ライザのアトリエ~たった一つの魔法の言葉~ 作:自給自足すらできなかった敗北者
こんにちは、作者です。
ちょっと原作の流れが、個人的に腑に落ちなかったので改変強めに入ってます。
―――――次の日、約束通りライザは昼過ぎにクラウディアの屋敷の前まで来ていた
「―――なんであんたがここにいるのよ?」
「いや、何となく察しが付くが、オレも昨日クラウディアに呼ばれてな…」
そう、ライザだけではなく、何故かカイルまで呼ばれていたらしい
「ふーん…その理由って?」
「まぁ、話してもいいが…憶測の域を出ないし、クラウディアに関係してるかもしれない事をべらべら喋るわけにもいかないって」
「まぁ、それもそうね、聞いたあたしが悪かったわ」
そうして2人は屋敷に入る―――
「―――いらっしゃい、ライザ、カイル君」
「よく来たね、二人とも」
「あっ…ルベルトさん…お邪魔します」「お邪魔します、ルベルトさん」
「―――早速だが、昨日クラウディアから話があった件だが…うちのクラウを村の外の冒険へ行きたいと…当然だが許可できるわけないだろう」
「ですよねー…」「そんな会話があったのか…」
「お父さん!―――私には私の考えがあるの!軽はずみな思い付きで言ってる―――」
「―――まぁ待てクラウ、そこら辺の言い合いは昨日しただろう…今まで、ここまで自分を主張したクラウは見たことが無い、だから私も頭ごなしに否定するのは忍びなくてな…―――よってライザ君」
「は、はい!」
「私は、君のことは娘の命の恩人だと思っている…しかし、それだけでは娘を預けるのには心許ない根拠だ…よって、島の人の評価でとりあえず『預けるに足りるか』どうかの検討することにした」
「…というと?」
「この村では君は割と有名な、跳ねっ返りだとか…」
「う゛っ…」
「あー…それは否定できないな、ライザ」
「―――しかし、最近は村の困っている人を助けているという話も僅かだが聞いている―――だが、その『僅か』ではまだ判断しかねる…だからまず私と話したいなら、村の困っている人を助け、その評判を覆してみなさい」
「は、はい…」
「ごめんね、ライザ…」
「―――クラウが見込んだ友人だ、きっとそれくらい直ぐにやってこなすだろう…期待しているぞ」
「は、はいっ!―――じゃあ、早速行ってきます!」
「…それで、オレはライザの手伝いの為に呼ばれたんですか?」
「いや、カイル君キミには少し別の相談がしたくてな…私の部屋に来てくれるか」
「分かりました」
「では早速―――」
―――――所は変わってライザの視点に戻る、早速依頼をこなそうにも一人だと手が足りないし、カイルは何やらルベルトさんと話してて使えない…よってレントとタオを招集する
「―――というわけで、クラウディアの為に力を貸してほしいの…お願いっ!」
今までの経緯を2人に話、両手を合わせ拝み倒すライザ
「―――なんだよ、水臭いじゃねーか」
「そうだよライザ、クラウディアはもう僕らの仲間だ、困ってたら助け合うのなんて当たり前だよ」
「…二人とも…ありがとう」
「おうっ!…それに、俺たちにもメリットはある話だしな」
「うん、そうだね…村での僕らの評判が変わればこれからの冒険もきっと楽になるだろうからね…大賛成さ」
「なるほど…あたしもお母さんにガミガミ言われなくなるかな…?」
「「…それはきついかもな(ね)」」
「なんでよーっ!!」
―――――そうして現状を把握した3人…此処からは獅子奮迅の活躍だった
―――バジーリアさんの配達仕事を手伝ったり
―――腰が悪く、出歩くにも困ってたバーバラさんに『施しの軟膏』を作って持って行ったり
―――元染物屋を営んでたパットさんへ普段使いの魔石の欠片を納品したり
―――カイルがエドワードさんに頼まれてた薬草を代わりに納品したり
―――島の子供たちの先生であるシンシアに鉱石を納品したり
―――ライザの家の取引先でもある女商人のロミィさんへヴァッサ麦を納品したり
結果を言おう…ルベルトさんに言われてより、僅か2日…たったこれだけで村の評価は一新…とまでは言わないが、かなりマシになった
―――――そして再び、ルベルトを訪ねるライザ
「―――こんにちは、ルベルトさん」
「―――来たね、ライザ君…やればできるじゃないか」
「えっ?」
「ん、いや何でもない、忘れてくれ―――君たちの活躍は私の耳にも入るほどだ、私の言ったとおりにしたという訳だな」
「は、はい…」
「で、あれば君たちが、良識がありそれなりに誠実だと判断して話をしよう―――改めて確認するが、うちのクラウを冒険へ連れ出したい…という話だったね?」
「はいっ!…クラウディアが頑固ってのはありますけど…やっぱり仲間で友達…ですから!」
「君たちが冒険…野外での活動に優れている…というのはアンペルさんたちよりも聞いている…保守的な村には珍しい、外界への好奇心の強さには旅商人として、共感は大いにできるとこでもある―――だが、度々商隊を離れる迂闊なクラウに余計な刺激を与え増長されるようでは、私も困る」
「…」
「クラウ…お前にもお前なりの理由があるのだろう…しかし、親としての私の心配もお前は察してほしいところだ」「
「そ、それは…」
「多少、腕に覚えがあるという程度では、彼女らに大切なクラウを任せるわけにはいかないだろう―――」
