ライザのアトリエ~たった一つの魔法の言葉~   作:自給自足すらできなかった敗北者

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―――みんながみんなを思いやって生きていければいいのにね





















こんにちは、作者です。
流石にフラムだけってのはあかんな、と道具新調回


閑話―――道具の見直し[前](レシピ11―――躍動シロップ)

―――――クラウディアが仲間になって数日後、一同はアトリエで各々好きなことをしていた…そんな中、ライザが突然声を上げる

 

 

「―――決めたっ!」

 

 

「うおっ、なんだ急に声上げて」

 

 

「何か思いついたのライザ?」

 

 

「最近色々なことがあったじゃない?」

 

 

「あぁ、アトリエが出来てからヤツらと遭遇したり、この前なんて竜だもんな」

 

 

「そうそう、そこで色々思ったのよ」

 

 

「何をさ?」

 

 

「まずは回復アイテムね」

 

 

「施しの軟膏とグラスビーンズのことか?」

 

 

「そうそれ、ボオスたちが倒れてるのを見て、みんなが戦闘中に気絶とかしたら直ぐに起こして、なおかつキズとかを回復できるアイテムがあればいいなって…」

 

 

「確かにな…今ある薬だと、傷は癒せても直ぐに戦線復帰はできねぇ…」

 

 

「それって結構危ないじゃない?それに眠らせてくる魔物とかもいるし」

 

 

「確かに、すぐにカバーできるアイテムがあるのは助かるな」

 

 

「という訳で新しい回復アイテム作るわよっ!」

 

 

そう意気込み、錬金釜へいつもの様に素材を入れていくライザ…苦い根っこ、中和剤・赤、安らぎの花、シャボン草、クーケンフルーツ…

 

 

「…なぁ、オレの記憶が正しければ前半の素材がほぼまんま施しの軟膏なんだが…」

 

 

「出来たー!!」

 

 

「いや、聞けよ…」

 

 

いつもの輝きが放たれ、錬金釜から取り出したのは―――施しの軟膏であった

 

 

「やっぱり施しの軟膏じゃないか!」

 

 

「違うわよ?」

 

 

「いや、どこが違うんだよ…」

 

 

「見た目は確かに同じよ、でもちゃんと気絶回復効果も付けたんだから!―――…たぶん」

 

 

「どうやって使うんだ?」

 

 

「普通に傷に使いたい場合はいつも通り患部に塗るだけだけど…気絶回復効果を得るためには口に含ませてあげてほしいの」

 

 

「食べるのか?」

 

 

「まぁ、簡単に言ったらそうね」

 

 

「(なんか嫌な予感がするな…)ちょっとレント、試しに舐めてみてくれ」

 

 

「?―――俺でいいのか?てっきりこういうのはいつもカイルが面白さで飛びつくと思ったんだがな…じゃあ、ちょい失礼して」

 

 

そう言うとレントは新しく作った施しの軟膏を指に掬い、それを口に含ませる…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――…カハッ…」

 

 

 

 

 

 

急に顔色を青くしたと思った次の瞬間、咳とともに床へ崩れ落ち、ビクンビクンと痙攣している

 

 

 

「―――レ、レント―!!」

 

 

「あわわわわ…いったい何をどうしたのさライザっ!?」」

 

 

「レント君大丈夫!?―――き、気絶してるみたい…」

 

 

「あれぇー?おかしいわねぇ…」

 

 

「気絶回復が気絶薬になってるじゃないか!―――おい、レント!しっかりしろ!!」

 

 

そうカイルがレントの頬を叩くがまるで起きる気配がしない

 

 

「うーん、おかしいわねぇ…そうだっ!もう一回口に入れたら起きると思うんだ!」

 

 

そう言ってライザは再レントの口へ施しの軟膏(やばい薬)を流し込む

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぐっはぁっ!?!!????」

 

 

 

 

 

 

結果的に起こすことに成功したが、飛び跳ねるように起きたレントは藻掻きのた打ち回っている

 

 

「レ、レントー!!」

 

 

「ほらやっぱり起きたじゃない」

 

 

「レント君、何かできることはない?」

 

 

「み…」

 

 

「み?」

 

 

 

「水を…」

 

 

そう呟き再び崩れ落ちたレントであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いったぁっ!」

 

 

―――鈍い音とともに水を飲んでようやく一息ついたレントのゲンコツがライザに落ちる

 

 

「なんてもん食わせてくれたんだ!―――ったく…」

 

 

「なんでよー…結果的に気絶回復にはなったでしょ?」

 

 

「ちなみにレント、どんな味だったんだ?」

 

 

「―――苦い」

 

 

「えっ?」

 

 

「ひたすら苦い、苦くて苦くてひたすら苦い」

 

 

「そ、そんなに凄かったの?」

 

 

「まさか味覚の刺激だけで気絶するとは…くそ、ようやくリラさん相手にも気絶しなくなってきたのに…」

 

 

「一応参考までに聞くが、どうして気絶回復効果でこんな結果になったんだ?」

 

 

「だって、何かしらの刺激が無いと気絶なんて起きれないでしょ?―――だから苦くしてみたんだけど…」

 

 

「気絶回復効果って言葉でごまかしやがって…完全に気付け薬の類じゃねーか…」

 

 

「なるほど…」

 

 

「でもこれで、回復アイテムの問題は解決ね!」

 

 

「解決なわけねーだろっ!封印だ封印、こんなもの普段使いの時に間違って口に入ってみろ、戦闘不能がもう一人出るぞ」

 

 

「実際に気絶した人の言うことは説得力あるね…」

 

 

「えー?もったいないし何とか使えない?」

 

