とある魔術と戦う乙女。   作:ぴょんぴょん

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上条達とプリキュアサイドが出会います。


出会い。

上条やなぎさ、ほのかたちが学舎の園へ行くことを決めた時、その周辺ではある事件が起こっていた。

「本当、この街にいると、退屈しないわね〜」と、呑気にいうのは、学園都市に7人しかいないレベル5のうちの第3位、無敵の電撃姫こと御坂美琴である。その隣にいるのは、レベル4、テレポートの使い手、白井黒子である。

その御坂美琴たちが見つめる先には、レストランが全てのガラスにヒビが入っている状態で建っていた。

「お姉様、そんな呑気に言ってる場合ではありませんの…幸いけが人はいないようですけど、万一レベルアッパー事件の時のようなことがあると…」と、御坂の隣にいた白井は言う。

「でも黒子、あんな物特殊な事例じゃないの?ある訳ないでしょ?」と気楽に答える。

黒子は、「……そうですわね…あんなこと滅多にある訳が…一応、アンチスキルに報告してきますわ。近じか、ここも一般開放されますし、警戒するに越したことありませんし…」と、答える。

「そうね、その方がいいわ。じゃ、私は先帰ってるわよ〜」と能力で転移していった黒子の背中に向かって言う。

 

 

「はぁ、立ち読みでもして帰ろうかな…」

 

 

 

 

 

「もう少し…もう少しだ………私の力が覚醒するまで………学舎の園で…力を…」と、苦しそう倒れこみながら言う一人の男がいた。今回の事件が世界を巻き込む大惨事にいたろうとは、御坂も始め、誰一人として予測出来なかった。

 

 

 

 

いよいよなぎさたちや、上条が学舎の園に行こうとする数日前、学園都市のとあるマンションでは………

「あァ…?学舎の園だァ?なンで俺がクソガキ連れて仲良くそンな所に行かなきゃいけねェんだよォ!黄泉川ァ!!」とかなりの剣幕で怒鳴るのは、学園都市でも別格の強さを誇っている第一位、一方通行(アクセラレータ)である。訳あって今は首のチョーカーの電源を入れないと、能力のベクトル操作を使うことは出来ないが、それでもかなり強い。

「だって私には仕事があるじゃん!」と、緑のジャージを着た、黄泉川と呼ばれた女性はけろっとして答える。

「一方通行、連れてってくれないの?行きたい!行きたい!…とミサカはミサカは泣きそうな顔で行きたいアピールしてみたり…」と、自らをミサカと呼ぶ、アホ毛の少女は胡散臭い泣き顔をしながらアクセラレータを見つめる。

「……………。」

「………………。」

「…………………。」

「……………………。」

無言で一方通行を見つめる二人とそれにまけじと睨み返す一方通行。 この状態がしばらく続き……

「………………あーァもォ分かった!行きゃァいィんだろ!……クソッタレが….」と、一方通行は諦めた様子で言う。

「そうか、いってくれるのか?たすかるじゃんっ!」

「やったー!と、ミサカはミサカは全身で喜びを表現してみる!」と、2人とも嬉しそうに言う。

ミサカが楽しそうにくるくる回っている間に黄泉川が、

「実は最近学舎の園で物騒な事件がはやってるじゃん…本当は行かせたくはないんだけど、ラストオーダーが行きたいって聞かないじゃんよ…だから一方通行、あの子のことををたのむじゃん……」と、黄泉川は先ほどとは打って変わり、真剣な顔をして言う。

「……………クソッタレが……!」と、誰に言うでもなくつぶやく。

それを聞き、「じゃ、私は風呂、入ってくるじゃん!」と、言って風呂場に行く黄泉川。

 

 

「……不幸だよなァ….クソッタレが……!」

 

 

 

 

それからしばらくして、今日はいよいよ学舎の園が一般開放される日。

なぎさたちは…

「なぎさ遅いなぁ…」と、駅の前で、ほのかはつぶやく。

「どうせ寝てるミポ」と、ほのかのカバンの中のぬいぐるみみたいな動物(?)が喋る。

「……あ、ほのかさんっ、なぎささん来ましたよ!」と、ほのかの隣にいた金髪の女の子、九条ひかりが言う。

しばらくして、「ごめんごめん……メップルが………」

「メップルは何もしてないメポ!起こしてあげただけメポっ!」と、メップルが言う。

「で、なぎさ、本当のところはどうなの?」と、優しく聞くほのか。

「……………寝坊です……」と、諦めたように言うなぎさ。

「…もうっ。なぎさったら…まぁ、早めの集合時間に、しといてよかったわね…」

「え、早めだったの……もう少し寝れば良かったなぁ…

「「「「「なぎさっ(さん)!」」」」」

「あははは、冗談だってさあ、行こー!」

「電車で行くポポ?楽しみポポ!」と、今度はひかりのカバンの中の動物、ポルンが言った。

 

