くぐもった声がする。
何かを舐め合うような音がする。
発生源は二人の男女――北郷一刀と坂柳華琳だった。
唇が密着しあい、幾度となく舌が重なり合う。
両の手は互いの身体を這い回る。
有体に言うならば、2人は性交に及ぼうとしていた。現在はその前段階である。
一体どれだけそうしていたのか。汗が伝った身体は艶めかしさを増していた。
『…………ぷはっ』
互いの唇が同時に離れ、透明な橋が架かった。
荒い呼吸のまま、再度唇が相手を求めて動き出した。さりとて、向かう先は唇ではなかった。
お前は俺のモノだ。――あなたは私のモノよ。
そう言いかねんばかりに――額、頬、胸、腹部と――余すことなく相手の身体を貪っていく。
やがて昂りは最高潮へと達し――。
♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢
やっちまった、と俺は自分自身の節操のなさに内心で呆れていた。……いや、まあ、相手が望むなら誰彼問わず抱くと決めた以上、ヤったことに後悔はない。
しかし……だ。
俺はチラリと視線を移す。ベッドの上には2人の少女が全裸で仲良く眠っていた。部屋の主である華琳と、ヤってる最中に彼女を訪ねてきた有栖である。
カーテンを開けると、窓から見える景色は十分に明るい。まだ日中なのだから当然だ。
休日の今日、前触れもなく朝早くから呼び出されて華琳の部屋を訪れた俺は、欲求不満が限界を超えた彼女に襲われた次第である。
基本的には、如何に食指が動いても相手が望まないなら我慢が出来るのが華琳だ。……が、それにも限度があるということだ。向こうにいた頃は、夏侯姉妹や猫耳軍師のように、華琳が望みさえすればいつでもヤれる相手がいたのも大きいだろう。
しかし、こちらに来たことによりあらゆる前提条件が覆った。
環境が違う。
側近がいない。
立場もない。
そういった諸々もあって抑え込めていた性欲も、時間の経過と共に現代に適応することで顔を出してきたに違いない。なにせこの学校、美人やら可愛い娘やら、性欲を刺激される相手には事欠かないからな。身近なところには有栖、鈴音、桔梗とタイプの違う美少女も揃っているので尚更だろう。
そんな折に、俺が桔梗を抱いてしまった。それが華琳の我慢にヒビを入れ、ここに来てとうとう限界に到達したらしい。相手に俺を選んだのは、華琳のなけなしの理性の賜物だろう。
俺とて向こうにいた頃は多種多様な相手とヤったのだ。桔梗には悪いが、据え膳を出されて食わぬほど男が廃ってはいない。まして華琳ほどの相手となれば喜んでいただくとも。伊達に種馬と呼ばれてはいないのだ。……喜ばしい呼称じゃないけど。
そんなわけで両者の思惑が一致した結果、俺と華琳は激しくまぐわっていたのだが、そこに顔を出したのが有栖である。……鍵は掛けていたのだが、合鍵を持つ有栖相手には何の意味も持たなかったと言うことだ。
そこで止めておけばよかったものを、気分が昂っていた俺と華琳はアイコンタクトで意思疎通を果たした。流石にこんな光景は想定外とあってか、呆然とする有栖を華琳が言葉巧みに誘導。言質を引き出したのをこれ幸いに、そのまま彼女も美味しくいただいてしまった、という流れである。……彼女の身体のこともあって本番はしていないが、口を始めとして十分に堪能させてもらった。非常に気持ち良かったです。
途中からは有栖もノリノリになっていたが、場の空気に酔ってしまっただけとも言える。果たして起きた時にはどうなることか。
