ライザのアトリエ~たった一つの魔法の言葉~   作:自給自足すらできなかった敗北者

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「―――今更何をを迷ってるんだよ。(日間ランキング(透明)に乗るのが)おまえの夢だったんだろう?それが目の前にあるのに、ためらってる時かよ。無我夢中でがむしゃらにつかみとるしかないだろ」






















はい、そろそろ無駄な前書きにもネタが無いです、というわけでわいが失踪する前にライザ二次書いて(懇願


真打は遅れてやって来るもの

―――――一同は先ほど助けることのできた少女、クラウディアを加え、森の奥より途中にあった開けた場所へと帰路に着く…

 

 

 

 

「あー…にしてもバレンツ…さん?はどうやってあんな森の奥へ?」

 

 

「クラウディアでいいよ、レント君―――旅人の道の途中で商隊が休憩に入ったときに少し森に入ったんだけど、魔物に追われるうちに迷っちゃって…」

 

 

「いや…すごいな、魔物に追われてたとはいえ、この森から街道までは結構距離があった気がしたんだが…」

 

 

「ふふ、これでも旅の商人の娘なんだよ?体力には自信があるんだから!」

 

 

「なるほどねぇー…、うちのタオにも見習わせたいことだわ…」

 

 

「う、うるさいな!僕はインドア派なんだよ…」

 

 

―――――そんな他愛もない会話をしつつ開けた場所まで戻ってきたのであった

 

 

 

「ふぅ…やっとここまで戻ってきたぁ…」

 

 

「何だれてんのよ、まだ船着き場までは少しあるわよ、キビキビ歩く!」

 

 

「と、言ってもよライザ、少し歩き詰めでこの後も魔物との戦闘があるかもしれないし、此処なら魔物も来ないだろうし、少し休憩していこうぜ」

 

 

「レントの言う通りだよ、さっき通った時も魔物はここにいなかったしって―――前っ!前!!」

 

 

「!?何でここに魔物が!?」

 

 

―――――そこに居たのは、道中ライザ達が青ぷにと同様に相手をして倒してきたオオイタチと呼ばれる魔物…ではなかった、基本的な外見はオオイタチと同じだが、オオイタチより体の色が黒に近く、鮮やかな青色の縞模様を持つオオイタチの変異種「ブルーフィン」と呼ばれる、この浅い森にあっては規格外の強さを持つ強敵である

 

「ピイィイーー!」

 

「まずい、襲い掛かって来るぞ!戦うしかない!!まずは俺が隙を作る!その間にライザ大技を―――ガッ!?」

 

 

少し、ほんの少しレントが敵から目を離してライザに指示をした瞬間にブルーフィンの突進はレントの横腹へと突き刺さり吹き飛んでいく、幸い大きな木に当たり止まったからこそ重傷は免れたようであるが、すぐに起き上がれないとこを見るに意識が無いか朦朧としているはずである

 

「レントっ!?」

 

悪いことは続くものである、レントが吹き飛んだのを見てタオが慌てて駆け寄ろうとする、それは魔物にとって見せてはいけない格好の隙となった―――結果ブルーフィンの尾っぽの薙ぎ払いがタオの後頭部へ振るわれる、結果タオも地面へと倒れこむ羽目になるのであった…

 

「タオッ!…クラウディアは何とか逃げて…!」

 

 

―――ブルーフィンにとってはもう後は消化試合でしかなかった、一番厄介そうな大男は一番初めに吹き飛ばした、運のいいことに小柄な男の方もついでと言わんばかりに伸せた、残りは戦闘意欲を見せてるものの震えている娘か、その後ろでただ震えてる娘しかいない、故に勝ちは確定したも同然である、しかしながら目の前の存在に油断せず突撃を行うのであった

 

 

「(冒険の最後が…こんなのなんて…っ!)…ごめんっ…!」

 

少女の浅はかな冒険への思いが友達を巻き込んだ事による懺悔か思わず謝罪が口からでる―――目の前に迫った衝撃にライザは固く目を閉じた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――ったく、冒険には置いてかれるし、慌てて追ってみたらいきなりピンチな場面に遭遇とは…ツイてるんだか…何はともあれ間に合ったようだ…!

