ライザのアトリエ~たった一つの魔法の言葉~   作:自給自足すらできなかった敗北者

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死(失踪)は全く怖くない。一番恐れるのはこの(ライザ界隈が盛り上がらない事への)怒りがやがて風化してしまわないかということだ。

























名言に困ったらとりあえずクラピカを出しとけってばっちゃがそう言っていた
とういうわけでライザ二次盛り上がって(懇願


葛藤と決意

アンペルによって魔物が吹き飛ばされた後、一同は森の開けた場所から南下をし、船着き場に向かっていた…

 

 

そんな中、前を行く二人がふと足を止めた

 

 

「―――ここにも、この花が咲いているのか…」「あぁ、ありがたいな」

 

そう言って二人が見上げた先には、人の背丈のおよそ2、3倍はありそうな大きな花がある、見た目はスズランとかに近しいが、花から不思議な光を放っていた

 

その様子が気になり、思わずライザが問う

 

 

「この花がどうかしたんですか?やけに大きいけど…」

 

 

「―――ん?ああ、こいつは、魔物が嫌がる香りを出すんだ、花の周囲に居れば比較的安全というわけだ」

 

 

「つまり、ここなら気軽に休憩できる…というわけだ、今後あちこち出掛けるなら覚えといて損はないぞ」

 

 

「おいおいライザ…オレが対岸の話をしたときに「魔払いの花」の話をしたじゃないか…」

 

 

「え?そうだっけ…?ま、まぁカイルの話は覚えていた…よ?」

 

 

「目が泳ぎまくってるじゃないか…まぁ、いいが、今回は忘れないでくれよ…」

 

 

「ふむ、にしても少年、カイルといったか、この花の正式名称を知っているとは、旅に慣れてるのかい?」

 

 

「あ、いえ…オレは普段漁のお手伝いで小舟を持っており、漁が手伝えなかったり、人手が足りてるときはこの辺の薬草採取とかで小銭を稼ぐ、対岸用の便利屋みたいなことをしてるんです」

 

 

「なるほどな、だからそいつらの中では多少戦い慣れているのか、剣の筋も悪くない」

 

 

「あ、ありがとうございます、うちの親は割かし放任主義で、あいつらと違ってこっちまで来るのを許可してくれたんです、いつかみんなで冒険しようって約束をして、そのための事前演習というか…」

 

 

「ふむ、勉強熱心なことはいいことだ、何事も学べるときに学んだ方がいいぞ若人」

 

 

 

 

 

 

―――――そんな会話がありつつも、アンペルとリラに護衛されながら、船着き場まで無事に戻ってきた一同は商人を迎えに来ていたアガーテ姉さんに当然の如くお叱りを受けていた

 

 

「―――まったく!お前たち悪ガキ4人組は…!どこまで人様に迷惑を掛けたら気が済むんだ…!!」

 

 

「いや、アガーテ姉さん今回オレはライザ達を諫めに―――」

 

 

「言い訳無用!―――全く…無事でよかった…」

 

 

「「「「ご、ごめんなさい…」」」」

 

 

そんな叱られているライザ達に一つの影が割り込む…ライザ達が助けたクラウディアであった

 

「ラ、ライザたちを怒らないであげてください…4人が来てくれなかったら、私は魔物に…」

 

 

「そうだな、私たちは駆け付けるのが今二歩程遅かった、探索を頼まれておきながら、不甲斐ない話だ―――申し訳ないバレンツ嬢」

 

 

「で、でも、すごく強い魔物から私たち全員を助けてくれたのもお二人ですよ?」

 

 

「あのままカイルとか言う少年に任せても何とかなったかもしれないが、時間が惜しかったから、今回ばかりは出しゃばらせてもらっただけだよお嬢さん」

 

 

「そう、そうなんだよ、アガーテ姉さん!ドカーン!ってすごかったんだから!!」

 

 

「お前は少しは姿勢だけでも懲りろ…全く…」

 

 

そんな会話の中、一人の男の声が仲裁に入る、線は細いながらも年月を重ねた大人の気配を醸し出す、金髪に青い瞳、きっちりと着こなした服装は歴戦の商人であることをうかがわせる…

 

「まぁ、よいではありませんか、アガーテさん、結果としては全て上手くいったのですから」

 

 

「お父さん…」「ルベルトさん…しかし…」

 

 