「ん……んん……」
などと思っている間にも有栖は目を覚ましてしまった。
はてさて、一体何と言われるか。
「…………鬼畜ですね」
「グフ……ッ!」
起きた有栖はキョロキョロと辺りを見回し、次いで自分の状態を確認し、先刻までのことを思い出したのだろう。艶然とした笑みを浮かべて流し目を寄越しつつ、ポツリと零した。
言葉の刃は鋭く俺に突き刺さったが、そう言われれば返す言葉もない。今回は丸っきり詐欺師の手口もいいところだったから尚更だ。華琳という共犯がいたとはいえ、レ〇プと言われても否定は出来ない。……この程度ですませてくれる分、有栖は十分に優しかった。
「ふふ、冗談ですよ。私はご存じの通りの身体ですからね。一応の知識はあれど、する機会があるとは思ってもいなかったんです。それがああも熱心に求められたのですから、不思議と嬉しさすら湧いてきますね。まあ、相手が一刀さんだから、というのも大きいでしょうが……」
「そう言ってくれると、俺としても助かるけど……」
「とは言え、キズモノにされたのも事実ですから、これからもお付き合いくださいね?」
「そりゃあ俺としても嬉しい限りだけど、いいのか?」
「構いませんよ。差し当たっては、早速もう一杯いただきましょうか。別に美味しいわけではなかったんですけど、クセがあって不思議と飲みたくなるんですよね。身体が芯から温まるとでも言いましょうか……」
言うや否や、有栖は前傾姿勢となり、程なくして俺のジュニアは彼女の熱に包まれた。それだけでもじんわりとした心地良さがあるのだが、その上で舌が縦横無尽に動くのだから、もはや言語化出来ないレベルだ。……血の繋がりなど無い筈なのだが、流石は華琳の義姉妹と言うべきか。性に旺盛なのはそっくりである。
2回戦をしている内に華琳も目を覚まし、当然の如く参戦してきた。
日も高い内から何やってるんだろうな、と心の片隅で思いつつも快楽には勝てない。そのまま俺たちは食事の時間まで仲良く求めあっていた。
♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢
Bクラスの勉強を見ることになって何度目だろうか。僅かな例外を除き、誰もが高校生とは思えないほどの学力の低さ。それでも、ある程度は学力が向上した者がいるというのだから驚きだ。
いやはや、これは華琳や一刀さんが頭を抱えるのも分かるというもの。Aクラスとはあまりに違い過ぎる。一周回って、それが逆に面白い。
離れた場所で他の生徒の面倒を見ていた桔梗さんだが、一旦休憩と言わんばかりにこちらに向かってきた。
「やっほー、有栖さん。そっちはどんな感じ?」
「順調、と言えば順調なのでしょうかね? 着実に覚えていってはいますから」
「ゴメンね~、こんな面倒なことタダでやってもらっちゃって」
「お気になさらず。以前にも言いましたが、私はこのクラスへの移籍を望んでいますからね。その時のための顔つなぎと思えば、これもそれほど苦ではありませんよ」
私が面倒を見ているのは須藤という生徒だった。バスケ部に所属している、見た目は不良然とした男だ。外見に過たず学力は低く、運動能力に優れているそうだ。
以前は華琳が面倒を見ていたらしいが、今月になって華琳は生徒会へ入会した。それに伴い、着々と勉強を見る時間が減っているとのこと。
元々の学力が低いというのに、須藤は部活への参加を優先している。バスケへの情熱は確かであり、その点を認めはするものの、華琳が面倒を見ていればこそ何とかなっていた部分も、これでは遠からず元の木阿弥となってしまう。