 

 

 

 

ブルーフィンの突進がライザに当たる間際、鋼色の一閃がブルーフィンの額を切り裂く…!

 

 

「!?っ…カイル…っ!」

 

 

「お待たせライザ!話は後だ!今は目の前の魔物を相手にする…っ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――時間はかなり戻ってライザ達が船着き場に着いた頃まで戻る

 

 

クーケン島の最南端には波が穏やかであり、広い入り江があることから港があり、クーケン島と同じ名を冠するクーケン港は漁から帰ってきた男達とそれを買おうとする主婦、商人たちで賑わっていた

 

そして漁で仕事していた男達の中でも一回り若い男がいた―――光の加減によって薄菫色にも金色にも見える淡い髪色、髪色とは正反対に深い海を思わせるような藍い瞳、身長は170㎝前半程、体は度々よく鍛えてるのか、筋肉質というよりは程よい機能美を感じる、服は海の色を思わせる青色で統一された軽装、唯一腰に佩いている80㎝ほどの武骨な片手剣が異彩を放っている―――彼の名は「カイル・シュナイダー」島の記者ピーター・シュナイダーの息子であり、ジェナの兄でもある。

 

乾季も迫るこの時期、彼は漁の手伝いをすることによって日々の糧を得ていた…

 

「カイル!今日も漁を手伝ってくれてありがとうな!売り上げはまだ分かりそうもないから先に上がってくれ!―――っあ!こいつをピーターに持ってってやんな!」

 

そういうと漁師から投げられた魚を手に取り漁師に感謝を告げるのだった

 

「ありがとう!次の漁の手伝いはしばらくいいんですよね?」

 

 

「あぁ、最近少し魚の様子がおかしくてな…漁場を休ませようって決まったんだ、カイルには悪いが暫くは声を掛けることが無いかもしれん…」

 

 

「まぁ、漁も生き物相手ですし仕方ないですよ…では今日はお先に失礼しまーす!」

 

 

そうしてカイルは村に向かって帰路に着くのであった

 

 

「(それにしても今日はいつものメンバーで集会があったはずだけど、少し漁が長引いちゃったな…今から合流できるかな…?―――ん?あれはアガーテ姉さん?)」

 

 

「―――ん?カイルじゃないか、今日はいつもの悪ガキ4人組と一緒じゃないのか」

 

 

「アガーテ姉さんだってこんなところに居るなんて珍しいじゃないか、それに何か慌ただしいし、何かあったっけ?」

 

 

「あぁ、島へ新しい商人がくるって話があっただろう、それが今日だ」

 

 

「あぁ、クーケンフルーツを商いに来るとか言う…モリッツさん辺りとかは大変そうだなぁ…それはそうとライザ達見なかった?」

 

 

「いや、今日は見なかったな…また、変なこと企んでるんじゃないだろうな…?」

 

 

「いや、オレも知らないですって…今漁から帰ったんですから…」

 

 

「いや、すまない、邪推が過ぎたな…―――ん、もうすぐ時間だから私は対岸へ商人を迎えに行くからな」

 

 

「あぁ、気を付けて行ってらっしゃいアガーテ姉さん」

 

 

 

 

「(それにしてもアガーテ姉さんもライザ達がどこに居るのか知らないのか…あいつが大人しく屋根裏部屋で駄弁ってるとも思えないけど…まぁ、この魚を父さん預けたら、ミオさんに聞いてみるか…)」

 

 

そうしてラーゼン地区へと歩みを進めたカイルはライザの母親であるミオさんと出会う

 

「ミオさーん!こんにちは!ライザ達知りません?」

 

 

「ん?カイルじゃないか、あんたこそライザ達と出会わなかったのかい?あの子ったら農作業も手伝わずに走って出て行ったわよ、てっきりまたあんた達と悪だくみしてると思ったけど…」

 

 

