予防接種に行ったハズなのになんでVtuberになってるの?? ~地味女子JKは変態猫や先輩V達にセンシティブにイジられるそうです~ 作:ビーサイド・D・アンビシャス
「お待たせ〜、ねぇみんな聞いてぇ? さっきレヴィアちゃんのお腹ちゅうちゅうさせてもらったのぉ! お肌まっしろでふにふにで奥の方しっかり筋肉あって美味しかったぁ〜〜〜! あーでも脇腹の方が少しプニってた〜〜〜♡」
「やめてよぉーーーーー!!! ちょっと気にしてたのにぃ‼︎ ばがぁ! ママのバカぁぁぁぁ〜〜〜〜」
[ コメント ]
・ほんとお腹好きねぇ
・ちゅうちゅうできてよかったねぇ
・お腹の肉事情を暴露されたぞぉおおお!
・薄い本が厚くなるぞぉぉおおおお!!
・復唱せよ! レヴィアたんの脇腹はぷにってる!
・レヴィアたんの脇腹はぷにってるぅ!
・パパ的には痩せすぎじゃないかって心配してたから……良かった
眷属《パパ》だ!
おっとりしたコメット達に紛れて眷属《パパ》しっかりいるぅ!
私の腹肉事情把握されてるぅぅぅぅえええええーーーーん!!!!
「あはぁーーーーー♡ いいよぉレヴィアちゃん良いよぉその表情ぉ!
泣いちゃってるのぉ? 恥ずかしいのぉ?
ぷよぷよお腹バラされて恥ずかしのぉ??」
「ぷっ、ぷよぷよしてない! 太ってなんか! ないもぉん!」
「じゃーーーーめくってみせてぇ?
ママに、自分から、お腹見せてみなぁ〜〜? ママ描いてあげるから。
しっかり描いてあげるから……みんなに太ってないこと証明しよ?」
「ぅっ……ふぐっ、ふぐぐぐ……わ、わかったぁ」
わかんないもぉ恥ずかしすぎて訳わかんなぃぃぃ……。
でも、太ってるって思われるのはイヤだぁ……みんなに、眷属に嫌われるぅうう。
私は膝立ちになって、スカートからはみ出たブラウスの裾を自分からめくった。
ぬくぬく温まってたお腹が冷え込んだ外気にさらされて、寒くて震える。
「これで……いいの?」
「ッアーーーーーーー!!!! 良いぃぃぃぃ‼︎ その涙に潤んだ上目遣い良いよぉう‼︎止まってぇ⁉︎ 貴女も時も止まってぇ⁉︎」
[コメント]
・凄まじい勢いで描き込まれていく⁉︎
・ラフ画なのにもうお腹のぷに肉感が伝わってくるぅ⁉︎
・天才じゃったか
・つーかこれ実質スカートたくし上げ
・エチチチチッフワァ
・エチチ昇天していくぅ!
・テンション高いねぇ今日のステラ様
・よっぽど良いデッサン人ぎょ……モデルなんだねぇ
・ふむ、泣き顔羞恥とは……堕天使やるねぇ
・コメットの方々の歴戦感ハンパねぇwwww
・キャスパー:僕としては「これで……良いの?」って言ったレヴィアたんの、この慣れてない感というか無知ックスに通じる声音がほんとに454545
・おい歴戦の戦士に混じってシコってる猫いんぞ!
「おっ、キャス坊来たか! あんたが推す理由分かるよ、こいつぁ中々良いエチチが出来そうよ! オレも腕が鳴るってぇもんだぁ!」
「キャスパー帰れ見んなどっか行けぇ! ていうかステラ先輩! 口調! 一人称! 素に戻ってますよ⁉︎」
「ん? 別に平気さぁ。
てん、てん、てん、とリズミカルに頭が真っ白になって。
「 じゃあ私何のためにお腹吸われたんですかぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーー⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎ 」
コメント
・吸われた⁉︎(ガタッ)
・お腹を⁉︎(ヌギッ)
・ごめん腹は分かんねぇわ
・キャスパー:おまいら猫の腹吸うやん。それをレヴィアたんのぽんぽんでやるんやで? 勃つだろ?あ?
・猫の圧力がすごぉい
・お腹をぽんぽんと呼ぶところにこだわりを感じる
・つまり堕天使はキスマークで真っ赤なぽんぽんを、涙目恥じらいでたくし上げ……
・やめて眷属のエチチ耐久度はもう0よ!
「乗ってるのってるぅ‼ コメも筆も乗りに乗ってるぅ‼ よぅしこの勢いならM字開脚いやさ、V字・Y字開脚もしてもらおうかい!」
…………ぅん?
ブラウスの裾をつまみ上げたまま、私は首を傾げる。
「どしたぁ⁉ ママの言うこと聞けねぇってのかアァン⁉」
「あっ、いや、そうじゃなくて」
首を傾げた理由は、ステラ先輩の変貌っぷりに呆れたとか、もうこの場には変態しかいないとか、そんな分かり切ったことじゃなくて。
ただ単純に――――指示の意味を上手く理解できなかっただけだった。
「あの、M字開脚? ってなんですか? わた、妾よく分かんなくて……ぇ?」
静寂が……訪れた。
絵描きの筆は止まり、コメント欄は三点リーダー(…)の洪水状態が―――続いたのだった。