須藤の身体能力は捨てるに惜しく、故に彼の退学を防ぎたい華琳。
Aクラスに楽しみを見出せず、華琳や一刀さんが所属しているBクラスに移りたい私。
直接とは言わずとも、間接的には目論見が一致したこともあり、私は華琳の――正確にはBクラスリーダー陣の頼みを引き受けたのだ。
「あ~、クソッ、分かんねぇ……ッ!」
それでも、私はCクラスからやってきたアルバイターよりはマシだろう。思惑がどうあれ、対外的には義姉妹たる華琳への義理人情からの行いとなっているので、当然ながらポイントは貰っていない。その代わりと言うわけでもないが、須藤以外の勉強を見る必要もない。
須藤も須藤で華琳に勉強を見てもらっていたからか、Bクラスの中では比較的マシな部類であった。バカであるのは確かだが、『勉強に対する心構え』という点では他の者たちを追い越しているだろう。
理由として、華琳は須藤に対し勉強をする目的にバスケを絡ませていたのだ。
須藤はバスケのプロ選手になることを目指している。プロになったら海外試合もあるだろう。そして海外に行けば、主に英語を使うことになる。ならば英語を覚えておいて損はない。……そんな感じだ。
英語以外の科目もどこかしらでバスケと関連付けて言いくるめ、帰宅後の自習を徹底させていた。
そういったこともあり、須藤の面倒を見るのは比較的楽だった。何かにつけてバスケと絡ませれば、後は自分で勝手に学んでくれる。ちょっとした部分は自分で教科書を見直して、どうしても分からない部分のみ訊いてくるのだ。……今の彼は、何事も心構え1つという考えを体現しているに等しい。
実際、バスケが絡んでいる――と思っている――からか、問題が解けないことに苛立ち、頭を悩ませながらも、須藤は決してペンを放り投げたりはしていない。彼の中で、勉強を行う上での目的意識が成立している証である。
まあ、その実は『嘘も方便』とか『馬鹿と鋏は使いよう』なのだが……。結果として学力が上がる以上、須藤も文句を言いきれまい。
「……あれ?」
「どうかしましたか?」
私が須藤に教えている部分を見た桔梗さんが首を傾げた。
「いや、私の勘違いだったら申し訳ないんだけど、範囲ってこうじゃなかったっけ?」
桔梗さんはポケットからメモ帳を取り出し、ページを開くと私に見せてきた。そこには各教科の中間テストにおける出題範囲として発表された部分が記されている。
「間違いではありませんが――間違ってますね。その範囲は先日のホームルームで修正されています。今は……こうなってますね」
私もまたメモ帳を取り出して修正されたテスト範囲を見せる。被ってる部分が無いわけではないが、被ってない部分があるのも間違いない。
互いのメモ帳を見比べた桔梗さんは、やがてその顔から色を失くした。
「え、これマジ? それっていつ?」
「たしか……先週の金曜でしたかね? 私やCクラスがBクラスに勉強を教え始めた日です。てっきり、それもあって頼んできたのかと思ったのですけど、もしかして違いましたか?」
Cクラスはいざ知らず、私が勉強を見るようにお願いされたのは金曜の昼休みだ。出題範囲の変更もあって、なりふり構わぬ手段に出てきたと考えていたのだが、桔梗さんの顔色を見るに、どうやらそれは違ったらしい。
♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢
やってくれたな、茶柱ァッ!
