ライザのアトリエ~たった一つの魔法の言葉~ 作:自給自足すらできなかった敗北者
こんにちは、作者です。
多分あと数話で第三幕終幕です。
―――――次の日、各々万全の状態でルベルトに指定された場所…対岸の船着き場へと四人は足を運んでいた
「―――まさかと思って少し予想はしてたけど、アガーテ姉さんにボオスまで…競争相手ってのは…」
そう、ライザの言う通りこの指定された場所にはアガーテ、ボオス、ランバーの姿もあった
「―――少し訂正だな、実力を測るための競争相手として、同年代のボオス君とランバー君、そして護り手の二人が確かに競争相手だが、アガーテさんには審判として呼んだんだ」
「なるほど…最悪の展開は免れたってわけだな」
「フン、最悪だろうとそうでないだろうとお前たちが負けるのには変わりない、丁度いい機会だ、実力差ってのを思い知らせてやる」
「アタシはお前とランバー、それに護り手二人を加えた四人でライザたちと互角程度と思ってたから認めたんだがな」
「なっ…!?」
「驚くこともないだろう、それに向こうにはアタシの弟子であるカイルもいる」
「へっ、アガーテ姉さんの評価じゃ文句も言えねーな、お前とランバーはハンデってわけだ」
「くっ…見ていろ…競争に負けて吠え面かかせてやる…!」
「ライザもボオスも贔屓はしない、判定は厳正に下す―――ルールは簡単だ、この街道の先にある北の分かれ道に小屋が立っている、その扉に刻んである旅人に向けた注意書きの上から三番目を書き写してくること…競走とはいえ速さだけが絶対じゃない、途中にいる魔物の対応も評価に加える」
「私の出した課題だが、街道の安全確保も目的だ―――どちらもしっかりやってもらいたい」
「まずは、俺たちの方から先に出発する―――魔物は狩りつくしておいてやるから、精々ゆっくり来るんだな」
そう吐き捨ててボオス以下3名は街道へと走っていった
「―――やれやれ、おつきには抑えるように言っておいたが…あれじゃ効き目は薄そうだな…」
「アガーテ姉さん、俺たちはいつ出発するんだ!?このままじゃ差を広げられちまう!」
「落ち着けレント、リラさんにも習っただろう、焦りは厳禁だって―――それにさっきアガーテ姉さんが言ってたじゃないか、早いだけが評価じゃないって」
「あぁ、その通りだ、それにちゃんと開始からの時間を計っている―――あとボオスには既に伝えたが…」
「なに?」
「お前らは詳しくは知らないと思うが、街道の途中に古い廃墟群がある―――その廃墟付近で大きな魔物を見た、と旅商人の間で噂が立っていてな…一応気を付けておけ」
「大型の魔物…」
「まさか…」
「小妖精の森で見た…あいつ…じゃない、よね?」
少しの不安を感じつつ暫く待つ一同…そして
「よし、そろそろ行っていいぞ」
「待ってました!よし行こうぜ!!」
「カイルに言われたばかりじゃないか…」
「分かってる、焦るな、だろ?」
「とりあえず行きますか」
そうして歩き出した一同は見慣れた洞窟をくぐり抜け、いつもは進まない街道を直進し、中央ライム平原へと足を踏み入れた
―――――「中央ライム平原」そこは旅人の道から北上したところにあり、平原の名の通り終始穏やかな道のりが続いている、街道の途中には遺跡群があり昔は街だっであろう痕跡が見える…魔物は広い平原を飛び回れる用にか、翼竜種が多いのが特徴である、さらに北上すればアガーテに言われた北方分岐路へと通じ、西側に行けば禁足地へ続いてると言われている…
「―――ここからはあたしたちも未探索ね、カイルは来たことある?」
「遺跡群まではいったことあるが…そこからは進んだ事ないな…その先は魔物が少し手ごわくてな…」
「うぇっ!?カイルですら手ごわいなら僕なんて無理だよ!」
「手ごわいって言っても一匹一匹は大したことないんだ、ただ翼竜が多くて飛ばれると少し面倒でな…それで手間取ってると翼竜が増えてさらに面倒に…って感じでな、一人でまともに相手にするのはきついんだ」
「なるほど…今のカイルはともかく、ちょっと前まで遠距離攻撃出来る魔法使えなかったもんね…」
「ここで喋ってても仕方ねぇ、とっとと進んでボオスたちを追い越してやろうぜ」
「また焦ってるよ…慎重に行こう、慎重に…」
「そうそう、慎重に…でもちょっと急いで出発―!!」
そうして歩みを進め無事に遺跡群まで付く、途中は緑ぷにに何回か絡まれたが特に何事もなく
「―――ここがアガーテ姉さんが言ってた遺跡群…」
「…気配は感じないな…レントはどうだ?」
「あぁ、魔物の気配は普通にするが、アイツみたいにやばそうなのは今のところ感じないな」
「安心していいんだか、魔物がいることに嘆けばいいのか…」
「あっ…」
「えっ?なになに!?やっぱり気配した!?」
「いや、気配は気配だけど…この感じは…」
そう告げる前にライザたちの目の前に灰色の翼竜…以前、ライザたちが危なげなくも討伐した『ミニワイバーン』がいた
「わわっ!?カイルがこっから先は翼竜が増えるって言ってたけどもう来るなんて」
「よっし、前からどれくらい成長したかの試金石だ…!ライザ撃ち落とせるか?」
「はいはい、あたしにお任せってね―――コーリングスター!!」
以前のライザであればコーリングスターは敵の一か所に向けて複数の魔力弾を投げつけてるだけだったが、飛んでる相手には避けられてしまう…だからサイコロの5の目を連想するかのように弾を飛ばし逃げ道を塞いだうえで確実に当てる…ダメージこそ少なくなるであろうが、怯んで地面に落ちてくれればいい―――そうすれば確実に仲間が仕留めてくれるから