そう、かの人こそクラウディアの父である「ルベルト・バレンツ」氏でこの島へと商いに来た商人である

 

 

「改めて、アンペルさんとリラさん…それにライザ君、レント君、タオ君、カイル君…だったかな?―――このじゃじゃ馬娘を助けてくれてありがとう、時折ふらりと商隊を離れる悪い癖があってね…」

 

 

「ごめんなさい…お父さん…」

 

 

「なに、構いやしない、ここまで馬車に乗せてもらったお返しでもありますし、私たちから言い出したことだ」

 

 

「あぁ、探索と救助の報酬も、別途で受け取っているしな」

 

 

「あなたたちにも村に用事が?」

 

 

「私たちはクリント王国の遺跡を調査をしていてね、この辺りではクーケン島が有名だと聞いてたんだが…」

 

 

「確かにクーケン島にはその手の遺跡があちこちに残っているな…村の中にもある」

 

 

「ふむ…噂通り…か、しばらく調査の為に滞在させてもらえると助かるんだが」

 

 

「無理なら、この近辺で野宿するだけだ」

 

 

「いや、うちの村の大事な客人を助けてくれたんだ、粗略に扱うつもりはない、それなりのもてなしをしよう」

 

 

「そうか…ありがたい、野宿に慣れているとはいえ、やはりベットで寝れるに越したことはないしな…」

 

 

大人たちがそんな会話をしてる中、少年少女は少し焦れるのであった

 

 

「大人の話って、なんでこういちいち回りくどいんだろうね、もっとこう、ズバッっとすれば早いのに」

 

 

「旅先でもみんなこんな感じだよライザ「世間体」って言うんだって」

 

 

「ライザ、お前は後で説教追加だ―――ミオさん同伴でな」

 

 

「うえっ!?そ、そんなー…」「あぁ、ミオさんで思い出した、ライザ、ミオさんからの伝言で今日の説教は長くなるから覚悟しておけよだってさ」

「今そんな情報要らなかった…っ!」

 

 

「ははは!さっそくお友達ができたようでよかった、短い間かもしれないが、娘と仲良くしてやってくれ」

 

 

「は、はぁ…こ、こちらこそ…?」

 

 

 

 

「それでは皆さん、村へご案内します、アンペルさんたちも、ご同行ください」

 

 

 

 

 

 

 

―――――そうして短いながらも濃い冒険を終えた商人、少年少女一同はクーケン港へと帰還するのであった

そうして港へと着いた一同は、盛大な歓迎を受けるのであった

 

 

「ようこそ!ラーゼンボーデン村へ!私が村の世話役を務めるモリッツ・ブルネンです!」

 

「分からないこと、困ったことがあればなんなりとこのモリッツにご相談を、ハッハッハ!!」

 

 

「よろしく、モリッツさん、お互いにいい商売ができるよう取り計らっていただきたい」

 

 

「えぇ!えぇ!このモリッツにお任せを!我が村の「クーケンフルーツ」を商いたいとのことですが?」

 

 

「えぇ…現在、市場に出回っているものが中央、延いては首都でも好評でして」

 

「ここでは「クーケンフルーツ」と呼んでいるのですか、中央では「リュコの実」と呼ばれております」

 

 

「なんせ、このクーケン島独自の作物ですからな!リュコの実も商品名としては悪くない、雅な響きですが―――にしても中央…首都アスラ・アム・バートですか…まさかそんなことになっていたとは」

 

「私たちが食べる分のあまりを行商に売っただけだったのですが…商売は何が当たるかわからないものですなぁ…」

 

 

「私は、そのクーケンフルーツを流通させるルート作りにやってきたのです、しばらくの間、ご厄介になります」

 

 

「ええ、どうです、私が提案した結果、この商機到来!―――お互いに力を尽くし、良い結果に繋げましょうぞ!」

 

「歓迎の宴を準備してあります、どうぞこちらへ―――私がご案内いたしましょう、なんせ宴の会場は、我が屋敷の庭ですからな!!」

 

 

 

 

「―――ねぇライザ、あのお父さんと話している、声の大きな人が村長さん?」

 

 

「村長さん、ではないけど…うーん…村の顔役…的な?モリッツって人」

 

 

「人のいるところに口も手も出してくるやたらエラそーなおじさんだよ」

 

 

「村長じゃないのに、偉そう…もしかしてお金持ちなの?」

 

 

