今日は鳳家主催のクリスマスパーティーだった。
司会の人が…
「それでは、今宵は楽しみましょう!メリークリスマース!」
祝杯を挙げた。乾杯をした。
今日のえむの格好は、一着のドレスだった。
鳳家の令嬢に相応しく、落ち着いた雰囲気が出ていた。
なお、寧々とよつばは神山高校の制服姿。
夢葉、陽菜は、宮益坂女子学園の制服姿である。
「今日のあたしは、オトナだよ~?」
「はいはい…」
えむがいつもより、オトナっぽい為か、
と、寧々が言いだす。
「すげーオトナだー!」
と、よつばが関心した。
「今日は聖なる今宵!天の使徒が、わらわを祝福する時!」
「夢葉は、相変わらずだな…」
「こんなに、煌びやかな場所は初めてだ。
たぶん、一生に一度だけだな…」
と、陽菜が言いだす。
「よつばちゃーん!」
と、えむがよつばに抱き着く。
「えむから、フワーッって香りがする!お嬢様…!」
と、よつばの心臓が何気にドキドキしていた。
えむに抱き着かれて、頬をスリスリされていた。
「えむは、財閥の令嬢だけどね…」
と、寧々がツッコむ。
「ねぇねぇ、寧々ちゃん!一緒に踊ろう!」
「えっ?」
「ペアでダンスするの!」
「えっ…・ええええええっ!?」
寧々とえむが、一緒に踊り出した。
ペアの社交ダンスを踊った。
寧々が不慣れであるにも対して、えむは慣れたステップで、
寧々をリードした。
「つ、疲れた…」
「あっ、あっちに、バイキングがあるから、
一緒に食べよう!」
えむとよつばは特に、
好き嫌いが無く、バランスの良い位のメニューになったが、
後の三人は…野菜や果物やパンに偏っていた。
夕食を取った後…
「あたし、寧々ちゃんと夜景を見ながら、カンパーイがしたい!」
「はぁ…わかったから…」
と、三人は、どうしようと思った。
「陽菜!夢葉!よつば達も、のぞきに行くぞ!」
「あっ、うん」
「気になる…!」
三人がこっそりに覗きに来ると…!
「寧々ちゃん、あたしね、寧々ちゃんのこと、
出会った時から、大好きだったんだ!
それでね、オトナになったら、ケッコンするの!
だから、4年後まで…20歳になるまで、コイビトのままで、
いてくれると、嬉しいな…」
「わ、わたしも!えむのこと…その好きだから…!」
「あたしも!」
「相思相愛だ!」
と、夢葉とよつばが言いだす。
「あー!夜景デートで二人っきりだったのに~!
でも、みんなで観るのも良いかも…!」
と、えむが、いつもより、穏やかで大人しめの、
すました表情をしていた。
「いつまでも、続いたらいいね」
「この時間、この時が、いつまでも、続きますように…」
と、陽菜が言いだすのだった。
「とっても、わんだほーい!な、クリスマスだね!」
「うん!」
「あぁ!」
「うん」
「おう!」
5人の友情は、きっと永遠だ。