「ナイスライザ!」
地面に落ちてきたミニワイバーンは墜落する前に何とか体勢を立て直すが、素早いカイルの剣戟により、片翼の付け根を切り裂かれる…こうなってしまえばもう飛べない
「よっしゃ、これで終わり!」
ミニワイバーンが最後に見たのはレントの重厚な大剣であった―――
「―――よっし、前みたいに奇襲じゃなく、正面から対応できてるな」
「あぁ、ライザがうまく地面近くに落としてくれたから楽だったよ」
「へへーん、あたしだってただ錬金術の研究だけじゃなくてちゃんと戦えるように考えてるんだから!」
「僕は何もしなかったなぁ…」
「そんなことないぞ、レントの一撃でも仕留めきれなかった時や、他の魔物の乱入の可能性も考えてすぐに追撃できるように構えてたじゃないか」
「あぁ、タオのおかげで俺も心置きなく剣を振れるしな」
「い、いきなり褒めてなんなのさ…」
「おっと、無駄話してたら5匹くらい近づいてくるぞ…」
「なるほど…視野が広い平原で戦闘するとこんな感じに集られるってわけか…」
「翼竜ばっかでみんな足が速いから駆け付けるのも早いんだろうね…」
「一匹一匹相手にするのも時間がかかるな…よっし、オレが囮になるからライザ広範囲にシャイニートレイルを頼む」
「なるべく当てないようにするけど危なくなったら避けてよね―――シャイニートレイル!」
その言葉と共に光の玉がかなり上の方まで飛んでいく…そしてカイルは宣言通り、5匹ほどのミニワイバーンのヘイトを集め、ライザの魔法の真下まで誘導する…
「わっ…よっ…あぶね!流石に5匹の相手はきついなぁ…!よしここら辺でいいだろう―――
その掛け声とともに
結果仲良くみんな一塊に地面に落ちた…あとはもう袋叩きである
「闇夜の帳!」「ブラッドスラスト!」
「―――これもオマケでもっていきなさい!フラム!!」
「え?やっべ、退避ー!!!」
―――――チュドドドドドドオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォン―――――
「―――よっし、これで片付いたわね!」
「おいこのあんぽんたん」
「あんぽんたんっ!?」
「誰がフラム使っていいって言ったよ」
「そうだぞー…危うく巻き込まれるとこだったぜ…」
「いやぁ…いつものノリで…つい?」
「―――まぁ説教は後だ、今の爆発音を聞きつけて魔物が寄ってきそうだ、先に進もう」
「助かった…」
「後でアンペルさんとリラさんにも言って説教な」
「当然だな」「うんうん」
「そ、そんなー…」
そんな情けない悲鳴をライザがあげつつ、一同は北方分岐路へと歩みを進めるのであった
〇カイル・シュナイダー
・魔法が使えるようになったが、先を見据えて雷装のみに節約、前に一度北方分岐路へ行こうとしたが大量の翼竜種に集られた…多勢に無勢が過ぎると以来一人できたことはなかった
〇ライザリン・シュタウト
・魔法の使い方ひとつで色々できることに気が付いた子、自分がキメに行かなくても仲間がいる、理想的なサポーターの動き…それはそうと隙あらばフラム!隙が無くてもフラム!!
〇タオ・モンガルテン
・後衛故に一番視野が広い子、不測の事態に備えて構えていただけで、サボってたわけじゃない
〇レント・マルスリンク
・重い大剣を振り回すことから単純に物理ダメージPT最高の子、味方が作った隙を逃すことなく決めにかかるアタッカーの鏡
〇ボオス・ブルネン
・アガーテの評価に何も言い返せない子、そりゃ、剣を学んでいるとはいえランバー相手の温い対人…魔物相手の実戦で鍛え上げたライザたちの方が上と認識されてもおかしくはない
○ミニワイバーン
・強者だろうが目に着いたらとりあえず襲い掛かって来る魔物―――その対価は自身の命であった
○作者
・戦闘描写ってやっぱり難しいや
お願い、ライザ二次ふえて・・・ふえて・・・
今投稿時間結構手探りで色々な時間でやってますが、実際いつ頃投稿すると読者が見やすいか…よければ回答お願いいたします。
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0時ちょうど
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0~5時くらい
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5~10時くらい
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10~15時くらい
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15~20じくらい
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20~24時くらい
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午前中なら
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午後なら
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深夜時間帯なら(22~26時くらい)