ライザのアトリエ~たった一つの魔法の言葉~ 作:自給自足すらできなかった敗北者
こんにちは作者です。
やはりアトリエが完成しないと、アトリエ二次書いてて締まらないですよね
「―――よーっし!一通り完成!!」
「わぁ…これが隠れ家になるんだ…」
「―――それで最後か、粗方の荷運びもとりあえずいつもの入り江に積んどいたぜ」
「うん、今日は入り江に積んで明日対岸…広場まで運んで、家作りよ!」
「あの量の建材だと…3、4往復ってとこか…」
「うへぇ…やっぱり重労働だよ…」
「台車みたいの使えれば早かったんだけど…街道を通るならともかく、森の中を進むのは無理なのよねぇ…」
「諦めて手持ちで運ぶしかねーか、これも鍛錬だと思えばいいな」
「レントは前向きだなぁ…」
「―――それにしても、アンペルさんが来てから急にみんな忙しくなったね、あたしは毎日錬金術の調合してるし」
「僕も古書の解読で大わらわだよ―――それ以上に楽しくはあるけどね」
「俺もリラさんに毎日、戦士の心得を学んでるぜ」
「オレは漁が忙しくなくなったかと思えば、みんなが急成長して慌ててアガーテ姉さんにもう一回鍛えなおして貰ってるよ―――そして、これで隠れ家が完成すれば…」
「ふっふっふ…いよいよ、お母さんの小言から抜け出して、自由な新天地へ…!」
「スケールの小さい自由だなぁ…」
「うっさい!―――小さくても大事なことなの!あたしは隠れ家で、毎日こんな島に居たんじゃ出来ない新しいことをするつもり!もっと、もーっと楽しいことしてやるんだから!」
「ライザの望みは大きいんだか小さいんだか分かんねぇな…まぁ、俺も楽しみなんだが」
「僕だってそうさ、自分の部屋に入らないようないっぱいの本棚とか、並べられないかなぁ…」
「いいじゃんいいじゃん!頑張ってカイルとかに作ってもらわないとね!」
「あ、大工仕事はオレになるのね…」
「そこは錬金術でパパっと作れないのか?タオの背丈を超えるようなどでかいやつ」
「背丈を超えるようなデカいやつかぁ…憧れではあるよね、絶対にいざ使うと身長が足りなくて使い勝手悪いだろうけど…僕もレントとは言わないけど、カイルくらいには大きくなりたいなぁ…」
「…なんか背の高いタオってのも想像つかないわね」
「ひどいっ!?」
「あたしは後はそうねぇ…アンペルさんに錬金釜を貸して貰って、今使ってる錬金釜を大きくしたり、調合で作った道具とか飾る棚とかほしいかも―――あとは昼寝用のベットでしょ、お茶をするテーブルも欲しいし…あとは…えーっと…」
「どんだけ物を置く気だよ…」
「大丈夫大丈夫、ちゃんと皆の物も置けるように設計してるから―――レントは何を置きたいの?」
「ん、俺か?俺は…とりあえず、親父がいないノンビリできる場所なら何でもいいさ」
「んー…まぁ、そういう切実な願いを叶えるのも隠れ家の役目かなぁ…カイルは?」
「オレはそうだな…特段何もないかな…クラウディアは?」
「私は…うん、お菓子とかお茶を作るちょっとした台所みたいのが欲しい…かな?」
「そうね、あたしのお菓子とお茶のグレードを上げるためには欠かせないわね」
「たかる気満々かよ…」
「まぁ、内装は後でいくらでも変えれるし、今は家を完成させないとね…今日はここまで!―――明日、朝一番で荷運びを終えて、隠れ家作り始めるわよっ!」
「「「「おー!!」」」」
―――――次の日、朝早くに対岸の船着き場に5人の姿があった
「―――ふぅ…入り江からここに持ってくるだけでも大変だったわね…」
「あぁ…カイルの舟も貸してもらったとはいえ、小舟2隻じゃ積める量なんてたかが知れてるしな」
「まぁ、2往復で済んだからよしとしよう」
「でも、クラウディアこんなに朝早く抜け出してきてお父さんに怒られない?対岸にも来ちゃってるし…」
「ふふ、みんなに島のあちこちを案内してもらえるから楽しみで早く出掛けるって言ってあるから大丈夫だよ、それに今日もお父さん忙しそうだし、対岸に来たことはばれないと思うよ」
「おおぅ…純粋なクラウディアがこんなに逞しく…一体誰の影響かしらねぇ…」
「鏡を見ろよ」「自分の胸に手を当てたら?」「…ライザだな」
「ちょっと!?たしかにあたしが一番クラウディアと接してるけど、次に多く接してるカイルにも責任の一端はあると思うんだけど!?―――責任取りなさいよ!」
「おい、バカ、やめろ!なんて人聞きの悪い!?」
「ふふっ…不束者ですがよろしくねカイル君?」
