今日は、学校行事の遠足だった。
クラス内で、生徒が班を作り、
3~5人の班を作って、行動していく。
東雲彰人、小岩井よつば、星川真凛の
3人で班を作って、遠足に出かけるのだった。
「はぁ…何で俺が、よつばと一緒なんだ…」
「文句あるのか?彰人?」
「あーなんで、こんな、うるせー奴と一緒じゃねーと、
いけねーか、理解出来ねー
まぁ、真凛がいるのが、救いだけどな」
「よつばは、彰人と一緒がいい。
真凛、よろしくな」
「クラスメイトだけど、
あんまり、話したこと無いな…小岩井さんとは…」
「真凛は、歌や芸能活動で忙しいからな」
「後で、サインくれ」
「このタイミングでねだるのかよ…」
こうして、3人の遠足が始まった。
遠足は、各班によって、異なる。
彰人、よつば、真凛の班は、
東京都内にある、動物園である。
最初は、クマを観に行った。
「おーっ、クマだ、彰人、みてーだな」
「どこがだ?」
「いつも、こえー顔だから」
「そりゃ、ご満悦で、何よりですな」
「真凛、よつばのことは、よつばって呼んでいいぞ?」
「それじゃあ…よつばちゃん」
「なんだ?」
「よつばちゃんと彰人くんは、仲良しなんだね」
「別に仲良くねーし、よつばのペースに
振り回されて、俺の体は、いつも、疲れているけどな」
「例えば?」
「この前なんかな、おにぎりやたい焼き、
食わされた」
「はぁ…」
「腹がヤバくなった」
「そう…まぁ…いいじゃん。
彰人も、何だかんだと言って、嫌じゃねーだろ?」
「まぁ…よつばといると…その…」
「よつばのこと、好きだろ?」
「別に好きじゃねぇ!」
と、彰人が異様にムキになった。
次は、うさぎと触れ合った。
「カワイイな…」
「見ていて、フワフワさを感じる」
「なんじゃ、そりゃ…」
「おい、彰人!真凛!撫でろ!うさぎを!」
「へいへい…」
「あぁ」
彰人と真凛が、立て続けに、
一匹のうさぎを撫でるのだった。
お昼過ぎになり、動物園から出た後、
近くのファストフード店で、昼ご飯を食べた。
「よつばは、ラッキーセットにするぞ」
「お前は、お子様か?
15歳の子が買うような商品じゃねーぞ?」
「彰人!バカ!ばーか!
よつばは、それが食べたいの!」
「そーですか、そーですか」
「僕はナゲットとフライドポテトにするよ」
「じゃあ、俺はホットドッグで」
3人共、頼んだ商品が、見事にバラバラだった。
「おーっ!パンダの、ぬいぐるみだ!」
ラッキーセットの中身は、
小さないパンダのぬいぐるみだった。
どういう訳か、よつばは彰人に、
それをあげようとした。
「彰人にあげる」
「いらねー、てか、欲しかったんじゃねーのか?」
「同じの持っている」
「じゃあ、驚くなよ…」
「まぁまぁ…食べようか」
なお、このパンダの小さなぬいぐるみは、
よつばが持つことになった。