 

「食べ放題かぁ…楽しみー!」

 

 

 

 

一方その頃、上条当麻の学生寮では……

「ぎゃーーーー!不幸だぁーーーーっ!」と、当麻はインデックスに噛みつかれながら叫んでいた…

「当麻が悪いんだよっ!なんで冷蔵庫の中がからなんだよっ!」とやっと当麻から離れたインデックスは叫んだ。

(まずい、まずいぞ上条当麻。なんとか言い訳を考えないと、今回ばかりは流石にまずいぞ………そうだっ!)

「な、なぁー、インデックス、今日は学舎の園に行く予定だろ。そして料理は食べ放題、なら出来るだけ腹を空かせていった方がいいとおもってな…」

「……トーマっ!それはグッドアイデアなんだよっ!……………でも、やっぱり口寂しいんだよっっ!」と、ゆっくりと当麻に近づくインデックス。

「ちょっ、ちょっとインデックスさん………。ぎゃーーーー、やっぱり不幸だぁーーーーーーーーーー!」と、今日も相変わらずな上条さんであった。

 

 

やっとのことでインデックスが離れて、「トーマっ!早く学舎の園にいくんだよっ!」

 

 

 

 

その頃、上条たちは…

「よし、インデックス、着いたぞ………こっから入るみたいだな…よし、行こう!」と、特別に設けられたらしいゲートを見ながら上条は言う。

「やっとついたんだよ…もう少して背中の皮とお腹の皮がくっつくところだったんだよ!」と、ゲートを通りながら、ぐったりした様子でインデックスは答える。

「…そんな言葉どっから覚えて来たんだよっ!」と、笑いながら言い、「まずはどこからいく?」と尋ねる。

「ステーキが食べたいんだよ!」

 

「こんな時間からよくそんなもんが食えるな…ステーキは………こっちだな。」と、学舎の園の案内板を見ながら言う上条。

 

 

 

 

一方、なぎさたち一行は…

「あぁー、やっとついた……朝たべてないんだよねー、時間なくて…」と、げっそりした顔で言うなぎさ。

「あそこから入るみたいですよ。」と、ゲートを指差しながらひかりが言う。

「わたしももうお腹ペコペコ〜。」と、ほのかも言う。

「ポルンもお腹すいたポポっ!早くいくポポっ!」と、ポルンが言う。

「ちょ、ちょっとポルン、こんなとこで声出さないでっ!」とひかりは慌てて言う。

 

 

「まずはステーキが食べたいかなっ!……えぇと……場所を………あの人に聞こうっ」と、上条とインデックスの方へ向かうなぎさ。

「あ、ちょっと、こっちに案内がでてるわよ!」と、慌てて追いかけるほのかたち。

「あの、すいませーん、このステーキ屋さんにはどう行けばいいんですかー?」と、上条に訪ねるなぎさ。

「あぁ、そこなら俺たちも行くところだ、一緒にいこうか?」と、上条は提案するなぎさ。そこで…

「トーマ、わたしがトイレに行っている間に女の子と一緒にいるのはなんでなのかな?本当にトーマはいっつもそうなんだよ…!」と、上条に後ろから近づき…

「がぶっ!」

「あぁーーーー、不幸だぁーーーーー!」

「えぇと…」

「これは…」

「どういうことでしょうか?」

「インデックス、た、頼むから落ち着いてくれっ!この子達は同じステーキハウスに行くって言うから、そこまで一緒に行こうって話をしていただけだっ!」と、必死に弁解し、やっとインデックスを振りほどいて…

「ごめんね………変なとこ見せちゃって。さ、行こうか。 …と、その前に、自己紹介をしておこうか。俺は上条当麻。この学園都市の高校生だ。まぁ、能力は使えないけどな…んで、こいつは居候のインデックス。」

「よろしくなんだよっ!」と、誤解していたことを悪びれもせず、元気に挨拶をするインデックス。

「あ、私は美墨なぎさですっ!中学三年です!」

「私は雪城ほのかです。なぎさとは同じ中学校です。よろしくお願いします。」

「あ、私は九条ひかりです。二人と同じ学校の一年生です。」

と、各々が自己紹介を終え…

「さ、自己紹介も終わったところで…」と、言おうとすると…

「久しぶりー!って、ミサカはミサカはあの時みたいにあなたの腕にしがみついてみる!」と、アホ毛の少女、ラストオーダーがいきなり上条の腕にしがみつきながら言う。

「ラストオーダー?こんなとこでなにしてんだ?」と、半ば驚きながら尋ねる上条。

(この子はあの時の子だ…)