「あはは…今回は関係ないですねぇ…んじゃちょっと探してきます!」

 

 

「ライザに会ったら、お説教は長くなるわよって言っといてね」

 

 

 

 

「(ミオさんも行方を知らない…?ここに来るまで誰も見てないって言うし…まさか島を出た…?いや、ライザ達は舟を持ってないし行けるはずが…まさか!?)」

 

 

そうしてカイルが走りだした先は、ライザ曰く秘密の船着き場であった、そしてそこには普段停泊してるボロ舟が見事に無かったのである

 

「あんのおバカ!対岸に行くときは多少慣れてるオレも一緒に連れてけって言ったじゃないか…!」

 

 

そうしてカイルはクーケン港へとトンボ返りするのだった…

 

 

 

 

 

―――――時間は少し進み、ライザ達がクラウディアを助けた辺り、カイルの姿は対岸の船着き場にあった、ライザ達がここに来たのがばれないよう少しはじっこに舟を止め、騒がしい船着き場を覗く…

 

 

「なんか怒鳴り声が聞こえるな…何か問題があったか…?いや、今はライザ達を探すのが先だ…ってこの足跡、村の人が入らない小妖精の森に続いてる…人数は3人分…ライザ達街道を逸れて森へ入ったのか…?急いで追わなきゃ…」

 

そうしてカイルは森へと走り出した…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――娘が行方不明なんだ!どうにか探し出すことはできないか!?」

「落ち着いてくださいバレンツさん―――」

「落ち着いてなど居られるかっ!」

「いえ、落ち着いてください、バレンツさん、此処で怒鳴っても事態は進展しない、此処は一つこれまで商隊に同行させていただいたお礼に私とリラにお任せ願いませんか?多少の荒事にも慣れておりますので…―――」

 

 

「―――ん?あの少年は…」

 

 

 

 

 

―――…その後姿を一人の女性に見られながら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――時間と場所はカイルが魔物相手に一撃を浴びせたとこまで戻る

 

 

 

 

「!?っ…カイル…っ!」

 

 

「お待たせライザ!話は後だ!今は目の前の魔物を相手にする…っ!」

 

 

「(―――って言ってもこの魔物は…ブルーフィンだと!?普段ここら辺で薬草採取でも見かけない種だぞ…!なんでこんな森の浅いとこまで…!)」

 

 

「(―――っく、レントとタオも…まだ立ち上がるのが厳しいか…一人なら何とか相手をできるがライザに見知らぬ女の子を守りながら相手するにはきついな…!)」

 

 

「(しょうがないっ…!多少のダメージ覚悟で吶喊するか…!)ライザっ!オレが魔物の相手をしてるうちにレントとタオ、そこの女の子を連れて逃げるんだ!何とか食い止める…!」

 

 

「そんな、見捨てるような真似できわけないじゃない!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――倒れてる連中よりは多少腕が立つようだが、味方を守りながらの吶喊は無謀としか言いようがないな」

 

 

「―――えっ?」

 

 

「目をつぶれ!」

 

 

「誰っ!?」

 

 

その声が掛けらると同時、後方より手のひらサイズの小樽が魔物に向かって投げ込まれる…―――そして、魔物の目の前の地面に当たる…コンッ…

 

 

―――刹那、眩い光と衝撃、島では感じたことない音、それが迫っていた魔物を吹き飛ばした―――

 

 

 

 

「―――えっ!?うそ…魔物が…」

 

 

ライザ達が後ろに振り向くとそこには2人、見たことない人がいた―――小樽を投げたであろう男は薄い茶髪にグレーの瞳、額でかき分けられた髪の方の目にはモノクルを付け、学者然とした服を纏っている、目の下に薄く隈が見えるせいか、不健康そうな印象を与える…

 

―――もう一人は白髪に真っ白な瞳の女性、全体的にピッチりとした服を身に纏い、その豊満な体が強調されている、思春期の男が見るには少々過激ですらある、表情のせいもあるが、全体的に病的なまでの白さが精気を感じさせなくなっている…

 

