ライザのアトリエ~たった一つの魔法の言葉~ 作:自給自足すらできなかった敗北者
こんにちは、作者です。
副題が変なのには突っ込まないでください…
アンケートの結果により、少し投稿時間を変えてみました
―――――次の日、心機一転したライザはぶらぶらと港にいい物でもないかなとボーゼン地区を歩いていた、そうすると見知った声に呼び止められる
「―――あっ、ライザ!」
「うわっ、アガーテ姉さん!?あたしなんかやらかしたっけ!?」
「いやいや、いきなりやらかすって出てくるあたり不安だな…」
「ってカイル…?」
そう、声を掛けたのはアガーテ一人じゃなく、カイルとの師弟コンビで声を掛けたのである
「全く…今日は説教しに探してたわけじゃないんだ」
「えっ?違うの?てっきりいつもの流れで怒られるのかと…」
「いや、今日は少し相談…というか頼みたいことがあるんだ」
「頼み…?」
「あぁ、アガーテ姉さんが相談されてる時にオレも加わってな…ちょっとどうにもできそうにもなくて…ライザならもしかしたらって…」
「???」
「まぁ、ここで説明すると二度手間だ、当事者に直接聞いた方がいいだろう…ついてきてくれ」
「どこに行くの?」
「―――クーケン港だ」
―――――場所は変わってクーケン港、今回ライザを頼ったのはカイルの仕事仲間でもある漁師の青年である、元々村でも相談相手として大人気のアガーテに相談してたが、そこにカイルが通りかかり、自分にも関係あると話し合い、カイルがライザにならもしかしたら…と言った経緯でここに来てもらったのである
「―――カイルや村の人たちより最近お前が…錬金術っていう便利なものを学んでるって聞いてな」
「それであたしに相談を?―――ふふっ、なんだかアガーテ姉さんに頼られるって凄い嬉しいかも…」
「という訳で、すまないがさっきの話をもう一回ライザにも説明してくれないか?」
そうして漁師の青年は話を切り出す
「話して何とかなるなら、何度だって話すよ…実は最近、漁で船を出しても前に比べて全然魚が取れなくなっちまったんだ」
「魚が…不漁ってヤツ?」
「あぁ、ここ最近だが、いつもの漁場から魚が消えちまったんだ…」
「それのせいでオレも漁の手伝いに呼ばれなくなってしまってな…正直収入が減ったんだ…」
「それで最近カイルは漁を手伝ってなかったのね…ってことは村全体での出来事なのね?」
「あぁ、そうだ…別の漁場を試してみたり、網を変えてみたり…色々やってみたが、全部空振りになってるんだ―――正直お手上げさ、網元も爺さんにも相談したがこんなのは初めてだって言ってる」
「なるほど…」
「オレも普段から世話になってるからどうにかしたくてな…何とかできそうか?」
「んー…あたしにできそうなのは強力な餌を用意するってことくらいかなぁ…」
「解決できるなら何でもいい…とにかく頼む…!このままじゃ俺たちも干上がっちまう…」
「改めて俺からも頼む…」
「分かりました!…この錬金術士ライザリン・シュタウトにお任せあれっ!!―――それにやっとカイルが素直に頼ってきてくれたんだもん、任せてよ」
「ありがとう…」
「まだ解決できたわけじゃないし、お礼はその時でいいわよ」
「すまんなライザ…よろしく頼む」
「うんっ!」
―――――ライザとカイルは早速調合に向かう為に対岸の船着き場に居た、いつもならアトリエ横の海岸に直接行くが、少し素材が足りないとのことで素材回収がてらアトリエに向かうことになった
「―――オレから頼んだことだから、喜んで手伝うが…何をすればいい?」
「うーんとねぇ…餌を作るのに虫を何匹か捕まえてほしくて…」
「虫かぁ…あんまり捕まえたことないなぁ…まぁ草むらをあされば何匹かは手に入るかな…?」
「物は試しだね…よっし行こう!」
こうしてアトリエに行くまでの道すがら草という草をかき分け、時には木の根元を掘ったりして何匹か捕まえた…ナナホシ、灯篭ホタル、ハニーアント、ローズビー…なおローズビーを捕まえる際、カイルが刺されるというアクシデントはあったが少しだけ集まった
「―――思った以上に捕まえられなかったな…素材としては足りそうか?」
「たぶんいける…かな?」
「なんというか全然捕まらなかったな…刺されたし…手持ちの毒消しを持ってなかったら腫れてたぞコレ…」
「なんか悪かったわね…今度毒消しも作っとくし…虫取り網も作っておくわ…」
「是非に頼む…―――よし、アトリエに入ろう」
そして早速錬金術の準備をするライザ…錬金釜へ順にヴァッサ麦をすりつぶした小麦粉、ハチミツ、灯篭ホタル、クミネの実、クミネの実、クミネの実…
「―――ん?…待て待て待て!!」
「何よ、こっから繊細な作業で忙しいんだけど」
「いや…クミネの実入れまくってるけど…」
「え?あぁ、私の勘でこれが使えるなって」
「クミネの実って一応…毒だよな…?大丈夫か?痺れ餌なのか…?」
「そんなわけないじゃない…毒入れたからって毒になるわけじゃないのが錬金術なのよ」
「た、頼むぞ…?いや、本当に…」
そうして錬金釜からいつもの輝きを放つ―――そして錬金釜の中にはクッキーのようなものが入っていた