「お金もだけど、どっちかというとお水持ち…かな、島の高台にお屋敷があって、その敷地に水源があんの―――こんな田舎の島だと水を持ってる人が一番偉いんだよ」

 

 

「田舎だなんて…―――すごくキレイな島だよ」

 

 

「そ、そう?ありがと、ルベルトさんに言われたからじゃ、ないけど…―――これからよろしくね、クラウディア!」

 

 

「うん!こちらこそ、ライザ!」

 

 

 

 

「―――女の子の方は順調に仲良くなってるみたいだな、レントとタオも混ざってくれば?」

 

 

「いや、さすがにあそこに割って入るほど無粋じゃねーよ…」

 

 

「うん、僕もそう思うよ」

 

 

―――――そうしてクラウディアと別れたライザ一同は各々の家へ帰路に着くのだった

 

 

「やれやれ、クラウディアも歓迎の宴にご出席か」

 

 

「そりゃそうだよ、主賓の娘さんなんだから」

 

 

「そういえば取材がてら、父さんも宴を覗いてくるとか言ってたな…」

 

 

「また会う約束はしたんだから、いいじゃない―――それともレントは一目惚れでもした?」

 

 

「なっ!?ば、馬鹿言ってんじゃねーよ…―――それはそうと、俺たちがひどい目にあった、新しい友達ができた、初めての冒険の収支はトントンってとこかな?」

 

 

「ううん、黒字だよ、大黒字!」

 

 

「え?な、なに?そんなにクラウディアと友達になれたのが嬉しかったの?」

 

 

「まぁ、この島じゃ俺らくらいの年の女の子、ほとんどいないしな、一番近いのでカイルの妹のジェナか?それでも6つは歳離れてるしな」

 

 

「もちろん!でも、それもすごく大きいけど―――」

 

 

そんな会話をしているさなか、ライザ達に近づく二人の男の顔を見て、会話を止めてしまう

 

 

「―――よぉ、ライザと漁師もどきとその他オマケども」

 

 

「げっ、ボ、ボオス…!」「誰がオマケだ…誰が」「漁師もどきって…」

 

 

そう声を掛けたのは青みがかった銀髪に、紫色の瞳、勝気そうな顔と態度からは傲慢さを感じさせる少年「ボオス・ブルネン」先ほど港で出迎えていたモリッツ・ブルネンの一人息子である

またそれに付き従うように一人の少年が佇む、茶髪に薄青の瞳、ライザ達を小ばかにするその表情は嘲笑をたたえていた、彼は「ランバー・ドルン」ボオスの付き人である

 

 

「フン、島を出た途端魔物にやられて、そこの漁師もどきと流れ者に助けられるような恥さらしが、一人前に反論か?」

 

 

「なっ!?なんでそれを」

 

 

「護り手たちがみんな、船着き場でぼやいてたんだよ!身の程知らずの馬鹿ガキどもがいい迷惑だってな!」

 

 

「っ…!」「くっ…」「…」

 

 

「痛い目見ても、まだそんな反抗的な態度か…―――反省もしてなさそうだな、ライザ?」

 

「いい加減、分を弁えてコソコソ道の端でも歩くよう心掛けるんだな」

 

 

「ほら、そこをどけよ、ボオスさんはこれから歓迎の宴に出席するんだ!」

 

 

「フンッ…」

 

 

そう吐き捨ててボオスは高台へと歩みを進めるのであった

 

 

「へっ、大人しくしてりゃいいのに、態々島を出たりするから村中に恥を晒すことになるんだよ―――ってボオスさん待ってください…!」

 

 

「ライザ…」「突っ立ってねぇで、帰ろうぜ…今日はもう解散だな」

 

 

「うん…今日はありがとう2人とも…カイルも助けてくれてありがとうね…それじゃ、また明日…」

 

 

そうして一同は解散し、各々の家へと帰るのであった

 

 

 

 

―――――次の日の朝方、ライザの家の屋根裏部屋

 

ライザは顔を少し曇らせながら、思わず呟くのであった

 

 

「恥さらし、身の程知らず、いい迷惑、か…―――島の外に出るって、そんなに悪い事なのかな…そりゃあ、今のあたしは、なんてことないあたしだけど…」

 

「―――まず最初の一歩を踏み出さなきゃ、どんな遠くにもいけないと思うんだけどな…はぁ…」

 

 

