ライザのアトリエ~たった一つの魔法の言葉~ 作:自給自足すらできなかった敗北者
こんにちは、作者です。
やっとこさ、第三部の終盤ってとこですかね…
―――――次の日、ライザ、クラウディア、アンペル、リラの4人がアトリエに居た
「―――それでさー、あのアガーテ姉さんが目をキラキラさせて『錬金術士としてのお前を応援する』って言ってさ…」
早速昨日の出来事をクラウディアに自慢しているのであった
「すごいね、ライザも村の人たちに錬金術士として認められてきてるんじゃないかな?」
「そうかな?認めてくれるって言うのなら悪い気はしないけどさ…へへへっ」
自身の言動とは逆にすごい嬉しそうなライザ、褒められ慣れてないってのもあった
「自慢話より、潮目の変化で外海の魔物が入り込むという危険性はちゃんと漁師に伝えたのか?―――魚が消えたのは大型の魔物が湖に入り込んだかもしれないんだぞ?」
「それもちゃんと説明しましたよ…それにカイルも漁に出て伝えてくれてるはずですし」
「湖を渡るときも、水面に影や揺らぎが無いかしっかり見張るのを忘れるなよ?」
「リラさんや、カイル君に教えてもらったコツはしっかり守ってるので大丈夫だとは思うんですけど…」
「―――ライザッ!居るかっ!!」
そんな会話をしてると慌ただしくカイルとタオがアトリエへ飛び込んできた
「うわっ、びっくりした!?…な、なんなのよ」
「餌だよ、餌!」
「はい?」
「魚が大変だったんだ!」
「え?…な、何か問題でもおきた!?」
「あっ…いや、そうじゃなくて…えーっと…」
「何慌ててるのさカイル…いいよ、僕が説明するから―――ライザが漁師さんたちに渡した餌のおかげで、ここ最近にはなかった豊漁だって大評判なんだよ、実際にカイルも使ってみて今までにない食いつきだったって」
「な、なんだ…びっくりさせないでよ…それにしても上手くいったんだ…よかったぁ…―――あっ、れ、錬金術士として勿論確信があったけどね!」
「すごいよライザ!本当に錬金術士として村で有名人になったんじゃない」
「うんうん、仲間の僕やカイルがライザに頼んでもっと餌を作ってくれって頼まれるくらいにはね!」
「ふふっ…大したもんじゃないか、錬金術士ライザリン・シュタウト?」
「ア、アンペルさんに茶化されるとなんか照れるな…―――この調子で評判を聞いたルベルトさんがクラウディアの冒険を許してくれると、大手を振ってここに来れるんだけど…」
「すぅー…ふぅー…あぁ…やっと落ち着いてきた、すまない、漁師の皆の盛り上がりに充てられて興奮していた―――餌の件もあったが、本題はソレじゃないんだ」
「本題?」
「あぁ、ルベルトさんに頼まれたんだ、用があるから来てくれって」
「お父さんが…?このタイミングで呼び出しってもしかして…」
「うん、きっとそうだね…とりあえず行ってみよう!」
こうしてアンペルとリラを除いた面子は島へ戻るのであった
―――――屋敷には途中でレントも合流し、全員でルベルトを待っていた
「―――いてて…クソ親父め…飲んだくれの癖に馬鹿力だけは健在だな…」
「レントを見なかったのってまた…?」
「もしかして、お父さんに殴られたの…?」
「あぁ、ウチのはちょっと困り者でさ…クラウディアの親父さんとは真逆だよ」
「だが、最近傷も減ったし、やられっぱなしってわけじゃないんだろ?」
「あぁ、もちろんだ…やられっぱなしでたまるかよ」
「それにしても今回はどうしてケンカしたのさ」
「アレだよ、今朝飲んだくれて港の前を通ったら、ライザが有名になっててな」
「え?あたしのせい!?」
「まさか、そんなわけあるか―――要は自分の知らないとこでライザに釣られて俺も有名になってるのが気に食わなかったって事さ」
「どっちにしても八つ当たりだな…」
「俺としてはざまぁ見ろってとこだけどな…って俺のつまらねぇ話は終わりだ」
そう言った直後、見計らったようにルベルトがライザたちの間に姿を現す
「こんにちはルベルトさん」「「「こんにちは」」」
「あぁ、こんにちはみんな」
「今回あたしを呼び出したのって…」
「うむ、察しの通りだ―――新しい…いや、最後の課題を出そうと思ってね」
「本当!?」
「やったねクラウディア!これをクリアすればいよいよ…!」
「気が早いよ二人とも…」
「その通りだ、まだ達成されてないからな」
「そ、そうだよね…課題の内容はんですか?」
「課題は…まず私自身が錬金術士というのを見てみたかった一つ目、そして二つ目は村からの信用を得るために顔役であるモリッツさんの提案を受け、君たちに任せてみた…」
「は、はぁ…?」
「あのライザが吹き飛ばしたガラクタにそんな意味が…」
「そして本来なら三つ目は君たちの実績を村中に広げようとしたが…」
「まさか…練り餌…ですか?」
「その通り、私が依頼したしたことではないが、君は自ら進んで行い、村の人たちから確かな信頼を得た」
「あはは…あれはカイルとアガーテ姉さんの頼みでもあったし、成り行きでそうなっただけですけど…」
「私に頼まれたでもなく、自ら行ったって意味ではより評価出来るとも言えるだろう―――そして最後…本来の問題に立ち返って、クラウを任せるに足るか…簡単に言えば実力があるかを見極めさせてもらう」