有栖さんからテスト範囲の変更を聞かされた私は、内心の怒りを面に出さないようにするので手一杯だった。
当初発表された範囲が違っているのは既に知っていた。赤点回避手段を確認すれば一発で明らかなのだから。
しかし、正規の範囲が発表される前にそれを知っているのはおかしいことになる。故に、範囲の変更が発表されるまでは、テスト範囲外と分かっている部分も教えないわけにはいかなかった。まあ、そもそもの出来が悪い以上、基礎固めと考えればそれも許容出来た。
赤点回避手段――すなわち過去問と解答を見せたところで、どうしてそうなるかが分からなければ覚えきれるわけがない。特に数学はそれが顕著だろう。大概数学というものは、式と答えが合っていないと正答とは取られないものだ。答えだけを覚えたところで、良くて部分点しかもらえないだろう。最悪の場合はカンニングを疑われかねない。
過去問と解答を用意しても、それを覚えられるだけの下地がなければ大した効果は見込めないのだ。
分かり易い例を挙げれば、ゲームの攻略本だろうか。
自分のプレイしている、或いは興味のあるゲームであれば、攻略本を見れば大凡理解は出来るものだ。RPGであれば、ここにはマヒにしてくる相手がいるから、耐性を持つ装備を用意する必要がある。アドベンチャーゲームであるなら、この選択肢を選ぶと相手の好感度が大きく下がる。……こんな感じに。
が、そもそもゲームに興味を持ってない人物であると、攻略本を見てもそこまでの情報を拾い上げられなかったりする。デカデカと書かれているような内容ならともかく、このマップで出現する敵一覧の特性なんて目に入らないかもしれないし、仮に入ったところで首を傾げるのが関の山だろう。
如何な攻略本とて紙数には限りがある。全ての内容を事細かに載せきれる筈もなく、またプレイユーザーを前提にしている以上、簡略化出来る部分を簡略化してあるのはある意味当然で、初見さんお断りとなってしまうのは仕方のないことだ。
過去問と解答もそれと同じ。満点へと導く素材も、扱う者次第で赤点を回避するだけの物に成り下がってしまうのだ。
実際、去年と一昨年も問題自体は同じだったが、出題される順番は異なっていた。答えだけを丸暗記したところで、結局は解答欄がズレてしまうだけなのだ。それでも、一応の慈悲なのか順番が変わってない問題もあり、最低でも51点は取れるようになっていたが。
だからこそ、私たちはテスト範囲変更の発表を今か今かと待っていた。よりよく過去問を活用してもらうためにだ。……それがなんだ。先週の金曜には変更が発表されていた? うちのクラスは聞いていないぞ、そんなこと。
私がキレるのも無理はないと言えるだろう。
「ちょっとゴメン、席外すね。茶柱先生に確認してくる。このメモ帳、借りていってもいいかな?」
「構いませんよ」
範囲はこれで合っていると知っているが、『先生に確認した』という体裁は必要なのである。私は早歩きで職員室への道を突き進んだ。
程なくして辿り着いた職員室には運よく茶柱がいた。放課後になっているので、他の場所にいる可能性も捨てきれなかったのだ。
確認だけなら他の先生でも構わないのかもしれないが、茶柱にはミスを償ってもらわねばならない。そのためには本人に確認するのが絶対条件。
職員室内には他にも何人かの先生がいたが、そんなことは気にせず、私は茶柱の元へと向かった。
「ああ、そう言えばそうだったな。失念していたよ。範囲はそれで合っている。クラスの皆にはお前から伝えておいてくれ」
問い詰めた結果がこの返答である。悪びれた様子もない。
流石にこれには温厚な私もカチンと来てしまった。……え、嘘つくなって? 温厚だよ、認めるに足る相手には。
「はい、分かりました。――が、それはそれとして先生にお願いがあります。人間、完全でも万能でもありませんから、ミスが起こるのは仕方のないことです。けれど、ミスをすれば怒られるのもまた道理です。反省を促さなければ、いつまでも改善はされませんからね。……そこで、先生にも反省を形にしてもらいたいと思います」
「これはまた不思議なことを言うな。授業で習ったことをキチンと覚えているか確認するためにあるのがテストだ。範囲の変更を伝え忘れたのは確かに悪いと思うが、真面目に授業を受けていれば赤点を取ることはあるまいよ」
「論点をずらさないでください。先ほども言いましたが、人間は完全でも万能でもないんです。だから予習や復習もあるんですよ。先生が範囲の変更を伝え忘れた結果、ともすれば私たちは本番までそれに気付かなかった可能性もあるんです。今回は気付けましたが、次回以降が無いとどうして言えますか? 言えないでしょう?
