予防接種に行ったハズなのになんでVtuberになってるの?? ~地味女子JKは変態猫や先輩V達にセンシティブにイジられるそうです~   作:ビーサイド・D・アンビシャス

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第30話 妾っ、立派なメスガキになってみせる!(なんか不穏な視線を感じたけど気のせいだよね)

三波くんが保存してた画像(ピクシプ)とか動画(YUTUBE)で一通りメスガキを見せてもらった。

 

「ねぇ三波くん? なんでこの娘、こんなに大人を下に見てるの? この年じゃ水道代も払えないのになんで大の大人に『ざぁこざぁこ』なんて言えるの? 『わからせたい』ってあるけど、これ因果応報じゃない? 屈服されて当然だよ」

 

「やめろぉおおおーーーーーっ‼ そんな純粋な目で一性癖をマジレスすんなぁあっ‼ つーか姫宮さんの意見が意外すぎる⁉ お主さてはSじゃな?」

 

「えっ、えええSじゃないよ‼ 何言ってんの、三波くん‼ このっ、変態っ‼」

「ほらSじゃん! もぉSじゃん、語るに落ちてんじゃん!」

 

 そんな……ち、ちがうよ。私はいたって普通、SもMも無いよ。

 

 確かにクレア先輩のお尻たくさん叩いたし、伽夜ちゃんにも痙攣するまで抉りくすぐるけどSなんかじゃ……あれ? 

 自分で言ってて、全然そうじゃない気がしてきたよ? 

 

「私は――――S、だった?」

 

「ごめん姫宮さん、俺からは何も言えないよ。クラスメイトの女子の属性なんて断言したくねぇよ。責任なんか持ちたくない」

 

 なっ、なんだろう……いつもと逆な気がする。どうして三波くんが引いてるの? おかしい、おかしいよ……とっ、とにかく! 

 

 メスガキについては分かった‼(現実逃避)。 

 つまりあれだね? 眷属(みんな)に『ざぁこざぁこド変態』って煽りまくれば良いんだね⁉ 

 

 ふんすと私は鼻を鳴らす。

 

『だからレヴィアたんには、自分のやりたいことをやりまくって欲しい!』

 

 三波くん。あなたはそう言ってくれたけれど。

 だからってその気持ちに甘えたくないんだ、私。

 

 ―――――――やるよ、メスガキ。やってみせるよ。

 

 だからこそ……三波くんの耳に狙いを定める。

 手を筒みたいに丸めて、口元に添える。

 そぅっと、バレないように、彼の耳元まで寄って行って……ささやく。

 

「ざぁこざぁこ……ド・変・態♡」

 

 彼がバッと勢いよく振り返る、より前に私はパッと離れる。

 そしてメスガキらしく、口の端を持ち上げて、

 

「こぅいぅ……感じ?」

 

 首を傾げて魅せた。

 

 三波くんは耳を抑えていた。顔が、真っ赤だった。

 

 

[ 早乙女咲良の視点(コメント) ]

 

「は?」

 

 たまたまだった。

 たまたま弁当を作れなくて、たまたま購買に行ったけど売り切れてて、たまたま学外のコンビニに行って、たまたま普段じゃ寄らない場所で食べようと思った。

 

 それだけだった。

 

「は?」

 

 教室のある校舎とは、反対の校舎の裏。

 うちと同じクラスの男女がいた。

 

 三波君と姫宮さんが、二人きりで、肩を並べてご飯を食べてた。

 

「は?」

 

 姫宮さんが三波君に身を寄せた。

 

 すぐにパッと離れたけど……三波君の顔は教室じゃ見たことない、驚いた顔をしていて―――――それ見た瞬間。

 

 

「はぁぁああああああああああああああああああ~~~~~~~~~~~~~?」 

 ぶぢゅううううう‼ と、ストローから牛乳が吹き出す。

 

 

そうして、うち……早乙女咲良(さおとめさくら)は苦労して買ったやきそばパンと牛乳パックを握りつぶした。

 

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