「ッ!!―――ねぇ、お父さん」
「ん?なんだ」
「―――商人が一度吐いた言葉は取り消さない…それが信用だって前に言ってたよね?」
「なんだ唐突に…あぁ、商人が言葉を覆してしまっては、それは商人として死んだも同然だ、それだけはやってはいけない」
「なら…なら逆に言えば、ライザたちが『多少』じゃなければ、お父さんは認めてくれるって事だよね?」
「!!―――な…」
「―――ライザたちが十分に強くて、一緒にいても安全だって証明できればいいんだよね?」
「へっ?」
「な、なぜそうなる!?―――いや…そうだな…」
「旅商人にとって、行く先で出会う人物の見極め、繋いだ縁こそが最上の宝だってお父さんいつも言ってたよね?」
「あぁ…」
「私は、ライザたちなら大丈夫だって見極めたつもり…ううん、仲間なら…何より友達だからこそ、この判断が間違ってないって言える!―――それを、お父さんにも見極めてほしい」
「―――なるほどな…そこまで言うからには、何かしらの用意をしよう…しかし、その見極めが間違っていた場合どうするのかね?…あえて、商人として言おう、信用はタダでは買えないぞ」
「…私が間違っていたら、今後絶対にお父さんの言う通りにする…それにもう商隊を離れることも絶対にしないって約束…ううん、誓う―――これじゃ足りない?」
「クラウディア!!」
そうライザが悲痛に叫ぶのも無理はない、クラウディアが父からの信用を勝ち取るために賭けたもの、それはクラウディアの『未来』そのものだった
今までクラウディアは父の言いつけを破り商隊を勝手に離れてたりした…そういう意味では信用は無いに等しい…そう『信用』とは今までの行いによって積み重なるもの、それを破ってきた者に
「―――お願い、ライザ…」
「もう…分かった、クラウディアの為、全力を用いて挑むよ」
「私はクラウから自由を奪いたいわけではないんだがね…だが、その覚悟確かに受け取った―――では、見極めるためいくつかの依頼を出そう…また日を改めてくれ、それまでに用意しておこう」
「ありがとう、お父さん…ライザお礼ってわけじゃないけど、部屋に案内するよ、お茶とお菓子を出すね」
「本当!…あっ、ルベルトさん、失礼します」
そう言ってライザとクラウディアは部屋に入っていった―――
「…これが、娘のとしても、商人としても成長というものなのかもしれんな…私は、私にできることをしよう」
そう、ルベルトは何かを確信して呟いた
〇カイル・シュナイダー
・ルベルトさんと何か相談してたようだが?
〇ライザリン・シュタウト
・勝手に賭けの対象(実力)にされた人、仲間の為、友の為賭けに挑む
〇タオ・モンガルテン
・友達のお願いに直ぐ動けるいいやつ
〇レント・マルスリンク
・友達のお願いに直ぐ動けるいいやつ
〇クラウディア・バレンツ
・商人として、人として大きく羽ばたく為、覚醒、ここで踏み出さず、いつ踏み出すというのか―――人は時として、自身が持てるすべて…金、力、権力…そして何より『縁』を賭けて挑まなければならない
〇ルベルト・バレンツ
・クラウディアが仲間として、友として信頼しているという時点で信用には値する…だが、村での評価は芳しくない…なら、その評価を上げてやればいい…と、ライザたちに村の人たちを助けるように仕向け評判回復を謀った神算鬼謀の人…商人として生きてきた場数が違う、クラウディアが大きく成長しようとしてるのは計算の外だったが、嬉しい誤算―――自身の経験により、これから出す課題すべてを乗り越えてくれると信じている―――例によって独自設(ry
○作者
・ルベルトはこんなにかっこよく娘を見守る父親じゃないって?いい訳をさせてくれ―――大人はかっこよく書きたかったんや…
お願い、ライザ二次ふえて・・・ふえて・・・
今投稿時間結構手探りで色々な時間でやってますが、実際いつ頃投稿すると読者が見やすいか…よければ回答お願いいたします。
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0時ちょうど
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0~5時くらい
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5~10時くらい
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10~15時くらい
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15~20じくらい
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20~24時くらい
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午前中なら
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午後なら
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深夜時間帯なら(22~26時くらい)