「今日はあの人と一緒じゃないの?」と尋ねるインデックス。

「はしゃいでたらはぐれちゃったんだよ。ってミサカはミサカはあまり気にせず答えてみる!そんなことより、あなたもここでなにしているの?って、ミサカはミサカは尋ねてみるっ。」

「俺たちは今からステーキを食べに行こうと…ってか、インデックス、なんでラストオーダーを知ってんだ?」と、途中で気づく上条。

「前に一緒にその子を探したんだよ!」と、答えるインデックス。

 

「あぁ、そういや、その人にハンバーガー奢ってもらったとか言ってたな、そういえば…」と、少し前にあった話を思い出して答える上条。

「あのぉ…よくわからないけど…そろそろ行きませんか?お腹空いちゃって…」と、なぎさは少し遠慮がちに言う。

「あ、そうだった!詳しい話は店でしようか。 ラストオーダー、一緒に探してやるから、お前も来るか?」

「いくいくー!って、ミサカはミサカは即答してみるっ!」

「インデックスちゃんは、いつもその格好なの?」と、インデックスに尋ねるのはなぎさである。

「当たり前なんだよっ!私は敬虔なイギリス正教の修道女なんだよっ!それと、ちゃんは少し余計かも…インデックスでいいんだよっ!」と、インデックスは言う。

「じゃあ、インデックス。なんでその修道服、安全ピンでとまってるの?」と、不思議そうに尋ねる。

「それは………いろいろあったんだよ…」と、少し困った顔で答える。

「いろいろ…ねぇ…まぁ、深くは聞かないことにするよ」と、返すなぎさ。

「そうしてくれるとありがたいかも…」

と、二人が話している後ろでは…

「へぇぇー。学園都市って、そんなに技術が進歩してるんですかっ!」と、ほのかが上条の話を聞きながら感嘆する。

「たとえば…あの円筒形のロボットは、掃除や喫煙者への注意の呼びかけ、無茶な能力使用者の逮捕や、その他の警備などを一手に引き受ける万能ロボットなんだ。電力も電波で補給しているし…」

(良かったぁ…昨日(補習で)習ったところで…)と、安堵する上条。

「電波で電力を…そんなことが…可能なんですかっ!」と、驚きながらひかりが尋ねる。

「俺も詳しいことまではわからないけど、電子レンジを含むマイクロ波加熱装置で、従来、被加熱物へ吸収されない高周波電力は、抵抗体…つまり、水とかのことかな…により吸収・発熱して空間へ廃棄されるはずのものをレクテナ技術…だったかな…って言う技術を応用して、電波エネルギーを高効率で電気に変換することが可能になったんだとか…だったかな?」

「なるほどっ!レクテナ技術を応用するんですねっ!」と、分かったように言う。

「え、今の説明で分かったの…」

「えぇ、大体っ!そうか…あれを応用すれば、確かに可能かもしれないですね…」と、半ば独り言のようにつぶやくほのかを見て、

「……………,」と、言葉も出ない上条であった。

その隣では、ラストオーダーと九条ひかりが…

「あなたの髪の毛綺麗な色をしているねっ!ってミサカはミサカは羨ましそうに見つめながら言ってみるっ」

「そうかしら?あまり意識したことないから…そんなことよりミサカさんはなんで軍用のゴーグルをもってるの?」と、ひかりは質問する。

「へへんっ!これは前にミサカの下位個体からかっさらったんだよっ!って、ミサカはミサカはゴーグルを見せながら自慢してみたりっ!」と、自慢げに物騒なことを言うラストオーダー。

(下位個体…妹のことかしら…それにしても、変ないいかたね…)

「へ…へぇ、そうなんだっ…」いささか返答に困ったようだ。

 

そうこうしている間にステーキの店が見えてきた…が…

「なぎさっ!変な気配を感じるメポっ!」

「いつものとはなんか違う感じミポっ!」

「あれ、今なんか声が聞こえたような…」と、上条は辺りを見回しながら言う。

「な、なんでもないですなんでもっ!ねぇほのかっ!?」

「そ、そうそう、なんにも聞こえなかったですよ?あ、私たち少しトイレに…ちょっと待ってて下さいっ!」

「ん、あ、あぁ、じゃあここで待ってるから。」と、少し不思議そうな顔をしながら言う上条。すると、

「ねぇ、トーマ。魔術の流れを感じるんだよっ!……でもなんか少しへんなんだよっ!なんか、得体の知れないものとまざってるんだよっ!」と、上条に言うインデックス。

ラストオーダーも、「私も微弱で特殊な電気の流れを感じるっ!って、ミサカはミサカはそっと解説してみる!」と言う。

 