「出来たー!…名前は、単純に『おいしい練り餌』でいいかな」
「これはクッキーみたいだな…ちょっと持ってみてもいいか?」
「良いわよ、少しやわらかく作ってみたから、最初に撒き餌として砕いてみてもいいかも」
「なるほどな…ちっと失礼」
そう言うとカイルは練り餌をいきなり口に放り込んだ
「ちょっとっ!?な、なにしてんのよっ!?」
「いや、餌は人が食えるほど美味しいとよく効くんだ…うん、凄くおいしいなコレ…いや、マジでうまいなコレッ!?」
「あたしが大丈夫って言ったけど、仮にも毒の素材を入れたモノを良く怖気ずに食べれたわね…」
「まぁ、最悪舌に刺激とか感じたら吐き出す気だったしな…もう一個食べていいか?」
「ダメに決まってんでしょっ!!―――でもカイルがそこまで美味しいって言うのも気になるわね…」
「「…」」
結論から言うと『おいしい練り餌』はもう何個か余分に作ったとか…―――
―――――そして再びクーケン港に来た2人、早速アガーテに説明と漁師連中に練り餌を配る
「―――これって、撒き餌…か?いや、釣り餌にもできそうだな」
「まぁ、そんなところ、ちょっと漁の種類とかは分からないから色々試してみてほしいのよ…でも結構強く作ったはずだから、あまり一気に使わないでね?」
「エリプス湖はやたらと深いから、撒き餌は効果が薄くあまり使ったことなかったな…わかった、明日早速使ってみるよ」
「よろしく、あ、汽水湖って潮目が変わると外海から魔物が入って来るって言うから気を付けてね?」
「ほう…」
「魔物なんて嵐ですら入って来たことないんだけどな…まぁ、一応気を付けとくよ…それじゃあ、明日の漁の準備をして来る」
「また明日感想聞かせてねー!」
「オレも明日の朝漁に出て少し様子を見てくるよ」
「うん、カイルも感想聞かせてね」
「…」
「ど、どうしたのアガーテ姉さん、そんなに見つめて…」
「いや…極めつけの悪ガキも、年月を経ればそれなりに成長するんだなと…少し感動していただけだ」
「それ、ちょっとひどくない?」
「今までの行いを顧みてからもう一回言ってみるんだな」
「…―――そ、それちょっとひどくない?」
「結局言うのかよ…」
「くくっ…すまんすまん…結論から言えば錬金術士としてのお前を応援してるんだ」
「ホントかなぁ…」
「ホントだとも、イタズラをしていた頃より、顔を輝かせているんだ、しかも村の皆の役にも立っていると…それは応援するに決まっているだろう?」
「へへっ…今が一番楽しいからね―――それじゃ今日は帰るね、またね!アガーテ姉さん」
「オレも帰らせてもらいますね、ではまた」
そうしてライザとカイルの背が見えなくなってからアガーテは呟く
「あぁ…本当に成長したな…あとはあいつらの関係さえ蟠りが解ければ…」
未来に幸多かれと願わずにはいられないのだった
〇カイル・シュナイダー
・最近漁のお手伝いに呼ばれなかったのはこの不漁のせいである…漁師仲間からアガーテへそしてカイルと相談へされライザなら…と―――人はこれをたらい回しという、最近ようやく頼ることを覚えた子
〇ライザリン・シュタウト
・珍しくカイルに頼りにされるわ、アガーテに頼りにされるわで気分ウッキウキになる子、虫が思った以上に採れなかったので虫取り網を作ると決意
○アガーテ・ハーマン
・大天使、優しさの権化
○副題
・折角カイルの頼みなのに、練り餌紹介できないのやだな…せやルビにしてしまえばええや(ものぐさ
○おいしい練り餌
・おいしい
お願い、ライザ二次ふえて・・・ふえて・・・
今投稿時間結構手探りで色々な時間でやってますが、実際いつ頃投稿すると読者が見やすいか…よければ回答お願いいたします。
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0時ちょうど
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0~5時くらい
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5~10時くらい
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10~15時くらい
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15~20じくらい
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20~24時くらい
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午前中なら
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午後なら
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深夜時間帯なら(22~26時くらい)