元気娘の青春   作:アッシュクフォルダー

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第三十二話 よつばとバレンタイン

2月14日。今日はバレンタインデー。

 

なお、よつばは彰人と真凛と直志にチョコレートをあげていた。

 

真凛と直志は、喜んでいた。

 

「ありがとう。よつばちゃん」

 

「俺、女の子からチョコレートを貰ったの、マジで初めて…」

 

「だって、よつばと、いつも、仲良くしてくれるから!

後、あきとにも!」

 

「おう、ありがと」

 

「よつばの手作りだ!惚れろ!」

 

「はぁ?お前みたいな、お子様に、俺が惚れるか?」

 

「じゃあ、彰人は誰が好き?」

 

「別に興味ねぇし」

 

「じゃあ、よつばと付き合え!」

 

「何で、俺がよつばと付き合わないといけねぇ?」

 

「よつばは、あきとが好きだから」

 

「よつばちゃん、本当に彰人くんのことが好きだね」

 

「おう!遊んでくれるから!すげー楽しいし、幸せ!」

 

「んな、ストレートに言う女子が、いるか?」

 

「でも、よつばちゃんの魅力だよ?」

 

「俺も、よつばちゃんに会えなかったら…」

 

「あっ、直志はチョコレート貰ったか?」

 

「陽菜ちゃんから?貰ったけど…何て言うか…

板チョコを4つも押し付けられた」

 

と、大正チョコレートと書かれた、4種類のチョコレートを、

直志が持っていた。

 

「マジかよ…」

 

「作ろうと思っていたけど、時間が無かったので、これで、と」

 

「陽菜の気持ちが伝わって来るぞ?」

 

「そうだと良いけどね…」

 

「あっ、よつば!えむ達と遊ぶ約束していた!」

 

と、放課後、よつばと寧々は、

夢葉とえむと陽菜に出会った。

 

鳳家にて…

 

「それじゃあ、みんな…ハッピーバレンタイン!」

 

「ハ、ハッピーバレンタイン…」

 

と、テーブルにはチョコレートのスイーツが沢山、

皿に盛りつけられていていた。

 

「陽菜は直志にチョコレートをあげたみたいだな」

 

「あぁ。直志も喜んでいた。

この日に、チョコレートをあげたら良いらしい」

 

「板チョコ、4枚も買って、どうするのって聞かれたら、

バレンタインのプレゼントとして、渡すって言っていたよ?」

 

と、寧々が言いだす。

 

「チョコレートを渡すらしい。好きな人に対して」

 

これが、花海陽菜がバレンタインデーに対する認識らしい。

 

「陽菜は、他にも買ってしまって、

それで、他にチョコレートのスイーツを作る羽目になった…」

 

「でもでも!すっごく、楽しかったよ!」

 

夢葉は、あの時から、相変わらず、落ち込んでいた。

 

「渡したいな…これ」

 

「真二にか?」

 

「うん」

 

「じゃあ、一緒に行くぞ!神山高校!今、夜だけど、

よつばが夢葉のボディーガードになる!」

 

「ありがとう…じゃあ、お願い…」

 

午後、8時15分、神山高校の夜間定時制が終わる頃だった。

夢葉は必死に、真二に対して、手を振った。

 

「俺に対する、バレンタイン?」

 

「うん。だって、好きだもん。真二くんの事」

 

「受け取るよ」

 

「ありがとう…真二くん」

 

「おい、夢葉!夜道は危ないぞ!よつばが送ってやる!」

 

「うん。わかった…」

 

よつばは、その後、夢葉を家まで送り届けるのだった。

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