元気娘の青春   作:アッシュクフォルダー

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第二十一話 教えて!遥ちゃん先生!

都立 神山高校の全日制の一年生でテストが行われていた。

 

1年C組には、成績不振の4人組が、ブルブルと震えていた。

 

成績表 1年C組は27人いる。

 

22位 星川 真凛

23位 平田 直志

 

25位 小岩井 よつば

26位 東雲 彰人

 

と、いう順だった。学年でも、ワースト10に入っていた。

 

いよいよ、3学期の初頭に開かれる、学年末テスト。

 

冬休みに、勉強が出来るかどうか、思うと、絶望的だった。

 

A組の白石杏の方も、成績が悪かったようであり、

冬弥とこはねに、テスト対策の為、活動が出来ず、しごかれている。

 

ちなみに、杏は、4人の為に、特別に家庭教師を派遣するらしいが…?

 

彰人、よつば、真凛、直志の4人は、宮益坂に来ていた。

どうやら、そこで、特別家庭教師と待ち合わせをしているが…?

 

「おい、誰も来ないぞ?」

 

「白石の奴が、俺らの為に、

テスト対策の為に、家庭教師を派遣するって…ぶっ飛んでいる!」

 

「あぁ、にしても、誰なんだ?

少なくとも、知っている人らしいが…?」

 

「あぁ、顔と名前なら、知っている人って…見当もつかない!」

 

すると、声がした。

 

「みんな、お待たせ」

 

と、そこには、宮益坂女子の桐谷遥が、4人の前に現れた。

 

巻いている、ハチマキには、(必勝勝利)と書かれており、

瞳は、異常にメラメラと燃えていた。

そして、表情も、アイドルというよりは、スパルタコーチだった。

 

「杏から聞いたよ。4人共、成績が悪いみたいだね」

 

「ということは…コイツが、俺らの…」

 

「専属家庭教師!?」

 

「どういうことだね」

 

「マジかよ…白石から聞いてはいたけど…アイツとはな…」

 

「でも、国民的アイドルが、俺らの家庭教師って、

ある意味、成績良くなりそう…」

 

「よつばと真凛が、一日だけ、マネージメントした、アイドルだ!」

 

「マジかよ…」

 

「4人共、一切の妥協と、甘えは許さないから、覚悟してね?」

 

と、遥が4人に言いだす。

 

「わかりました」

 

「よつば!頑張る!」

 

「よーし!やってやる!」

 

最後に彰人が…

 

「わ、わかりました…」

 

「声が小さい」

 

と、遥にダメ出しされる。

 

「わかりましたっ!」

 

 

そして、やって来たのは、桐谷家の空き部屋だった。

 

そして、遥は、ここぞとばかりに、4人に説教をした。

彰人以外の3人は、正座をしていた。

 

「ここなら、問題ないね、杏から聞いたよ。

みんな、普段から、ロクに勉強をしていない上、

テストで大変な目に遭っていると。

杏からの頼みだからね、それに、私も、

しばらく、オフだからね」

 

「ヤバ…国民的アイドルに、しごかれる…」

 

「しごかれるなら、しごくだけ、しごいて!」

 

と、直志が身も蓋も無いような事を言いだす。

 

「そこ、言い訳したら、課題を増やすからね!」

 

「わかった。課題、全部、こなしてやる!」

 

「うわっ、直志。なんか、気持ちワリィ…」

 

「もし、私に歯向かったり、逆らったら…杏に言いつけるからね?」

 

「俺の人生が終わった…」

 

何がともあれ、テスト勉強会が始まった。

 

白石杏が無理して派遣した、専属の家庭教師、桐谷遥が、

4人をしごいてくれるようだ。

 

神山高校の全日制の偏差値は48、

宮益坂女子学園高等部の偏差値は59である。

 

「えっと…真凛くんと直志くん、よつばちゃんは、

3人共、数学だけ赤点。後はギリギリといったところか、

でも、彰人くんは英語以外、全て赤点か…」

 

と、杏からの情報を言いだすのだった。

 

「それじゃあ…まずは、杏からの情報を頼りに、

高校一年生の数学を、やっていくから」

 

「はい…」

 

やり方は、塾のような感じで、遥が先生の如く、説明して、

授業のような感じで、受けていく様だ。

 

真凛は、遥から教わる、数学を真面目に受けているが、

テストで、その結果は、いつも、全く出せていないらしい。

 

アイドルから、勉強を教わるとは、

ある意味、至福の時だった。と、よつばと直志は思った。

 

(白石の親友が家庭教師、それも、画面の向こう側の、

トップアイドルって、ヤバすぎる…完全に…)

 

と、彰人は思った。

 

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