師尊今日も悪役だ   作:ピー様

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超正经番外2:游天枢(下) 原作リンク
https://zhuanlan.zhihu.com/p/404576782


超真面目番外2:遊天枢(ユウテンスウ) ④

87.

また鳳闕宮から逃げ出した

 

88.

竜……

斉皇は何を企んでいる?

 

89.

違う!

一体どこからこんなもんを連れてきたんだ?!

 

90.

慌てふためいているところに

誰かにぶつかった

 

91.

嬷嬷(モモ)だった

 

92.

この人は母上の乳母だ

私の成長を小さい頃から見届けていた

彼女がいなければ

斉国がお城を攻め落としたあの日は逃げられなかった

 

93.

「殿下!」彼女が驚きのあまり声を上げた

「どうしてここに?!」

 

94.

「死んでいない……」私は涙を抑え込むことができなかった

「嬷嬷が……」

 

95.

廊下から明かりが近づいて

儀仗隊が遠くから来ていた

「しまった、斉皇のお出ましですわ。どうすればいいでしょう?」

 

96.

嬷嬷の従僕のふりをして彼女の後ろに跪き

頭を深く床に埋めいた

 

97.

儀仗隊が私を通り過ぎた時に止まった

額から冷や汗が滴る

「頭を上げろ!」

斉皇の随侍が言った

 

98.

ここで終わるのか……

 

99.

「何を騒いでいる?」

輿の中からやや低めの声が聞こえた

「早く鳳闕宮へ行きたまえ。」

 

100.

とりあえず嬷嬷の部屋に宿った

嬷嬷はかなり忙しいようだった

夜遅くに帰ってくる日が多かった

 

101.

「斉皇は贅沢が好まないお方で、日常の衣食は清貧のままにし、銀銭を全て兵士と貧民の援助に使い、宮殿内外の事務も直々に処理していました。」

嬷嬷が言った

「現状貴族たちの納得を得られず、災害救援の手助けを自薦した人も何人かしかいなかったので、人手が足りなくて宮人を全部流民の援助に派遣したのです。」

 

102.

私が尋ねた。「彼は聖君ですか?」

 

103.

嬷嬷がため息をつき

答えなかった

 

104.

「で?」

彼女が私に冷笑した

「おいらにお茶をぶっかけておいて、よくも捕まりに来てくれたな?」

 

105.

「殺されるのは同意してもいい。でも斉皇がその竜をどうするつもりかは教えてほしい。」

刃先を首に当てた

「でないと私は今この場で死ぬ。」

 

106.

「いいだろう。」と彼女が言った

「でもその前に、なぜ気が変わったのかは聞いてみたいな。」

「もしかすると…」彼女は顎に手を当てた。「どの道もうすぐ毒発で死ぬから、運命に妥協したじゃないの?」

 

107.

母上は晋皇唯一の妹で

謝家の長男に嫁いだ

謝家は堅苦しく、愚直な忠誠心を誓い、家訓が厳しく

確かにこの世の珍しい善良な輩だった

百姓に親しみ、世人を愛する

惜しいことに政変で一族が滅亡してしまった

 

108.

私は苗字を遊に変えたのだから、天下の皇である

私は世人を愛し、百姓を守りべきである

私にはこの世に母親が子供を失ったり、夫が妻を失ったりすることが想像しにくい

民がお腹いっぱいになれず、強盗殺人窃盗放火が常態になることも

私は神様に祈り求めたが、神様が私に返事をくれなかった

ならば凡人に希望を託そう

この世に私と同じような考えを持ち、私より優れた能力を持ちながら

百姓の安穏のために奔走し、天下の安寧のために奮戦する誰かがいて

私の死ぐらいで彼の地位を固めることができれば

私は喜んで命を捧げる

 

109.

「天下大乱は運命なのか?」

「天下大乱が運命なら、斉皇の地位を固めてあげることが私の反抗だ。天下泰平が運命なら、その運命に従っても不利はあるだろうか?」

「私を変えさせられるのは、ずっと運命ではなく、人だ。」

 

110.

彼女の目はゾックとさせるほど明るくなった。

「人……ハハハハハ、そうだな、この世に死より意義をもつことは多い。」

 

111.

「斉皇はどこだ?私を出して。」と私が言った

 

112.

彼女が私に服を一枚投げてきた

「着替えて。やっぱり白が一番似合うと思うんだ。」と彼女が言った

 

113.

あの竜は斉皇の妻だった

彼女の血が大地にこぼれば、乾いた土は生き返る

彼女が天に向かって長鳴すれば、天から慈雨が降り出す

彼女の鱗が落ちれば、地に鉱脈がたくさん生成される

当然ながら、その代償は死である

 

114.

斉皇は彼女を愛しているが、民をその上に愛している

彼女は斉皇を愛しているから、斉皇のために自ら命を捧げた

 

115.

「彼女自身は天下のために犠牲になるのが嫌がっていたが、その対象が彼女の恋人となると、恋人のために喜んで動いた。」

「人はわがままな時があるが、無私な時もある。」と彼女が言った

 

116.

「というと、貴方本当の旧友は……」と聞いた

「竜骨は凡人の手に入ればまずい。」と彼女が言った。「彼女に借りがあったから、彼女の遺体を拾ってあげるのは骨折りのなんでもないんだ。」

 

117.

「微塵門の門規は踏み入れない、聞かない、手を出さないことだ。」

「この世に我道という道がある。すなわち我は我であり、今世だけが我である。今世の随意な段階で偏差が起きれば、我は今の我にはならなかった。」と彼女が言った

「私はそれに納得しない。道端で小娘が泣いていたら飴をあげたいし、物乞いの子供を見たら生活条件を整えてあげたい。大切な人が死んだら、私は地獄に降りてその人を引っ張り出す。生まれ変わったって、記憶を失ったって、私にとっては、あれは私と貴重な交差点があった人であることは永遠と変わらない。世間の変化で自分の考えを変えないが、あの人たちのために違う行動を取る。」

「私はこれを人道と呼ぶ。すなわち人が一切を勝る、理や世界を含めて。」

「お前には天賦があると思っている。」と彼女が私に言った。「修真の人は神になることを望み、理を探索し、長生を追求する。しかし人道にとっては、心の中の秤は人それぞれで、世間の凡事に手を出した瞬間から、もはや飛昇の機会を失くし、寿命も大きく影響を受けてしまう。」

「私の膝下に伝承者はまだいない。お前がよければ、私の嫡伝大弟子になる。この一生は仙人になることはあり得ないが、生々世々の輪廻中で人になれる。」

 

118.

「師匠、弟子の拝礼をお受けください。」

「良い。」彼女は嬉しそうだった。「私を師匠と呼んだのなら、つまらない礼儀などは特に気にしない。私の名前を覚えておけばいい──心不離(シンフリ)だ。」

 

119.

あの日の竜と斉皇の続きはもう覚えていない

ただ聞く話によると、斉皇が斉国を整然に管理し、十年間は結婚せず、宗家内から跡継ぎを選んだあと、自分の一生を草草終わらせたそうだ

 




遊天枢は「大弟子」でした

主に運命に関する思想のぶつかりあい、そして上尊の理念がメインなので、私にとっては分かりにくくて正直微妙ですね。翻訳もちょっと苦しかった…でも好きじゃないからって飛ばすのは良くないから頑張りました!

よく読めば、大弟子があの祭壇を開いた傀儡皇帝かなと。

ちなみに本編でも大弟子は服が白一択ですね。

でも大弟子が死んでいないのはなぜだろう

次、最後の番外です
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