その可能性を減らすためにも、そして私たちが今後も先生を信用するためにも、反省を形にしてください、とそう私は言ってるんです。……早い話、中間テストで良い点を取ったらご褒美として該当者にPPをください。そんな美味しい餌でも用意しないと、勉強の出来ない人たちはヤル気を失くしてしまい、それこそ赤点回避に終始するでしょうからね」
結果、職員室の真っ只中で、堂々と私は茶柱に脅しをかけた。……が、これで問題視されることはあるまい。言ってることは尤もだし、そもそもにして茶柱のミスに端を発している。
担任のミスにより、生徒のヤル気が削がれる可能性があるのが現状だ。最悪の場合は担任への不審感から学級崩壊も起こり得る。
ならば、担任としてはそれを防ぐ義務がある。学級崩壊も1つの結末だとはいえ、学校側に端を発してはならないのだから。
この学校の制度自体が、それを端的に表している。厳しい
今回もそれと同じだ。茶柱のミスで生徒のヤル気が削がれたのなら、茶柱の手で生徒のヤル気を跳ね上げればいい。他ならぬ被害を受けた生徒自身の提案なのだから、決して完全否定は出来やしない。
しかし、そもそも今回の中間テストは学校側の用意した出来レース。小テストに用意された難問がそれを示唆している。本来なら高校2年生や3年生になってから習う筈の問題を組み入れた意図は、『先輩に確認しろ』という学校側からのメッセージ。
一刀くんが生徒会長と丙家先輩から受け取った過去問は文字通りに1年分だ。その内、1年1学期の中間テストと先日受けた小テストのみ、ものの見事に同じ内容だった。
つまり、学校側の意図に気付きこれを入手出来れば、十中八九に初回の赤点は回避出来るという寸法だ。
本来ならポイントによる交渉を実施させる思惑もあるのだろうが、一刀くんは過去問を手に入れるのに1ポイントも使っていない。その恩恵を受ける私たちもまた同じ。……まあ、人脈もまた実力ということだ。
ともあれ、出来レースともあれば茶柱が渋るのも無理はない。――と、そう思っていたのだが……。
「はぁ……。まったく、今回のクラスは本当に例年とは大違いだな。いいだろう。中間テストで良い点を取ったら私からPPをくれてやる。順位式とボーダー式、どちらにする?
順位式ならば、それぞれの科目と総合でトップ3に入った生徒に。ボーダー式ならば、一定点数以上を取った生徒に。……現時点で具体的な支給ポイントまでは教えられんが、ボーダー式なら均一となることぐらいは教えよう」
「肝心のボーダーは?」
「それも言えん。言ってしまえば、『その点数さえ取れればいい』という考えを生みかねんからな。心配するな、流石にボーダーが100点などという無茶は言わんよ」
存外茶柱はゴネなかった。むしろ、アッサリとし過ぎている。……そこが疑問ではあるが、まあ、ここまで引き出せただけでも私としては十分だろう。
チラリと茶柱の表情を見て、もしかしたら元々そのつもりだったのかもしれない、と思い至った。ニヤリと人の悪い笑みを浮かべているが、本当に喜んでいる様にも感じ取れたからだ。……伊達に中学時代をコミュニケーションに費やしてきたわけではない。機微を見るのは得意な方だ。
ならば何故こんな真似を、と考えて1つの予想が付いた。『機転を利かせて言質を引き出せる生徒がいるかを測っていた』とするなら、その喜びにも納得がいく。吼えるだけの生徒や、すぐに引き下がる生徒に用――或いは価値――はない、と言ったところか。
それはそれで更なる謎を呼んでしまうが、ともあれ、2択の答えを言わなければならない。茶柱の思惑など後回しだ。
まあ、どちらを選ぶかなど悩むまでもない。そもそもの前提として『クラスメイトのヤル気を引き出す』必要があるのだから。
「ボーダー式でお願いします」
「了解した。精々上手く活用しろ」
「はい。……それでは、失礼しました」
茶柱に不気味なモノを覚えつつ、私は職員室を後にした。
頑張って描写してみた。このくらいならR-18じゃないと思いたい。
テスト範囲変更の発覚元は有栖にチェンジ。そもそも堀北勉強会が発足してないので。
あとは茶柱先生の行為に説明付け。この先生なら過去問への誘導以外の意味もあるだろう……と。
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