よつばは、家を出て、石を集めに河川敷へと向かった。
よつば自身は上機嫌だった。
「今日は晴れだ。暖かい気候だ」
そんな、2月下旬のお話。
「よーし!今日も石を拾いに河川敷に行くぞー!」
と、一直線に向かった。
「どんな石が拾えるかな…」
と、よつばの前に、石を拾っている少女を見つける。
見た所、よつばと同い年の女の子が二人いる。
よつばは迷わず、そこの達に声をかけた。
「お嬢ちゃん。石を集めているのか?」
「えっ?」
「?」
と、二人の女の子は、首を傾げていた。
「よつばも、石を集めているぞ?」
「えっ?じ、じゃあ…仲間?」
「よつばの仲間なのか?」
「おもしれーな」
「あっ、た、高松燈…」
「らーな。要楽奈」
「よつばは、小岩井よつばだ!よろしくな!」
と、ほぼ赤の他人である女の子達と速攻で仲良くなった。
「よつばちゃん?」
「そーだぞ?」
「私と一緒に石を探してくれませんか?」
「もちろんだ!」
「仲間が増えた」
「嬉しいな」
「うん」
燈はどこかで満足していた。
よつばが、走ったら、なんとこけてしまう!
「痛いっ!」
「あっ、絆創膏があるよ?」
「おー助かるぞ!ペンギンか!」
と、よつばはペンギン柄の絆創膏に興味津々。
「ペンギンが好きなの?」
「よつばはペンギンが好きだ!」
「じ、じゃあ…オウサマペンギンとか、コウテイペンギンとか!
アデリーペンギンとか、イワトビペンギンは?」
「全部好きだぞ!」
結局のところ、燈のペンギン絆創膏を一つは使ったが、
残りの三つは、よつばが所持する事になった。
せっかく、仲良くなれたので、街探検する事になった。
コインランドリーを三人は見ていた。
「グルグル回っている…」
「おもしれー」
「目が回りそうだなー」
三人は楽奈がよく行く、廃墟ビルの一角へ…
そこは、野良猫が集う、パラダイスである。
「ねこ」
「ねこ」
「ねこ」
「うん…みんな、自由で生き生きしている」
「よつばも生きているぞ!」
「うん。私なんかと比べたら、ずっと、よつばちゃんの方が立派」
「そうか?」
「よつばちゃんは、私の希望。
私の何かを照らしてくれた、太陽みたいな存在」
「よつばは太陽なのか?」
「うん」
「よつば。おもしれー女」
「よつばは、おもしれーぞ?」
「そーだぜ?」
「よつばはなー燈ちゃんと楽奈ちゃんと、
一緒にいて―」
「私も一緒にいたい。ずっと傍にいたい」
「らーなはなーよつばがいるだけで、おもしれーぞ?」
「そうなのか?」
「らーなが保証する」
小岩井よつば、高松燈、要楽奈、考えている事は、
ほぼ一緒の模様。
そんな三人は、野良猫たちと交流するのだった。