予防接種に行ったハズなのになんでVtuberになってるの?? ~地味女子JKは変態猫や先輩V達にセンシティブにイジられるそうです~   作:ビーサイド・D・アンビシャス

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第19話 お絵描きオフコラボ開始ぃ!(拉致から始まる絵師Vオフコラボ⁉)

【明星ステラ】

 絵師系Vtuberにして、ヘブンズライブに所属するVtuberのガワを手掛けたヘブンズライブのママ。

 

 それがなんで……私の目の前に⁉

 

『戸惑うのも無理はないわ……二次元のキャラが目の前にいるんだもの……。

でも聞いて妖精の世界がピンチなのよ、あなたの助けが必要なのよ……』

 

 これって……っ! 

 瞬間、脳裏に駆け巡る、日曜の朝を楽しみにしていた幼少の記憶! 

 

 でも……っ、私は苦虫を嚙み潰したように顔を背ける。

 

「だ、だめですステラさん! 

世界の危機如きでそんな簡単に助けを求めちゃいけないんですよ⁉ 

弱みを見せたらだめなんですよ! 

でないとすぐエッチなバイト紹介されるんですよ! 

ずっと仲良くしてた親戚からも縁切られるんですよぉ!」

 

『言葉に宿った実感がすごぉい‼ え、魔法少女スカウトをそんな理由で断るの? 世界の危機なのよ? けっこうヤバいのよ?』 

 

「そんなの現実、どうでもいいんですよぉ‼ 皆、目の前の自分の危機で手いっぱいなんですよ! 世界の危機如きで人は動かないんですよぉ!」

 

『生々しい! すっごい生々しいわレヴィアちゃん!』

 

 うぅうううう……っ! 

 魔法……少女ぉ……かわいい……ドレスぅう(´;ω;`)

 メテオで家が潰れてから味わった辛酸が、あの頃のワクワクドキドキを否定した。

 

『まぁ、嘘なんだけども』

「嘘なのぉ⁉」

 

『めちゃショック受けるじゃないレヴィアちゃん。さては貴女ワクドキしてたな?』

「そっ……そんなこと、ないもぉん」

 

『まぁ、何はともあれ。困ってるのは本当なのよ。

ステラ、最近良い絵が描けなくて……そのためにレヴィアちゃんに手伝ってもらいたいのよ。本当、情けないことだけど』

 

 あっ、と私は息を呑む。

 遠い星空の彼方を見やるステラ先輩の横顔は……幼女の見た目からは程遠い憂いに満ちていた。

 

 その顔を見ていたら、なんだか……なんとかしたいと思ってしまう。

 だって私も、辛くなったその時――――誰かに助けてもらいたかったから。

 

「わ、私で良ければ……お、お手伝い、します」

『ほんと? ありがと! じゃあお腹吸わせて?』

 

 え?

 

 と言う間もなく、幼女が私のお腹に顔を埋めた。

 途端、吐息とかその他諸々で生暖かくなるお腹。

 

『はぁああああああああああああああああああああああああああああんお腹柔らかぃのぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉおおンッぷにっぷに肉付きとしゅべしゅべお肌たまんなぁあああああああああああああああああああああああぢゅぢゅぢゅぢゅぢゅぢゅぢゅぢゅぢゅぢゅっっほぉおおおおおおおおおお!!!!!!!』

 

「きゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ⁉⁉⁉⁉⁉」

 

 わぁ~~~~私ってほんとにこんな漫画みたいな悲鳴出るんだなぁ~~~~~?

 場違いな感慨を覚えながら、私は白金色の髪を鷲掴みして引き剝がしにかかった。

 

「ヤダァ‼ エイ〇アンヤダァアアア‼ お腹喰い破られるぅぅぅぅうううう‼‼」

『ぢゅぅううううううううううううううううううううう』

「イヤァァァァァァァァァァーーーーーーー!!!!!」

 

 私のお腹を堪能したステラ先輩は、うっとりと目を潤ませて、熱っぽい恍惚としたため息をついた。 

 

『ハァン……堪能したぁびゃ。これで堕天使の肉感が描けぁびゃ』

「あびゃあびゃ言いながらよだれ垂らさないでくださいよぉ‼‼ ぅううう……私の気持ち返せぇ……っ!」

 

『さて、時間も来たところだし、そろそろ現実《リアル》起床しておきなさい』

「時間⁉ 何の時間ですかもう!」

 

 キッと睨み上げたら、意味深に細められた眼差しとぶつかる。

 

『そんなの――――拉致《オフ》コラボの時間に決まってるじゃない』

 

 ぐにゃり、と視界が歪んだ。

 幼女も、星空も遠ざかっていく。

 そして目を開けたら…………

 

 

 

「コメットの皆さん、こんステラ~。

 明星ステラのお絵描き配信、始めて行くわよ~」

 

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 配信画面を映したPCには、既に星の妖精と堕天使のライブ2Dが映っていた。

 PCの明かりが見覚えのない部屋…………沢山のイラストで埋め尽くされた部屋を照らす。

 

「今日描くのはぁ、【宵月レヴィア】ちゃんのエチチなイラスト♡ ご本人にデッサン人ぎょ……ポーズ取ってもらって描いていくわぁ~」

 

 思い……出した……っ‼

 体が震える。

 

 寝ぼけて忘れていた記憶がよみがえる。

 私帰り道で……ステラ先輩の切り抜き見てて……そしたら後ろから……()()()()()()()()()()

 

 今隣にいる――――裸パーカーのお姉さんに‼

 

「それじゃあレヴィアちゃん、ステラのアトリエに来た感想を一言!」 

「タスケテェえええええええええええええええーーーーーーーーーー!!!!!」

 

『堕天使ちゃんをステラのアトリエにご招待だよぉ♡/恒例のお絵描きオフコラボ【明星ステラ/宵月レヴィア】』……開始。




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