 

「はぁ…結局こうなるのか…不幸だよなぁ………………じゃ、三人が帰ってきたらお前たちは避難してろ。俺がなんとかやってみるっ!」

 

 

トイレに行った三人と三匹は、「ちょっと二人とも、変な気配って…まさか、ザケンナー!?」と、なぎさが言う。

「わからないポポ。でもいつもとは全然違うポポ!………怖いポポ……」と、ポルンが泣きそうになりながら言う。

「それなら、早くあの三人の所に戻らないと…」と、ひかりが慌てた様子で言う。

「そうね、早く戻らなくちゃ!」と、なぎさはトイレから出ながら言う。

「あ、帰ってきたな。美墨、雪城、九条。少しマズイことになったみたいだ。この二人と一緒にこっから離れてくれ。俺は…」…少し用事が…と言おうとした所で、いきなり周囲を爆風が襲う。

「来やがったか!早く物陰に隠れろ!」と、怒鳴る上条。

「分かったんだよ。トーマ気をつけてね…」

「あぁ、わかってる。早いとこ終わらしてみんなでステーキだっ!」と笑ながら送り出す上条。

 

 

(行ったか……二人が言う通りなら、俺の右手にも勝機があるはずだ…)

 

 

「ねぇ、インデックス。上条さん一人にしてだいじょうぶなの?」と、なぎさが尋ねる。

「大丈夫なんだよ!トーマはいっつも私のことまもってくれるもんっ!」と、自信ありげに言うインデックス。

「あの人はとってもすごい人なの!って、ミサカもミサカも同調してみるっ!」と、ラストオーダーも言う。

ほのかたちは、三人で、

「どうする、私たちが変身しなくても大丈夫かな…」

「分からない。でも、外で変身するのは流石にまずくない?」

「そうですね。上条さんには悪いですが、とにかく様子を見てみましょう…」と、三人は小声で相談する。

 

 

 

 

 

一方、ラストオーダーとはぐれた一方通行は、

「…………クソッタレが…あのガキ、また勝手に…そういやァ黄泉川の奴が、あのガキのケータイにGPS取り付けたとか言ってたっけかァ…」と、自分のケータイを取り出しながら言う一方通行。

「おい、黄泉川ァ、あのガキのGPSコードを俺のケータイに送れェ….早くしろよォ…」と、返事も聞かずに要件だけを言う。

しばらくして、GPSコードがおくられてきた。

(………なるほどなァ、ここからそう遠くはねェみたいだなァ…)

と、GPSに表示された方角を見ると、そっちの方向で黒煙が巻き起こり、大きな音がした。

 

 

(チッ……急がねェと、マズイことになりそうだなァ…)と、首のチョーカーのスイッチに手をかける。

 

 

 

 

「お姉様、手伝っていただいでありがとうごさいますですの!」と御坂に向かって言う白井黒子。

「いいって、学舎の園をそれとなく見て回ってればいいだけでしょ。」

彼女たちは、今日の一般開放に合わせ、厳重警備に当たっているのだ。本当は一般人の御坂には関係ない話なのだが、学舎の園にいる人間で、なおかつ学園都市最強のうちの一人なので、特別に警備を任されているのであった。

 

 

「何も起こらないといいわね…」と、つぶやいた瞬間、辺りに爆発音が響く。

「お姉様っ!!非常事態ですの!!ここから少し離れたところで、いきなり店が爆発したそうですのっ!」と、黒子が自分の携帯端末で会話をしながら御坂に伝える。

「やっぱり何かおこるのね…」と、御坂はやれやれといった表情で言う。

「お姉様っ!私はちょっと現場にいってきますの!」

「………黒子、あんたは一般人の避難を。現場には私が行くわ。」と、御坂は言う。

「お姉様…それは」できません…と言おうとしたところで、

「何が起こってるか分からない以上、私が行って、黒子は避難誘導をした方が、効率がいいと思うの…」と、御坂は諭すように言う。

「お姉様………分かりましたわ。私も避難誘導が終わったらすぐに駆けつけます…どうかご無事で…」と、御坂に言い残し、黒子は転移していく。

 

 

(黒子。私はもう、あんたを巻き込みたくないの…どんなことがあっても…)

 




敵は次にでて来ます。
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