「ついに来たか…なんだかんだで、俺たちは何も出番がなかったからな、腕が鳴るぜ!」
「そうだな…簡単に実力を示すだけなら魔物の討伐とか…かな?」
「近いが少し違うな―――対岸の、我々の商隊も通ってきた街道に最近魔物が多く出没するようになっているらしい…それらに対応しながら、北の分かれ道まで進み、また帰ってくるまでの競争をしてもらいたい」
「…競争?」
「またなんとも不思議な話ですね…競走したからって実力が測れるとも思えないが…」
「詳しくは後で話す…言うまでもないが、魔物と頻繁に戦闘することも考えられる…よって当然危険だ、しっかり準備してから明日の昼前に対岸の船着き場に来てくれ」
「分かりました、やって見せます!」
そうして屋敷から出た一同は明日に備えるために少し相談をする
「―――にしてもまさか最後の課題が競争とはな」
「あぁ、オレもてっきり魔物の指定討伐当たりかと思ったんだが…」
「競争…ってことは、競う相手が居るんだよね?」
「当然そうでしょ、護り手の誰かかな?―――流石にアガーテ姉さん相手だと少しきつい…かな?」
「全員で相手取ればワンチャン…かなぁ」
「アガーテ姉さんが相手だった場合に一応聞いておきたいんだが…どれくらい強いか知ってるかカイル?」
「そうだな…全力での相手はしたことないが…多分、リラさんには勝てないかもしれないけど追い縋るくらいは強いと…おもう」
「それって僕単体だったら瞬殺では?」
「そうだな…幸い聞いた限りだと、仲間全員で事に当たれそうだから、そこまで悲観することはないと思うが…」
「…まさか相手ってのはボオスたちとか?」
「言っちゃ悪いがこっちは実戦で鍛えてきたんだ、ボオス程度の実力ならとっくに抜いてると思うぞ」
「レントの言うことも確かだな…ボオスの剣は少し対人向きで綺麗すぎる…魔物相手ならオレたちの方が2周りは上手だな」
「何はともあれ明日になんなきゃ何も分からない…か」
「それにしても、ルベルトさんは街道に魔物が増えてる的なこと言ってたが、知ってたか?」
「アンペルさんやリラさんからも聞いてないな…小妖精の森はあいつと出会った以降はいたって平和でいつも通りだったぞ」
「原因が分からないってのも不安だなぁ…」
「どの道連戦は想定しとくべきだな…あまりコアクリスタルのエネルギーを消費しすぎると後がきついかもしれん」
「節約気味で行こうって話だな―――ちゃんと聞いてたかライザ?」
「そこで何であたしに振るのよ」
「だってすぐフラム投げたがるし…」
「その爆発で魔物が怖がってくれればいいんだけどな…最悪寄って来ることもありそうだし、明日使用制限だな」
「「うんうん」」
「なんでよーっ!」
そんなライザの叫びが空へ溶けていったのであった
〇カイル・シュナイダー
・久しぶりに漁に出れてお給金がもらえた子、なんならライザの仲間ってことで色までついた…対岸の何でも屋業も閑古鳥が鳴いててぶっちゃけちょっと金欠だった(冒険貯金に手を出す気はない
〇ライザリン・シュタウト
・錬金術士ライザリン・シュタウトの名はこの時より村に広がり始めた
〇クラウディア・バレンツ
・相変わらずしれっとアトリエ(対岸)に来てる子―――やっぱりやんちゃ
〇ルベルト・バレンツ
・神算鬼謀の人…そもそも、クラウを預けるだけなら実力さえ見ればいいが、仲間としてつるむなら、やはり評判がいい方が色々お得だよねって精神
○作者
・恋愛のプロットとかある程度できてるけど、あまり早めに動きすぎると原作のネタバレしか出来なくて困った…多分第5幕まで行けば、番外編として書けるかも…はやくイチャイチャさせたい
お願い、ライザ二次ふえて・・・ふえて・・・
今投稿時間結構手探りで色々な時間でやってますが、実際いつ頃投稿すると読者が見やすいか…よければ回答お願いいたします。
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0時ちょうど
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0~5時くらい
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5~10時くらい
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10~15時くらい
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15~20じくらい
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20~24時くらい
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午前中なら
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午後なら
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深夜時間帯なら(22~26時くらい)