元気娘の青春   作:アッシュクフォルダー

20 / 35
第二十話 よつばと義父

彰人は、一応、恋人である、よつばから、

色々と質問してみるのだった。

 

「そーいえば、よつばって、何人家族だ?」

 

「よつばは、とーちゃんに拾われて、

とーちゃんに、育てられたんだぞ!」

 

「その、とーちゃんって、何の職業だ?」

 

「外国語の翻訳をしている」

 

曰く、よつばのとーちゃん、小岩井葉介は、

アフリカの様々な言葉を、日本語に翻訳している為、

仕事柄か、ほとんど、一年中、家にいる様だ。

 

「よつばのとーちゃん、って、翻訳家だったんだな…」

 

「南の島で、とーちゃんに拾われて、

5歳の時から、10年間、ここで育った」

 

「まぁ、よつばは、今、15歳だから、そりゃ、そっか」

 

「よつばのとーちゃんが、彰人に会いたがっているぞ!」

 

「なんで、俺が人様のお父さんに会わないといけない」

 

「とーちゃんに、よく言われるんだ。

彰人は、よつばのことを、いつも、思っていて、

やんだや、じゃんぼみたいだなと」

 

「やんだ…?じゃんぼ…?」

 

「よつばと、よく遊んでいた人」

 

「ふーん」

 

「特に、彰人は、やんだと似ている!」

 

「その、やんだって、誰なんだ?」

 

「えーとね…」

 

よつば曰く、やんだは、10年前に出会っており、

よく、よつばの遊び相手をしていた様だ。

今は、窓際族として、会社員らしい。

 

「俺は、そいつと似ているのか?」

 

「雰囲気が!」

 

「そっか」

 

(昔馴染みと重なっているから、よつばは、俺に勝手に懐くと…)

 

と、彰人は感じるのだった。

 

「おい、彰人、今日は暇か?」

 

「よつば、オメー程、俺は暇じゃねー」

 

「何かあるのか?」

 

「冬弥と歌の活動しねーといけねーから、

オメーと、いちいち、遊んでいる暇はねーよ」

 

「そっかー」

 

その後、何があったのか、彰人とよつばは、

たたいてかぶってじゃんけんぽん、をした。

 

「じゃんけんぽん!」

 

ドン!

 

「じゃんけんぽん!」

 

ドン!

 

と、彰人が立て続けに勝って、よつばを、

丸めたノートで叩いた。

 

「おい、次、パー出せ、パー!」

 

「おーっ、わかったぜ…?」

 

しかし、彰人が嘘をついて、グーを出した。

 

「ずるいぞ!彰人!」

 

「おめーのような、おこちゃまと違って、

大人は、ずるくて、ウソツキなんです~?」

 

「彰人、大嫌い!でも、好き。よつばと遊んでくれるから」

 

「はぁ…その気持ち、ある意味、尊敬できるわ」

 

 

小岩井家にて

 

小岩井葉介が、よつばに晩ごはんは、何が良いと聞き出す。

 

「よつば、ばんごはん、何がいい?」

 

「パンケーキと、にんじんスープ!

彰人の好きな食べ物と、嫌いな食べ物!」

 

「そんなの、取り扱っていません」

 

「じゃあ、美味しい食べ物。フツーに」

 

「それじゃあ、ハヤシライス」

 

「まぁ、ちょうど、ハヤシライスの元が、

あるから、それにするか」

 

今日の晩御飯は、ハヤシライスでした。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。