1.43
万刀山を渡るのは私の意志を試し、皮肉を痛めつけるためだと言うのなら
洗髄はまるで私の魂を焼灼しているようだった
しかし上尊が自ら私の護法*をしてくれるのは、予想外だった
1.44
「どうしてですか?」と私が聞いた
「こんなことをして、門派の顔に泥を塗り、世人に軽蔑されるというのに。」
1.45
「微塵門は修道人の選択に口を出したりしない。」
上尊が桃花酥を一口噛んだ
「微塵門に入ったのなら、世間の一切は微……うお、パッサパサすぎだろ。」
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n.34
「どうして微塵門は天賦で弟子を選ばないのですか?」と私が尋ねた
「微塵門は弟子の修為を気にしないからだ。」と彼女が答えた
「なぜですか?一番目という肩書きのために世間の門派は泥沼の争いを繰り広げているのに。」私は理解できなかった。
「で、あの連中の中に飛昇できる人少なくないか?」上尊が桃花酥を一口噛んだ。「武力はせいぜいこの次元内での頂点だ。修仙というのは、個人の世間での悟りを求め、辛酸甘苦を経歴し、理を聞いてからじゃないと仙人にはなれやしない。」
「仙人になるのに武力が全てだったら、剣一つで世界を滅ぼせるあんたの師尊は、とっくの昔に八百回も飛昇してただろう。」
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1.46
あの神剣を手で持ち上げた時、心は焼き尽くされそうになった
神剣は私を主人として認めてくれなかった
1.47
「この剣は鳳凰のものだ。人間を主人として認めるわけがない。」妖王が言った
「遥かに越えた修為で強制的に制圧しない限り不可能だ。だが、たとえそれができていても、いついかなる時も心を貫かれる痛みは不可避だ。」
「もちろん、孤に手助けをすれば、神剣を一時制御できるように妖族の秘法を貸してもよかろう。」
妖王が唇を舐めた。「孤は、そなたの師尊の血を一滴欲する。それだけだ。」
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n.36
師尊が不死鳥であることを聞いて
私は大きく動揺した
「彼が人間じゃなかったことを思いもしなかっただろ?」上尊が私の本音を言い出した
n.37
「ちなみにあんたにしか言わないよ、」上尊の顔はいやらしかった
「鳥類はみんな総排泄腔だ。」
n.38
後ろから枝が折れたような音がした
n.39
「うそ、不死鳥は鳥じゃなくて、ただの総称だけだ。」上尊はボコボコにされた後私に説明した
「彼らは生死道義の化身だ。道紋の形状が鳥に似ているから、不死鳥と呼ばれたわけだ。」
「道義化身なんだから、俗世で使われる肉体もただの殻でしかない。人間との一番大きな違いは……」
「血脈を持たないことだ。」
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1.48
私は師尊の血を手に入れた
上尊が私のために取ってきてくれたのだった
1.49
「本当に大丈夫なんですか?」私はとても不安だった
1.50
上尊が手を振った
「不老不死しか気に留めない、ちっとも成長しない死に損ないが。安心してあやつにやればよい。」
1.51
妖王は満足し
秘法を私に授けた
1.52
神剣を手に入れた
そして心を焼かれる苦しみももう受けなくてもいい
1.53
しかし、彼が私の手にある神剣を見かけた時
表情が固まった
1.54
「玉玉、神剣を俺に渡して。」と彼が言った
「神剣を馴らすのに心を焼かれる痛みを受けなければならない。きみにこんな苦しみを負わせるわけがあるか?」
私は自分が痛みを感じていないと彼に告げた
彼は一瞬止まった
「しかし……あれは附属剣ではなかったか?きみを俺の炉鼎にすることはできない。」
n.35飛ばされた
護法*=危ない修行などの見守り。万が一なにかが起これば助けてくれる人。