「クラウディアまで乗らないでくれ!?収拾がつかなくなるっ!」
「うわぁ…なんかお母さんが好きなドロドロとした感じの小説の場面だぁ」「カイル…お前いつか刺されるなよ?」
「―――お前らも乗るなっ!」
―――そう悲痛な叫びをカイルがして、みんなでひとしきり笑いあった後、森の広場に向けて荷運びを始めるのであった
―――――そうして材料をすべて運び終わった時には昼手前であった
「―――さて…材料も一通り揃って、後は最後の工程の組み立てね」
「運び込むのは大変だったが…しかしなんだ、やろうと思えば何でもできちまうんだな」
「うん、想像と現実って、僕が思ってたよりも近いんだなぁ…」
「ちょっと、感慨にふけるのはまだ早いわよ!今までは準備で、ここからが本番なんだから」
「そうだね、でもこの山ほどある部品を間違えずに組み立てられるかな…?」
「大丈夫、完成した形と部品は、しっかりイメージで繋がってるから、あたしの指示通りにして」
「まぁ、オレたちには分からないしな…ライザだけが頼りだ」
「改めて思うけど、錬金術士って凄いもんだね」
「そうだな…よっし、それじゃあ始めようぜ!」
―――――そうして始まった隠れ家づくり、ライザの指示が飛び、完成へ近づけていく
「―――ほらー!そこ!手を休めない!」
「ライザも命令ばかりじゃなくてちょっとは手伝えよ!」
「いいのよ、あたしは指示出し係なの!全体を見て判断する人が必要でしょ!」
「ぼ、僕は肉体労働向いてないのにー!カイルそっちの仕事変わってよー!!」
「ダメよタオ!あんた意外と手先不器用なんだから、屋根の加工なんてできないでしょ!泣き言言ってないでキビキビ働くっ!」
「んー…ライザー!屋根ってこんな感じに削ればいいかー?」
「もうちょっと反るように削っといてー!」
「肉体労働する予定のカイルがまさか加工の方に取られるとは…」
「しょうがないでしょ、土台や柱、壁ならともかく屋根の加工なんてみんなやったことないんだから、それなら小舟を作ったことあるカイルに任せた方が安心でしょ!」
「へーい…」
「―――みんなー、お茶が入ったよー!」
「わぁ…休憩よ、休憩ー!」
「いつの間に…焚火なんて…」
「これでも一応旅商人の娘なんだよ?焚火くらい作れなきゃ―――お昼も過ぎちゃったし、サンドウィッチも持ってきたよ」
「ありがてぇ…」
「あぁ、前に食べさせてもらった味がなかなか忘れられなくてな…特にタマゴのヤツ、あれってどうやって…」
「今度レシピ教えてあげるよ、さぁ、ちょっと遅くなっちゃったけどみんなお昼にしよう―――お茶もあったかいうちに飲んで」
―――――そんな会話を挟みながらも順調に作業を進めていく5人、ライザが指示を飛ばし、レントが柱を立て、タオが壁を積み、カイルが屋根を作り、その屋根をクラウディアが着色する…
―――――そしてついに
「―――――できた」
そのライザの小さな呟きがすべてを物語っていた
「あぁ…できた…な」
「完成…だよね?」
「あぁ、間違いなく」
「できちゃった…本当に…」
そう5人が見上げる前には、魔女のとんがり帽のような茜色の屋根、躯体は六角形を2つ合わせたかのような見た目をしており、扉は深緑を思わせる緑色、片方の壁にはテラスが設けられ、晴れた日にはいい談笑の場となるだろう、またクラウディアが持ってきてくれたタペストリーが掛けられオシャレも感じさせる
「…一応中も確認しようぜ」
―――家に入ると、奥に見慣れた錬金釜、左の壁際には簡易なベットが設けられている、右にはこれまた見慣れた収納箱に戸棚、中央には黄と橙の丸型のカーペットが設けられ見るからにライザの錬金研究と言った体である
「右側の部屋は錬金の場兼みんなの共用の休憩スペースってとこかしら」
「んで、こっちの左側は…」
そこはまだ机1つしかないが今後各々が持ち込んだものであふれる憩いの場となるであろう
「―――ちゃんと錬金釜も置けたし」
「書き物ができる机とかも持ってきちゃったよ!」
「色々持ち込めるでっかいスペースも今後に期待だな」
「外には錬金釜の過熱兼竈もあるし…」
「みんなでのんびりできる…私たちの隠れ家…」
「完成だーーーっ!!!」
「いよっしゃー!」「やったぁー!」「あぁ…っ!」
「信じられない…!本当にできちゃった!!―――すごいよライザ!」
「本当、錬金術士様々だよ」
「俺たちにできる事、やったことってのが今、目の前に…!」