 

「―――…そんなに使いたきゃ、使わせてやるよ…今な」

 

 

そうレントが立ち上がり例の薬(施しの軟膏)を手に取りライザに近づく…

 

 

「あ…いやー…その…あたしは遠慮したいかなー…なんて…ダメ?」

 

 

「ダメ」

 

 

そうしてアトリエにライザの絶叫が響き渡ったのである

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――そうして再び落ち着いた一同

 

 

「―――ひどい目にあったわ!」

 

 

「立ち直りはえ―なおい…、お前が作ったもんだろうがよ」

 

 

「それにしても、必ずしも刺激を伴わないと気絶って起きれんのか?」

 

 

「だって、戦闘不能クラスの気絶よ…そんなのよっぽど強い刺激…あっ」

 

 

「あっ、なんだあっ、って」

 

 

「いやぁ…別に苦みにこだわらなくてもよかったかなー…なんて」

 

 

「というと?」

 

 

「錬金術で、他の刺激…それこそ甘さとかおいしさの特性を引き出して高めたものならいけるのかなー…って」

 

 

「錬金術については分からないな…」

 

 

「よっし、とりあえず作ってみますか!」

 

 

そうして取り出したのはハチミツ、銀のハチの巣、七色葡萄、パルマの実…

 

 

「見事に甘い物ばっかだな…」

 

 

「まぁ、みてて…!」

 

 

そしていつもの様に錬金釜へ入れ光を放つ…

 

 

「出来たー!」

 

 

そうライザが取り出したのは黄金色に輝く液体…ぱっと見はハチミツに見えなくもないが、ソレよりなお黄色い透明度ある液体である、甘い香りを放ちある程度離れてても食欲をそそる…

 

 

「これは…?」

 

 

「うん、『躍動シロップ』って名付けるわ!飛び上がるほど美味しいはずよ!―――…たぶん」

 

 

「…それでこれどうやって試すんだ?」

 

 

「そんなの気絶した人に…」

 

 

そこから言葉は続かなかった、ただ全員でまだ少し残っている例の薬(施しの軟膏)に視線が集まる

 

 

「「「「「…」」」」」

 

 

「わ、私がいく…よ?」

 

 

「クラウディアにそんなことさせるわけ行かないじゃない!―――ほら、男ども度胸見せる時よ」

 

 

「お、臆病で有名な僕に振らないで欲しいかな!?」

 

 

「俺ももうやだぞ」

 

 

「―――…一度舐めた奴にもう一回やらせるのも酷か…」

 

 

そうしてカイルは覚悟を決め施しの軟膏(気絶薬)を手に取る

 

 

 

 

 

「南無三ッ!!!」

 

 

 

 

この日、アトリエでは三人の戦闘不能(気絶者)を出す異常事態になったとか…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――カイルが気絶した後

 

 

「おーい、カイル―…」

 

 

ライザがちゃんと気絶してるかと頬をつつく

 

 

「うん!ちゃんと気絶してるわね!」

 

 

「誇るなよ…そんな苦悶の表情を浮かべたカイルなんて初めて見たぞ…」

 

 

「早くその躍動シロップとか言うの試してあげなよ」

 

 

「分かってるわよ…―――ほら、カイル…あーん」

 

 

そうしてライザが躍動シロップをカイルの口に突っ込む…すると

 

 

 

 

 

 

 

 

「あっまーーーーーーーい!うまい!!!!」

 

 

カイルは飛び上がるように起きたかと思うとそう叫んだ

 

 

「わっ…びっくりした」

 

 

「お、起きたな」

 

 

「うん、流石天才錬金術士のあたしね!」

 

 

「それで味はどうだったのさ」

 

 

「…いや、凄い甘いんだけど美味いな…しかもなんか魔法的効果もあるのか、多分これある程度の回復薬としても使えるぞ」

 

 

「そんなに凄いんだ…ちょっと舐めさせてもらってもいい?」

 

 

「うん、カイルで安全も確認できたし、ちょっとみんなで味見してみよっか」

 

 

―――こうしてライザたちは新たな回復アイテムを手に入れたのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――ちなみに、後ほどアトリエに帰って来たアンペルに目ざとく躍動シロップを見つけられ、全部食べられてしまい、もう一回作る羽目になったのは完全な蛇足である

 




〇カイル・シュナイダー
・危険を予測して回避するも結局自分から背負った子―――おねんねからのライザの頬つんつん、そしてあーんまでして貰ったんだから役得だろ?喜べよ

〇ライザリン・シュタウト
・気絶してるレントに対してその原因をもう一度与える鬼畜の所業―――因果応報、自分に帰って来た

〇タオ・モンガルテン
・なんとか騒動に巻き込まれなかった子

〇レント・マルスリンク
・今回の犠牲者一号

〇クラウディア・バレンツ
・実は自分から初めに名乗りを上げることにより、ダチョ○倶楽部よろしく回避するという高等テクニック、うまく難を逃れた

〇アンペル・フォルマー
・甘党錬金術士、あまいものを目にすると性格が変わる

○作者
・モチベーション維持のため、拙いですが絵を描きましたのでよかったら見て行ってやってください
レシピ1―――爆粉うに
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お願い、ライザ二次ふえて・・・ふえて・・・

今投稿時間結構手探りで色々な時間でやってますが、実際いつ頃投稿すると読者が見やすいか…よければ回答お願いいたします。

  • 0時ちょうど
  • 0~5時くらい
  • 5~10時くらい
  • 10~15時くらい
  • 15~20じくらい
  • 20~24時くらい
  • 午前中なら
  • 午後なら
  • 深夜時間帯なら(22~26時くらい)
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