そこにようやく立て直したレントの呟きがライザ一同の心情を代弁していた

 

「―――…あの、強い魔物が…ほんの一瞬で…?」

 

 

「これが、強い?そう思える程度の腕でよくこんな所に入ってきたな…呆れた奴らだ」

 

 

「―――そ、そんなことより!さっきの!ドカンってなったの!!あれなに!?あなたがやったんだよね!一体あれは何!??」

 

 

今までの恐怖はどこへやら、ライザの瞳には先ほどの爆発が焼き付いて離れない、その好奇心が謎の男へと詰め寄る

 

謎の男はライザの押しに多少引きながらも律儀に答える…

 

「あ、あれは錬金術だ―――まぁ簡単なものだがな…」

 

 

「錬金…術…?」

 

 

「アンペル!悠長に話してる場合じゃないだろう、標的をオマケ付きで発見したんだ、船着き場へ戻ろう」

 

 

「分かっている、リラ―――お前たち、話は後だ、まずは森を出るぞ」

 

 

「わ、わかった…こうなったら俺達も船着き場に行くしかないか…」

 

 

一同が船着き場に戻る中、一人、ライザは心に言いようのない感動を覚えていた

 

「(錬金術…!あんな、あんなすごいの…初めて見た…っ!)」

「(何だろう…冒険のことを考えるのと同じくらい…いや、もっとそれよりも今胸がドキドキしてる…っ!)」

 

 

―――――この出会いが後に島の、延いては世界の命運すら左右する出会いになることをこの時はまだ誰も知りえなかった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「(あれ…結局、オレって助けに来たはずが助けられただけで終わった…??)」

 

 

 

 

 




〇カイル・シュナイダー
・4話目にしてようやくセリフがもらえた主人公、サブタイに期待してライザ達の危機に駆け付けたが、お前が真打だとは誰も言ってない
一応アンペルたちが来なくてもなんとか魔物を撃退し危機を救っていたが出番が奪われた

だが、お前の一撃は確かにライザを助けたぞ、誇れ主人公

メタ的な話をすると、ブルーフィン戦闘時、ライザ達のレベルが5と想定されてて、主人公のレベルは15程度としていた、アンペル、リラ達は30程度


〇ライザリン・シュタウト
・ピンチを主人公に助けられ吊り橋効果により惚れてもいい瞬間だったのに、そのあとの錬金術による爆発にすべて持っていかれた、錬金術に出会うにしてもこの爆発が最初だったのが運の尽き、彼女の瞳にはもう爆弾しか映らない、将来悪ガキメンツ全員が頭を抱える事態になることが確定した瞬間である

〇タオ・モンガルテン
・ずっと地面とキスしていた、帰る瞬間まで誰にも介抱されなかった可哀そうな子、前回で主人公力を使いすぎたか?

〇レント・マルスリンク
・少しの油断により初めに脱落したある意味での戦犯、しかし初めての冒険も終わりに近く、油断するのも致し方なし、この敗戦がある決意を抱かせる

〇クラウディア・バレンツ
・今回ずっと後ろで震えていた

〇アンペル・フォルマー
・魔物に対応するのに、戦士であるリラに任せず出しゃばって爆弾を投げたのが運の尽き、今後弟子になるとある少女に頭を抱えることが確定した

〇リラ・ディザイアス
・実は今作どころか原作でもこの時何もしてなかった人、原作でこの後レントがあるお願いをするのだが、どこで強き戦士だと判断したのか謎、そしてあの格好はえっちぃが過ぎるとワイトも思います



お願い、ライザ二次ふえて・・・ふえて・・・(蒸発

今投稿時間結構手探りで色々な時間でやってますが、実際いつ頃投稿すると読者が見やすいか…よければ回答お願いいたします。

  • 0時ちょうど
  • 0~5時くらい
  • 5~10時くらい
  • 10~15時くらい
  • 15~20じくらい
  • 20~24時くらい
  • 午前中なら
  • 午後なら
  • 深夜時間帯なら(22~26時くらい)
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