵に投げつけ、ぶつかる瞬間

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――ボンッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんて生易しいものではなかった、あえて言葉にするなら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――チュドドドドドドオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォン―――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「!!?っ」「うわっ!???」

 

 

「何だこの威力…すげーじゃねーかライザ!…強そうな魔物が一撃で瀕死に…よし、追撃を…―――ライザ?」

 

 

レントがライザの調子がおかしいことに気付くと追撃をやめて、声を掛けるが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「――――――――――――――――――――アハッ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこには、恍惚な笑みを浮かべ、頬を上気させたライザがいた

 

 

ここで一つ不幸があったとすれば、爆発の威力は本来はそこまで高いものではなかった、しかし、洞窟という環境で使ったフラムは、ほの暗い環境で光が強く見え、閉鎖された空間による音の反響があり、平地で使うよりも倍以上もの音に錯覚させた―――つまりライザは自分が作った道具が想像以上のモノである事を目の当たりにしてハイになった

 

 

「―――フラムッ!―――フラムッ!!―――フラムッ!!!―――フラムッ!!!!…コンバート!―――フラムッ!!!」

 

 

 

 

 

―――――そこからは酷かった、瀕死の魔物に狂ったようにフラムを投げつけるライザ、それを止めようにも、あまりの豹変ぶりに言葉が出ないレントとタオ、このライザによる(地獄絵図)はコンバートできるアイテムが無くなるまで続けられた…たとえ魔物がもう粉々どころか消失と言える段階になっていたとしても…

 

 

 

 

 

 




〇カイル・シュナイダー
・リラと一対一で特訓(意味深)していた、なお実力差に喘がされていただけとも言う

〇ライザリン・シュタウト
・フラム×閉鎖空間×初使用=恍惚ライザ―――出会ってはいけないもが偶然出会ってしまったがためにタガが外れた、せめて試し撃ちをしていればこんなにならなかった

〇タオ・モンガルテン
・魔物に対しては冴えていたが、フラムを開幕に使おうと提案した元凶―――後々になって語る、生涯どんな敵よりも、あの時のライザ程怖いものとは出会ったことないと

〇レント・マルスリンク
・新武器に浮かれ、フラムを試験使用する前に実戦で投入すると決めてしまった人、何事も事前に試さなければと学んだ

○ストーンゴーレム
・本来であればそこそこ強い敵であった、新武器の餌食に

○ロックパペット
・青いゴーレム種、多分本作最大の被害者―――跡形もなく消し飛んだ


○作者
・正直すまんかったと思ってる―――後悔も反省もしてないが


お願い、ライザ二次ふえて・・・ふえて・・・(大爆発

作者にオリジナルストーリー(番外編)を今後どの頻度で書いて欲しいか、また誰々との絡みも見たいって方は個別に感想欄へお願いします

  • 常日頃から書いて毎秒投稿しろ
  • 1幕毎に2.3話ペースを守って本編を書け
  • 1幕毎に1話ペースを守って本編を書け
  • 偶に思い立ったらでいいから書いて
  • 番外編はいいから本編だけを更新して欲しい
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