「―――ライザはそのままのライザでいいと思うよ、島の連中は外に出ることを怖がっている、だが、誰かが違った風を島へと入れないと腐ってしまう」

 

 

「っ!??ううぇ!?カイル!?いつからそこに…っ!」

 

 

「ん?「恥さらし~」って呟いてたところからかな」

「最初っからじゃないもう!―――あれ?レントとタオは?」

 

 

「ライザ―!レントとタオが来てるわよー!」

 

 

「噂をすればってやつかな」

 

 

「お邪魔しまーっす」「いつもすいません!ミオさん、今日も綺麗っすね!!」「あらやだ、レントったら、こんなおばさんを褒めたとこでお菓子しかあげないわよ」「あざーっす!」

 

 

そうして慌ただしくカイルに続きタオとレント二人も屋根裏部屋に入って来るのだった

 

 

「ライザ!ニュースを持ってきたよ!!」

 

 

「ニュース…?」

 

 

「なんだ、まだしょげていたのか、ボオスの言ったことなんか忘れちまえって」

 

 

「そうだよ、それよりライザが喜ぶと思ってさ、ニュースだよ、いいニュース!」

 

 

「なによー?古い本がーってのはどうでもいいわよ」

 

 

「ほんとに落ち込んでるのな…カイル慰めなかったのか?」「いや、オレも今来たとこなのよ」

 

 

「違う違う、そういう僕の大ニュースじゃなくて、あの二人…アンペルさんとリラさんだよ!」

 

 

「あの二人が旧市街に家を借りたんだとさ、場所聞いてきたから、一緒に行ってみようぜ!」

 

 

「錬金…術?とか言ったっけ?興味あるんでしょ?」

 

 

「錬金術…うん…うん!―――何グズグズしてんの3人とも!行くわよ!!」

 

 

「全く…元気になったと思ったらすぐこれだ…」

 

 

「あぁ、助かったよ二人とも…慰めの言葉はなんというか…苦手だ」

 

 

「ま、部屋でぼけっとしてるよりはいいだろ、俺たちもいくか」

 

 

 

こうして少年少女らは自身の目的の為、アンペル、リラの貸家へと突撃するのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――第一幕「向こう」への予感  完

 

 

 

 




〇カイル・シュナイダー
・慰めの言葉が下手な主人公、レントとタオが持ってきた情報にライザが元気になってよかったと心より思っている―――――それはそうとしおらしいライザもいいなとか少し邪推してた
ボオスとはちょっと特殊な関係があるようだが…?

〇ライザリン・シュタウト
・気分は落ち込んでたけど、新しい情報に、よくよく考えたら新しい友達も出来てウッキウキに、挫折から立ち直りが早い主人公の鏡

〇タオ・モンガルテン
・ボオスとランバーに一番虐められてる子

〇レント・マルスリンク
・タオとともにライザを元気づけるため、事前に情報を持ってきた友達の鏡、とりあえず下手な慰めの言葉を掛けるどこぞの主人公とは格が違う

〇クラウディア・バレンツ
・同年代の現地お友達ができてウッキウキ

〇アンペル・フォルマー
・なんか近い将来頭痛のタネになりそうな弟子が突撃してきそうな悪寒がしてる

〇リラ・ディザイアス
・両腕を組んで胸を強調する様は卑怯だとワイトも思います

〇モリッツ・ブルネン
・初見であまりの悪人顔にこいつ黒幕では?とそう作者は安易に思った すまんな

〇ボオス・ブルネン
・ライザ達とは浅からぬ関係があるようだが…?基本言葉が刺々しいツンデレの子、主人公にはライザ達と違った少し特殊な関係があるようだが…?

〇ランバー・ドルン
・The 三下・DQN・取り巻きの代名詞

〇古老
・本作にはセリフどころか存在も匂わせられなかったラーゼンボーデン村の村長


〇作者
・今まで王都王都って言ってきたけど、よくよく見なおしたら首都だったと気づく無能―――やめたら二次創作?



お願い、ライザ二次ふえて・・・ふえて・・・(玉砕

今投稿時間結構手探りで色々な時間でやってますが、実際いつ頃投稿すると読者が見やすいか…よければ回答お願いいたします。

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  • 0~5時くらい
  • 5~10時くらい
  • 10~15時くらい
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  • 午前中なら
  • 午後なら
  • 深夜時間帯なら(22~26時くらい)
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