「うん、私も少しは手伝えてうれしい…」
「―――そうだ、隠れ家の名前はあたしが決めていい?」
「あぁ、ライザがいなけりゃできなかったんだ、当然だ」
「それでどんな名前にするつもりなの?」
「うーんと…アトリエ…『ライザのアトリエ』で、どうかな?」
「いいんじゃない?飾り気無さが家主にピッタリだ」
「一言余計よ、まったく…」
「―――何か名前を付けると思って用意してたかいがあったな」
そう呟くとカイルは家の裏に向かいなにやらゴソゴソとしている
「ん?カイルどうしたの」
「…ちょっと待ってくれ…今…よしっ!―――レント屋根にはしごをかけてくれ」
「おお?わかった」
そう言ってカイルは家の裏から何やら楕円形の板を抱え屋根に上る
「―――ライザ、ちょっとだけ目を瞑っててくれないか、出来ればみんなも」
「何よそれ…まぁいいわ」
「これを…こうして…よしっ!目を開けていいぞ」
「いったい何を…―――えっ?」
ライザの目に映ったのは先ほどまで屋根になかった一枚の板、そこには
「―――やっぱり、隠れ家で名前まで付けるって言うんだ、看板が無ければカッコつかないだろ?」
「良いじゃねーか!」
「いつの間にこんなの作ったのさ」
「屋根を加工してるときに看板だけ加工して、文字は後でつけれるようにな」
「すごい…一瞬で出来るものなんだ…」
「大した加工じゃないさ、焼いた金属の棒か何かで木材をなぞると焦げ跡で文字が書けるんだ気に入ってもらえた―――ライザ?」
みんながライザに向くと、そこには静かに涙を流す姿があった
「わわっ!…すまん気に食わなかったか!?」
「…ううん、そうじゃなくて…なんか、嬉しくなちゃって…」
「よかった…泣くほど感動してくれたか」
「もう…茶化さないでよ―――でも、ありがとう」
―――そう泣きつつもライザは満面に笑みを浮かべ、感謝を述べるのであった
〇カイル・シュナイダー
・女の子を泣かせた犯人、ちゃっかり用意していた
〇ライザリン・シュタウト
・ここ最近の努力が目の前に結晶として現れたが、現実味が薄く、まだ受け入れられてなかったところに、カイルの用意した看板を目の当たりにし急に成果を実感して感極まる
〇タオ・モンガルテン
・不器用設定は例によって独自設定、でも強ち間違えじゃないと思うの
〇レント・マルスリンク
・多分家作りで7割くらいこの子が作った
〇クラウディア・バレンツ
・原作でも島から抜け出して広場で待ち構えてた子、いや、親が神経質云々どこいった!?割とやんちゃだろ!?―――なお、周りがふざけるとウッキウキにふざけ始める割とおちゃめな子でもある
○隠れ家
・初期の「隠れ家シリーズ」の外見に「湖畔の隠れ家の屋根」についている看板だけを取り付けたイメージ
○ライザのアトリエ
・(原作の)タイトルコール
○作者
さくしゃ は ふともじ かくだいもじ ふぉとんへんこう もじはいちへんこう を おぼえた!
お願い、ライザ二次ふえて・・・ふえて・・・
今投稿時間結構手探りで色々な時間でやってますが、実際いつ頃投稿すると読者が見やすいか…よければ回答お願いいたします。
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0時ちょうど
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0~5時くらい
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5~10時くらい
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10~15時くらい
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15~20じくらい
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20~24時くらい
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午前中なら
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午後なら
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深夜時間帯なら(22~26時くらい)