予防接種に行ったハズなのになんでVtuberになってるの?? ~地味女子JKは変態猫や先輩V達にセンシティブにイジられるそうです~ 作:ビーサイド・D・アンビシャス
~~Case3.旭日リエル~~
旭日騎士団。
この
ユチューブの規定や六法全書などのラインをブチ超える巨人《ヘブメン》達を食い止める
秩序と敗北を司る天使メイド『旭日リエル』先輩が8回目の復興を経て、建て直した立派なお城が…………なんということでしょう。
紫の炎を吐きまくる、黒いドラゴンに破壊されてゆきます。
「いあいあ! エ〇ドラふたぐん! いあいあ! エ〇ドラふたぐん!」
萌え袖白衣の邪神ちゃんが赤ちゃんみたいな声で、頭上を旋回するドラゴンを歓迎しております。
煌々と燃える建物に照らされる、ベッド上のリエル先輩。
その何とも言えない表情を、私はおろおろしながら見つめていた。
「ぁ、あのぅ……せ、せんぱ」
「――――レヴィアちゃん、今日は来てくれてありがとぉ~」
「……先輩?」
「配信見てたよ? なにか創りたいんだよね~~~~? 僕の騎士団でも良ければ、ぜひ見ていきなよ~~~頑張って作ったんだ~~~」
「リエル先輩」
「参考になったら嬉しいなぁ~~~……あれ? おかしいな……ここに、ここら辺に本部があったんだけどな……あっれれ~~? おかしいぞぉ~~~~????」
「リエル先輩……(´;ω;`)っ!」
「どーこどっこ♪ どーこどっこ♪ どーこどっこ……前? あれ? うそ……え? ぇ? E? ないよぉ? おうちないよぉ?」
「リエルせんぱぃいいいいいいーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」
発狂するリエル先輩へ走り寄った。
なんで……なんでマイ〇ラってもっとアクションコマンド無いの⁉
こんな四角い体じゃ――――あなたを抱きしめられないヨ……ッ。
[ コメント ]
・逝ったか……
・SAN値ピンチ!SAN値ピンチ!
・いやでもうん――知ってた☆
・ごめん、知ってた
・あれ? おかしいな、このシーンもう切り抜きで見たような気が……
・未来ニキ⁉
・親の顔より見た光景♪
・親の顔もっと見ろ
・落ち着けおまいら。こんな場面、今日が初めてだ
・いあいあ! え〇どらふたぐん! いあいあ! マキナふたぐん!
・あかん手遅れやあいあいあ!
「コメント欄がSAN値ピンチ⁉ ちょっ、侵されてる! 邪神後輩の狂気に侵されてるぅ!」
うぅっ……! やばい、これはやばい。
これ普通に放送事故では⁉
私は「どーこどっこどーこどっこ」と虚ろに歌うリエル先輩を置いて、マキナちゃんにチャットを送る!
[ マイ〇ラ内チャット ]
・レヴィア:ちょっとマキナちゃん⁉
・マキナ:あ、レヴィア先輩お疲れ様ですぅ
・レヴィア:これどういう状況⁉ なんでエ〇ドラがこんなとこにいるの⁉
・マキナ:《(卵、孵しました》》!
・レヴィア:何してくれてんのあんたぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!
エ〇ドラ。
マイ〇ラ内の正式なラスボスにして、本当なら限られたエリアでしか出現しないけども――――卵から産まれたんならかんけーないねぇ~~~~~~‼‼⁉
[ マイ〇ラ内チャット ]
・マキナ:かの竜こそ、この世界における旧支配者の眷属! なればこそ信徒たる
吾輩がかの御子を生誕させるのは必然・当然・大歓声!
・レヴィア:ふざけんんじゃあないよぉおおおおお‼‼
ほら武器持って! 倒すよ!
・マキナ: へ?
・マキナ:うそ うそだよね? 吾輩 卵 だいじに
・レヴィア:だめだよ。ヤルよ。
マキナちゃんには悪いけど、あのエ〇ドラはリエル先輩の騎士団を壊した。
このままじゃ、この世界は壊されてしまう!
「させるものか! 妾のクラフト生活はまだ始まってもないのに!」
何一つ創れてないのに壊されるなんてあんまりだよ!
そう意気込んでいたらディスコから着信がきた。
マキナちゃんからだった。どしたの?
「やぁぁあああああだやだぁ~~~~~~~~~(泣泣泣)‼‼‼‼
吾輩のドラゴンなのぉ~~~~‼ 吾輩がママなんだもぉおおおおおおおおん‼‼‼ やだやだやだぁ‼」
「うるさぁい‼ あなたにバブ味は二千年早いわぁ‼ いいからヤるんだよぉ‼」
オギャる邪神ちゃんに手伝わせながら、堕天使《わたし》はエ〇ドラに躍りかかる。
「うりゃぁあああーーーー‼‼ 尻尾ぶった斬ってやらぁあああああああああ‼‼‼」
[ コメント ]
・創って無くね?
・あれこれモ〇ハン配信?
・炎と破壊がズットモな堕天使マイ〇ラ
・結局、破壊から逃れられぬ運命
・そっの、血の、さぁだめぇ~~~~♪
・レ~~~~~~~ヴぃ~~~~~~♬
解せぬ。