遂に新年になり、今日はお正月である。
そんな、小岩井よつばの今日の服装は、振り袖姿である。
「おーい!あきとー!なおしー!」
「おう。よつば。あけおめ」
「あけましておめでとう。よつばちゃん。
振り袖姿、似合っているね」
「よつばの気持ちがわかるのか?」
「う、うん…」
「よつばをおだてても、何もでねーぞ?」
「あきとー!よつばをからかっているのか?」
「さぁな?」
と、彰人とよつばの口喧嘩は絶えなかった。
だが、よつばはある事に気が付く。
「真凛がいないぞ!」
「真凛の奴、風邪で寝込んでいて…」
「そっか…よつば、心配だぞ!お見舞いに行くぞ!」
「待て待て、真凛は孤児院だから、難しいだろ?」
「お、おう…」
三人は早速、おみくじを引いた。
「俺は中吉」
「俺は凶!?」
「直志。マジでついてないな…!」
「おい!よつばは大吉だぞ!」
「へいへい、そりゃ、めでたいな」
三人は参拝を済ませた後、お店がどこも閉まっている為、解散した。
小岩井家。
「とーちゃん!よつばの振り袖姿だぞ!」
「お、似合っているな。見返り美人!」
「そっかーよつばも美人になったのかー」
「あれから、15年か…すっかり、成長したな。よつば」
「よつば、成長しているのか?
よーし!やんだやジャンボにお披露目だー!」
「あっ、じゃあ、久々に行くか」
と、義父とよつばは、そのまま、義父が運転する車で、
やんだの所へ…
「おい!やんだ!あけおめ!よつばの振り袖姿だ!見ろ!」
「はいはい、似合ってる、似合ってる」
やんだは、10年経った今でも、同じ会社で働いている。
「よつば、高校生になってなー彼氏が出来た!
やんだみて―な奴」
「俺みたいな奴?」
「彰人って言ってなー」
よつばは、やんだに対して、東雲彰人について言及した。
「よつばにお似合いだな。彰人って奴」
「よつばのケッコン相手だ!」
「マジかよ…俺、今年で34だけど、未だにケッコンなんてしてねーし…」
よつばは、振り袖姿で、ジャンボのところへ…
「あけおめ!ジャンボ!」
「よつばちゃん?久しぶりだな!」
「よつば、おとなのいろけがついたか?」
「ついていると思う」
と、ジャンボは10年経っても、花屋さんをしている。
「あっ、小岩井さん。お正月の花、どうする?
よつばちゃんを久々に見れたから、お代はいいよ?」
「じゃあ、少しだけ…」
お正月の花を手に入れた、義父はよつばを連れて、東京へと帰った。
そして、義父は、よつばを見て、こう感じた。
(やっぱり、よつばは、10年経っても、よつばはよつばだな…)
と、小岩井葉介はそう感じた。